えいな 11/1～2 紙本祭7【ｽﾍﾟｰｽ：上85】
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えいな 11/1～2 紙本祭7【ｽﾍﾟｰｽ：上85】
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だいたい百合と田村ゆかりさんで出来てる。アイカツ勢。百合の字書きをやっている。 BLはたしなみ、百合は人生。 推しカプは「今やすっかり仲良し♥Wミューズのあこちゃん🐈＆きららちゃん🐑」
これまでに書いたssの置き場 https://kaka-denka.hatenablog.com/
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さっきネットプリントを印刷してきたことを報告します
フォロワーがネットプリントに追加したマンガを印刷したもの
November 7, 2025 at 8:25 AM
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近所で満開になっていた金木犀
金木犀の写真
November 6, 2025 at 2:14 PM
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明日芸カらしいから、芸カ行けないけど、きらあこR18コピー本の在庫復活させといたんで良かったら見てみてください
通販ページ→ order.pico2.jp/kaka_denka/
百合二次創作小説コピー本の注文画面
November 2, 2025 at 11:42 AM
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これは新刊百合小説コピー本のおもな登場人物紹介のページと後書きもどきのページです。こんな感じのスタンスでやっているのでよろしくお願いします
新刊百合小説コピー本のおもな登場人物紹介のページ 新刊百合小説コピー本の後書きもどきのページ
November 1, 2025 at 5:22 AM
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紙本祭7、本日この後12：00～開催です✨
会場： x.gd/IQTrA
当サークル詳細ページ： x.gd/9XdOk

新刊はオリジナル百合小説コピー本(100円)です
ピコ通販( order.pico2.jp/kaka_denka/ )で頒布しています
※今回ご購入いただくと「しおりの代わりに挟める紙 兼 ふたりのその後ssミニペーパー」がついてきます

お品書きも貼っておきます～
Web同人誌即売会の当サークルのサークルカット Web同人誌即売会の当サークルの頒布物。新刊コピー本と既刊の紹介
November 1, 2025 at 2:28 AM
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秋の味覚を口に放り込んでいっぱいにして憂さを晴らしていくぜ
ぶどうのパフェの写真 ぶどうのパフェの写真
October 4, 2025 at 7:42 AM
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キミプ映画観てきました。ライブシーンてんこ盛りだったし、女女もかなり盛り盛りだったから、ライブシーンがいっぱい見たい人と女女関係性が見たい人におすすめです。リンク先にネタバレ感想を書きます。 fse.tw/ZaO674PM
映画キミとアイドルプリキュア♪の劇場入り口の掲示
September 16, 2025 at 3:26 PM
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やや注意どころではなく既にお腹を壊しており、三半規管がおかしいのだが、明日にかけて一体どうなってしまうのか
気圧アプリ「頭痛ーる」の画面。現在時刻では気圧グラフには「やや注意」と表示されている
September 4, 2025 at 10:27 AM
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アサイーボウルを食べたので、胃の中がフルーツだらけになってる
アサイーボウルの写真。バナナといちごとブルーベリー、パイナップルなどが盛り付けられている
August 26, 2025 at 7:49 AM
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それにしても大阪、参政がトップ当選したらほんまに無理なんやけども……(全国どこよりも保守が弱く、そこを維新がかっさらってきた大阪(最悪)でしたが、最近維新がすっかり落ち目で弱まってきてて、それで次に台頭するのが参政とか、さすがに情けなさすぎる)
2025参院選 大阪選挙区の情勢報道の表。
July 19, 2025 at 2:15 PM
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7/10のきらあこssを書きました🐑♥🐈
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　いつものように食卓に並んで座って、手を合わせていただきますをして。テーブルの上には二人で協力して準備したご飯とおかずが並んでいる。もちろんどれから食べてもいいのだが、今日のところは最初に手をつけるものはやはりこれだろう。そう思ったきららが隣を見れば、思った通りあこもその小鉢を手に取っていた。きららも自分の前に置いてある同じ小鉢を取って、あこがしているのと同じように箸でかき回し始める。 　納豆。それは大豆を発酵させた食品である。この間、朝の情報番組にあこが出演した時、その日のお料理コーナーのテーマが『納豆をおいしく食べる』というものだった。そこで覚えてきた納豆のおいしい食べ方をぜひ実践しようと、今日はちょっとお高めの納豆を買ってきたのだった。 　しばらくかき混ぜていたらだんだん手がだるくなってきた。 「ねえあこちゃん、これってあとどれくらいかき混ぜるの～？」 「あともうちょっとですわ。ほら、ねばねば部分がふわふわになってきましたわ。たくさん混ぜればおいしくなりますのよ」 「え～っ、結構頑張ったし、あと１回混ぜるのも２０回混ぜるのもそんなに変わんなくない？」 「変わりますわ。全然違いましたのよ。混ぜれば混ぜるほど、ネバネバに含まれているグルタミン酸とフラクタンという成分が増えてうまみが増すんですの！　手を止めたらうまみ成分が上手く増えませんわ。かき混ぜ続けますのよ。アイ！カツ！アイ！カツ！」 「むぅ。お腹すいてるのに……それにこれってアイカツ？」 　きららは不満げに言ったけれど、頑張って混ぜているあこを見ていると、ひとりで先に食べ始めるのもなんだか忍びなく思えてきた。まぁおいしいのが食べれるならしょうがないか、なんて呟いて、あこに倣ってアイ！カツ！アイ！カツ！と言いながらかき混ぜを再開した。 「これでかき混ぜ完了ですわ！　早速いただきますわよ」 「やった～！　もうお腹ぺこぺこ！」 　ふわふわにかき混ぜられた納豆をほかほかのごはんにのせて口に含む。 「んん～～！なんかちょっと混ぜるだけよりおいしい！　」 「ええ。ネバネバがふわふわになって、大豆本来の甘みもちゃんと感じられて、とってもおいしいですわ～！」 「それに栄養もいっぱいあるんだよね？」 「ええ。アンチエイジングに免疫力アップ、整腸作用。身体にいいこともりもりですわ」 「めっちゃすごい～！」 　そうして二人で納豆とごはんをもぐもぐ食べて、他のおかずもきれいに平らげた。 「きらら、口元に納豆がついてますわよ」 「え！？　ほんとだ」 　ついていた納豆をひょいと摘まんで口に放り込りこんだが、それと同時に自身の口の周りがなんとなくべたついていることに気が付いた。 「納豆って健康によくておいしいけど、ネバネバでベトベトなのはちょっと……それに匂いもあるし」 「まぁこれは仕方ありませんわね。このネバネバでベトベトなところが納豆らしさでもありますし」 「でもこんなんじゃあこちゃんとちゅーするのもちょっとやだよ」 「にゃ！？　急になんの話をしてますの！」 　真っ赤になったあこが言えば、きららは真剣に言葉を返す 「だってちゅってしたらネバネバでちょっと匂うんだよ！？　イヤでしょ？」 「それはそうですけれど、そんなのすぐに口をゆすいでハミガキもすれば問題ありませんわ！」 「それもそっか～。じゃあ早くハミガキしよ！」 「え、ええっと……」 　きららはすくっと立ち上がり、洗面台の方へ行こうと促してくる。歯を磨くことはいいことだ。虫歯も防げるし、見られる仕事であるアイドルの身としては口の中は美しく清潔にしておきたい。いつもなら食事の後はちゃんと歯を磨きたいと思うし、あこの方がきららにちゃんとハミガキするんですのよ、と促す側だ。 　けれども今この瞬間は、ここで間髪入れずに立ち上がったら、ハミガキの後にするであろうことに、ものすごく乗り気みたいになってしまうのではないか……？ 「どしたのあこちゃん？　ハミガキしないの？　ネバネバのベトベトでいいの？」 「よ、よくはありませんけれどっ」 「ほらほら、ピカピカのツヤツヤになりにいこ！」 　調子よく言うきららの瞳の奥が一瞬、蠱惑的にきらめいた気がする。余計に顔は熱くなって胸が高鳴り始めたが、このままこうして座っていてネバネバのベトベトのままでもいられない。ゆっくり立ち上がったら、きららが優しく微笑みかけてくる。二人で手を繋いで洗面台に向かって歩いていった。
July 10, 2025 at 2:44 PM
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期日前投票行った帰りにケーキ屋で旬の果物を使ったケーキを買って、もりもり食べました✌完璧の日✨
投票所来場証明書の写真 桃のケーキとブルーベリーのケーキの写真
July 10, 2025 at 11:47 AM
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七夕のきらあこ書きました🎋🐑♥🐈🎋
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　無事に仕事を終えて、自宅であるオートロックマンションの前にたどり着いたあこは、神妙な面持ちで立ち止まってふぅと息を一つ吐いた。 　そしてゆっくりと、しかししっかりとした足取りで再び歩みを進めていく。少し遅い時間だからか、マンションのエントランスには誰もおらず、ごくりと唾を飲み込んだ音がそこら中に響いてしまったような気がして、頬が熱くなる。心臓はさらにドキドキと高鳴っていく。 　どうして自宅に帰ってくるだけでこんな思いをしなければならないのか。それは今朝家を出る時のリビングの光景のせいだった。 　あこが起きた頃には、きららは朝一のロケのためにもう出かけた後で、部屋は柔らかい朝の日差しと静かで穏やかな空気に包まれていた。のだが、一つだけ見慣れないものがそこにはあった。 　笹である。あこの身長よりも少し高いくらいのそれは、テレビの隣、壁際にあるラックのポール部分に紐でグルグル括り付けられており、たくさんの短冊が付いていた。 　そういえば今日は七夕だ。 「まったく。こんな笹、どこから調達してきたんですの？」 　呆れたように呟いてみたものの、イベントを全力で楽しもうとする彼女の姿勢については好ましく思っている。あこは何げなく吊るされてある短冊を見てみた。 『あこちゃんとずっと一緒にいられますように♡』 　丸っこい字でそう書きつけられていて、なんとなく予想はしていたものの、実際に目にす ると恥ずかしくて赤面してしまう。 「ま、まったく。毎年毎年同じようなことばかりお願いしていますわね……」 　本人がそこにいるわけではないのに思わず照れ隠しにそんなことを言って、こほんと咳払い。それから改めて笹全体に目をやって、はて？　と首を傾げた。 「っていうか短冊つけすぎじゃありませんの？　一体どれだけお願いしますのよ？」 　言いながらさっきの短冊のすぐ隣につけられているものを見てみれば、こんなことが書かれてあった。 『最近あこちゃんとちゅーする時間が短いから、一時間くらいはちゅーしたいです』 「にゃ！？！？」 　更に隣のを見れば、そこにもこんなことが。 『あこちゃんの方からもっとちゅーしてくれますように！』 「にゃにゃにゃ！？！？」 『今度えっちするときは、貝合わせってやつがやってみたいのでお願いします』 「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ～～～～～～～～～！？！？！？」 　そこにはお星さまに対する願いというよりは、特定の人物――恋人に向けられた性的なお願いが無数に連なっているのだった。 「なんなんですの、この破廉恥な短冊は！！！！」 　あまりのことに、笹に向かってシャーッと叫んでしまった。しかしそんなことをしてもど うなるわけでもなく。気づけば出かける時間がどんどん迫ってきていたので、慌てて支度をし、とにかく仕事に向かったのだった。 　というわけで、今こうして帰ってきたあこの心中はまったく穏やかではなかった。このあときららの『お願い』を自分はどれくらい叶えてやれるのか。ここ最近ご無沙汰だったので、一体今夜がどんな夜になってしまうのか。短冊に書かれていたアレコレを思い出して、勝手に心臓はドキドキと早まってしまっている。 「まったく、覚悟していなさいな――……」 　部屋のドアに手をかけた時、あこの背後の夜空には流れ星が一つ、煌めいてきらきらと消えていった。きっと素敵な夜になるに違いなかった。
July 7, 2025 at 2:58 PM
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百合のオタクだし、そろそろユリの香水使うかと思って小さいの買ってみたら、かなり好みの匂いかもしれん。生花みたいな青い感じなのに花っぽくてパウダリーみもあるやつ好きなんだわ
香水の小瓶の写真
June 20, 2025 at 1:01 PM
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百合のオタクだから今年もユリロード行きました
ユリの花の写真 ユリの花の写真 ユリの花の写真 ユリの花の写真。手前に「ユリロード」と書かれた木製の立て札が立てられている
June 19, 2025 at 12:01 PM
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みなさん、風景の写真に二次元のキャラクターみ・雰囲気を感じることってあります？私はなんかたまたまこの前公園で撮れたこれに神崎美月を感じているんだ……
赤いバラに覆われた外灯の写真
June 8, 2025 at 2:37 PM
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きらあこが見たバラおおむねこういう感じ
夜にライトアップされたバラの花の写真 夜にライトアップされたバラの花の写真 夜にライトアップされたバラの花の写真
June 2, 2025 at 2:36 PM
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つづき
に見るのとはまた違った魅力があるような気がする。照らされて輝く花びらもあれば、闇色の深い影を落としている花びらもある。 「知りませんでしたわ、こんなバラ……」 「ほんとだね。なんだかちょっとだけ怖いような気もするし」 「ええ、それなのになんだかずぅっと見ていたくなってしまいますわ」 「うんうん。ほんとそれだよ」 　吹いてきた風が少し冷たくて、どちらからともなく手を繋いだ。目の前の光景があんまりにも幻想的で、夢みたいな気がする。けれど手のひらのぬくもりは本当で、だから二人でこうしていることが幻じゃありませんようにと、確かめるみたいにずっと繋いでいた。
June 2, 2025 at 2:32 PM
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6/2、ローズの日のきらあこss書きました🌹🐑♥🐈️🌹
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　撮影が一段落して休憩に入った。差し入れのお菓子を食べてから、ふとキラキラフォンを見ると彼女から連絡が入っていた。 『あこちゃん、今日はお仕事何時まで？』 　ぱちぱちとまばたきしてから、ため息を一つつく。これを聞いてくる時、彼女――きららは必ずあこを何かに誘ってくる。 　まったくいつもいつも困ったものだ。この間のことが思い出された。あの日もきららはあこに予定を聞くメッセージを送ってきて、帰るのは八時を過ぎてしまうと事実をそのまま返したら、え～～っめっちゃ遅いじゃん！　行きたいお店閉まっちゃうよ！　クレープのフルーツ大盛りは今日だけなの！　あこちゃんと行きたいの！　なんて立て続けにメッセージが送られてきた。 　そんなことを言われても仕事なのだしどうしようもない。予定どおりのスケジュールをこなし、帰宅するとやはり八時を過ぎていた。きららはしばらくがっかりしていた。あの日のしょんぼりした彼女の顔を思い出して苦笑する。 　でも、今日は。あこは改めてキラキラフォンの液晶に触れて、返事を打ち始めた。 『実はそんなに予定は入っていませんの。今やっているドラマの撮影もあともうちょっとで終わりますわ。一度学園に戻ってダンスの自主練をしておこうかとも思ってましたけど、それは明日の朝練に回してもいいですし、早ければ四時半頃には身体は空けられますけれど』 　これまできららが連絡してくる日は大抵忙しい時ばかりだった。だからこんなに早い時間から大丈夫だなんて、びっくりするだろうか。喜ぶ顔を想像してあこの口元も自然と緩んだ。 　けれども返ってきたのはこんなメッセージ。 『え～～っ！？　そんなに早いの？　もうちょい遅くならない？　六時半とか！』 「はぁ？？」 　先程までほころんでいた唇が大きく歪んだ。せっかく時間に余裕があるのに、もうちょい遅くならない？　とは一体どういう了見なのか。 　きららだって全然暇じゃないはず。こうして誘ってくるメッセージはそんなに頻繁じゃない。忙しい合間を縫って出来うる限り連絡してきてくれるのだ。色んなところに一緒に行きたいと言ってくれること自体は正直嬉しくもあるし……。 　もちろん自分自身も忙しいから、なかなか予定を合わせるのが大変で、だからこそ今日みたいな日はすごく貴重で、もっと喜んでくれてもいいのではないか！？ 　シャーっと叫びたいような気持ちだったけれど、今ここで叫んだところで画面越しの彼女にそれが伝わるわけでもない。こめかみに青筋を浮かべつつひとまず返事を返した。 「それじゃあ六時半でいいですけれど。今回はどんなお店に行きたいんですの？　前に行けなかったクレープ屋さんにリベンジですかしら？」 　そんなあこのメッセージに返事はすぐに返ってきた。 『着いてからのおたのしみっ！　○×駅集合ね』 「まったく、一体何なんですの……！」 思わず口に出して言ったその時、控え室の扉がノックされて、スタッフの声が聞こえた。撮影が再開されるらしい。 　無事にすべての撮影を終え、時間に余裕があったので学園でダンスの自主練までしてから、待ち合わせの駅まで向かった。 　約束の五分前。電車を降りて改札を抜けたらきららはもう到着していた。こっちだよ！　と手を引かれて、導かれるままについていく。 　小さなロータリーに停まっていた路線バスに乗り込んだ。車内は会社帰りや学校帰りの人たちでいっぱいだった。まもなく扉が閉まってバスが発車する。こんな時間から普段使わないようなバスに乗って一体どこへ行こうというのだろう。聞いてみたけれど、きららは「着いてからのおたのしみっ」と言うだけだった。 　駅前の通りを抜けて、住宅街の中を進み、幾分か乗客が減ってからまたしばらくバスに揺られた。 　着いたのはとある自然公園。 　既に日は落ちて、若葉が繁る木々も青々とした芝生も紫紺に沈んでいる。昼間にゆっくり 散歩するならまだしも、どうしてこの時間帯にここに？　と首をかしげていたら、向こうの方がパッと明るくなった。 「ちょうど時間だ。始まったみたい。行こ！」 　明かりの灯った方に駆けていく。 「これ……！」 　光源は足元の植え込みの辺りに設置されているライトだった。その光が今の時期まさに見頃の、色とりどりのバラの花を照らし出している。 「ここの公園のバラのライトアップ、今日までなの」 　そう言った彼女の言葉でようやく合点がいった。ライトアップといえば大抵は夜に行われるもの。 　先程きららはちょうど時間だ、と言ったから、こちらのライトアップの点灯開始が午後七時なのは間違いないだろう。だから四時半には大丈夫だというメッセージに、もうちょい遅くならない？　などと言ったのだ。 　ここに一緒に来たいと思って思案してくれた。それが嬉しくて、あたりが暗くなっていて良かったと思った。今自分がどんなにとろけたような顔をしているか、見られなくてすむから。 　改めて光を向けられたバラたちを眺めてみると、なんだか不思議な気持ちになった。日中
June 2, 2025 at 2:30 PM
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17話を見終わってからしばらく混乱していたんですが、気がついたらハートキラリロックしたときのプリ←メロのポエムを書いていました……
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 「うたが大好きプリ……っ！」 　大きな瞳に涙を浮かべるあなたを前にして、私も泣きたくなった。 　昔から、いつでも誰の前でも優しかったあなた。そう、誰の前でも変わらずに、みんなに優しいあなた。それはまるで太陽のように。 　太陽は満遍なく大地を照らす。みんな等しくその光を受ける。この世の全てをあたたかくする。それがあなた。たった１人のために照らされるろうそくや、近くにいる人だけをあたためる小さな焚き火なんかとは違う。 　圧倒的な光。それがあなたで、私はそんなあなたのことが。 　……なのに。 「うたと出会ってからの思い出は、プリルンの一番大事な宝物プリ……っ」 「……それが、ねえたまの一番大事なもの、メロ……？」 「そうプリ！」 　断言したあなたは、やっぱり太陽みたいにキラキラしている。ああ、あなたは太陽のままで、その有り余る光をたった１人に向けたいと言う。それほどまでに咲良うたのことが〝大好き〟だっていうこと。 ……眩しい。眩しすぎて、そんなの見せられたら、もう勝ち目なんてない。それなら私があなたのために出来ることは、もうたった一つしかない。 「ねえたま。メロロン、ねえたまの願いを叶えられるメロ」 　私の願いは、あなたの願いが叶うこと。それだけ。ハートキラリロックを差し出して使い方を伝えると、あなたは弾けるみたいに笑った。 「メロロン……！　ありがとプリ！」 　ぎゅっと抱き締めてくれるあなた。今もあの時も、ぬくもりは変わらない、私にとっての太陽。 　咲良うたとの記憶がなくなっちゃうって言ったけれど、あなたは即答した。 「それでキュアアイドルを守れるなら、プリルンは大丈夫プリ……！」 　あなたの瞳から大粒の涙がこぼれてくる。あなたの胸の中にある咲良うたとの思い出が紛れもなく一番大事な宝物だと、そのことを証明するみたいに、ぽろぽろとこぼれ落ちていく。 　ああ、なんて哀しくて美しいのでしょう。あなたはいつだって素敵だけれど、こんなにもきれいでいつまでも見ていたくなるようなあなたは見るのは初めてで。こんな時なのに、そんなことばかり考えてしまう。断ち切るみたいに息を吸い込んだ。 　あなたが咲良うたのために一番大事な宝物を迷うことなく差し出すというなら、私だって同じだけ差し出そう。あなたの願いを叶えるために……。 「さぁねえたま、鍵をかけるメロ！」 　金色のハートの鍵穴にあなたの持った鍵がピタリとはまって回された。まばゆい光が放た れている。鼻の奥がツンとして、自分の頬が濡れたようなのが分かった。悲しいからじゃない。あまりにも光が眩しいから。眩しすぎて目が痛くなったから。それだけ。 　あなたと二人、同じ光に包まれる。 　そこで私は気がついた。 　同じ光に。 　――あのね、ねえたま。メロロンはずっと、ねえたまのことを太陽みたいだと思ってきたメロ。自分があなたと同じになれるなんて思ったことがなかったメロ。太陽はこの世にたった一つしかなくて、他の誰も太陽にはなれないのメロ。当然メロロンだって太陽にはなれなくて。 　たとえばねえたまが暗いところに一人でいて、とっても寂しくて寒かったとしても、メロロンはねえたまに光を、ぬくもりをあげることはきっと出来ないのメロ。だって太陽じゃないから。 　こんなことを考えるなんて、なんだかおかしいメロ。ふふふ。これまでのメロロンだったら、『ねえたまが暗いところに一人でいて』という『もしも』すら思いつきもしなかったはずメロ。だってあなたがくもることがあるなんて、そんなことありえないってそう思ってたから。 　だけど今は、この瞬間は。メロロンはねえたまと同じ光に包まれているのメロ。 　初めてあなたと『一緒に』力を合わせて一つのことを成し遂げるのメロ。なんだかあたたかくて、とっても嬉しくっていい気持ちメロ。今まで見上げているだけだった、そんなあなたと今一緒になっている。同じだけ大事な宝物を差し出して、願いを叶えようとしている。そのことがこんなに嬉しいなんて。 　光に包まれながら、意識は遠のいていく。これから待っている新たな運命のことを誰も知らないまま、光輝く時空の狭間にあなたと私の、それぞれの瞳から溢れた最後の一雫が落ちて、弾けて消えた。
June 1, 2025 at 12:59 PM
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顔良ケーキ食べれて元気出た✌
チーズケーキの写真。クリームが乗っていて、キャラメルソースなどでデコレーションされている。
May 31, 2025 at 8:08 AM
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ご(5)くじょうふ(2)ろ(6)の語呂合わせで5/26が源泉かけ流し温泉の日らしいのできらあこを源泉かけ流し温泉に入れました🐑♥🐈
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　美しい新緑がずっと連なっている。レンタカーで長い長い山道を上って、少し下ったと思ったらまた上る。いくつか林を抜けてようやくナビで設定した通りの場所にたどり着いた。 「やっと着きましたわ……」 　車を停めて、あこはふーっと息を吐く。 「そうだね～。結構かかったね」 　隣できららがうんうんと頷いて他人事みたいに言うので、シャーッと八重歯を剥いた。 「あなたがすぐに音を上げたから、わたくしばっかり運転するはめになったんですのよ！？」 「ええ！？　わたくしが替わりますわって言って運転させてくれなかったのあこちゃんじゃん」 「知らない道コワイ～もうやだ休憩～って二分に一回あなたが言うからでしょう。あなた運転は下手ではありませんのに、集中力が持たなすぎですわ」 「だってずっと山道しかないんだもん。たいくつ」 「まったく。助手席に座った途端、景色を見ないでゲームし始めましたものね。せっかく新緑がキレイでしたのに……」 　免許を取ったのはきららの方が先だった。名教官の丁寧な指導のもとで免許取得を目指すテレビの番組で、彼女がすったもんだのうちに免許取ったあの回は今でも何度か再放送 されるくらいに人気がある。それから一年経って、ドラマの役作りのためにあこも免許を取得した。 　いつか車で遠出しよう。二人とも運転できるから、かわりばんこに運転して、ずっと遠くまで行こう。そんな約束をしてから更に二年。二人ともまとまったオフが取れたタイミングでそれはようやく実現した。せっかくなら落ち着けるところでゆっくりしたいと選んだのは山間の温泉地。 　予定通りもう少し早く着いていれば、足湯を楽しんだり外湯めぐりやおしゃれなカフェでお茶したりすることもできただろうが、もう日が傾き始めていて、旅館のチェックインの時間だった。 　老舗の旅館は古めかしい外見ながら、内装はきれいで落ち着いていて、フロントのスタッフの穏やかな笑顔に迎えられ、なんだかほっとした。夕食まで少し時間があるので、先にお風呂にしたいと言うと、貸し切り露天風呂をすぐに使わせてもらえることになった。 　すりガラスの引き戸を開けると、湯気と一緒に温泉特有の香ばしいような甘いようなにおいが立ち上ってくる。その中をするりと爽やかな風が吹き抜けて混ざり、二人の素肌を粟立たせた。山の空気は都会よりもやはり少し冷たい。掛湯をしてすぐに湯船に身体を滑り込ませた。 「あ～～～すっごい、いいお湯～～～」 「ええ。なんといっても源泉かけ流しの美肌の湯ですもの」 「うんうん。入った瞬間からすべすべだもん」 　きららのすべすべ～と言ってシミ一つない腕を自分で撫でる。あこちゃんもすべすべ？　となんだか下心のあるような瞳をして触れてこようとしたので、シャーッと吠えてやった。 　額に少し汗が滲んでくる頃、きららが丸い瞳を見開いて言った。 「あこちゃん見て。向こう」 　きららが指差した方向に目を向けると、鮮やかなオレンジが目に飛び込んできた。生垣の向こうの空はちょうどきれいな夕焼けで、山々が赤く染まっているのが見える。美しさに息を飲んだ。 「すごいですわね……」 「うん。この時間に入れてよかったね」 「ええ、本当に。お風呂はご飯の後にって話でしたのに、先に入れて良かったですわ」 　あこが頷くのと同時にきららがぴったりくっついてきた。 「あこちゃん、運転のことごめんね」 「いまさら何を言ってますの。もういいですわ」 「うん、ありがと」 　夕日はだんだん赤く強く辺りを包んで、微笑んだきららの頬も染めている。相変わらず 立ち込めている熱い湯気が二人を包んでいた。 「あのね、今日はあこちゃんと来られてすっごく嬉しいよ」 　そう言う彼女がなんだかやけに美しくて、儚くて。胸がざわめいてどうしようもないようなそんな気持ちが胸の奥からせり上がってくる。だから、わたくしも同じ気持ちですわ、という言葉を上手く返せなくて困った。 　その代わりにそっと顔を寄せると、きららは最初から分かっていたように、当たり前みたいにゆっくり目を閉じる。 　唇が重なって、湯船でしっかり温められた身体が、さらにじんと熱くなった気がした。
May 26, 2025 at 1:28 PM
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5/20は世界みつばちの日らしいのできらあこss書きました🐑♥🐈
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　目を覚ますと隣にいるはずのきららはもういなくて、あの子が早起きなんて珍しいですわねと思いながら伸びをする。しかし昨夜のことを考えると無理もないのかもしれない。 　夕べ、一緒にテレビを見ていて、新名物を紹介するコーナーでおにぎり屋さんが紹介されていた。無農薬のコシヒカリを使用したこだわりのおにぎりは、具の種類も多く、どれもとてもおいしそうだった。早朝から営業していて、午前中限定だという辛味噌煮卵おにぎりは数時間で売り切れてしまうとのことだった。 「え～、このお店ちょっと遠い。辛味噌煮卵おにぎり絶対買えないじゃん。食べたい～～」 　そう駄々をこねたきららに、それなら明日は朝からおにぎりを食べませんこと？　と提案。冷蔵庫を確認すると、運よく必要な材料がそろっていた。一晩あれば煮卵も辛味噌も仕込んでおける。海苔も数週間前に手巻き寿司をした時の残りがあった。 　それで二人で手分けして、研いだお米を炊飯器にセットしたり、卵をゆでて調味液に漬けたり、辛味噌を作ったりして早めに就寝した。 　ベッドから出てリビングへ向かう。 「もう七時ですし、すぐにご飯も炊きあがりますわね――」 「あ、あこちゃんおはよ～～」 　振り向いたきららはもうテーブルについていて、何かを食べようとしているところだった。きゅるんとした唇があーんと開かれて、皿の上のそれにかじりつく。 「は？」 　はむっ、カリッ、パリッ、もぐもぐもぐ。きららが今食べているのは辛味噌煮卵おにぎりではない。はちみつをたっぷりかけた焼きたてのパンである。一体何がどうなっているのだ。訳が分からなくて、あこの瞳は宇宙猫のように見開かれて虚空をさまよった。 　もぐもぐもぐ、ごくん。彼女が口に含んだ分を満足げに飲み込んだその瞬間、炊飯器からメロディーが流れてきて無事にご飯が炊けたことを告げた。 「あこちゃんの分もパン焼こうか？」 「いやいやいや。何を言ってますの。っていうかおにぎりはどうしましたのよおにぎりは」 「あのね、今日は世界みつばちの日なの」 「はぁ！？」 「今朝きららなんかすごい早く目が覚めちゃって、それでキラチューブ見てたら、世界みつばちの日だからはちみつ食べるっていうキラチューバーの動画があって。それ見てたら完全にはちみつの口になったんだけど」 「あなた、あんなに明日は辛味噌煮卵おにぎりって言って聞きませんでしたのに……っ」 　こめかみに青筋を浮かべて言ってやるが、きららは怒っちゃメェ～ッなんて言い返してくる。 「だって辛味噌煮卵おにぎりにはちみつかけたっておいしくないでしょ！？　はちみつかけるならやっぱりパンでしょ！？」 「なんではちみつの口なんかになりますのよ！　わたくしは完全におにぎりの口になってますのに！！」 「しょうがないじゃん世界みつばちの日なんだから！」 「そんなの知りませんわ！！」 「それじゃ、あこちゃんもはちみつの口になってよ！」 「はぁ！？！？！？」 　言うが早いか、きららははちみつの瓶を手に取って、挿してあったスプーンで金色のはちみつをたっぷり掬い上げると、素早くあこの口に突っ込んだ。 「んぅうう！？！？」 　口の中が濃厚な甘さに支配されていく。なんだか頭がクラクラしてくる。朝一番に単体で味わうにはやっぱり刺激が強いみたいだ。どうにか飲み込むと、目の前のきららは嬉しそうに笑っていた。 「はちみつの口、なった？」 「……当たり前でしょう。こんなことされて、まだお米が食べたいなんて思う人いませんわ」 「やった～！　はちみつ、おいしいよね～」 「うちの実家から届いたいいやつですもの。とはいえ、さすがにパンにつけて食べたいですわ」 「じゃあ、あこちゃんの分も焼くね～」 　食パンが一枚トースターに放り込まれて、じりじりと焼けていく。きららと一緒にいると、いつも思った通りにはいかないことばかりだ。けれど想像していなかった展開になっても、これはこれで悪くないと思えてくるから不思議だと思う。 「あ、あこちゃん、口の横、はちみつついてる」 「あら？　本当ですわね。べたべたしますわ。洗面所で洗ってこようかしら……」 　そう言って踵を返しかけたその時、ぴょんときららが跳ねるようにしてすぐそばまで来て、あこの唇にちゅっと吸い付いた。 　そのまま熱い舌がちろちろと動いて、はちみつを舐めとっていく。きらら自身の甘いマシュマロみたいな香りとはちみつの香りが混ざり合って、胸の奥がきゅんきゅん溶けていく気がした。 「はい、おっけー」 「おっけー、じゃありませんわ！　まったく！」 「これがみつばちのキスってやつ？　えへへ♡」 「調子に乗るのはおやめ！　シャーッ！！」 　八重歯を剥いて爪を立ててそう言ってやったけれど、なぜだかいつもの調子が出ていない気がする。きっと朝から甘い甘いはちみつを口にしたせいだ。だからこんなにとろとろとろけた気持ちになるのだと、そう思うことにして、フンとそっぽを向いた。
May 20, 2025 at 1:47 PM
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5/18のきらあこss書きました🐑♥🐈
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　リビングで二人、向かい合わせに座って用紙に何事かを書きつけている。先に書き終わったのはきららの方で、鼻歌を歌いながら、そのリズムに合わせてノック式のボールペンをカチカチ鳴らし始めた。 「ちょっとうるさいですわよ。気が散るんですけれど」 「あこちゃん難しく考えすぎなんじゃない～？」 　ふわふわと笑う彼女にイラっとしたものの、抜群の集中力を発揮してあこも間もなく書き終えた。 　手元の用紙には人気のバラエティ番組のタイトルロゴが印字してある。来週きららとあこはこの番組に二人一緒に出演する予定になっていて、記入していたのはトークコーナーのためのアンケートだった。この内容をもとに司会者が『〇〇がお好きだと聞きましたが、詳しく聞かせてもらっていいですか？』などと話を振ってくれるのだ。 「楽しみだね～」 「ええ。この番組に呼んでいただけるなんで本当に嬉しいですわ」 　二人で顔を見合わせて微笑む。来月から二人で出演している映画が始まるので、その宣伝も兼ねている。これまでにもネットメディアや雑誌など様々な媒体で映画の取材を受けてきたが、高い視聴率を誇る人気番組への出演となれば気合が入るというもの。 「でもあなた、随分早く書き終わってましたけど、適当に書いたりしてませんわよね？」 「そんなわけないじゃん！　ちゃんと書いたよ！　質問の内容が答えやすいやつ多かったで しょ！　ほら、この『好きな言葉』とか。そんなに長い文章で答えるやつじゃないし」 　きららがむっとして言うと、あこも負けじと言い返してくる。 「その項目は時事ネタですのよ」 「時事ネタ？」 「ええ。放送日が五月十八日でしょう？　その日は『言葉の日』ですの。言葉の「葉」が５月の新緑の瑞々しさを表すというのと、『こ（５）と（１０）ば（８）』と読む語呂合わせで記念日が制定されてますのよ。だからそれにちなんだトークテーマですわね」 「そういうことだったんだー。あこちゃん、なんて書いたの？」 　きららが瞳をきららんとさせてあこの手元にあるアンケート用紙をちょいちょいと引っ張った。あこは苦笑しつつもどこか得意げにそれを見せてやった。 「ずばり『努力』ですわ！　いつでもこの言葉を胸に頑張りたいですもの」 　ふふんと胸を張るときららは「おお～！」とぱちぱち拍手をする。 「で、あなたもちゃんと書いたんでしょう？　わたくしも見せましたし、あなたも見せてごらんなさいな」 　きららは素直にうんうんと頷いて用紙をあこに渡してきた。見れば丸っこい文字でそれが書きつけられている。 『あこちゃん』 「……はぁ？」 「えーっ、なんでそんな顔するの～？」 「あなた、ちゃんと書いたって言いましたわよね」 「書いたってば！　きららの一番好きな言葉は『あこちゃん』！」 　改めて声に出して言われると、なんだかやけに恥ずかしい。あこの顔はみるみるうちに赤くなっていった。 「ほらほら～、嬉しいくせに～」 「うっ、うるさいですわよ。あなたが好きな言葉ならほかにもあるんじゃありませんの？　『自由』とか『カラフル』とか……」 　脳内コンピューターをカタカタ弾いてこれまできららが好きだと言っていた曲の歌詞に使われている言葉を並べてやる。けれどもきららの双眸はあこを真っすぐに見つめてくるのだった。 「メェ～っだよ！　色々考えてやっぱり『あこちゃん』しかないって思ったんだもん。きららの大好きな言葉、嘘つかずにちゃんと紹介したいもん」 「……まったく。仕方ありませんわね」 　さっきより赤くなった頬を隠すように顔を背けながら、アンケート用紙を彼女の方に返した。 「番組楽しみだね～」 　きららはさっきより一層嬉しそうに笑う。 　こんなんじゃ、きららとの仲をいじられて終わる気しかしませんわ、というあこの予想通り、オンエアされた五月十八日にはその通りにコーナーが進行されたわけだが、二人のにゃんにゃんメェメェ仲良しな姿を目の当たりにして、日本全国が大いに沸いた。 　もちろん宣伝した映画も大いに話題となり、大盛況のロングラン上映となったのだった。 「本当にこれでよかったんですの～～！？」 「いいに決まってるじゃん～♡ふふふっ、あこちゃん大好き♡」 「まったく、仕方ありませんわね……♡」 終
May 18, 2025 at 1:59 PM
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急に暑くなりすぎて、気温の急激な変化に弱すぎるのでぐったりしている……なお、これは帰り道で見た八重桜
八重桜の写真
April 18, 2025 at 12:55 PM