なんて辛気臭い画だろう。
ナレーションと重い音楽になんか騙されないぞと思っても、馬車の車輪が回り続ける長回し、明るい庭に鳴る銃声、思わず数える蝋燭の数、何度も振り向くアナ、自殺する作家(を演じる撮影監督)。マノエルはスゲェなあ。
なんて辛気臭い画だろう。
ナレーションと重い音楽になんか騙されないぞと思っても、馬車の車輪が回り続ける長回し、明るい庭に鳴る銃声、思わず数える蝋燭の数、何度も振り向くアナ、自殺する作家(を演じる撮影監督)。マノエルはスゲェなあ。
どちらも凄い恋愛映画のだが、出来ればボネロを後で観ると地獄感増してよし。
いやあ、スゲかったなあ。
どちらも凄い恋愛映画のだが、出来ればボネロを後で観ると地獄感増してよし。
いやあ、スゲかったなあ。
去年の馬喰町以来の短編3連発。
座る人のいないベンチ、海辺の弾き語りの四角い窓、流れる涙と落ちるアイス、2人の視線の合わない切り返し、複数の時間線。全てロードムービー以前以後。
全てに主演している陳又瑄、黙って涙を流すだけで絵になる人だなあ。
去年の馬喰町以来の短編3連発。
座る人のいないベンチ、海辺の弾き語りの四角い窓、流れる涙と落ちるアイス、2人の視線の合わない切り返し、複数の時間線。全てロードムービー以前以後。
全てに主演している陳又瑄、黙って涙を流すだけで絵になる人だなあ。
とにかく『メイデン』が凄すぎた。以上。
とにかく『メイデン』が凄すぎた。以上。
家入嘉寿馬 / シクラトウカ / 田村美琴 / 丸山咲
お聞きして、タイトルの意味がようやく分かった。観ることの向こう、あるいは手前にある何かかあ。
だから、最後に「外から観る」ことで完結するのね。
家入嘉寿馬 / シクラトウカ / 田村美琴 / 丸山咲
お聞きして、タイトルの意味がようやく分かった。観ることの向こう、あるいは手前にある何かかあ。
だから、最後に「外から観る」ことで完結するのね。
203分難なくいけてしまった。レオノール・シルヴェイラの変わりっぷりと変わらなさっぷりの同居がすごいな。
映画のナレーション、あまり上手くいっている例が思いつかないが、これは例外。
203分難なくいけてしまった。レオノール・シルヴェイラの変わりっぷりと変わらなさっぷりの同居がすごいな。
映画のナレーション、あまり上手くいっている例が思いつかないが、これは例外。
『影の美学』の表紙にもなっていた『藤十郎の戀』、所々フィルムが切られてるのは残念だが、製作主任黒澤明、美術小村雪岱で、長さんの流し目が縦断爆撃だったのと、『近松物語』がスピンオフにみえてきて面白い。
『影の美学』の表紙にもなっていた『藤十郎の戀』、所々フィルムが切られてるのは残念だが、製作主任黒澤明、美術小村雪岱で、長さんの流し目が縦断爆撃だったのと、『近松物語』がスピンオフにみえてきて面白い。
行ってよかった。4人とも大変面白うござんした。
佐藤監督作のスタッフが鬼のような顔ぶれ、さらに柴田貴哉もキャストされてて、三宅唱リスペクトを感じた。
行ってよかった。4人とも大変面白うござんした。
佐藤監督作のスタッフが鬼のような顔ぶれ、さらに柴田貴哉もキャストされてて、三宅唱リスペクトを感じた。
トウドの2階で。自転車の車輪が草木に同化していくのいいなあ。
トウドの2階で。自転車の車輪が草木に同化していくのいいなあ。
色の付いた化石みたい。真ん中やや上の「目玉」ぎ気になる。
色の付いた化石みたい。真ん中やや上の「目玉」ぎ気になる。
やってんなあ。トウドに来ると大概この言葉略
やってんなあ。トウドに来ると大概この言葉略
なんなんこれ、と。ここに来ると大概この言葉から始まる。なんなん。
なんなんこれ、と。ここに来ると大概この言葉から始まる。なんなん。
「撮影監督 三浦光雄」特集よりサイレント2本立て。鷲谷花氏の講演付きで520円は申し訳ないくらい。
鷲谷氏の講演は期待に違わずすこぶる面白かった。成瀬がこんな映画撮ってたとは。活字で読みたい!
「撮影監督 三浦光雄」特集よりサイレント2本立て。鷲谷花氏の講演付きで520円は申し訳ないくらい。
鷲谷氏の講演は期待に違わずすこぶる面白かった。成瀬がこんな映画撮ってたとは。活字で読みたい!
漆黒の暗闇のシーンは相変わらず素晴らしい。
カロリーヌが1人で夜の食卓で話すシーンのカメラが、観客の視線と彼女の性の予感を同時に代行してて見事。全編通して性欲の話なのに全くいやらしくない。
漆黒の暗闇のシーンは相変わらず素晴らしい。
カロリーヌが1人で夜の食卓で話すシーンのカメラが、観客の視線と彼女の性の予感を同時に代行してて見事。全編通して性欲の話なのに全くいやらしくない。
外部音をシャットダウンして呼吸音だけ残したような絵。何かが物語れてしまう1歩手前。
外部音をシャットダウンして呼吸音だけ残したような絵。何かが物語れてしまう1歩手前。
めくるねえ。気が散ってしょうがない。
めくるねえ。気が散ってしょうがない。
Douglas Sirk 'All That Heaven Allows' (1955)
ソロー『ウォールデン』をジェーン・ワイマンが朗読するシーン、ああいう使われ方だったのか。
このコンビなら『心のともしび』の方が好きだけど、ワイマン観るならこちらかも。
Douglas Sirk 'All That Heaven Allows' (1955)
ソロー『ウォールデン』をジェーン・ワイマンが朗読するシーン、ああいう使われ方だったのか。
このコンビなら『心のともしび』の方が好きだけど、ワイマン観るならこちらかも。
長谷川一夫と山田五十鈴の『鶴八鶴次郎』コンビ、2人が揃うシーンがラストだけとは。
岡田茉莉子のデビュー作。初々しくもなかなかの熱演だが、3年後には『宮本武蔵』、4年後に『浮雲』なので成長カーブが凄い。
長谷川一夫と山田五十鈴の『鶴八鶴次郎』コンビ、2人が揃うシーンがラストだけとは。
岡田茉莉子のデビュー作。初々しくもなかなかの熱演だが、3年後には『宮本武蔵』、4年後に『浮雲』なので成長カーブが凄い。
女の子2人の会話に、米軍機の飛行音を背景で入れてくるところは監督らしい。藤田朋子にピンチョンを読ませて(V繋がり)たのは笑った。
『VIDEOPHOBIA』以来のサヘル・ローズ、かっこよかったなあ。あと接骨院の受付に中野志保実が!
女の子2人の会話に、米軍機の飛行音を背景で入れてくるところは監督らしい。藤田朋子にピンチョンを読ませて(V繋がり)たのは笑った。
『VIDEOPHOBIA』以来のサヘル・ローズ、かっこよかったなあ。あと接骨院の受付に中野志保実が!
出産の瞬間や、老人と後背位で性交する男がシネスコで大映しなど、ギロディは例によって手加減しない。
それより驚いたのはラリユーの繊細で大胆な演出と見事なカメラ。この人は凄いわ。
出産の瞬間や、老人と後背位で性交する男がシネスコで大映しなど、ギロディは例によって手加減しない。
それより驚いたのはラリユーの繊細で大胆な演出と見事なカメラ。この人は凄いわ。
ギター1本のみの素晴らしい80分。
「人が時に自らを傷つけること」について語り、『ウェンズデー』を。孤独について語り、『誰も知らない』。
今日の『悲しみは空の彼方に』で、ローラがサラジェーンに「自分を傷つけるのはやめて」と語りかけたシーンがありました。
ギター1本のみの素晴らしい80分。
「人が時に自らを傷つけること」について語り、『ウェンズデー』を。孤独について語り、『誰も知らない』。
今日の『悲しみは空の彼方に』で、ローラがサラジェーンに「自分を傷つけるのはやめて」と語りかけたシーンがありました。
病的な紫の空と地面の濃緑、分離していない指、不統一な蝋燭の影。
病的な紫の空と地面の濃緑、分離していない指、不統一な蝋燭の影。