jei-uvdl.bsky.social
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下手すると10年ぶりくらいにシェリングを真剣に読んでいたが(『啓示の哲学』第一部)、良すぎる。やはり「私の」哲学者と言いたくなる唯一の哲学者だ(――ヘーゲルのほうが大体において正しいとしても!)。それにしても、10年前にこれを読んでも今の半分も分からなかっただろう。生き延びていることの効用は計り知れない。
November 23, 2025 at 4:13 PM
www.youtube.com/watch?v=lQ3D...
6:45辺り、シューベルト「未完成」冒頭をピアノで。
Debussy 12 Etudes : interview Mitsuko Uchida part2 (Germany) 日本語字幕付
YouTube video by CosmoPianist コスモピアニスト (NikHarnoncourt)
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June 15, 2025 at 4:19 PM
Vitalij Margulis、はじめて名前を聞いたけど、エチュードOP. 10の2番をこんな音楽性をもって演奏する人がいたのか。
www.youtube.com/watch?v=7_a1...
Etude No. 2 in A, Op.10
YouTube video by Vitalij Margulis - Topic
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June 3, 2025 at 4:22 PM
ホリガー翁、御年86にして大健在だった。途中に吹き振りも挟んでたっぷり二時間、無駄なく淀みなく明快な指揮で、もはや仙人の風格。隅がぴっちり決まったアイロンがけのような曲作りにオケもぴっちり付いていっていた。プログラムも凝っていて、自作や同時代作から新ウィーン学派、そして「グレイト」へ遡る。調性に飢えたころにグレイトが来てうれしいわけです。
May 31, 2025 at 4:22 PM
4Cに。メソッドは曲らしい曲に入っていけそうで楽しみ。今年中に(開始1年内に)レベル6に入るのをさしあたりの目途にしていたけど、労や労の疲でペースは落ちており微妙か。
April 28, 2025 at 4:19 AM
病、抗生物質が効いてくれたか…?
April 3, 2025 at 3:50 PM
シュミット『政治的神学』を岩波文庫版で読んでいる(第二論文まで)。今回最も印象に残ったのは、規範的法秩序の妥当に対して事実的な秩序(「正常」な状況)の作出が優位するという論点(pp. 20-22)。要するに、現実の状況がメチャクチャ(アナーキー)だったら規範的一般規則の適用なんて無理じゃないかというわけだ。「法規が妥当しうる状況を初めに作り出さなければならない場合、例外事例が絶対的な形で現れる」。だが問題は、誰が事実的な秩序/無秩序の区別をするかーー誰が例外状況を判断するかである。
March 29, 2025 at 4:22 PM
ヘグルンド『この生』読む。最も野心的な箇所は新古典派のマルクス批判を論駁するところか(5章Ⅳ)。「このように、限界効用という概念がマルクスの議論に異議を申し立てているというのは幻想であり、この幻想は、新古典派の経済学者たちが自分たちのカテゴリーの理解可能性の条件を反省的に考えられていないことに端を発するものである。(続)
March 25, 2025 at 5:50 PM
これのCD入手困難か
www.youtube.com/watch?v=7a70...
David Oistrakh - Brahms - Violin Sonata No 3 in D minor, Op 108
YouTube video by Classical Vault 1
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March 25, 2025 at 5:22 PM
ショパンは特別に好きというわけではないけど、フランソワのいくつかのショパン、たとえば1960年録音の英雄ポロネーズを聴くと、ただ、涙…になってしまう。弾けるような青春の輝きそのものだが、それが極めて薄くしかし絶対的な時間によって隔てられていること、つまりある種の断念によってはじめて可能になる回想のパースペクティヴが感じられるのだ。ノクターンなんかよりずっと、ショパンが本質的に寂しい音楽なのだとわかる。
March 18, 2025 at 6:39 PM
『弁神論』初めてちゃんと通して読む。四分の一くらい長さで書けたよな、という感もあるが、三回再読したと思えばお得である。
March 18, 2025 at 6:29 PM
二年くらい芽が出ないまま抱えていた思考の種が発芽した徴候あり、うれしい。
March 13, 2025 at 5:18 PM
長らく読みたいと思っていたスタンリイ・エリン『第八の地獄』を入手して読む。期待に違わぬ出来。夢オチでもおかしくなさそうな奇妙なハッピー・エンドのラストの違和感は、意図したものだろうか?(ここだけがカラー映画のような印象だ。) 「探偵もの」への距離の取り方をみるにたぶんそうだろう。では、それによってエリンの芸達者以上の何かがこの作品にあるか?難しいが、小説の構造を複雑にしている前任者フランクの影をどう読み解くかだろう。
March 9, 2025 at 5:02 PM
「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」万葉集巻七雑歌冒頭(柿本人麻呂歌集)。大岡信『折々のうた三六五日』で読み、「異色作」との評になるほどと思ったが、こうして見立てを通して情景をうたう歌は、心情をうたった歌にもまして、古代人の視覚にほとんど直接一体化するような近さを感じる。
March 9, 2025 at 4:54 PM
ドイツ経済の根本問題が公共投資の悲惨なほどの不足だとすれば、その大きな要因である憲法に規定された財政規律がこのような成り行きで緩和されるのは興味深い。実際、ドイツ経済が健全な形で成長し、周辺EU国に対する「搾取」度が下がるなら、「ヨーロッパ」の復活――というより誕生?――の可能性を後押しすることにもなるだろう。
www.47news.jp/12257740.html
March 5, 2025 at 2:55 AM
2022年以来たびたび思い出してきた一節だが…。「私は、ロシアの脅威が増大して、ヨーロッパがそれと同じほど脅威的たろうと決意せざるをえなくなるのを、すなわち、ヨーロッパを支配する一つの新しいカーストという手段を通じて〈一つの意志〉を獲得すべく決意せざるをえなくなるのを、遠く数千年にわたる目標を立てうるような一つの永い恐るべき自らの意志を獲得すべく決意せざるをえなくなるのを、望んでいるのだ。」『善悪の彼岸』208節
March 4, 2025 at 6:50 PM
デ・アニマを一つの起点とする「個人は世界である」という考えの系譜について。(ラテン・)アヴェロエス主義はこの観念を理解することの困難の徴候であろう。トマスはアヴェロエス主義に反対したが(「知性の単一性について」)、この観念そのものはある意味で承認している("unaquaeque intellectualis substantia est quodammodo omnia"『対異教徒大全』chap.12, par.5)。ライプニッツもまたある仕方で。そして近代においては具体的普遍の観念として復活する――ヘーゲルからマルクスへ(人間=類的存在は全自然を彼の非有機的身体に変ずる)。
March 2, 2025 at 6:04 PM
リズから『きみの色』へと連続し、さらに強度を増しているのは、短編並みに「掌握」された映画という印象。いわば「アート系」の短編のような神経の行き届き方を長編まで引き伸ばしたような。それがあの抑制を志向するのもある種の人にはたまらないだろう。一作二作別方向のものが挟まってもいいので、この方向をもう一度突き詰めたものを見たい。たとえばヘミングウェイ「『移動祝祭日』を原作にするとか…
March 2, 2025 at 4:36 PM
たまたま一時期やっていたバイトの調査のおかげもあって、機械(深層)学習~LLMのブームに一瞬も幻想を持たずにいられたのは幸いだった。
February 24, 2025 at 4:56 PM
三木清が1932年以降も『経済学・哲学草稿』に一切言及していないのはなぜなのか、長らく気になっている。読んでいたことはまず間違いないし、使いどころもいくらでもある(というか西田が経哲から取ったアイデアを三木も取り入れている)のに。
February 20, 2025 at 5:48 PM