長田育恵/Ikue Osada
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長田育恵/Ikue Osada
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劇作家、脚本家
直近の仕事→NHK朝ドラ『らんまん』、ドラマ10『燕は戻ってこない』放映中。
今のところ、ここはプライベートの日記として運用。
非公式のことなど。
Xの方は主に公式のお知らせなどを出しています。
本日の読売新聞、書評を書かせていただきました。『柚木麻子さんのドラマななめ読み!』(フィルムアート社)驚くほど豊かな記憶のアーカイブから、独自の切り口で自在にドラマを紹介してくださる、明るく鋭いレファレンス。柚木さんの文章が、たとえ観ていなくても俳優の演技や場面をいきいきと想像させてくれます。
ドラマ愛溢れるからこそ、ドラマの功罪にも踏み込みます。ドラマが世間の皮膚感覚より遅れていることもあるという鋭い指摘。また「ドラマの中で是として描かれていると、実際に同じ目に遭っても『 ま、いいか』と思いがち」という著者の体験にも胸が詰まりました。どのページ、どの切り口からでも興味深く惹き込まれます!
January 12, 2025 at 5:05 AM
忘れがたい夜となりました。
ひとりの作家と各出版社の担当編集者たちの温かな集いに、文庫版解説を書いたご縁で招き入れていただきました。
上橋先生が私のドラマにどれほど共感し、細部まで楽しんでくださっていたか。そして私が書いた解説を読んで涙を流しておられたと…。あまりにも望外で。本当に…精一杯書けてよかった。
私も先生の物語の根底にあるものにどれほど共鳴し、励まされてきたか、思いの丈を直接お伝えできました。
そして、新聞の書評も各社の編集者がどう読んでいるかもお話を伺えて。いつも体当たりで書くしかなかったけど、ちゃんと受け止めてもらえていた。
書いたものの先にあるもの、そこにいる人に出逢えた夜。
December 6, 2024 at 3:24 PM
上橋菜穂子さんの『香君』解説を書かせていただきました。文庫版4巻に収録です。
先生が「らんまん」を楽しみにご覧くださっていたと…お声がけいただいたときは本気で震えました…。

『獣の奏者』『守り人シリーズ』など珠玉の物語作家である先生の世界を私が解説するとは。とても書き表すことなど出来はしないんじゃないかと恐れつつ、とにかくも深い敬愛とともに、澄みわたる世界と向き合いました。

「香り」が秘めた情報を読み取ることができる少女が、信頼できる人たちとひとり、またひとりと繋がりあって、大いなる厄災を食い止める物語。

美しく凛々しい心に支えられたファンタジーであると同時に、
December 4, 2024 at 3:44 AM
Reposted by 長田育恵/Ikue Osada
アメリカのテネシー州では『呪術廻戦』『進撃の巨人』『HUNTER × HUNTER』『ジョジョの奇妙な冒険』『暗殺教室』などの日本の漫画が法律の規制によって「有害」とみなされ、2024年10月に実際に削除されたとのこと。全米の保守的な州を中心に学校や図書館で書籍の禁止が相次いでおり、ドナルド・トランプ大統領の二期目の下でさらに厳しい検閲の波が来ることと専門家は予想。日本の漫画も続々とターゲットにされており、日本コンテンツもアメリカでは他人事ではないです。
www.themarysue.com/tennessee-sc...
Tennessee school districts ban Jujutsu Kaisen, Attack on Titan, and more | The Mary Sue
The wave of book bans in schools and libraries across America has been concerning, to say the least. Advocates are currently bracing for an even more
www.themarysue.com
November 28, 2024 at 11:43 AM
ブルスカ運用が全然慣れなくて…居心地のいい場所がまだ見つからない
November 14, 2024 at 3:25 PM
TLに流れてくる様々な話題が同じ問題を浮き彫りにしているように感じられる。演劇界で進行中の裁判のこと。芸能界の訴訟のこと。30過ぎたら子宮摘出発言のこと。女性は道具じゃない。誰かの思惑に従って生きる必要はなく、踏みにじられていい存在じゃない。心も身体も痛みを負えばいつまでも癒えない。性別や境遇や立場に限らず、ひとりひとりが尊厳ある存在だというあたりまえのことだけは、社会全体でゆるがせにしちゃいけない。
今、辛い気持ちのひとたちが、暖かくして眠れますように。うちにはモフモフのいいこがいて私はいつでもあったかいイッヌを抱きしめられるけど、どうか皆に、信じられる美しい大好きなものがありますように。
November 9, 2024 at 4:44 PM
先月があまりにもあまりにも忙しすぎて…自分が書くのに加えて戯曲賞の審査員でかなりの本数を読まなくてはならず、睡眠時間1時間半しか取れないまま講演会に向かう新幹線に乗ったりしてて。
最後の方は肩甲骨の後ろが痛くなり、腕を動かせなくいとか寝るにも寝返りうてないくらいの激痛が走ってたんだけど、講演会まで全部こなしおわって家に帰ってきたら、痛いのがぱったりなくなったの。
原因が精神的ストレスだとしたら、あんなにもはっきり肉体に激痛として現れるの?!ってほんとにびっくりした。身体的に原因がないと納得できないほどの痛みだったよ?原因あっても困るが。とりあえず今年度ちゃんと健康診断いかなくては…!
November 6, 2024 at 12:22 PM
同じ言語を使っているのに言葉が通じない、会話ができないのは恐怖だな…とSNSを見ながら思う。ドラマを書く人間は特に言葉と…その言葉が浮き彫りにしている水面下の想い、サブテキストと呼ばれるものに重きを置いていて、本当の会話はその水面下でもなされていると思っているのだけれど、言葉での会話が成り立たない以上、サブテキストを大事にする作劇も抹殺されてしまうんだ、と動画を見ながら凍りつくような思いがした。
July 8, 2024 at 3:59 PM
一昨日からやっと味覚が戻ってきたよ!コロナほんとうに回復まで3週間かかった…😭しんどいときは、気力までごっそり削られて、このまま鬱病になったらどうしようと思ったけど、回復とともに、気持ちも元気になれてきたから、よかったです。
June 19, 2024 at 11:21 AM
初めてコロナに罹患してしまい、向こう5日間のあらゆる用事をキャンセルに。高熱と寒気が襲ってきてるよ…これはつらい
May 29, 2024 at 9:41 AM
自分も、作家ってなんだろうって思うことはよくあって。文字は皆が書けるしお話を想像することもできる。じゃあ自分がしてることってなんだろうって思うと「掘る、深める、磨く、高める、手渡す」みたいなカルチベートすることなのかなって思う。これほどコンテンツが溢れて誰もが自由に物語を創作できる世の中だからこそ…プロの作家として生きる矜持は「物語ること」への至誠と本を生み出すまでに関わってくれたすべての関係者、そして受け取ってくれる読者への敬愛にあるんじゃないかと気づかせてもらった。
知名度を上げるために耳目を引く嘘を書いて読者を心配させて(眉をひそめる同業者を嗤って)たとえ売れても、私は敬意を抱けない。
May 20, 2024 at 8:44 AM
今日は高崎へ。東京公演を観るのが間に合わなかった舞台を観にいくよ。そしたら、好きなマンガ通してオンラインでずっと繋がってる友達に初めて会えることになって、観劇よりそっちがメインになった😊オンラインの友達、「わー!実在したー!」ってなるよね
May 11, 2024 at 2:07 AM
4月中の提出物がまだできてなくて本当に頭抱えてる。明日でどうにか…どうにかしたい…!
May 2, 2024 at 6:03 PM
ドラマ初回放映まで30分切った…ドキドキして恐ろしい。こわくてゾクゾクする。この感覚、ぜんぜん慣れない。でも、今夜の初回放映から制作チーム全員の本気度が伝わる作品になっています。

【原作】桐野夏生
【脚本】長田育恵
【音楽】Evan Call
【出演】
石橋静河 稲垣吾郎 / 森崎ウィン 伊藤万理華 朴璐美 /
富田靖子 戸次重幸 内田有紀 黒木瞳 ほか

【制作統括】清水拓哉 磯智明
【プロデューサー】板垣麻衣子 大越大士
【演出】田中健二 山戸結希 北野隆

www.nhk.jp/p/ts/J6J9VGV...
燕は戻ってこない
吉川英治文学賞・毎日芸術賞をW受賞した桐野夏生作品をドラマ化。連続テレビ小説「らんまん」の長田育恵が脚本、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のEvan Callが音楽を担当。 派遣社員として暮らすリキ(石橋静河)は悩んでいる。職場の同僚から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われたのだ。生殖医療エージェント「プランテ」で面談を受けるリキ。そこで持ち掛けられたのは「卵子提供」ではなく「代理出産」だった。元バ...
www.nhk.jp
April 30, 2024 at 12:36 PM
角田光代さんが今日の書評を読んで、なじみの記者さんを通じてメッセージをくださった…😭大学時代、早稲田文学の学生編集員をしていたころ、遠く輝き、前を向かれていた角田さんの存在を思う。
私にとってどれだけ大切な一冊になったかが作者にも伝わるなんて本当に嬉しい。あれほどの堂々たる大作家が、私と同じような不安さや心の揺らぎを持っていて、だからこその喜びを伝えてくださることが…ああ、創作の道はどこまで行っても同じなのかもしれないと思う。
書いたこと・描いたこと・手から生まれたものが、それぞれの心を照らし合っているのかと思うと。私が感じた熱の在りどころや「好き」の想いはちゃんと、ちゃんと手渡していきたい。
April 28, 2024 at 6:32 AM
書評の委員になったときに最初2本書いてみて…本を紹介するんじゃ表層的、批評するなんて立場じゃない、セールスのためにやるんでもない、これは私の感想文でもない…全国紙の新聞書評とは根本的になんぞやとわからなくなってしまって。
そのときに同じ委員を務めている宮部みゆきさんに「書評ってなんですか。いい書評ってなんでしょう?どう書いたらいいんですか?」って聞いたら「そんなの気にしないでいいんだよ。読者は、長田さんがどの本を選んで、どう読んだかが知りたいんだから、それだけを書けばいいんだよ」って教えてくださって。それが大きな指針になった。どの本を選んで、どう読んだか。そこにどうしようもなく個があるんだね。
April 27, 2024 at 9:50 AM
明日の朝載る書評がさっき校了。
新聞に載るものはぜんぶ根拠がないとだめなので、校閲部の方から「この部分はどこから引用しましたか?」が問われるんだけど、850字ほどで小説の書評をするから、「この辺りのあらすじをまとめるとこういうことになります」と一生懸命説明するしかなく。
たとえば校閲の方から、私が「立ち聞き」「立ち話」に言及してたのを「噂」と1文字にまとめませんかと提案があるんだけど、それだと話し手の実体がなくなる、近所の大人たちとの肉体的な距離感や狭いコミュニティを表すのに必要なニュアンスなんですなどを言葉を尽くしてメール返信。
読んだ者として、小説の内容をできればちゃんと伝えたいんだよ。
April 27, 2024 at 9:38 AM
立ち上げ期は未来が見えなくて鬱々としちゃうよ。未来が見えるようになるまで準備の時間欲しいのにもう出力しないとならない。ああ、遠くに行きたいよー!
これは先日行ったマティス展、マティスが最晩年にたどり着いたやり方、グアッシュで着色した紙を自由に切り抜いて重ねて貼っていく「切り絵」の手法がメインの展覧会。
マティス、最晩年、教会丸ごとプロデュース任されてて、ステンドグラスから式典のための服までデザインしてるんだけど、まったく従来の教会のスタイルじゃない、自分独自の色を打ち出してて、でも品があって、全然これみよがしじゃないの。ステンドグラスのタイトルは「生命の樹」。自由で明るい。
(撮影OKエリア)
April 27, 2024 at 9:13 AM
連ドラ終わって次の仕事の立ち上げ期で、同時進行にいろいろ押し寄せてきてるのがほんとにつらい。しかも未来に待ってるのがなかなか難しい案件が多くてつらい…。

そして今日は、せっかく声かけてくれた某出版社に「今年はとてもだめです…やりたい気持ちは本当にあるんですけど、今年はもう無理です」とお断りしに行き…でもあったかい言葉に送り出されて。

帰って仕事する前にブルーボトルコーヒーとブルーチーズのチーズケーキを。
April 26, 2024 at 7:51 AM