つぶやき型のSNSで全乗っかりできるのがTwitterくらいというのがある
つぶやき型のSNSで全乗っかりできるのがTwitterくらいというのがある
絶対的な嗅覚を持つ男の話。どんな匂いも嗅ぎ分け、記憶して絶対に忘れず、そして自身にはなんの匂いも存在しない。人々と汚い世間を憎みながらもそれを表に出さず、淡々と至高の匂いを求めて生きていく。
匂いに関する異常者なので、匂いにフォーカスした描写がかなり多くて美しい(いい匂いも悪い匂いも)。各章ごとの起承転結ができていて、小説よりも戯作を読んでいる感じがする。すごい。
絶対的な嗅覚を持つ男の話。どんな匂いも嗅ぎ分け、記憶して絶対に忘れず、そして自身にはなんの匂いも存在しない。人々と汚い世間を憎みながらもそれを表に出さず、淡々と至高の匂いを求めて生きていく。
匂いに関する異常者なので、匂いにフォーカスした描写がかなり多くて美しい(いい匂いも悪い匂いも)。各章ごとの起承転結ができていて、小説よりも戯作を読んでいる感じがする。すごい。
最初塀一つ隔てた空間に何も知らない人々が住んでいるのかと思ってた。けど違った、奥様方の会話ではユダヤ人の家財の競売で手に入れた服や装飾品の話が飛び出て、父親は”荷物”を効率よく焼いて処分するための作戦を考案している。知っていてそのうえで幸せな生活をしているというのがこんなにも恐ろしいなんて……。
ルドルフ・ヘスは実在し、その後アイヒマンとともにガス殺を実行してその後戦犯になっているらしい。終わり際、1945年と現在のアウシュビッツがつながる演出が強調されている。
最初塀一つ隔てた空間に何も知らない人々が住んでいるのかと思ってた。けど違った、奥様方の会話ではユダヤ人の家財の競売で手に入れた服や装飾品の話が飛び出て、父親は”荷物”を効率よく焼いて処分するための作戦を考案している。知っていてそのうえで幸せな生活をしているというのがこんなにも恐ろしいなんて……。
ルドルフ・ヘスは実在し、その後アイヒマンとともにガス殺を実行してその後戦犯になっているらしい。終わり際、1945年と現在のアウシュビッツがつながる演出が強調されている。
9人と出版社社長がベストセラーの続編を翻訳するために閉じ込められ、外界から遮断されているのに流出する。流出させた犯人は…??というフーダニットというよりサスペンス。2時間弱の割には展開が二転三転するしコンパクトに驚ける感じだった。
基本社長vs翻訳者という構図なんだけど、翻訳者内でもっと疑い合ってそれぞれのキャラだしてほしかったかもな~
9人と出版社社長がベストセラーの続編を翻訳するために閉じ込められ、外界から遮断されているのに流出する。流出させた犯人は…??というフーダニットというよりサスペンス。2時間弱の割には展開が二転三転するしコンパクトに驚ける感じだった。
基本社長vs翻訳者という構図なんだけど、翻訳者内でもっと疑い合ってそれぞれのキャラだしてほしかったかもな~
阿部サダヲの演技が、特に目がすごい。真っ黒の引き込まれる目が特徴的で、普通の人が異常に惹かれ取り込まれていく様子を見ながら、私たち自身が榛原大和に惹かれていく感じがする。
阿部サダヲの演技が、特に目がすごい。真っ黒の引き込まれる目が特徴的で、普通の人が異常に惹かれ取り込まれていく様子を見ながら、私たち自身が榛原大和に惹かれていく感じがする。
ガンダムミリしらすぎてアレがifなのか本筋なのかすらよくわからず。ファーストのオタクはとてもよろこびそう。
音楽は良かったです。最近珍しく途中で主題歌が流れるパターンだったのでうれしい。あと見たことあると思ったら竹さんがキャラクターデザインされてた
ガンダムミリしらすぎてアレがifなのか本筋なのかすらよくわからず。ファーストのオタクはとてもよろこびそう。
音楽は良かったです。最近珍しく途中で主題歌が流れるパターンだったのでうれしい。あと見たことあると思ったら竹さんがキャラクターデザインされてた
家族全員が一人、あるいはそれ以上を殺してる悪名の轟いている家族が雪山のロッジに集まり死体が見つかり……殺人鬼は一体家族の中の誰だ!?というフーダニット。
作者が1930年代の探偵小説読み漁って書いたというだけあって、推理過程と根拠が順々に明かされていく本格的なミステリ、だけど"ネタバレ癖"やちょっとしたミスリードもある。最後の解決編は読んでてしっかりとした納得感を与えてくれた
家族全員が一人、あるいはそれ以上を殺してる悪名の轟いている家族が雪山のロッジに集まり死体が見つかり……殺人鬼は一体家族の中の誰だ!?というフーダニット。
作者が1930年代の探偵小説読み漁って書いたというだけあって、推理過程と根拠が順々に明かされていく本格的なミステリ、だけど"ネタバレ癖"やちょっとしたミスリードもある。最後の解決編は読んでてしっかりとした納得感を与えてくれた
永野芽郁のショートパンツをたっぷり楽しむための映画、なのかもしれません。
永野芽郁のショートパンツをたっぷり楽しむための映画、なのかもしれません。
単なる水槽の脳説に留まらず、人類が太陽を隠した故に人を電力として飼い始めて見せられている世界であるという導入も、「青い薬を飲めば夢の中、赤い薬を飲めば目覚める」という転換点も心をくすぐる。こんなに大衆に受け入れられているSFってあるんだ。キアヌリーブスのアクションもすごい。
吹き替え版で見たからモーフィスの格闘シーンの声が情けなかったのだけ残念
単なる水槽の脳説に留まらず、人類が太陽を隠した故に人を電力として飼い始めて見せられている世界であるという導入も、「青い薬を飲めば夢の中、赤い薬を飲めば目覚める」という転換点も心をくすぐる。こんなに大衆に受け入れられているSFってあるんだ。キアヌリーブスのアクションもすごい。
吹き替え版で見たからモーフィスの格闘シーンの声が情けなかったのだけ残念
わずか2分間を繰り返すことになった旅館の授業員、客たち。発狂して滅多刺しとか大喧嘩とか間に合わないループとか色々ありつつもどっか抜けてて、笑える感じになっているのがよかった。ちゃんとした企業の映画ではないがゆえに、貴船という世界で苦しんだり楽しんだりする主人公たちに集中できて結末も受け入れられた感。
あと狙ってやってるのだとしたらタイトルの入る位置が天才
わずか2分間を繰り返すことになった旅館の授業員、客たち。発狂して滅多刺しとか大喧嘩とか間に合わないループとか色々ありつつもどっか抜けてて、笑える感じになっているのがよかった。ちゃんとした企業の映画ではないがゆえに、貴船という世界で苦しんだり楽しんだりする主人公たちに集中できて結末も受け入れられた感。
あと狙ってやってるのだとしたらタイトルの入る位置が天才
2時間という時間制限のせいだとは思うけど、結末の流れが正直急すぎてもっと深掘り欲しかったなって思った
2時間という時間制限のせいだとは思うけど、結末の流れが正直急すぎてもっと深掘り欲しかったなって思った
81マスの小さな盤面で向き合い、戦うことで心まで対話し合う将棋の面白さ、棋士の生き様の変さを見せつけられたな。ミステリから芦沢央ワールドに入ったので表題作が一番それに近かったのだけど、棋士であることが消えてない面白さがあった。
81マスの小さな盤面で向き合い、戦うことで心まで対話し合う将棋の面白さ、棋士の生き様の変さを見せつけられたな。ミステリから芦沢央ワールドに入ったので表題作が一番それに近かったのだけど、棋士であることが消えてない面白さがあった。
言葉巧みにコンプレックスや悩みを刺激し、的確なアドバイスと美貌で信頼を得て、そして人を狂わせる、そんな悪魔みたいな悪女に狂わされる人々の話。
隣に立ってくれて、欲しい言葉をかけて時に言語化してくれるから信じ込んでしまい、彼女の言葉でころっと手を染め事が済んでも盲信している様は見ててすごい。短編集かと思ったけどちゃんと時系列繋がってた
言葉巧みにコンプレックスや悩みを刺激し、的確なアドバイスと美貌で信頼を得て、そして人を狂わせる、そんな悪魔みたいな悪女に狂わされる人々の話。
隣に立ってくれて、欲しい言葉をかけて時に言語化してくれるから信じ込んでしまい、彼女の言葉でころっと手を染め事が済んでも盲信している様は見ててすごい。短編集かと思ったけどちゃんと時系列繋がってた
実際にあった凶悪事件の犯人が蘇って(乗り移って)再び凶悪犯罪を起こすようになった世界で、誰が?どうやって?を推理していく。古城倫道とか左門我泥とか本当に存在するのかと思っちゃった。凶悪事件も少しアレンジされてる。
実際にあった凶悪事件の犯人が蘇って(乗り移って)再び凶悪犯罪を起こすようになった世界で、誰が?どうやって?を推理していく。古城倫道とか左門我泥とか本当に存在するのかと思っちゃった。凶悪事件も少しアレンジされてる。
ワルでカリスマで天才だった兄を殺したのは本当は私だ。ウィーンに引っ越して映画好きの素敵な夫婦と親友になるけれども、妻と親友以上の関係になってしまい、そこから……みたいな話。
じんわりとしたホラーを含んだ純文学といった感じ。後半の崩れ落ちる感じが面白かった
ワルでカリスマで天才だった兄を殺したのは本当は私だ。ウィーンに引っ越して映画好きの素敵な夫婦と親友になるけれども、妻と親友以上の関係になってしまい、そこから……みたいな話。
じんわりとしたホラーを含んだ純文学といった感じ。後半の崩れ落ちる感じが面白かった
SFホラーの表題作は「ΑΩ」や「C市」っぽい。アンデッド×西部劇の「ジャンク」は処女作の「玩具修理者」を感じさせる。「妻への三通の告白」は夢野久作の『瓶詰の地獄』みたいでラブレターをテーマにこれを書く脳内が恐ろしい。「獣の記憶」は多重人格と本格ミステリ。ずっと変だったが割と読みやすかった
SFホラーの表題作は「ΑΩ」や「C市」っぽい。アンデッド×西部劇の「ジャンク」は処女作の「玩具修理者」を感じさせる。「妻への三通の告白」は夢野久作の『瓶詰の地獄』みたいでラブレターをテーマにこれを書く脳内が恐ろしい。「獣の記憶」は多重人格と本格ミステリ。ずっと変だったが割と読みやすかった