どうやら不感症らしい後輩の話
顔にお揃いに傷がついた後、痛みには強いと言っていた後輩。よくよくヒアリングしてみれば単純に「皮膚感覚が鈍い」というだけだとわかり先輩は眉をひそめた。
「そりゃあ痛みに気付かないトンマが怪我にも気付かず働き続けておっちんじまうって話じゃねェか」
「怪我をしても動けるって警察官的にはアドバンテージじゃないすか?」
「程度によるわァ」
どうやら不感症らしい後輩の話
顔にお揃いに傷がついた後、痛みには強いと言っていた後輩。よくよくヒアリングしてみれば単純に「皮膚感覚が鈍い」というだけだとわかり先輩は眉をひそめた。
「そりゃあ痛みに気付かないトンマが怪我にも気付かず働き続けておっちんじまうって話じゃねェか」
「怪我をしても動けるって警察官的にはアドバンテージじゃないすか?」
「程度によるわァ」
鴉に追いかけられていた蛇を助けてあげたら懐かれた弟。
「礼に願い事を叶えてやるよ」
「うわしゃべった」
「喋る蛇はお気に召さないか?じゃあテメェが信じる神様ってやつを思い描いてみろ」
その瞬間、蛇の姿は真っ白な着物と真っ白な髪を持った男の姿に化けた。
「あ、兄貴…!」
「へェ、悪くねぇな。ほら次だ。なんか願い事を言え」
「そんなこと急に言われても…」
「なんでもいいぞ。金か?女か?権力か?欲しいものを言ってみろ」
「なんでも…?」
「そうだ。なんでも叶えてやる」
「じゃあ…俺の兄ちゃんになって」
鴉に追いかけられていた蛇を助けてあげたら懐かれた弟。
「礼に願い事を叶えてやるよ」
「うわしゃべった」
「喋る蛇はお気に召さないか?じゃあテメェが信じる神様ってやつを思い描いてみろ」
その瞬間、蛇の姿は真っ白な着物と真っ白な髪を持った男の姿に化けた。
「あ、兄貴…!」
「へェ、悪くねぇな。ほら次だ。なんか願い事を言え」
「そんなこと急に言われても…」
「なんでもいいぞ。金か?女か?権力か?欲しいものを言ってみろ」
「なんでも…?」
「そうだ。なんでも叶えてやる」
「じゃあ…俺の兄ちゃんになって」
子供たちの好きな遊び、はないちもんめ。兄弟みんなで二組に分かれて手を繋いでもやっぱり一番人気なのは長男。
「さねみ兄ちゃんがほーしい!」
何回やっても何度組分けをしても誰もが長男を欲しがって取り合いになった。
次に呼ばれるのはみんなに可愛がられている小さな末っ子。その次が欲しがられないと拗ねてしまう下から2番目。妹たちは女子同士で呼び合うし、次男はいつも最後まで残ってしまう。優先順位が低くてもげゃ兄ちゃんは怒らないからという理由で後回しにされちゃう。
子供たちの好きな遊び、はないちもんめ。兄弟みんなで二組に分かれて手を繋いでもやっぱり一番人気なのは長男。
「さねみ兄ちゃんがほーしい!」
何回やっても何度組分けをしても誰もが長男を欲しがって取り合いになった。
次に呼ばれるのはみんなに可愛がられている小さな末っ子。その次が欲しがられないと拗ねてしまう下から2番目。妹たちは女子同士で呼び合うし、次男はいつも最後まで残ってしまう。優先順位が低くてもげゃ兄ちゃんは怒らないからという理由で後回しにされちゃう。
辰の歳神様であるげゃと仲良くなった少年さねみの話。
古びた神社で出会った🐉🍉は見た目こそ10代後半の年上だったけれど、すぐに怒ったりよく笑ったり、🍃にとっては弟みたいだと思える良い友達だった。
ツノやでかい尻尾を触らせてもらえば、くるくる表情の変わる顔を赤くし大きな瞳を潤ませるのが可愛くて、相手が神様だということも忘れてさねみはげゃをよくからかった。
「そんなことでちゃんと歳神様できてんのかァ?」
「うるせぇな!できてるよ!おれにそんなこと言うのさねみくらいなんだからな」
辰の歳神様であるげゃと仲良くなった少年さねみの話。
古びた神社で出会った🐉🍉は見た目こそ10代後半の年上だったけれど、すぐに怒ったりよく笑ったり、🍃にとっては弟みたいだと思える良い友達だった。
ツノやでかい尻尾を触らせてもらえば、くるくる表情の変わる顔を赤くし大きな瞳を潤ませるのが可愛くて、相手が神様だということも忘れてさねみはげゃをよくからかった。
「そんなことでちゃんと歳神様できてんのかァ?」
「うるせぇな!できてるよ!おれにそんなこと言うのさねみくらいなんだからな」
下の男子二人を風呂に入れて湯船でくつろいでる🍃 に末っ子
「実兄ちゃんもしゃもしゃ」
「大人は生えるんだよォ」
「え〜でも玄兄ちゃんぼくといっしょ」
って言われて真顔になる🍃
「そうそう玄兄まだ生えてないんだよな」
と四男の援護射撃にさらに表情筋が消える🍃
(高校生で?まだ?つるつる?成長が遅いのか大丈夫か?背は高いし筋肉もついてんのにかァ!?)
下の男子二人を風呂に入れて湯船でくつろいでる🍃 に末っ子
「実兄ちゃんもしゃもしゃ」
「大人は生えるんだよォ」
「え〜でも玄兄ちゃんぼくといっしょ」
って言われて真顔になる🍃
「そうそう玄兄まだ生えてないんだよな」
と四男の援護射撃にさらに表情筋が消える🍃
(高校生で?まだ?つるつる?成長が遅いのか大丈夫か?背は高いし筋肉もついてんのにかァ!?)
(現代パロでサラリーマンさねみとホストげゃくん)
営業マン🍃は困っていた。大事な取引先の女性幹部に「ホストに行ってみたい」とねだられたからだ。キャバクラなら接待で何度も利用しているが、ホスクラは全く知らない。昔馴染みの💎がホストをしていたことを思い出し、早速相談に行ってみた。
「絶対に成功させたい商談なんだ。最高の接客をしてくれ」
ホスクラに初めて来た🍃、意外と男の客がいることに驚く。そこのNo.1である💎が派手に任せとけ!と胸を叩くが、当日は代表会議だとかで出勤はできないらしい。
「その代わりウチのNo.2をつけるからよ」
(現代パロでサラリーマンさねみとホストげゃくん)
営業マン🍃は困っていた。大事な取引先の女性幹部に「ホストに行ってみたい」とねだられたからだ。キャバクラなら接待で何度も利用しているが、ホスクラは全く知らない。昔馴染みの💎がホストをしていたことを思い出し、早速相談に行ってみた。
「絶対に成功させたい商談なんだ。最高の接客をしてくれ」
ホスクラに初めて来た🍃、意外と男の客がいることに驚く。そこのNo.1である💎が派手に任せとけ!と胸を叩くが、当日は代表会議だとかで出勤はできないらしい。
「その代わりウチのNo.2をつけるからよ」
(現代パロでサラリーマンさねみとホストげゃくん)
営業マン🍃は困っていた。大事な取引先の女性幹部に「ホストに行ってみたい」とねだられたからだ。キャバクラなら接待で何度も利用しているが、ホスクラは全く知らない。昔馴染みの💎がホストをしていたことを思い出し、早速相談に行ってみた。
「絶対に成功させたい商談なんだ。最高の接客をしてくれ」
ホスクラに初めて来た🍃、意外と男の客がいることに驚く。そこのNo.1である💎が派手に任せとけ!と胸を叩くが、当日は代表会議だとかで出勤はできないらしい。
「その代わりウチのNo.2をつけるからよ」
(100年生きたげゃと兄の子孫)
熱心に手を合わせて墓参りをする🍉を見て、🍃は不思議だった。
「他人の墓なんて拝んでどうすんだ?」
「おまえのご先祖様のお墓じゃん。じゃあちゃんとお礼言っとかなきゃ。いつも見守ってくださってありがとうございますー、って」
顔も知らないご先祖様より、🍃にとっては🍉こそが見守ってくれる人だった。物心のついた時から、気がついたら側にいてくれる人。
(100年生きたげゃと兄の子孫)
熱心に手を合わせて墓参りをする🍉を見て、🍃は不思議だった。
「他人の墓なんて拝んでどうすんだ?」
「おまえのご先祖様のお墓じゃん。じゃあちゃんとお礼言っとかなきゃ。いつも見守ってくださってありがとうございますー、って」
顔も知らないご先祖様より、🍃にとっては🍉こそが見守ってくれる人だった。物心のついた時から、気がついたら側にいてくれる人。