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Twitter避難民です。情シスと経営企画の二足の草鞋を履いてます→2025年9月、転職して経営企画専属になりました。家では猫とチンチラのお世話係。本と音楽(エレクトロニカ)、 […]

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葉のカチカチはまだ聞いたことがないなあ。遊んでる時にテンションが上がって通りすがりにひと噛みしていく時があるけど、あれは機嫌がいいのかどうか判断しかねてる
#チンチラ
December 21, 2025 at 1:35 AM
Reposted by Ferelith
座椅子の背もたれに駆け上がりご満悦な毛玉様
December 21, 2025 at 12:58 AM
娘がHARBSのケーキを食べてみたいというので帰りに寄ったら、お目当てのケーキはすでに売り切れ。イートインの待ち列も長いし、今更ながら人気店だという事を知る…
December 20, 2025 at 7:28 AM
文具女子博に初参戦しました。事前にチェックはしてたけど人の熱気に押されて流されるまま見て廻る感じになってしまった。レジ待ちの列がまた凄まじく、並んでからレジにたどり着くまで30分。やはり行くなら平日に限りますね…
December 20, 2025 at 7:26 AM
普通の車じゃなくてポールがあるバスだったのが良かったのかも。無事帰れたようで良かった

コアラ、バスに乗る。道路で迷子になっていたところを運転手に保護され無事帰宅 | カラパイア https://karapaia.com/archives/573162.html
この画像を大きなサイズで見るFacebook/Koala Rescue Brisbane South Inc Advertisement オーストラリアの都会を走る路線バスに、思いがけないお客様が「招待」されることになった。 交通量の激しい道路で迷子になり、命の危険にさらされていた野生のコアラを発見したバスの運転手は、放っておくことができずに、バスの車内へと案内したのだ。 ユーカリの木のように、バスの手すりにぎゅっとつかまりながら移動したコアラは、その後地元の救助団体が保護し、野生の森へと帰っていった。 コアラにとっては、ちょっとした市内バス観光ツアーになったかな? 記事をシェア みんなの ポスト コピー コメント コメント を書く コメント を見る ナビ 上に戻る ## 街灯に登ろうとするコアラをバスの運転手が緊急保護 2025年12月13日土曜日の夜、オーストラリア東部、クイーンズランド州の州都ブリスベンの道路を走っていた路線バスの運転手は、交通量の多い通りで、車道を走り抜ける1匹のコアラを目撃した。 コアラの身に危険が迫っていると感じた運転手は、すぐにバスを降りて保護に向かった。 そのときコアラは、道路の中央分離帯にある金属製の街灯を登ろうとしていた。 コアラにとって、それはまるで木の幹のように見えたのかもしれないが、金属のポールは滑りやすく落下する危険があった。 この画像を大きなサイズで見るFacebook/Koala Rescue Brisbane South Inc 運転手は持っていたジャケットでコアラの頭を優しく覆い、そのまま抱きかかえるようにしてバスの車内へと連れて行った。 幸いなことに、この時のバスは一日の運行を終えて車庫へ戻る回送中か、あるいはシフトの合間だったため、車内に乗客は一人もいなかった。 こうして、迷子のコアラは初めてバスに乗ることとなったのだ。 この画像を大きなサイズで見るFacebook/Koala Rescue Brisbane South Inc ## 手すりにしがみついてはじめてのバスツアー コアラは緊張した様子を見せていたが、バスの中で手すり(ポール)にぎゅっと抱き着くことで落ち着きを取り戻したそうだ。 コアラが、垂直に立つ物体にしがみつく習性があるのは、樹上生活に特化した生活に関係している。強力な腕の筋肉と鋭い爪は、木の幹をしっかりと掴んで離さないために進化したものだ。 垂直に立つ物体は、地上に潜む天敵から身を守るための安全地帯を意味している。金属製の手すりは、本来の木よりも滑りやすく登りにくいものだが、コアラにとって、それは本能的に頼れる支えだったのだろう。 人間にとってはとても愛らしい姿だ。 こうして、ペリ(Peri)と名付けられたコアラは、車内のポールに抱きつきながら、しばしの間、バスツアーをした。 この画像を大きなサイズで見るFacebook/Koala Rescue Brisbane South Inc ## 病院で検査の後、再び自由な野生の森へ 運転手はすぐにバス管制の担当官へ連絡を入れ、救護団体のコアラ・レスキュー・ブリスベン・サウス・インク(Koala Rescue Brisbane South Inc)はバスの停車場へと急行した。 ペリはその後、同団体によって王立動物虐待防止協会(RSPCA)が運営する野生動物病院へと運ばれた。 この画像を大きなサイズで見るFacebook/Koala Rescue Brisbane South Inc 病院での精密な検査の結果、健康状態には全く問題がないといううれしい診断が下された。 都会でのバスツアーを終えたペリは、ブリスベン近郊にある自然豊かなセブン・ヒルズ・ブッシュランド保護区へと移送され、自然に帰された。 今までつかまっていた金属製の手すりとは違い、太い木の幹はペリの待ち望んでいたもののようで、元気に駆けあがっていった。 この画像を大きなサイズで見るFacebook/Koala Rescue Brisbane South Inc 今回の出来事をFacebookで報告した同団体は、もし野生のコアラに遭遇しても、訓練を受けていない人が直接触れることは避けてほしいと呼びかけている。 コアラは非常に鋭く強力な爪を持ち、時には噛みつくこともある上に、肋骨のあたりを強く掴むと体に深刻なダメージを与えてしまうほど繊細な生き物だからだ。 もし負傷したコアラを見つけた場合は、助けが来るまで触れずに、暗くて静かな場所に保護することが理想的だという。 通常はタオルをかけた洗濯かごが推奨されている。猫に近い感じだね。 Facebookで開く 追記(2025/12/19) 返されたという誤字を帰されたに変更して再送します。 この記事が気に入ったら いいね!しよう Facebookでいいね! Facebookが開きます。 コメントを見る(12件) みんなの 反応は? 📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中 ## あわせて読みたい * ゴールデンレトリバーの背中にしがみついていたのは、コアラの赤ちゃん! * コアラが地上にいるのは1日平均わずか10分、その短時間に命を脅かすリスクが集中 * * ほのぼのオーストラリア。夜に帰宅したらコアラが寝室でくつろいていた件 * 「ユーカリとかありますか?」スーパーにコアラがご来店、オーストラリアならではの珍客 * コアラの絶叫。いじめっ子に木を奪われたコアラが癇癪を起す * * #保護 * #かわいい * #オーストラリア * #バス * #運転手
karapaia.com
December 20, 2025 at 1:52 AM
Reposted by Ferelith
国連広報センターさん:
「海は、
私たちに食料、酸素、生活の糧を与え、
気候を調整しています。

しかし、海は
乱獲、#気候変動、汚染、
生息地の減少といった脅威に晒されています。

海が危機に瀕すれば、
私たちも危機に瀕します。

海を守ることは、
生命そのものを守ることなのです。

#1.5℃の約束 #海の豊かさを守ろう
https://twitter.com/UNIC_Tokyo/status/2001572289150865547」 / X
https://x.com/UNIC_Tokyo/status/2001572289150865547
December 19, 2025 at 2:46 AM
Reposted by Ferelith
ほんそれ過ぎるんよ
AIが私の代わりに(私がやりたくない)家事をやって欲しいねん
https://x.com/masakismc/status/1993724624786571678?s=46&t=vN3oTBWJp_9lEKT6sl9Zcg
#fedibird
December 18, 2025 at 10:55 PM
Reposted by Ferelith
小田急江ノ島線がカーブしていく途中か。https://maps.app.goo.gl/8xLPtEHik2QVwZGg8 もう今は人通りの多い所に店を出すより、ネットで気付いてもらって来店に繋げる方が良いのかな。

>本の「居場所」つくりたい 相模大野「電車の見える本屋」夫妻念願の店構え | カナロコ by 神奈川新聞
https://www.kanaloco.jp/limited/node/1233465?bdmlc=MTAwMzAwXzE2Mjk3XzkyMzk0XzE&bdl=10
Street View of 電車の見える本屋 Neuk(ヌーク) · Google Maps
8 Chome-11-17 Sagamiono, Minami Ward, Sagamihara, Kanagawa 252-0303, Japan
www.google.co.jp
December 18, 2025 at 11:31 PM
分かる。本当に乾かない。そして娘はちょっとしか着ていないおしゃれ着をマメに洗濯に出してくる…

お母さんさぁ、本当はこんなこと言いたくないんだけど…綿100%の厚地のパーカー、毎日のように洗濯出すの本当はやめて欲しいんだ… https://togetter.com/li/2640209
お母さんさぁ、本当はこんなこと言いたくないんだけど…綿100%の厚地のパーカー、毎日のように洗濯出すの本当はやめて欲しいんだ…
厚手綿100%パーカーは嵩張り吸水性が高く、フードや脇が乾きにくく生乾き臭も発生しやすい。乾燥に時間と干す場所を要するため、毎日洗濯に出されると困る。
togetter.com
December 18, 2025 at 11:05 PM
自分は楽しませてもらったし周囲も盛り上がってたけど。いい加減視聴率だけでものを語るのはやめたら

どちらも横浜流星が活躍したのになぜ…?大ヒット『国宝』と、大河歴代ワースト2視聴率『べらぼう』の明暗を分けたもの https://diamond.jp/articles/-/379802
どちらも横浜流星が活躍したのになぜ…?大ヒット『国宝』と、大河歴代ワースト2視聴率『べらぼう』の明暗を分けたもの - 「それ」って「あれ」じゃないですか?
2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう』は歴代ワースト2位の視聴率に終わった。しかし主演の横浜流星の演技は非常に良かったし、傑作だったという声も多い。なぜこのドラマは視聴者に届かなかったのか?技巧的な脚本か、合戦シーンがないからか、あるいは取り上げた題材か……。一方、同じく横浜流星が準主役を演じ、同時期に公開された映画『国宝』は、大ヒットを記録している。この2作品の明暗から見えてくる、現代の視聴者が求めるコンテンツの条件とは?
diamond.jp
December 18, 2025 at 10:33 AM
買っちゃった
December 17, 2025 at 3:42 PM
クラウドに全振りするのも考えものではあるなあ
December 17, 2025 at 1:52 AM
朝からBoxで障害発生、仕事用のメインフォルダはここなのでかなり支障が生じている…
December 17, 2025 at 1:51 AM
いつまでレガシーに頼るつもりなのか。これはさすがに恥ずかしい…

IEモードが有効にならず、公文書が表示できない事象について(11/4更新) | e-Gov電子申請 https://shinsei.e-gov.go.jp/contents/news/2025-10-08t1341530900_1662.html
IEモードが有効にならず、公文書が表示できない事象について(11/4更新) | e-Gov電子申請
FAQでご案内の方法にてIEモードが有効にならず、公文書が表示できない件について、ご不便をおかけしております。 e-Gov側でも最新のMicrosoft Edge(バージョン141.0.3537.57)のメニューに「Internet Explorerモードで再度読み込む」が表示されない事象を確認しております。 ご利用の環境でメニューに「Internet Explorerモードで再度読み込む」が表示されない場合、下記リンクに掲載しているFAQの手順を実行いただき、Internet Explorer モードで公文書を再読み込みできるかご確認をお願いいたします。 FAQ - Q. XMLファイル形式の公文書ファイルを開く方法を教えてください。 以上
shinsei.e-gov.go.jp
December 16, 2025 at 11:06 PM
血流を良くするためだと思ってました。でも確かに終わりの合図でもありますね。肩こりがひどいので自分は結構楽しみにしている

美容院でおまけのマッサージをしてくれるとき、最後に「パンパンパン」ってするのは何なんだろう?→美容業界とマッサージ業界の認識 https://togetter.com/li/2639356
美容院でおまけのマッサージをしてくれるとき、最後に「パンパンパン」ってするのは何なんだろう?→美容業界とマッサージ業界の認識
美容院や理容室で施術の最後にする「パンパン」という叩きに対する疑問。特別な治療効果より合図や起こすための動作として使われることが多い。スタッフ同士や他の客へのシャンプー終了の合図、寝ている客を起こすためのルーティンで、店や担当者によって強さや意味合いが違う。長年の慣れで好みが分かれる行為でもある。
togetter.com
December 16, 2025 at 12:25 PM
読んでいる本にプディングという言葉が出てきても「プリンのことか」と片付けてしまう…翻訳モノを読んでいる時に気がかりなことを教えてくれる本がある https://togetter.com/li/2637766
読んでいる本にプディングという言葉が出てきても「プリンのことか」と片付けてしまう…翻訳モノを読んでいる時に気がかりなことを教えてくれる本がある
翻訳で見かける「プディング」を単なる「プリン」と済ませず意味や背景を掘り下げる一冊。金原瑞人『英米文学のわからない言葉』は翻訳好きに入口と奥行きを与える必読書。
togetter.com
December 15, 2025 at 12:23 PM
先代の調子が悪くなったのでつい先日買い換えたばかり…。今後のサポートはどうなるのか

ルンバのメーカー「アイロボット」連邦破産法第11条の適用申請 | NHKニュース https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015004041000
ルンバのメーカー「アイロボット」連邦破産法第11条の適用申請 | NHKニュース
ロボット掃除機の「ルンバ」を手がけるアメリカの「アイロボット」が、競争の激化などから業績が低迷して経営に行き詰まり、14日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請したと発表しました。 …
news.web.nhk
December 15, 2025 at 9:07 AM
3匹の柴犬に、3色のベッドを購入→それぞれ選んだのは……「笑ってしまいました!」 “賢いチョイス”に「お見事」「じわじわくる」(1/2) | 犬 ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/cont/articles/3651154/
3匹の柴犬に、3色のベッドを購入→それぞれ選んだのは……「笑ってしまいました!」 “賢いチョイス”に「お見事」「じわじわくる」(1/2) | 犬 ねとらぼ
3匹の柴犬と暮らす飼い主さんが、それぞれに合った色のベッドを3つ用意した結果がThreadsで話題です。「オモロ!!」「可愛すぎる〜」などの反響を集め、記事執筆時点で“いいね”は約6万8000件を記録しています。3匹それぞれが選んだベッドの色が予想外 話題になった柴犬は、現在11歳の黒柴「小豆(…
nlab.itmedia.co.jp
December 14, 2025 at 3:43 AM
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津田大介さん:
「この記事すごく面白かった。一度は答申まで出ていた選択的夫婦別姓が自民党保守派によって無理矢理止められたあとの30年間続いてきた自民党内「夫婦別姓つぶし」ネットワークの中心的存在が高市首相だったということがよくわかる。「首相は別姓賛成」と勘違いしてる若者にこそこの記事読ませないとね。」 / X
https://x.com/tsuda/status/1999714937648873523
「記事無料で読めるリンク置いておきますね。 https://t.co/OqKzI9OV6m」 / X
https://x.com/tsuda/status/1999723449716183105
December 13, 2025 at 11:39 PM
ラテンアメリカン・ホラーの傑作長篇──『秘儀』 - 基本読書 https://huyukiitoichi.hatenadiary.jp/entry/2025/12/14/080000
ラテンアメリカン・ホラーの傑作長篇──『秘儀』
秘儀(上)(新潮文庫) * 作者:マリアーナ・エンリケス,宮﨑真紀 * 新潮社 Amazon 毎年この時期(12月頃)は年間ベストについて考えている頃合いだが、「あれは絶対ベストに入るな〜」という作品でも、時間的な都合で記事を書けていないものも多い。そうやって取りこぼした作品をすべて紹介できるわけではないが、これだけは今年の一冊として紹介しておきたい、と断言できるのが、アルゼンチンの作家マリアーナ・エンリケスによるラテンアメリカン・ホラーの傑作『秘儀』だ。 著者は『寝煙草の危険』が本邦でも高く評価されており、本作も大きな期待のもと読み始めたが、これが一言でいえば「しっくりくる」ホラー長篇だ。軍事政権時代と民主化への移行が共存する20世紀後半の政治的激変期のアルゼンチンの状況を緻密に物語に取り込みながら、同時に、父と子の愛の物語として、異能力者たちの物語として、様々な側面を持たせ、そのすべてをホラーとしてまとめあげた、美しい長篇だ。 #### あらすじ・世界観など 物語の舞台は1960年代から90年代にかけて。〝闇〟の力を借り、アルゼンチンの政財界の裏側で暗躍し不死化を目指す〝教団〟。そこで唯一の闇を呼び出す霊媒である美しい男性フアンと、同等かそれ以上の力を宿していると見られる息子ガスパル。この明らかに怪しい教団に使い潰されようとしている父と子だが、父は自身の残り少ない寿命を燃やして、なんとかして息子を教団の魔の手から逃そうとする──。 #### ダークファンタジイをホラーとして描く。 といった表面的なあらすじだけ読むと舞台の時代も相まってなんだか古臭いダークファンタジイに感じられるが、読み始めてみるとずいぶんと印象が変わってくる。設定的にはダークファンタジイでも、その表現方法はホラーの文脈でなされているのだ。 物語は全6章から構成され、各章ごとに取り扱っている時代と中心人物が異なるが、それぞれの視点から「恐怖」が描き出されていく。たとえば最初のパートは1981年で、父親のフアンを中心人物として描き出していく。フアンは異能力を使いこなしていて、印章や儀式を用いた死者との交信や、精神的な干渉への防御手段など、多くのことを知っている。彼は闇を召喚できる現状唯一の存在だが、闇は彼にとっても恐怖の根源だ。一度闇を召喚してしまった後は、もはや召喚しないということもできない。 同じく教団の一員であるフアンの妻ロサリオは、最初のパートの時点ですでに何らかの理由で亡くなってしまっている。妻をすでに失った状態で何よりもフアンに恐怖をもたらすのは、息子ガスパルの存在だ。明らかにガスパルはフアンの能力を引き継いでいて、見えぬものを見ている。それが教団にバレたら、フアンの後継者として囚われ二度と闇から逃れることができなくなる。そのため、フアンは息子にこうした異能の力、闇が存在する〈あちら側〉のことを本人自身にも秘匿しながら、教団から息子の能力を隠し通すという、難しいタスクの達成を強いられることになるのだ。 それに続くのは「ひとけのない家々にまつわる邪悪なこと 一九八五-一九八六、ブエノスアイレス」と題された、単独の作品として抜き出せるほど洗練されたホラーとして成立している章で、息子のガスパルを中心人物として描き出していく。少年期に入ったガスパルと、片腕のない少女アデラと仲間たちが、ひとけのない家々──ホラーにはつきものの「招かれざる廃屋」を訪れる物語だ。 なんでも、ビジャレアル通りの家には、ある時期までは老年性の認知症を患う老夫婦が暮らしていたが、二人は相次いで亡くなり、その後は実質的に心霊スポットと化している。中に入ってそこで眠ったら、周りにたくさんの肖像画や人の顔が見えるとか、眠くなるとか。ガスパルに恋心を抱く少女アデラは、好奇心と、酔った母親がもたらした、行方不明な父親がその家の中に隠れているかも知れないというかすかな期待をもって、ガスパルと友人たちを連れて、ビジャレアル通りの家に侵入する──。 > 家は、一見するかぎり特別には見えないが、もし上空から降りてきてその前で浮かんで眺めることができたら、細かいところまでわかるだろう。鉄製の門は焦げ茶色に塗られている。前庭の芝はとても短く、からからに乾燥している。陽に焼けて、伸びたところはどこにもなく、緑はいっさい見えない。旱魃と冬が一度に来たかのような庭だ。家はなんとなく微笑んでいるかのように見える。煉瓦でふさがれた窓が閉じた二つの目のようで、それだけでも人の顔を思わせるのだが、地元の子供たちが表玄関を開けようと無駄な努力をして、そこに渡された鎖と南京錠を動かし、半円形に垂れた鎖が口みたいに見え、窓の目のあいだでにっこり口角を上げる笑顔を作っている。*1 このように、家の描写を念入りに行うところが、ホラー小説としての肝だ。そして、闇が存在する世界だから、当然ただの心霊スポットでは話は終わらない。 こうした古典的な幽霊屋敷奇譚と同時に描き出されるガスパルの「恐怖」は、父親の存在だ。死にかけている父親の側にいる恐怖。実の父も母も亡くなった後にくる、未来への漠然とした不安。そして、時折なにかに乗っ取られたかのように変容し、時に暴力的になる父親への恐怖。読者はそれは教団、あるいは闇の召喚絡みだとわかるが、ガスパルからすれば父親の豹変は恐怖の対象でしかない。 #### アルゼンチンの風景が随所に織り込まれている 本作のもう一つの魅力はラテンアメリカ圏の歴史が織り込まれている点にある。たとえば、先の幽霊屋敷でも、高速道路を作るために家が問答無用で破壊された、独裁政権時代の横暴なエピソードが関わってくる。みながテレビで釘付けになる、1985年のコロンビアの火山が噴火し2万人以上の死者が出た事件。マラドーナが活躍するサッカーワールドカップの盛り上がりなど、時代を伺わせるエピソードが随所に挿入されるが、1973年ブエノスアイレス生まれの著者の、実体験に近いものなのだろう。 美しい思い出だけでなく、アルゼンチンの政治状況をめぐる暗部といえる部分までも赤裸々に織り込んでいく。作家は一度は自身の幼少期の体験を丁寧に織り込んだ傑作を描くものだが、著者にとっての本作は、その必殺技に近い作品なのだと思う。 #### おわりに 物語は下巻で、教団の成り立ちやその内部を描く章や、ビジャレアル通りの家探検の後日談をジャーナリストの目線で描き出すパート、そして最終的には、「空で咲く黒い花 一九八七-一九九七年」として、再度ガスパルを中心人物として、父子の物語として、教団との物語にケリがつくことになる。それぞれに別の角度からのホラー的な演出が凝らされており、読み通すと、複数のホラー作品を読んだ満足感が残る。 特別にピックアップはしなかったが、息子を想うがその真意を十分に説明できない不器用な父親と、最初は父の振る舞いが理解できずとも成長し、力を増すことで父と母の真実に気がついていく息子。そうした、割り切れない父子の愛情の物語としても一級品で──と、とにかく様々な側面が洗練された長篇なので、この冬休みの読書として、ぜひともおすすめしたい一冊だ。 寝煙草の危険 * 作者:マリアーナ・エンリケス * 国書刊行会 Amazon *1:p. 346 上巻
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December 14, 2025 at 12:52 AM