本のフェアトレード|Fair Trade Books
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本のフェアトレード|Fair Trade Books
@fairtradebook.org
本の著者や訳者の「フェアな報酬」「フェアな労働量」「フェアな意志疎通」を推進する認証活動団体「本のフェアトレード」(FTB)の裏アカ(?)です。中の人のぼやきが多め。

We're a small team in Japan working together to ensure fair pay, fair workload and fair communication for all authors and translators.

公式ウェブサイト: https://fairtradebook.org
一足先に、こちらへ告知を出しておきます。

実に7ヶ月ぶりの定例会を開催します。

日時: 11月23日(土)20時〜
場所: オンライン(要申し込み)
詳細: fairtradebook-20241123.peatix.com

話題は未定ですが、7ヶ月も経っているので、色々と報告することもありますし、「本のフェアトレードについてもっと知りたい」「認証システムについてもっと知りたい」といった方の疑問・質問に答える時間もとれそうです。というわけで、初見さん大歓迎、ふるってご参加ください。
November 3, 2024 at 1:39 AM
名前が長すぎるシリーズ(名称略)の第4回は「追加業務」についてです。

通常の意味での追加業務もそうなのですが、印税形式で報酬が設定される場合は、出版社から特段の要請がなくても、著者・訳者には「重版かからないと採算とれない!」という、ものすごいプレッシャーがかかることもしばしばあります。

そのような暗黙の追加業務を奨励する商慣習は、改善していくべきだろうと思います。文字単価で生活賃金レベルの報酬を払った上で、印税をボーナスとして扱えば、この問題は解消される気がしますが、みなさんはどう思われますか?
June 14, 2024 at 4:27 PM
名前が長すぎるミニシリーズ『〈フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン〉(内閣官房・公正取引委員会・中小企業庁・厚生労働省) の考え方を、本の執筆と翻訳に当てはめてみた』。

報酬にも当てはめてみました。

下調べも含め、書くのに2時間くらいかかりました。いや、もっとかかったかな……。

中の人としては、この「文字単価+印税ボーナス」という形式が、日本でも早く定着してほしいです。これが定着している国では、衣食住まかなえるくらいのお金は出るのが通例みたいなので。どうでしょう。
June 13, 2024 at 12:39 PM
昨日から始まったミニシリーズ『〈フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン〉(内閣官房・公正取引委員会・中小企業庁・厚生労働省) の考え方を、本の執筆と翻訳に当てはめてみた』。

その2は、支払遅延と支払期日についてです。

出版業界では、著者・訳者への報酬が、原稿の納品から60日以内ではなく、書籍の刊行から数ヶ月後に支払われることがしばしばあります。しかし、政府当局のガイドラインに照らしてみた場合、この商慣習はそもそも「正常」と言えるのでしょうか? 「昔から続いてきたのだから、正常に決まっている」と決めつけるのではなく、改めて批判的に再考する価値があると思います。
June 11, 2024 at 10:34 PM
旧鳥でも連載(?)中のシリーズ『〈フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン〉(内閣官房・公正取引委員会・中小企業庁・厚生労働省) の考え方を、本の執筆と翻訳に当てはめてみた』。

その1は、事前の契約について。「出版業界では、契約を交わさずに作業に入るのが慣例」という意見をときたま聞きますが、政府ガイドラインに従った場合、それってどうなの?と。気合いを入れて書いてみました。
June 11, 2024 at 12:32 PM
例えば、この政府ガイドラインとか、本の著者や訳者にとっては「え、そこまで言う?」となるくらいすごい文書だと思うのですが。これが共通認識になったら、現行制度は変わらざるをえないのでは?とすら思います。
www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihi...

少し前に行ったアンケートでも、回答者の過半数が「フェアな報酬を満たす本を一冊も担当したことがない」と答えていましたし、どう考えても「正常な商慣習」ではないよなあ、などと中の人は思っています。
May 23, 2024 at 12:53 AM
立ち上げ1周年を迎えてのご挨拶です。
April 13, 2024 at 11:43 AM