あずまVersion2,0
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あずまVersion2,0
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原神スタレで生息しています腐った成人済みでございます。
無言フォロー失礼いたします。
失ったものは名残惜しい。しかし、こうして二度目なのだろう告白も真剣に向けてくれたことが、今の🕯️には何よりも嬉しかった。

🕯️の予想通り秘境の効果は不発だった。人限定の効果であるため、妖精の🕯️は自動的に除外され、部屋は作られるも鍵は最初から開いていたのだ。
次にペアグラスだが、あれはつい三日前に購入されたものを香りの強いワインに浸けて香りを染み込ませたものである。拠点に運び込まれたのは🕯️が例の秘境から出て帰るまでの間。
そして🕯️が受け取った告白はこれで二度目ではない。正真正銘、最初の告白であった。
「本当に、あの秘境は都合が良かった」
それら全てを知るのは、念願の蒼炎を手に入れた狼だけである。
February 9, 2026 at 11:25 AM
よく使っていたのか、仄かにワインが香っていた。
「すみません、秘境を出るためとはいえ、あなたとの思い出を……」と落ち込み謝る🕯️。秘境の扉が抵抗なく開き出られたこともあり、開けた瞬間自動的に奪われたことを疑わなかった自分が情けない。そんな🕯️に、失われて一番悲しいはずの⚔️はすぐなんでもないように「お前が許してくれるなら、これからもっと思い出を増やしたい。今度は、忘れないようにたくさんな」と太陽のような笑顔で照らす。
まだ実感はない。けれど⚔️の笑顔で胸中が暖かくなる感覚に、本当に大切だったのだと🕯️は噛み締める。
「こんな時になんだが、改めて言いたい。……🕯️、俺の傍で、俺と一緒に幸せになってくれ」↓
February 9, 2026 at 11:25 AM
あたり、本当にそうなのかと🕯️の疑いが薄れる。
丁寧に結ばれてから一ヶ月間紡いできた思い出を話そうと、代償として支払った記憶は忘却ではなく喪失したのであり、記憶の引き出しから奪われたそれを思い出すことはまずない、というのが⚔️の推測だった。
お酒を飲んで笑いあって、たまに確かめ合うように口を絡ませるだけも淡白な関係は、互いに支障があってはと周囲に隠していたこともあり、⚔️からの語りでしか確かめようがなかった。
ただ、🕯️の拠点に所々見慣れないペアのグラスや皿が置かれているのを見て、徐々にとても大切な物を失ったのだと分かってくる。昨日も二人きりで飲み交わしたのだと⚔️の言う通り、グラスは綺麗ながらも↓
February 9, 2026 at 11:25 AM
「顔は良いってよく褒められる。他から見ても地位や年収は申し分ないはず。力もそれ相応だと自負している」と力説。

「お前の恋人からお前を奪うには、あと何が必要だ?」

そんな落ち着きもありながら堂々とした略奪、もしくは寝取り宣言は、静かになった夜の酒場でよく響いた。
February 6, 2026 at 11:36 AM
唸りような⚔️の問いに恐怖が追ってやってくる。
「動揺したな。相手は同僚か?」「ちっ、脈じゃ分からんか」「なぁ、相手はどんな奴だ?」「性別は?」「年齢は?」「出身は?」「体格は?」「顔立ちは?」「職業は?」「地位は?」「役職は?」壊れたレコードの如く一定の音量と音程で問いただされる。痛くはないが掴んでいる手はビクともしない。
逃げることも答えることも出来ず「え、あ」と口ごもる🕯️。ただ温度のない⚔️に怯えが伝わったのか「ああ、悪い。俺もちゃんと言わないとな」と僅かに声を和らげる。
「俺は⚔️」と始まりそこから性別、出身、身長、年齢、役職などをつらつら並べていく。
そうして腕は掴んだまま🕯️に向き直り↓
February 6, 2026 at 11:36 AM
「装備からして🔦キーパーか?」と問いかける⚔️。本当に覚えていないのかと積もる寂しさを隠しながらいつも通りを意識して受け答える。適当に躱してさっさと帰ろうと考えるも「出会えた記念に好きな酒を奢ろう」「本部や町では見かけなかったが、佇まいからして新人じゃないよな」「もしやあの灯台の離島にいつも?あそこだけはまだ見回ってなかったな」など話が途切れない。
これ以上は変なボロが出そうで半ば強引に「僕、待ち合わせがあるので」と嘘をついて席を立つ。
直後、その腕をマメだらけの分厚い手に引き留められる。
「恋人か?」
先程までの軽快な声色が嘘のように低い声が這い寄る。恋人と言う単語に一瞬ドキリとする🕯️でも、↓
February 6, 2026 at 11:36 AM
🕯️の頭を膝に乗せ、背もたれに放置していた自身の上着をかけて寝かせる。
とんとん、と背中を優しく叩けば、🕯️は安心した顔ですぐに寝付いた。
すぅすぅ、と昨夜より穏やかになった寝息に⚔️も安堵し、暫く🕯️の寝顔を眺めた。
February 4, 2026 at 3:36 PM
ところで腹が膨れたらしく口の止まった🕯️に「よく食べたな」と⚔️は褒めた。よく分からないけど褒められていることは理解して顔を綻ばせる🕯️。
次に薬を飲ませようと処方された錠剤を近付けるも途端に顔を背けて嫌がる。それに仕方ないよな、と⚔️は自分で錠剤と水を含み、🕯️の顔を優しく固定し口移しで薬を飲ませた。弱々しい抵抗も優しく包み込み、嚥下したのを確認して離せば「は……はぁ……っ」と涙目の🕯️が⚔️を見上げる。
「飲めて偉いぞ」と褒めて誤魔化し寝室に運ぼうとするも、また🕯️が嫌がる。「寝ないと治らないぞ」と言っても🕯️はイヤイヤと拒否し、ぎゅっと⚔️にすがり付く。その必死な様子に⚔️は「わかった、ここで休もう」と↓
February 4, 2026 at 3:36 PM
と、ほぼ完成したところに二階で寝ていた筈の🕯️がリビングに降りてきているのに気付く。
フラフラと危うい足取りに⚔️は慌てて🕯️の体を支え、近くのソファへ座らせる。「危ないだろ」と叱っても🕯️は答えず、代わりに⚔️の手を自分の頬に当てて気持ち良さそうに浸る。
普段は見れない大人びた🕯️の子供らしい仕草に⚔️の胸が締め付けられた。叱るのもそこそこに出来たばかりのお粥をよそい、🕯️へ食べさせる。
力がでない🕯️の代わりに⚔️がれんげで掬い、ふーふーと粗熱を冷まし🕯️の口へ運ぶ。🕯️はいつもより開かない口でれんげの三分の一を食み、ゆっくりと咀嚼。飲み込めばれんげに残ったお粥も続けて食べる。
そうしてれんげ三杯分を食しした↓
February 4, 2026 at 3:35 PM
🕯️の心拍を早めるのに十分だった。
「うん、うまい」と耳元から脳に直接送り込むような囁きは、次いで🕯️の頬に熱を持たせる。
数秒の間で起きた衝撃を受ける🕯️を知ってか知らずか、口を開けて次を催促する⚔️に言われるまま、箱内のチョコ全てを🕯️が手ずから食べさせることになった。
February 1, 2026 at 3:53 PM
相変わらずの笑顔の筈なのに、目が笑っていないように見えた⚔️が見下ろしていた。お腹に回された太い腕は大木のようにビクともしない。
何かは分からないが、何かを間違えないように。もっというなら嘘をついてはいけない気がした🕯️。直感にしたがって、手元の箱のラッピングを手解き、中身の一つを⚔️に差し出した。
「……俺宛?」と漸くチョコの宛先を⚔️は理解し、🕯️は頷く。
⚔️は一つ瞬きを溢すと「はぁ~~~」と脱力しながら🕯️の肩に顔を埋める。
やはりだめだったかと🕯️はチョコをしまおうとした瞬間、摘まんでいたチョコを指ごとパクリと食べられた。
少しカサつきと柔さのある唇。大きな口に一瞬にしてチョコを奪われた光景は、↓
February 1, 2026 at 3:53 PM
あれらに対して、自分のは歪な上、味も大したことがなく、箱も簡素なもの。りさに悪いと思いながらも、一気に自信がなくなった🕯️は諦めて帰ろうとする。
トボトボ歩くその小さな体は、直後に廊下の影に引きずり込まれる。後ろから抱えられ、驚き振り向くと、そこには悪戯が成功したような笑顔の⚔️が。
「見つかるとまずいから、静かにな」と騒がしい受付から離れて執務室へ連れられる。変わらず後ろから抱き締められ、⚔️の膝に乗る形でソファに座る。
いつもは嬉しいけど、今は少し気まずい。そわそわ落ち着かない中で、⚔️が「そのチョコは誰にあげるんだ?」と問われる。なんだか普段より低く聞こえ、恐る恐る見上げれば、↓
February 1, 2026 at 3:53 PM
恐らく近いうちにあの若き🔦キーパーは騎士団まで乗り込んでくるだろう。彼にとっての家族を、奪っているにも等しいのだから。
大分濁して休暇を貰ったマスライからも苦情は来るだろうと予想しながら、自分の故郷へ🕯️を連れていけるという腕の重みが、⚔️の胸中は晴れやかだった。
繋がりなど簡単に切れるだろうと🕯️は思っていたのだろうが、例え🕯️が離れたくなろうと⚔️は全力で自分のもとに縛り付けるつもりだ。
種族も寿命差も、全て振り切ってこの蒼炎を繋ぎ止める。
今の⚔️は騎士などではなく、一匹の獣であり、一人の強欲な男だった。
January 28, 2026 at 11:30 AM
知らなかったか?」と聞き返される。⚔️の言葉を理解しようにも呂律と思考は回らなくなっていき、🕯️の意識は簡単に沈んでしまった。
くたりと脱力した🕯️の身体を⚔️は軽々と横抱きにし、船へと乗り込む。これから🕯️をモソドまで拐うつもりだ。マスライからは既に🕯️の休暇を貰っているが、目覚めればすぐにナドクラヘ🕯️は帰りたがるだろうし、それを止める権利など⚔️にはない。しかし、それは⚔️がどれほど🕯️を求めているかをその身に分からせてから。そして、どこにいようと⚔️が🕯️の帰る場所なのだと覚えさせてからだ。遠くから🐬゛が鬼の形相で駆けてくるのが見える。もう沖に進む船からは、表情は分かっても何を叫んでいるかは聞こえなかったが↓
January 28, 2026 at 11:30 AM
汚れるのも構わずルカに抱き上げられたンズは、この年(中見千歳越え)になって漏らしたこと、それをルカに見られたことのショックが大きく顔を合わせられなかった。
シャワーで洗い流し、ルカから何度も謝られ慰められるも、その日はずっとくすんくすんと泣き続けた。
一方やらかしたルカは反省しながらも、ンズの決壊とその表情に高ぶってしまい、ンズを風呂場から出す前に荒ぶる熱を慰めるのに時間を要したのだった。
January 26, 2026 at 10:45 AM