「ぅ゙ぅ〜…」
「895はオッケー出したら即食いそうなそぶり見せんのやめろ。怖ぇーだろ」
「うっせえ」
「DTのクセにイキんなDT」
やっぱり!なんかヤバイなと思ってた。
年々容赦がなくなってくる峰たくんの指摘に返事を詰まらせたかっちゃんを横目で睨んで肩をぶつけた。
「ンだよ」
「えっち」
「……っ……、てめえ、出9!」
会議室のドアノブを手にかけた峰たくんが僕たちを見て、呆れた声で笑った。
「これでもお前らバカ馴染みのこと、応援してんだかんな」
「ぅ゙ぅ〜…」
「895はオッケー出したら即食いそうなそぶり見せんのやめろ。怖ぇーだろ」
「うっせえ」
「DTのクセにイキんなDT」
やっぱり!なんかヤバイなと思ってた。
年々容赦がなくなってくる峰たくんの指摘に返事を詰まらせたかっちゃんを横目で睨んで肩をぶつけた。
「ンだよ」
「えっち」
「……っ……、てめえ、出9!」
会議室のドアノブを手にかけた峰たくんが僕たちを見て、呆れた声で笑った。
「これでもお前らバカ馴染みのこと、応援してんだかんな」
「違わないけど!?きみこそどうなんだよ!」
「俺はiz9に惚れてるってずっと言っとんだろが!」
「〜っ、知ってるよ!わかってるよ!そんなこと大声で言うなよ、恥ずかしいだろバカ!!」
「ハァ?!はずっ、…っ」
「…かしい、から…えっと……ごめん」
「俺も…怒鳴って悪い」
「うん……」
小声で謝りあって、そっと顔を上げる。半目でこっちを見てた峰たくん…ヒーロー・グレープジュースが両手をパンパン叩いて椅子から降りた。
「終わったか?んじゃ行くぞ。打ち合わせ、第二会議室だってよ」
「おー…」
「うん、ハイ」
今度参加する作戦の打ち合わせに来てたんだった。
「違わないけど!?きみこそどうなんだよ!」
「俺はiz9に惚れてるってずっと言っとんだろが!」
「〜っ、知ってるよ!わかってるよ!そんなこと大声で言うなよ、恥ずかしいだろバカ!!」
「ハァ?!はずっ、…っ」
「…かしい、から…えっと……ごめん」
「俺も…怒鳴って悪い」
「うん……」
小声で謝りあって、そっと顔を上げる。半目でこっちを見てた峰たくん…ヒーロー・グレープジュースが両手をパンパン叩いて椅子から降りた。
「終わったか?んじゃ行くぞ。打ち合わせ、第二会議室だってよ」
「おー…」
「うん、ハイ」
今度参加する作戦の打ち合わせに来てたんだった。
ポロッてこぼれた言葉が聞こ逃せなくて言葉が尖る。かっちゃんは目を細めて、面倒そうに片手をひらひら振った。
「一般論だろ。うちのババアなんざずっとババアだぞ」
「光己さんは綺麗だよ。ずっと思ってたけど、お母さんが美人なの自慢だけど照れくさいからってバカにする言い方するの良くないと思う」
「今そんな話してなかっただろうが。つーかあのババアがお前の好みかよ」
「僕の好みがどうとかなんて話してない。だいたいきみんち、親子でそっくりじゃないか。光己さんが僕の好みならきみだって僕の好みって事になるんだけど」
だんだん語気が荒くなる。
ポロッてこぼれた言葉が聞こ逃せなくて言葉が尖る。かっちゃんは目を細めて、面倒そうに片手をひらひら振った。
「一般論だろ。うちのババアなんざずっとババアだぞ」
「光己さんは綺麗だよ。ずっと思ってたけど、お母さんが美人なの自慢だけど照れくさいからってバカにする言い方するの良くないと思う」
「今そんな話してなかっただろうが。つーかあのババアがお前の好みかよ」
「僕の好みがどうとかなんて話してない。だいたいきみんち、親子でそっくりじゃないか。光己さんが僕の好みならきみだって僕の好みって事になるんだけど」
だんだん語気が荒くなる。
「別に?お前が死ぬ時、三秒くらい俺のこと考えりゃそれでいい」
「……きみってさあ」
「ん」
「ずっとカッコいいよね」
「一途だろ」
黙り込んだ僕を見てかっちゃんはまた笑う。僕のほっぺたを指で摘んで引っ張った。弾む声が降る。
「かーわい」
もっとブワッて赤くなる。かっちゃんの手をペシッて払う。自分の耳が熱くなってるのは知らんぷりした。だって、素直になるには遅すぎる。
「そ、んなわけないだろ。幾つだと思ってるんだよ」
「ジジイになってもiz9はかわいーだろ、多分。引子さんもずっと変わんねえし」
「は?」
「ア?」
「別に?お前が死ぬ時、三秒くらい俺のこと考えりゃそれでいい」
「……きみってさあ」
「ん」
「ずっとカッコいいよね」
「一途だろ」
黙り込んだ僕を見てかっちゃんはまた笑う。僕のほっぺたを指で摘んで引っ張った。弾む声が降る。
「かーわい」
もっとブワッて赤くなる。かっちゃんの手をペシッて払う。自分の耳が熱くなってるのは知らんぷりした。だって、素直になるには遅すぎる。
「そ、んなわけないだろ。幾つだと思ってるんだよ」
「ジジイになってもiz9はかわいーだろ、多分。引子さんもずっと変わんねえし」
「は?」
「ア?」
それを思うとトガちゃが「私」じゃなく「あなた」を選んだの、ほんとに彼女の精一杯で最大の好意なんだよな。
それを思うとトガちゃが「私」じゃなく「あなた」を選んだの、ほんとに彼女の精一杯で最大の好意なんだよな。
ちょっと前に見かけた誠実をどこに置くか、かなあ。
自分自身に対する誠実さ(プライドとも呼ぶ)を曲げてでも「あなたと仲良くなりたい」って言葉と行動をとる。自分から話しかけたり、気づかいに気づかいを返したり、感謝したり、ごめんって謝ったりする。
ちょっと前に見かけた誠実をどこに置くか、かなあ。
自分自身に対する誠実さ(プライドとも呼ぶ)を曲げてでも「あなたと仲良くなりたい」って言葉と行動をとる。自分から話しかけたり、気づかいに気づかいを返したり、感謝したり、ごめんって謝ったりする。
他者から認められて、受け入れられたかった。てのはみんなあるかな。とむらくん含めて大戦に残った連合の子はみんなそうだし、全さんも、デ9くんも。
他者から認められて、受け入れられたかった。てのはみんなあるかな。とむらくん含めて大戦に残った連合の子はみんなそうだし、全さんも、デ9くんも。