成功により中古車に乗る必要はなくなったものの、実生活では不調を抱えるなか、自分の過去や、実録犯罪、映画、文学などを掘り下げて作品を作り上げたブルースはもちろんの事、彼を信じてビジネスや政治を引き受けたジョン・ランダウも、録音したマイク・バトランも、カッティングをしたデニス・キングも、チャック・プロトキンもトビー・スコットもいて、初めて『ネブラスカ』は世に出たんですね。
成功により中古車に乗る必要はなくなったものの、実生活では不調を抱えるなか、自分の過去や、実録犯罪、映画、文学などを掘り下げて作品を作り上げたブルースはもちろんの事、彼を信じてビジネスや政治を引き受けたジョン・ランダウも、録音したマイク・バトランも、カッティングをしたデニス・キングも、チャック・プロトキンもトビー・スコットもいて、初めて『ネブラスカ』は世に出たんですね。
後続の作品に与えた影響は言わずもがなだが、野武士に狙われた村を浪人が守るという物語自体、時代劇というより西部劇的なのも、数多の翻案作品が作られた一因かしらと思ったり。
後続の作品に与えた影響は言わずもがなだが、野武士に狙われた村を浪人が守るという物語自体、時代劇というより西部劇的なのも、数多の翻案作品が作られた一因かしらと思ったり。
グラムやシアトリカルなロックの極北はコメディなのですね。無茶苦茶をやりながらも根底には愛の渇望や悲しみがあるのもグラムっぽい。
グラムやシアトリカルなロックの極北はコメディなのですね。無茶苦茶をやりながらも根底には愛の渇望や悲しみがあるのもグラムっぽい。
『愛はステロイド』という邦題から期待するような展開はあるのだが、本来はそういう情報を持たず驚きを味わいたいところ。原題の”Love Lies Bleeding”はさしずめ『愛は瀕死』で、これはこれで物語の本質を的確に表しているが、このタイトルで観るかというと見逃す可能性が高いのが難しいところですね。
『愛はステロイド』という邦題から期待するような展開はあるのだが、本来はそういう情報を持たず驚きを味わいたいところ。原題の”Love Lies Bleeding”はさしずめ『愛は瀕死』で、これはこれで物語の本質を的確に表しているが、このタイトルで観るかというと見逃す可能性が高いのが難しいところですね。
強面に見えて実はウォーカーが撃つのはベッドだったり電話だったりしする辺りもなんだか、ハードボイルド・ジャンルへの皮肉に思えた所以。
そして、何よりこの映画のリー・マーヴィンが43歳だったいう事に衝撃を受けている。
強面に見えて実はウォーカーが撃つのはベッドだったり電話だったりしする辺りもなんだか、ハードボイルド・ジャンルへの皮肉に思えた所以。
そして、何よりこの映画のリー・マーヴィンが43歳だったいう事に衝撃を受けている。
それでも、こういう映画がミニシアターでなくシネコンで上映されるのは大事だと思う。
それでも、こういう映画がミニシアターでなくシネコンで上映されるのは大事だと思う。
後半、アイリッシュトラッドがブルースの血を吸って、ロックンロールの化物な最強の敵になる展開を妄想したのだが、流石にそんな事にはならないのであった。
後半、アイリッシュトラッドがブルースの血を吸って、ロックンロールの化物な最強の敵になる展開を妄想したのだが、流石にそんな事にはならないのであった。
『ワン・フロム・ザ・ハート リプライズ』でも思ったが、話の筋が通ってるかみたいな些事にはもう関心がないのかもしれぬ。
『ワン・フロム・ザ・ハート リプライズ』でも思ったが、話の筋が通ってるかみたいな些事にはもう関心がないのかもしれぬ。
ヒュー・グラントのお喋りはいつもの調子なのに、内容が信仰(と不信仰)というだけでこんなに恐ろしいなんて。これが、ケビン・スペイシーとかだったら出てきた瞬間から怪しげなんだろうけど、『アバウト・ア・ボーイ』のウィルがそのまま歳を取ったみたいな調子で狂ってるのがいい。
ヒュー・グラントのお喋りはいつもの調子なのに、内容が信仰(と不信仰)というだけでこんなに恐ろしいなんて。これが、ケビン・スペイシーとかだったら出てきた瞬間から怪しげなんだろうけど、『アバウト・ア・ボーイ』のウィルがそのまま歳を取ったみたいな調子で狂ってるのがいい。