#スプリングスティーン感想キャンペーン
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そんなタガが外れた映画のなか、初めて狂人じゃないヒュー・キース=バーンを見た気がする。
そんなタガが外れた映画のなか、初めて狂人じゃないヒュー・キース=バーンを見た気がする。
成功により中古車に乗る必要はなくなったものの、実生活では不調を抱えるなか、自分の過去や、実録犯罪、映画、文学などを掘り下げて作品を作り上げたブルースはもちろんの事、彼を信じてビジネスや政治を引き受けたジョン・ランダウも、録音したマイク・バトランも、カッティングをしたデニス・キングも、チャック・プロトキンもトビー・スコットもいて、初めて『ネブラスカ』は世に出たんですね。
成功により中古車に乗る必要はなくなったものの、実生活では不調を抱えるなか、自分の過去や、実録犯罪、映画、文学などを掘り下げて作品を作り上げたブルースはもちろんの事、彼を信じてビジネスや政治を引き受けたジョン・ランダウも、録音したマイク・バトランも、カッティングをしたデニス・キングも、チャック・プロトキンもトビー・スコットもいて、初めて『ネブラスカ』は世に出たんですね。
ユル・ブリンナーは後年『ウエストワールド』で、黒ずくめのガンマンを恐ろしい形で再演しているが、こちらもリアルタイムで観ていたら色々とショックがデカかっただろうなと思う。
ユル・ブリンナーは後年『ウエストワールド』で、黒ずくめのガンマンを恐ろしい形で再演しているが、こちらもリアルタイムで観ていたら色々とショックがデカかっただろうなと思う。
後続の作品に与えた影響は言わずもがなだが、野武士に狙われた村を浪人が守るという物語自体、時代劇というより西部劇的なのも、数多の翻案作品が作られた一因かしらと思ったり。
後続の作品に与えた影響は言わずもがなだが、野武士に狙われた村を浪人が守るという物語自体、時代劇というより西部劇的なのも、数多の翻案作品が作られた一因かしらと思ったり。
グラムやシアトリカルなロックの極北はコメディなのですね。無茶苦茶をやりながらも根底には愛の渇望や悲しみがあるのもグラムっぽい。
グラムやシアトリカルなロックの極北はコメディなのですね。無茶苦茶をやりながらも根底には愛の渇望や悲しみがあるのもグラムっぽい。
そして、今回気づいたが犬歯でなく前歯が尖っているのは、鼠なんですね。
馬車でわざわざ迎えに行ったり、引越しの棺を自分で運んだりと、相変わらず全部自分でやるのが可愛い。
そして、今回気づいたが犬歯でなく前歯が尖っているのは、鼠なんですね。
馬車でわざわざ迎えに行ったり、引越しの棺を自分で運んだりと、相変わらず全部自分でやるのが可愛い。
『愛はステロイド』という邦題から期待するような展開はあるのだが、本来はそういう情報を持たず驚きを味わいたいところ。原題の”Love Lies Bleeding”はさしずめ『愛は瀕死』で、これはこれで物語の本質を的確に表しているが、このタイトルで観るかというと見逃す可能性が高いのが難しいところですね。
『愛はステロイド』という邦題から期待するような展開はあるのだが、本来はそういう情報を持たず驚きを味わいたいところ。原題の”Love Lies Bleeding”はさしずめ『愛は瀕死』で、これはこれで物語の本質を的確に表しているが、このタイトルで観るかというと見逃す可能性が高いのが難しいところですね。
他の出演者がみんな素で怯えているようにしか見えない中、クラウス・キンスキーだけはずっと傾いた姿勢で、密林や水上ではありえない鎧とブーツ姿で、誇大妄想のようなセリフを吐き続けるのは本当に狂った人にしか見えなかった。
他の出演者がみんな素で怯えているようにしか見えない中、クラウス・キンスキーだけはずっと傾いた姿勢で、密林や水上ではありえない鎧とブーツ姿で、誇大妄想のようなセリフを吐き続けるのは本当に狂った人にしか見えなかった。
強面に見えて実はウォーカーが撃つのはベッドだったり電話だったりしする辺りもなんだか、ハードボイルド・ジャンルへの皮肉に思えた所以。
そして、何よりこの映画のリー・マーヴィンが43歳だったいう事に衝撃を受けている。
強面に見えて実はウォーカーが撃つのはベッドだったり電話だったりしする辺りもなんだか、ハードボイルド・ジャンルへの皮肉に思えた所以。
そして、何よりこの映画のリー・マーヴィンが43歳だったいう事に衝撃を受けている。