"ハルビンは十九世紀末の建都以来、およそ半世紀の間に、目まぐるしく支配者を替え、それとともに様々な民族が出入りし、多民族のるつぼが描き出す町の絵柄も変わっていった。そのすべてをハルビンに生きて自ら経験したからこそ、カッタイスは自分の上に「一〇の国旗」がはためくのを目撃するという歴史の稀有の証人になったのだった。(沼野充義)"
エドガルス・カッタイス/ 黒沢歩 訳/ 沼野充義 解説『一〇の国旗の下で 満洲に生きたラトヴィア人』
www.sakuhinsha.com/history/3057...
"ハルビンは十九世紀末の建都以来、およそ半世紀の間に、目まぐるしく支配者を替え、それとともに様々な民族が出入りし、多民族のるつぼが描き出す町の絵柄も変わっていった。そのすべてをハルビンに生きて自ら経験したからこそ、カッタイスは自分の上に「一〇の国旗」がはためくのを目撃するという歴史の稀有の証人になったのだった。(沼野充義)"
エドガルス・カッタイス/ 黒沢歩 訳/ 沼野充義 解説『一〇の国旗の下で 満洲に生きたラトヴィア人』
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