牡丹
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牡丹
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カピバラ好き 孫のかろんちゅ 文章好き 一次創作
物語を投下します
その日はとても良い天気でした。
抜けるような空の青は爽やかに広がり、うろこ雲が柔らかく浮かんでいました。
春風がゆったりと軒先の洗濯物を揺らす中、女性がひとり、縁側で小鳥のさえずりを聞いていました。
彼女の名は、そらといいました。
「そらちゃん、これ、昨日のお礼。」
声を掛けて来たのはお隣の静子です。
「わぁ、わらびですか!こんなにたくさん!」
ザルいっぱいのわらびを見て、そらは歓声をあげました。
「もっといいものがあればいいのだけどね。」
そう申し訳無さそうに言う静子に、
「配給もどんどん減ってるから、とても嬉しいです。」
そらはザルを受け取ると、深々と頭を下げました。

#一次創作
April 6, 2024 at 12:12 PM
#一次創作

その日は雨が降っていました。
真っ暗な夜の空から、たくさんの雨粒が降り注いでいました。
遠くを走る車のライトが雨粒を反射し、時折滲んでは流れ星のように消えていきます。
稲妻が空を切り裂き、割れるような雷鳴が轟いた後、パチンと小さな音がして、辺りの明かりが消えました。
暗闇は、いっそう暗く見えました。
雨粒が地面を叩く音が、いっそう大きく聞こえました。
少女は空を見上げて、降りしきる雨を見ていました。
少女は雨が好きでした。
この世界の何かから自分を隠してくれる、そんな気がしていました。
March 11, 2024 at 12:14 PM
その店の片隅に、その本はありました。
小綺麗に装丁された表紙をめくると、中のページは全て真っ白で、1枚のしおりが挟まっています。

しおりには、こう書かれていました。
「過去は変えられません。未来は変えられます。」

過去が変わらないのは当たり前だろ。
でも未来は自分次第でどうにでもなると?
明るい明日が待ってるとか?
そういうのは要らないんだよ。

と、その時、店の奥から声がしました。
「何かお探しですか?」
February 17, 2024 at 3:27 PM
あるところに一人の少女がおりました。
少女はとても心優しく、親の言うことを聞き、友達に優しく接する子でした。
勉強を頑張るとお母さんは褒めてくれました。
おもちゃを譲ると友達は喜んでくれました。
みんなが笑顔でいるのが、一番良いと思っていました。
February 8, 2024 at 3:35 AM
物語を投下していこうと思います
February 8, 2024 at 3:28 AM