まぁこれ観たからつって仕事上の遅延や積み残しを許せるか?と言ったら多分そうでなく、自分もこの歪んだシステムの一部を構成してるんだよなぁと自覚。
「社会の歯車になりたくない」はしばしば青臭い言葉として、現代では侮蔑の対象になるが、「社会の歯車、止めてみませんか?」というのが本作の真のテーマだった。
まぁこれ観たからつって仕事上の遅延や積み残しを許せるか?と言ったら多分そうでなく、自分もこの歪んだシステムの一部を構成してるんだよなぁと自覚。
「社会の歯車になりたくない」はしばしば青臭い言葉として、現代では侮蔑の対象になるが、「社会の歯車、止めてみませんか?」というのが本作の真のテーマだった。
ニコは彼の側近を教団で目撃した事から、その背後に最初から政府がいた事に気付く。
政府とカルトの繋がりを暴露し、糾弾するカノン。その結果、X-MENは政府から脅迫を受ける事に。
ニコは彼の側近を教団で目撃した事から、その背後に最初から政府がいた事に気付く。
政府とカルトの繋がりを暴露し、糾弾するカノン。その結果、X-MENは政府から脅迫を受ける事に。
主人公がインヒューマンズのファンというのもマニアックで良い。章題もそれぞれコミックに基づいている。
この手の作品は西側のロックや映画を題材にしがちなので、コミックが自由の象徴として扱われるのは結構珍しい
主人公がインヒューマンズのファンというのもマニアックで良い。章題もそれぞれコミックに基づいている。
この手の作品は西側のロックや映画を題材にしがちなので、コミックが自由の象徴として扱われるのは結構珍しい
自由に憧れ抑圧から逃れようとする若者の苦闘・成長が東欧の歴史に重ねられる。コミックのタイトルが非常に具体的なので、欧米コミックのファンなら更に面白い。良作
自由に憧れ抑圧から逃れようとする若者の苦闘・成長が東欧の歴史に重ねられる。コミックのタイトルが非常に具体的なので、欧米コミックのファンなら更に面白い。良作
急に身体が変容したら「やったー」とはならないでしょう、ボディホラーでしょうという苦悩をオリジンとしてじっくり描いた。2005年版にも影響を与えたと思う。「クロニクル」のトランクが原作としたのも無理はない。
しかしこの原作はあくまで2003年の作品で、十数年の内にハリウッドヒーロー映画事情が結構様変わりした。必ずしもこれが正解ではなくなった、という感じだな……
急に身体が変容したら「やったー」とはならないでしょう、ボディホラーでしょうという苦悩をオリジンとしてじっくり描いた。2005年版にも影響を与えたと思う。「クロニクル」のトランクが原作としたのも無理はない。
しかしこの原作はあくまで2003年の作品で、十数年の内にハリウッドヒーロー映画事情が結構様変わりした。必ずしもこれが正解ではなくなった、という感じだな……
結末部はZガンダムその他と必ずしも繋がらず、アムロが戦いから解放されて「人が人と分かり合える社会を作る」というポジティブな目標を抱いて終わるんですね。
ア・バオア・クーの後はオマケだと思ってあまりきちんと読んでなかったが、この終わり方は良いな。戦いを通じてアムロにも何かしら得る物が無いと…戦闘マシーンのままっていうんじゃ、あまりにも虚しいしね
結末部はZガンダムその他と必ずしも繋がらず、アムロが戦いから解放されて「人が人と分かり合える社会を作る」というポジティブな目標を抱いて終わるんですね。
ア・バオア・クーの後はオマケだと思ってあまりきちんと読んでなかったが、この終わり方は良いな。戦いを通じてアムロにも何かしら得る物が無いと…戦闘マシーンのままっていうんじゃ、あまりにも虚しいしね
自分には「個々の作品や仕事は推すが人は推さない」という、信条というか性質があり、
「あのコントは面白かったけど芸人本人には興味ない」「曲は好きだけど歌手の顔も知らない」みたいな雑な興味や性格から自然とそうなり、その為作品でなく「キャラ」「生き様」で売っているアイドルやら芸能人に全く関心無かった。しかし、この番組見始めてから「オモコロの記事は読んで笑うけど写真に写ってるライターは覚えてない」という状態から個々人の個人情報まで記憶するに至り、「あれ?これ、“人”にハマってない??」と気付いて怖くなっちゃった。
どうしましょう…
自分には「個々の作品や仕事は推すが人は推さない」という、信条というか性質があり、
「あのコントは面白かったけど芸人本人には興味ない」「曲は好きだけど歌手の顔も知らない」みたいな雑な興味や性格から自然とそうなり、その為作品でなく「キャラ」「生き様」で売っているアイドルやら芸能人に全く関心無かった。しかし、この番組見始めてから「オモコロの記事は読んで笑うけど写真に写ってるライターは覚えてない」という状態から個々人の個人情報まで記憶するに至り、「あれ?これ、“人”にハマってない??」と気付いて怖くなっちゃった。
どうしましょう…
韓国社会、男性的・儒教的な価値観に加えてキリスト教的価値観もあって、息子の性的指向が「治る」ように神に祈り続ける母の姿とか、基本的にはコメディテイストの明るい作品なのに息苦しくなってしまった
韓国社会、男性的・儒教的な価値観に加えてキリスト教的価値観もあって、息子の性的指向が「治る」ように神に祈り続ける母の姿とか、基本的にはコメディテイストの明るい作品なのに息苦しくなってしまった
最近電子書籍にシフトしてたけど、久々に本屋に探しに行った実書籍。
日本で暮らすいわゆるハーフの人々を視点を変えながら描く連作短編。
日々の疎外感、鬱憤、やるせなさ……蓄積した感情と、それが内側から溢れて迸る時の表現が凄くて、読んでる自分まで息詰まり、胸に何かが溜まっていく感じを味わう。
最近電子書籍にシフトしてたけど、久々に本屋に探しに行った実書籍。
日本で暮らすいわゆるハーフの人々を視点を変えながら描く連作短編。
日々の疎外感、鬱憤、やるせなさ……蓄積した感情と、それが内側から溢れて迸る時の表現が凄くて、読んでる自分まで息詰まり、胸に何かが溜まっていく感じを味わう。
「教会とは伝統ではありません、過去でもありません。教会とは次に私達が何をするかです」という台詞が非常に印象的。
作り込まれた画面に映っている「当たり前」を拒否し、疑いを促す作品でした。傑作です。
「教会とは伝統ではありません、過去でもありません。教会とは次に私達が何をするかです」という台詞が非常に印象的。
作り込まれた画面に映っている「当たり前」を拒否し、疑いを促す作品でした。傑作です。
教皇の死後、ローレンス枢機卿は新教皇選挙を執り仕切る事に。
進歩主義のベリーニを推すが、保守派の候補者の台頭により目論見は難航。更に陰謀や醜聞の暴露が相次ぎ、ローレンスの信仰は揺らいでいく。最後に勝つのは……?
汚穢が潜む選挙の壮麗な画と緊張感溢れる弦楽器のサウンド、拍手喝采の結末が素晴らしい。今年の暫定ベスト。
教皇の死後、ローレンス枢機卿は新教皇選挙を執り仕切る事に。
進歩主義のベリーニを推すが、保守派の候補者の台頭により目論見は難航。更に陰謀や醜聞の暴露が相次ぎ、ローレンスの信仰は揺らいでいく。最後に勝つのは……?
汚穢が潜む選挙の壮麗な画と緊張感溢れる弦楽器のサウンド、拍手喝采の結末が素晴らしい。今年の暫定ベスト。
幽霊、魔術といった題材を人種問題と組み合わせたパルプホラー連作短編。
主人公達アフリカ系アメリカ人を取り巻く環境が既にホラーであり、何をするにも警官の妨害を受けるもどかしさに、タイトルの含意が表れている。
特に面白かったのは、白人ばかりの地域に移り住んできた黒人女性を、周辺住民が追い出そうと家に色々な嫌がらせするが、実はその家は幽霊屋敷で……という話。
既にある題材を組み合わせて新しさを産む、発想の勝利。
幽霊、魔術といった題材を人種問題と組み合わせたパルプホラー連作短編。
主人公達アフリカ系アメリカ人を取り巻く環境が既にホラーであり、何をするにも警官の妨害を受けるもどかしさに、タイトルの含意が表れている。
特に面白かったのは、白人ばかりの地域に移り住んできた黒人女性を、周辺住民が追い出そうと家に色々な嫌がらせするが、実はその家は幽霊屋敷で……という話。
既にある題材を組み合わせて新しさを産む、発想の勝利。
時は第二次世界大戦中、ヒドラ最高指揮官のリュウジが朝鮮半島で暗殺され、実権をバロン・ストラッカーが掌握。
ストラッカーは半島に眠る魔神サイトラックと契約し、韓国人ジャガーノートをその指揮下に納めた。
脱出に成功したアーニー・ロスだが、結末は苦いものになってしまう……。
本作は主人公のキッド・ジャガーノートが韓国系カナダ人なので、彼のルーツの話もあり、今回もその一環。
朝鮮併合、第二次世界大戦と朝鮮人日本兵の歴史を、上手いこと「ヒドラ」とオカルト呪物のレイダース風冒険活劇に落とし込んでいる良作。
時は第二次世界大戦中、ヒドラ最高指揮官のリュウジが朝鮮半島で暗殺され、実権をバロン・ストラッカーが掌握。
ストラッカーは半島に眠る魔神サイトラックと契約し、韓国人ジャガーノートをその指揮下に納めた。
脱出に成功したアーニー・ロスだが、結末は苦いものになってしまう……。
本作は主人公のキッド・ジャガーノートが韓国系カナダ人なので、彼のルーツの話もあり、今回もその一環。
朝鮮併合、第二次世界大戦と朝鮮人日本兵の歴史を、上手いこと「ヒドラ」とオカルト呪物のレイダース風冒険活劇に落とし込んでいる良作。
かつて東京を破壊し、芹沢博士によって倒されたゴジラが復活し、今度はニューヨークに上陸。ファンタスティック・フォーがマンハッタン中の電力を集めて迎え撃つが、それは更なる危機の先触れに過ぎなかった。
ギャラクタスの手先となった凶悪宇宙怪獣、シルバーキングギドラ(勝手に名付けた)が地球を襲う!
ゴジラvsMARVELシリーズ第一弾!
かつて東京を破壊し、芹沢博士によって倒されたゴジラが復活し、今度はニューヨークに上陸。ファンタスティック・フォーがマンハッタン中の電力を集めて迎え撃つが、それは更なる危機の先触れに過ぎなかった。
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ゴジラvsMARVELシリーズ第一弾!