苦悩 ― それは時を広げてゆく ―
一人の人の頭の中の
その一瞬の周線の内に
幾時代をも巻き込んでいる ―
― 時と ― 苦悩は結びつける
永遠の全音階は
その一撃に占められる
あたかもそれらが存在しなかったように ―
エミリー・ディキンスン (967番) 植田信隆 訳
苦悩 ― それは時を広げてゆく ―
一人の人の頭の中の
その一瞬の周線の内に
幾時代をも巻き込んでいる ―
― 時と ― 苦悩は結びつける
永遠の全音階は
その一撃に占められる
あたかもそれらが存在しなかったように ―
エミリー・ディキンスン (967番) 植田信隆 訳
周辺よ ― 畏敬の花嫁よ
おまえは魅入られるだろう
おまえを切に望む聖なる騎士に
身をまかせる度に
エミリー・ディキンスン (1620番) 植田信隆 訳
周辺よ ― 畏敬の花嫁よ
おまえは魅入られるだろう
おまえを切に望む聖なる騎士に
身をまかせる度に
エミリー・ディキンスン (1620番) 植田信隆 訳
死の一撃は生の一撃
死ぬまで生きてこなかった者には-
生きていたときには死んでいた
でも死んだときに生命の始まる
者には
エミリー・ディキンスン (816番)
死の一撃は生の一撃
死ぬまで生きてこなかった者には-
生きていたときには死んでいた
でも死んだときに生命の始まる
者には
エミリー・ディキンスン (816番)
真昼 二つの蝶が飛び立ち―
畑の上でワルツを舞った―
それからひたすら天空を踊って
一条の光にのった―
そして ― いっしょに進んでいった
輝く海の方へ―
けれどまだ、どの港にも
蝶たちが着いたという話は ない―
遠くで小鳥が話したとしても―
エーテルの海で
フリーゲート艦か、商船に出会ったとしても―
なんの知らせも なかった わたしには-
エミリー・ディキンスン (533番) 植田信隆 訳
真昼 二つの蝶が飛び立ち―
畑の上でワルツを舞った―
それからひたすら天空を踊って
一条の光にのった―
そして ― いっしょに進んでいった
輝く海の方へ―
けれどまだ、どの港にも
蝶たちが着いたという話は ない―
遠くで小鳥が話したとしても―
エーテルの海で
フリーゲート艦か、商船に出会ったとしても―
なんの知らせも なかった わたしには-
エミリー・ディキンスン (533番) 植田信隆 訳