ところでカーク氏（思想的には極右のフルコンボハッピーセットだったと言わざるを得ない）が万が一、気候変動のことだけは心配していたらびっくりするなと思って一応調べたら、「気候変動は羊の皮を被ったマルクス主義の狼だ」とか言ってるゴッツリした気候変動否定論者だったので、びっくりせずにすんだ。

黒人もアジア人も女性も銃規制も憎んでいるが、気候変動だけはちょっと心配している、みたいな極右の人がひとりくらいいてもいいのではないだろうか、こんなに暑いんだし
www.renewablematter.eu/en/climate-c...

まぁチャーリー・カーク氏、本当にすごく極端な人なのは間違いないので、日本でも「保守派インフルエンサー」みたいな丸い言葉で報道されてるのはそれ自体どうかと思う。（逆に保守の人はこれが同族ということになって大丈夫なのか、と問いたい。）

これはカーク氏が生前に語った実際の言葉を淡々と並べただけの記事だが、控えめに言って、聖人ではないことがわかるだろう。控えめさを控えると、全方面において最悪と言わざるをえない。

「ジェンダー、フェミニズム、生殖に関する権利について」の二番目とか、ちょっとひどすぎて書けないし、放送もムリだろう…
www.theguardian.com/us-news/2025...

→…とはいえ、犯人の詳細がこれっぽっちもわからない段階でアメリカ大統領は当然のように左派/リベラルの犯行と決めつけていたし、世界一の億万長者も事件発生直後に「左翼は殺人政党だ！」とSNSで叫んだりしていたので、私たち一般人がちょっと状況から何かを推察した（例：極右の差別主義者が撃たれたということは、極右の差別主義と何か関係があるのだろう）くらいでは、短慮と責められるには値しないかもしれない

これは私も気をつけなければいけないが、ショッキングな事件の被害者があまりに極端な人物像（例：極右の差別主義者）だと、まだ犯人の人物像も動機も何もわかってない段階でも、被害者の極端な印象にどうしたって引きずられて、かくいう私自身も「犯人がどんな立ち位置ではあれ、なんか政治的な理由ではあるんだろう」というのをうっすら前提にしていたが、全然何もわからないので、目立つ人を狙った愉快犯かもしれないし、人間関係や金銭のトラブルや復讐かもしれないし、本当は隣の人を撃とうとして失敗したのかもしれないし、前提が間違っていることが大いにありうるのは自覚したい。SNS時代に最も必要なのは「わからない」という自覚だ。

なんか普通に写真も撮られてるし銃も置いてってるんだからさっさと捕まえろや、もたもたしてるからまた何も悪くないマイノリティが無駄な重圧を負わされとるやんけ（いや別に万が一犯人がマイノリティ当事者だったところでごく少数の例にすぎないのだが…）と思ってしまうが、考えたら今FBI（トランプのせいで）めっちゃ弱体化してるのよね…トップもMAGAのカシュ・パテルだし
www.cnn.co.jp/usa/35237916...

カーク氏がトランスジェンダーの人への差別と憎悪を撒き散らしていたまさにその瞬間に射殺されたせいで、まだ犯人の情報がほぼ一切ないにもかかわらず、トランス犯人説とかが独り歩きしていて、マイノリティ当事者の人はさぞ怖いだろうなと思う。
マジョリティの特権とは、銃撃事件があった時に「犯人がシスヘテロ白人男性だったらどうしよう」などと怯えなくてすむことだ。

"他国や自国政府が一般市民を攻撃してくる"レベルの事態になった時に、個人が持ってる程度の銃でなんとかできると信じられるのは、「身の回りが平和だから」ではないでしょうか。

しかし平和は良いことであり、「平和すぎる」などという状態はないので、平和をナメてないで今後も死ぬ気で平和を追求しましょう
bsky.app/profile/nets...