べたなぎ
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fご//二次創作//気の済むまで小話を投げる
成人済み
神陛/原藤/他
光合成でもすんのかって突っ込みを入れたら、暫く考えたあと、は?葉っぱの分際で藤の空気を吸って……?みたいな謎のキレを発生させるので、早くほんとに帰ってきてくれよって藤を待つ永。まさか藤もまた愛の鈍器を振りかぶってくるとは思っていなかった。
November 19, 2025 at 10:55 AM
掠める度に、「いつか」「この体の形にすべて暴かれてしまうのか」ということを意識するようになってしまい、ふわふわになってしまう藤。まだ本番は先のようなのに、原に触れられるたび陶然としてしまって、「やらしー顔」って笑われる声と息にすらぞくぞくしてしまって、「これ、まずいかも……」と不安に思い始める。けれど、一方、この先を期待してしまう自分もいて、自覚なく原に融けた瞳を向けるようになってしまう。此処に来てうっすら、「全力でおとしにかかってきている」ことを察し始めるが、もうほぼ陥落寸前なのでどうにもならない。原藤成立直前の空気。
November 18, 2025 at 9:53 PM
では遠慮なく、というので、あっもう始めるんだ……と思っていたのに、優しくし手を引かれ、握られ、膝の上に招かれて、「これが俺の手」「体温」「声」「覚えられるよな?」って囁かれ、「えっ……あ、はい……?」ってなる藤。「ちゃんと覚えてな。これが、いつかお前を抱く体の形だよ」って続けられて、「いつかなんですか?今日じゃなく」って返せば、「今日はしません、今日は。初めてならお前も気持ちいい方が良いだろ」って返ってくるので、良くわからないけど必要なんだな…?と思い、初心者なので相手に委ねることにする。
それから毎晩、少しずつ原に触れられて、最初はくすぐったいなあと思っていたが、段々、指が触れる、唇が
November 18, 2025 at 9:53 PM
あなたを好きでなくてはいけない。貴方に好いてもらわなければならない。でなければ、知らぬ誰かに使わせることと、一体何が違うものか。こんな、ぼろぼろの体でさえ扱うこの人に、返せるものが何もない。ひとときの安らぎがあるのならば、そこに確かに安堵があるというのなら、返さねばならない。この人を好きにならなければ。この人に好いてもらえなければ。
でなければ僕に、一体どれほどの価値があるというのだろう。
November 18, 2025 at 3:51 AM
「嗤わないでくださいね。僕はあの日逃げなかったんです。僕はいつだって逃げたりはしなかった。暗闇と知りはしても、たとえ人には無様な道筋に見えたとしても、僕はちゃんと走ってきたんです。歩いてきたんです。そこに居場所がないとしても、この傷がその証明だとしても」「逃げたりはしなかったんですよ」「どうか、どうか笑わないで。貴方はあの日、ちゃんと見てくれていたでしょう」「逃げなかった、と言って」「この傷は、逃げたからではなくて」「戦った証なのだと、どうかあの日、あの場所に居たあなただけは」
November 15, 2025 at 4:57 AM
「つか布団、重いほうが良いのか」
「重いほうがなんか抱きしめてもらってるようで安心します」
「そんな……」
「うおっ、びっくりした。急に入ってきやがんな」
「隣で俺が寝ているのに布団に浮気ですかダーリン」
「よくその図体でハニー側に居座ったな」
「ハニー、人体なんでちょっと硬いんですよね」
「お前も他に言い方あんだろ」
「目の前で浮気されるとは思わなかった」
「って言いますけど、僕あなたが「俺布団と結婚する……」って言ってるとこ見てますからね」
「やめろやめろ布団と俺を巻き込んで痴話喧嘩すんなってんだまったくよ…!」
November 11, 2025 at 10:13 AM
翌朝、「続きましての僕の活躍にご期待ください!」って元気良く宣言してくる藤に「俺、お前のそういうところ、ほんとすき」って返す原。いっぱい落ち込んでいっぱいへこんで、その分全力で立ち直ってくる藤の真っ直ぐな部分と、その真っ直ぐな部分が発揮できるようになった今とが眩しくて原は嬉しい。
November 9, 2025 at 3:53 AM
いるから、なんだと思えば、水とかちょっとした食料とかがたっぷり入っており「そういうことで、良いんだよな?」って甘い声で名前を呼びながら、けれどものすごい獣のような湿度の高い視線で見つめてくるので、「ひぇ……」ってなる藤。しかし、声とは裏腹に唾を飲んでしまう自分もいて、何も言えずに固まってしまう。
我慢していたのは原も同じなので、一週間の休みをほぼほぼ全部ベッドの上で過ごし、二人とも「なんか……す、すごかった………………」ってなる。
「すごい、怠惰だった気がする……!」
「運動はしていたんたから怠惰ではないだろ」
「そうかな……そう……かなあ……!?」
November 7, 2025 at 11:34 AM