SNS疲れを防ぐためフォロバもあんまりしないかもです🙏
シュペルヴィエル 永田千奈訳『ひとさらい』 #読了
こんな虚しい小説は読んだことがない。
ビグア大佐は、不幸な「未来ある」子供をさらって、理想の家庭をつくることに執心している。しかし迎え入れた少女マルセルへの欲望により、家庭の崩壊というか、そもそもの欺瞞性が露わになってくる。
悪いやつだが憎み切れない、いいやつだが完全には好きになれない、そんな登場人物たちは理想的な美談を内側から破壊していく。
シュペルヴィエル 永田千奈訳『ひとさらい』 #読了
こんな虚しい小説は読んだことがない。
ビグア大佐は、不幸な「未来ある」子供をさらって、理想の家庭をつくることに執心している。しかし迎え入れた少女マルセルへの欲望により、家庭の崩壊というか、そもそもの欺瞞性が露わになってくる。
悪いやつだが憎み切れない、いいやつだが完全には好きになれない、そんな登場人物たちは理想的な美談を内側から破壊していく。
シュペルヴィエル『海に住む少女』 #読了
海に浮かんだ不思議な街に住む少女、イエスの誕生に立ち会った牛とロバ、死後の世界に馴染めない少女、馬になった男‥
童話的な物語の登場人物は皆寂しい。救われるはずの世界で救われない。しかしこの物語たちを読んだ時に感じるしょんぼり感は、苦しい思いをしている人にはむしろ必要なものだと思う。苦しい時に語られる明るい話は、余計その人を悩みの底に連れていく時もあるから。
シュペルヴィエル『海に住む少女』 #読了
海に浮かんだ不思議な街に住む少女、イエスの誕生に立ち会った牛とロバ、死後の世界に馴染めない少女、馬になった男‥
童話的な物語の登場人物は皆寂しい。救われるはずの世界で救われない。しかしこの物語たちを読んだ時に感じるしょんぼり感は、苦しい思いをしている人にはむしろ必要なものだと思う。苦しい時に語られる明るい話は、余計その人を悩みの底に連れていく時もあるから。
映画「層間騒音」鑑賞
普通のサイコ×心霊ホラーだった。
映画「層間騒音」鑑賞
普通のサイコ×心霊ホラーだった。
さっきイントロダクションと第一部の最初だけ読んだ。
WEB版「A is Asexual」は一度目を通したはずなのに、こんなに胸に迫る内容だったのかと驚いている。
私は電子書籍系を読むのが苦手だから、ちゃんと読めていなかったのだろう。
私は不完全、ひどい時には「ゴミだ」と言われたこともある。その評価の背景にあるのはいつも「恋愛」という基準だった。そして残念なことに、私自身もその基準にしたがって、他者を軽んじたことがないとはいえない。
この本はきっと優しく厳しく、私に何かを問うてくるだろう。私は常に心してそれを聞かなければならない。
さっきイントロダクションと第一部の最初だけ読んだ。
WEB版「A is Asexual」は一度目を通したはずなのに、こんなに胸に迫る内容だったのかと驚いている。
私は電子書籍系を読むのが苦手だから、ちゃんと読めていなかったのだろう。
私は不完全、ひどい時には「ゴミだ」と言われたこともある。その評価の背景にあるのはいつも「恋愛」という基準だった。そして残念なことに、私自身もその基準にしたがって、他者を軽んじたことがないとはいえない。
この本はきっと優しく厳しく、私に何かを問うてくるだろう。私は常に心してそれを聞かなければならない。
映画「テレビの中に入りたい」鑑賞
ぼーっとした少年オーウェンは、影をもつ少女マディに誘われて、テレビ番組「ピンクオペーク」を見る。それはタラとイザベルという2人の少女が悪玉Mrメランコリー(憂鬱)と戦う話だった。オーウェンは夢中になるが、マディはTVを燃やして街を去ってしまう。
それから10年後、憂鬱な顔をしたオーウェンはマディに再会する‥。
この映画を見て感じたこと。
絶対マディはおかしい。
でも、みんなマディについていかなかったことをずっと、ずっと後悔しているだろう。
オーウェンの終盤の絶叫は、きっと私の声なんだろう。
映画「テレビの中に入りたい」鑑賞
ぼーっとした少年オーウェンは、影をもつ少女マディに誘われて、テレビ番組「ピンクオペーク」を見る。それはタラとイザベルという2人の少女が悪玉Mrメランコリー(憂鬱)と戦う話だった。オーウェンは夢中になるが、マディはTVを燃やして街を去ってしまう。
それから10年後、憂鬱な顔をしたオーウェンはマディに再会する‥。
この映画を見て感じたこと。
絶対マディはおかしい。
でも、みんなマディについていかなかったことをずっと、ずっと後悔しているだろう。
オーウェンの終盤の絶叫は、きっと私の声なんだろう。
映画「ビバリウム」鑑賞
カップルのジェマとトムは、家探しに焦った挙句、怪しい不動産屋マーティンに紹介された宅地に閉じ込められる。宅地は不自然なくらい整頓されていて、どれだけ探しても決して出口に到達することができない。
やがて、2人の前に赤ん坊の入った段ボールが届く。箱に書かれたメッセージには「育てれば解放する」と書かれていた。
一見、シュールで難解な作に見えるが、割と簡単な寓話。少し退屈だった。
この映画には異様な急成長をする子供が出てくるが、吹き替え版で見ると、話し方や声質のゆえか、この子供がより不気味に見えてくる。声優の方も、意識し演技しているのだろう。
映画「ビバリウム」鑑賞
カップルのジェマとトムは、家探しに焦った挙句、怪しい不動産屋マーティンに紹介された宅地に閉じ込められる。宅地は不自然なくらい整頓されていて、どれだけ探しても決して出口に到達することができない。
やがて、2人の前に赤ん坊の入った段ボールが届く。箱に書かれたメッセージには「育てれば解放する」と書かれていた。
一見、シュールで難解な作に見えるが、割と簡単な寓話。少し退屈だった。
この映画には異様な急成長をする子供が出てくるが、吹き替え版で見ると、話し方や声質のゆえか、この子供がより不気味に見えてくる。声優の方も、意識し演技しているのだろう。
山尾悠子『新編 夢の棲む街』ステュディオ パラボリカ #読了
著者が学生時代に書いた処女作「夢の棲む街」に、中川多理さんの人形展に寄せられた「薔薇色の脚のオード」と、著者自身が創出した世界に彷徨う「漏斗と螺旋」を合わせた連作的短編集。
底へと落ちていく漏斗の街の人や異形の、痛みに満ちた物語。そして物語はカタルシスに満ちた崩壊行き着く。
漏斗の街は「言葉の吹き溜まる場所」。言葉、声、そしてコトバ。あらゆる言葉を埋め込まれて、あるいは奪われてゆく、薔薇色の脚、天使、人魚たちの救いは街の崩壊以外にあるのだろうか?
山尾悠子『新編 夢の棲む街』ステュディオ パラボリカ #読了
著者が学生時代に書いた処女作「夢の棲む街」に、中川多理さんの人形展に寄せられた「薔薇色の脚のオード」と、著者自身が創出した世界に彷徨う「漏斗と螺旋」を合わせた連作的短編集。
底へと落ちていく漏斗の街の人や異形の、痛みに満ちた物語。そして物語はカタルシスに満ちた崩壊行き着く。
漏斗の街は「言葉の吹き溜まる場所」。言葉、声、そしてコトバ。あらゆる言葉を埋め込まれて、あるいは奪われてゆく、薔薇色の脚、天使、人魚たちの救いは街の崩壊以外にあるのだろうか?
鴨居玲展 at ひろしま美術館へ行く。
ホラー映画にでてきそうな不気味な人間たちは、何作もある自画像のあとに見ると、自画像に描かれている空虚な人物と重なり合っていく。
毒々しく暗い絵たちは不穏で静かな空間のなかで、叫ぶ。
鴨居玲展 at ひろしま美術館へ行く。
ホラー映画にでてきそうな不気味な人間たちは、何作もある自画像のあとに見ると、自画像に描かれている空虚な人物と重なり合っていく。
毒々しく暗い絵たちは不穏で静かな空間のなかで、叫ぶ。
山尾悠子『ラピスラズリ』ちくま文庫 #読了
まず、難解で知られる山尾作品を読み通せた自分を褒めてあげたい。あとで解説等を確認して気づいたが、読みが足りずちゃんと理解できていなかったところも多々あった。しかし同じ文章を何度も読んだり、立ち止まったりしながらも、なんとか最後の文まで辿り着けたのは、成長できた証だと思う。(えっへん🤨)
ただ、どんなに難しくても「続きが読みたい」と思わせるのがこの小説の凄さ。全体的にゆっくりとした時間の流れでおこる急展開、回想形式でありながら時折(「トビアス」では顕著に)用いられる先説法、「幻想文学」をよむ楽しさがこの小説にはある。
山尾悠子『ラピスラズリ』ちくま文庫 #読了
まず、難解で知られる山尾作品を読み通せた自分を褒めてあげたい。あとで解説等を確認して気づいたが、読みが足りずちゃんと理解できていなかったところも多々あった。しかし同じ文章を何度も読んだり、立ち止まったりしながらも、なんとか最後の文まで辿り着けたのは、成長できた証だと思う。(えっへん🤨)
ただ、どんなに難しくても「続きが読みたい」と思わせるのがこの小説の凄さ。全体的にゆっくりとした時間の流れでおこる急展開、回想形式でありながら時折(「トビアス」では顕著に)用いられる先説法、「幻想文学」をよむ楽しさがこの小説にはある。
背筋「穢れた聖地巡礼について」KADOKAWA #読了
youtuberの池田、編集者の小林、ライターの宝条は、池田が回った心霊スポットをネタに、怪談をでちあげ、ファンブックを作る企画を立てる。3人それぞれ暗い思惑を隠しながらも、企画は着々と進んでいく。だが3人の背後には、もっと根深い「穢れた輪」があった‥
軽く読める。でも注意して読まないと大事なディテールを見逃してしまう。私もちゃんと読めてなくて、考察サイトのお世話になった。
背筋「穢れた聖地巡礼について」KADOKAWA #読了
youtuberの池田、編集者の小林、ライターの宝条は、池田が回った心霊スポットをネタに、怪談をでちあげ、ファンブックを作る企画を立てる。3人それぞれ暗い思惑を隠しながらも、企画は着々と進んでいく。だが3人の背後には、もっと根深い「穢れた輪」があった‥
軽く読める。でも注意して読まないと大事なディテールを見逃してしまう。私もちゃんと読めてなくて、考察サイトのお世話になった。
藤高和輝『バトラー入門』ちくま新書 #読了
別にいじめられているわけではなかった。でもなんだか、周りに馴染めていない、仲間と認められていない。そんな経験をたくさんしてきたし、今もしている。「俺たちは」「私たちは」「このチームは」そんな言葉を聞くたびに、その中に私はいないんだろうなぁーそんなふうに感じる。
だから、本書の「私たち」を批判的に捉え直すという箇所を読んだ時、すごく共感した。私の経験はジェンダーやクィアとは違うかもしれない。でも「差異」を注視し、安易な括りに反抗し、慎重に対話をすることを重視するバトラーの思想は私にとって戒めともなり、救いともなった。
藤高和輝『バトラー入門』ちくま新書 #読了
別にいじめられているわけではなかった。でもなんだか、周りに馴染めていない、仲間と認められていない。そんな経験をたくさんしてきたし、今もしている。「俺たちは」「私たちは」「このチームは」そんな言葉を聞くたびに、その中に私はいないんだろうなぁーそんなふうに感じる。
だから、本書の「私たち」を批判的に捉え直すという箇所を読んだ時、すごく共感した。私の経験はジェンダーやクィアとは違うかもしれない。でも「差異」を注視し、安易な括りに反抗し、慎重に対話をすることを重視するバトラーの思想は私にとって戒めともなり、救いともなった。
庄原の雄滝/雌滝にいく。滝壺には竜が住むという伝説があるらしい。
庄原の雄滝/雌滝にいく。滝壺には竜が住むという伝説があるらしい。
「近畿地方のある場所について」を観た後に行く場所ではないかもしれないが、土師ダムにまず行ってみた。
春に行くと桜が綺麗らしいが、今は真夏なのでダムを少しみただけ。
ついでに、湯治村へ行って温泉に入る。湯治村の温泉は何年振りかなぁ。10年以上は流石に経っていると思う。
「近畿地方のある場所について」を観た後に行く場所ではないかもしれないが、土師ダムにまず行ってみた。
春に行くと桜が綺麗らしいが、今は真夏なのでダムを少しみただけ。
ついでに、湯治村へ行って温泉に入る。湯治村の温泉は何年振りかなぁ。10年以上は流石に経っていると思う。
映画「近畿地方のある場所について」鑑賞
怖さは原作の勝ち。エグさは映画の勝ち。
映画はストーリーをやや作り込みすぎている感じがした。(しかしこの感想が妥当かどうかは、再度原作を読んで確かめる必要あり)
同じ監督の作品だと、「ノロイ」が一番怖かったかな。
映画「近畿地方のある場所について」鑑賞
怖さは原作の勝ち。エグさは映画の勝ち。
映画はストーリーをやや作り込みすぎている感じがした。(しかしこの感想が妥当かどうかは、再度原作を読んで確かめる必要あり)
同じ監督の作品だと、「ノロイ」が一番怖かったかな。
映画「ジュラシックワールド 復活の大地」 鑑賞。
面白かった。
面白かったけれど、家族揃ってこのシリーズの見過ぎかな。父も、母も、私もほとんど先の展開を読めてた。
映画「ジュラシックワールド 復活の大地」 鑑賞。
面白かった。
面白かったけれど、家族揃ってこのシリーズの見過ぎかな。父も、母も、私もほとんど先の展開を読めてた。
恐怖心展にゆく。at 渋谷ビームス
先端や人形などの存在、電話や視線などの社会的な関係、海洋や閉所などの空間、夢や「幸せ」などの概念まで、人が感覚的に「怖い」と感じることやものを展示していた。
ただ、申し訳ない。私は何も感じられなかった。多分私の感性が鈍いのと、人が多くてじっくり見られなかったのが原因かな。
恐怖心展にゆく。at 渋谷ビームス
先端や人形などの存在、電話や視線などの社会的な関係、海洋や閉所などの空間、夢や「幸せ」などの概念まで、人が感覚的に「怖い」と感じることやものを展示していた。
ただ、申し訳ない。私は何も感じられなかった。多分私の感性が鈍いのと、人が多くてじっくり見られなかったのが原因かな。
ブラムストーカー 唐戸信嘉訳「ドラキュラ」 #読了
ようやく全訳版を読むことができた。7歳か8歳のころ夢中になった「子ども文学全集 吸血鬼ドラキュラ」から、かれこれ20年。まず、少し感慨がある。
話としては冗長で、「長い!」と思わず言いそうになることが難点だが、さすが世にきちんと残る怪奇小説。恐怖描写はさすがだった。(最初のハーカーの日記と終盤以外、ドラキュラ伯爵がはっきりとした姿を見せないのもよい)
この小説のテーマは「他者」。外国人、怪物、そして「女」。多様性が叫ばれる昨今、この小説が持つ意味は注視したい。
ブラムストーカー 唐戸信嘉訳「ドラキュラ」 #読了
ようやく全訳版を読むことができた。7歳か8歳のころ夢中になった「子ども文学全集 吸血鬼ドラキュラ」から、かれこれ20年。まず、少し感慨がある。
話としては冗長で、「長い!」と思わず言いそうになることが難点だが、さすが世にきちんと残る怪奇小説。恐怖描写はさすがだった。(最初のハーカーの日記と終盤以外、ドラキュラ伯爵がはっきりとした姿を見せないのもよい)
この小説のテーマは「他者」。外国人、怪物、そして「女」。多様性が叫ばれる昨今、この小説が持つ意味は注視したい。
junaida exhibition IMAGINARIUM
に行く。at ひろしま美術館
情報量が多くて可愛かった。
細かいところにまで、可愛いものを置いていく絵本は昔から好き。
junaida exhibition IMAGINARIUM
に行く。at ひろしま美術館
情報量が多くて可愛かった。
細かいところにまで、可愛いものを置いていく絵本は昔から好き。
映画「HOUSE」鑑賞。
演劇部の合宿で、「おばさま」の屋敷にやってきた7人の女子高生。やがて彼女たちは、一人ずつ屋敷に食われていく。コメディ要素と独特な演出が光る、異色のホラー作品。
「なんじゃこりゃ」と言う気持ちだが、ものすごくもう1回観たくなる中毒性の高い作品。
「ファンタ〜」と言ってくるマックの生首はお決まりの展開だが、ちょっとゾッとした。
彼女たちがそれぞれを「おしゃれ」「スウィート」「ガリ」などと特徴であだ名をつけるところも、昔の少女小説っぽくて好き。
映画「HOUSE」鑑賞。
演劇部の合宿で、「おばさま」の屋敷にやってきた7人の女子高生。やがて彼女たちは、一人ずつ屋敷に食われていく。コメディ要素と独特な演出が光る、異色のホラー作品。
「なんじゃこりゃ」と言う気持ちだが、ものすごくもう1回観たくなる中毒性の高い作品。
「ファンタ〜」と言ってくるマックの生首はお決まりの展開だが、ちょっとゾッとした。
彼女たちがそれぞれを「おしゃれ」「スウィート」「ガリ」などと特徴であだ名をつけるところも、昔の少女小説っぽくて好き。
泉鏡花記念館へ行く。
金沢の兼六園から離れた静かな場所に、隠れたようにある。「高野聖」のヒルの森や、「春昼」の世界を体感しながら、鏡花の原稿を師匠である尾崎紅葉が添削した草稿などが見られ、作家の生きた姿が学べる。
企画展は、「芥川さんのこと」。「鏡花全集」の編纂委員でもあった芥川龍之介とのつながりを展示。芥川の死に際して、鏡花が残したコメントが切ない。
泉鏡花記念館へ行く。
金沢の兼六園から離れた静かな場所に、隠れたようにある。「高野聖」のヒルの森や、「春昼」の世界を体感しながら、鏡花の原稿を師匠である尾崎紅葉が添削した草稿などが見られ、作家の生きた姿が学べる。
企画展は、「芥川さんのこと」。「鏡花全集」の編纂委員でもあった芥川龍之介とのつながりを展示。芥川の死に際して、鏡花が残したコメントが切ない。
映画「けものがいる」鑑賞
うーん🤨
要するに「運命の恋人といくつ時代が経っても結ばれない物語」であってる?
それとも感情があっても恋は終わるし、感情がなくても恋が終わるって話?
冗長で何度か意識が飛びかけた。
映画「けものがいる」鑑賞
うーん🤨
要するに「運命の恋人といくつ時代が経っても結ばれない物語」であってる?
それとも感情があっても恋は終わるし、感情がなくても恋が終わるって話?
冗長で何度か意識が飛びかけた。
川野芽生「見晴らし台」 #読了
著者の今まで発表した評論・エッセイを全部集めたもの。
本自体がとても綺麗で、それだけでも「いい本だなぁ」と感じる。
「短歌の1首評」では言葉の奥深さに驚かされると同時に、文章にところどころ著者らしさのようなものも出ていて微笑ましかったりもした(なんで上から目線?)。
「花山周子」評や、「シャツと襯衣とカットソー」と「この言葉をあなたが読まないとしても」は、『かわいいピンクの竜になる』と併せて読むとまた面白い。
鳥居萌さんとの往復書簡では、面白さ、多様性などについて深く考察されていて、これもまた読み応えがある。ガラパコスの例えには勇気づけられた。
川野芽生「見晴らし台」 #読了
著者の今まで発表した評論・エッセイを全部集めたもの。
本自体がとても綺麗で、それだけでも「いい本だなぁ」と感じる。
「短歌の1首評」では言葉の奥深さに驚かされると同時に、文章にところどころ著者らしさのようなものも出ていて微笑ましかったりもした(なんで上から目線?)。
「花山周子」評や、「シャツと襯衣とカットソー」と「この言葉をあなたが読まないとしても」は、『かわいいピンクの竜になる』と併せて読むとまた面白い。
鳥居萌さんとの往復書簡では、面白さ、多様性などについて深く考察されていて、これもまた読み応えがある。ガラパコスの例えには勇気づけられた。