昨晩見たカラスだ。
徹夜で課題をしているとベランダに来ていた。ライトで脅かしてどこかへやろうとしたが堂々としていた。(そんなことだから車に轢かれたのか)
窓を開けたと思ったらすぐ飛んでいた。落とした羽は白かった。
もし窓を開けなければ諸諸のタイミングはこうはならず、今もこのカラスはどこかで生ゴミでも漁っていただろうか。
そう考えると不思議に気分はおだやかになるのを感じて、そのカラスの死体から
目を離せずにいた。
昨晩見たカラスだ。
徹夜で課題をしているとベランダに来ていた。ライトで脅かしてどこかへやろうとしたが堂々としていた。(そんなことだから車に轢かれたのか)
窓を開けたと思ったらすぐ飛んでいた。落とした羽は白かった。
もし窓を開けなければ諸諸のタイミングはこうはならず、今もこのカラスはどこかで生ゴミでも漁っていただろうか。
そう考えると不思議に気分はおだやかになるのを感じて、そのカラスの死体から
目を離せずにいた。
マンコは暗い。星さへもない。それでもわたしは踏み入る。踏み入るよりない。じっとしていると生きていることすら忘れていまいそうになる。それ程に暗い。前に進んでいるというより、壁に触れることで生きていることを確認している。何故なら己が先に進んでいるということさえ判らなかったからだ。前も後ろも、暗い。行けども行けども何も見えない。
見えないなら、何もないのと同じで何もないのなら前も後ろもあるまいものを。
それでも進むのは、進む先こそが前なのだと闇雲に思い込んでいるからだ。そう思い込まなければ、己も居なくなってしまいそうだ。
輪郭が闇に溶けて、境界が曖昧になって、やがて拡散する。
マンコは暗い。星さへもない。それでもわたしは踏み入る。踏み入るよりない。じっとしていると生きていることすら忘れていまいそうになる。それ程に暗い。前に進んでいるというより、壁に触れることで生きていることを確認している。何故なら己が先に進んでいるということさえ判らなかったからだ。前も後ろも、暗い。行けども行けども何も見えない。
見えないなら、何もないのと同じで何もないのなら前も後ろもあるまいものを。
それでも進むのは、進む先こそが前なのだと闇雲に思い込んでいるからだ。そう思い込まなければ、己も居なくなってしまいそうだ。
輪郭が闇に溶けて、境界が曖昧になって、やがて拡散する。
直ならずとも
ケツマンの
うら泣き居りと
告げむ子もがも
直ならずとも
ケツマンの
うら泣き居りと
告げむ子もがも