もれなくhjktさんから「あのアイマスクのせいで余計に昼寝の頻度増えてんだけど?!」とクレームを頂きます
もれなくhjktさんから「あのアイマスクのせいで余計に昼寝の頻度増えてんだけど?!」とクレームを頂きます
oktさんは記憶力が良いと嬉しいです
oktさんは記憶力が良いと嬉しいです
「なんっ、何その屁理屈!意味分かんない!」
「それにクリスマスなんざセ、」
「言わなくていいから!」
「性なる夜たァよく言ったモンでさァ。一体誰が言い出したのかねィ」
「知らないよそんなの…、ってsug近い…!」
気づけば可愛らしい顔が間近にあってぶわりと赤くなる
「っつー訳なんで」
「ちょっ、と待って…!」
「早速いただきやすね」
「なんっ、何その屁理屈!意味分かんない!」
「それにクリスマスなんざセ、」
「言わなくていいから!」
「性なる夜たァよく言ったモンでさァ。一体誰が言い出したのかねィ」
「知らないよそんなの…、ってsug近い…!」
気づけば可愛らしい顔が間近にあってぶわりと赤くなる
「っつー訳なんで」
「ちょっ、と待って…!」
「早速いただきやすね」
「……許す」
「チョロ過ぎですぜ」
「うるさい」
悪態をついてもけらけらと笑って抱きしめてくれるsug
年下の可愛い彼氏の手のひらの上でコロコロ転がされている自覚はあるけど、もう何でもいい
意地を張るのもバカバカしくなってきてぎゅうぎゅう抱きしめ返しながら「ケーキ、一人で食べちゃったから後でケーキ屋さん回ってみる?」と尋ねた
「いや、家でのんびりしやしょう」
「いいの?クリスマスっぽい事しなくて」
「アンタを食えばケーキ食った事になりやすから」
「……はぁっ?!」
「……許す」
「チョロ過ぎですぜ」
「うるさい」
悪態をついてもけらけらと笑って抱きしめてくれるsug
年下の可愛い彼氏の手のひらの上でコロコロ転がされている自覚はあるけど、もう何でもいい
意地を張るのもバカバカしくなってきてぎゅうぎゅう抱きしめ返しながら「ケーキ、一人で食べちゃったから後でケーキ屋さん回ってみる?」と尋ねた
「いや、家でのんびりしやしょう」
「いいの?クリスマスっぽい事しなくて」
「アンタを食えばケーキ食った事になりやすから」
「……はぁっ?!」
sugもソファで寝ていたのかサラサラの髪が一房ぴょんっと跳ねていた
あざとい…と思いながら「それで私が起きるまで待ってたの?」と尋ねる
「そうですぜ。俺はアンタのサンタクロースなんでね」
彼が指差した方を見ると小さなプレゼントが枕元に置いてあった
「っ…」
じわじわと嬉しさとトキメキが込み上げてくるけど、まだ許した訳じゃないからもう少しだけ可愛くない自分を演じた
「もうクリスマス終わったもん」
「世の中には慌てん坊のサンタクロースが居やすが、のんびり屋さんのサンタクロースが居てもおかしくねェでしょう?」
「なにそれ…」
sugもソファで寝ていたのかサラサラの髪が一房ぴょんっと跳ねていた
あざとい…と思いながら「それで私が起きるまで待ってたの?」と尋ねる
「そうですぜ。俺はアンタのサンタクロースなんでね」
彼が指差した方を見ると小さなプレゼントが枕元に置いてあった
「っ…」
じわじわと嬉しさとトキメキが込み上げてくるけど、まだ許した訳じゃないからもう少しだけ可愛くない自分を演じた
「もうクリスマス終わったもん」
「世の中には慌てん坊のサンタクロースが居やすが、のんびり屋さんのサンタクロースが居てもおかしくねェでしょう?」
「なにそれ…」
画面の眩しさに顔をしかめながら八時過ぎか…と重だるい身体を起こした
案の定酷い胸焼けがしていて「sugめ…」と恨めしく彼の名を呼びながら胸の辺りをさすった
「何でィ、人のせいにしやがって」
あれ、おかしいな幻聴が聴こえるし幻覚が見える
いや違う、本物のsugだ
「…何でいるの」
「アンタが来いって言うから必死こいて仕事片付けて来たんでさァ。そしたらアンタもう寝てるし」
画面の眩しさに顔をしかめながら八時過ぎか…と重だるい身体を起こした
案の定酷い胸焼けがしていて「sugめ…」と恨めしく彼の名を呼びながら胸の辺りをさすった
「何でィ、人のせいにしやがって」
あれ、おかしいな幻聴が聴こえるし幻覚が見える
いや違う、本物のsugだ
「…何でいるの」
「アンタが来いって言うから必死こいて仕事片付けて来たんでさァ。そしたらアンタもう寝てるし」
甘ったるいクリームで胸焼けしそうだけど構わず全部平らげた
「明日動けなくなったらsugのせいだもんね」
ふて腐れながら布団に潜り込んで、嫌でも込み上げてくる涙を堪えながら眠りについた
甘ったるいクリームで胸焼けしそうだけど構わず全部平らげた
「明日動けなくなったらsugのせいだもんね」
ふて腐れながら布団に潜り込んで、嫌でも込み上げてくる涙を堪えながら眠りについた
私も立ち止まって顔を見上げると、いつもより優しい眼差しで見つめ返された
「仕事が落ち着いたら、お前と過ごす時間是が非でも作るからよ。…今はこれだけで我慢してくれ」
雨で冷えた頬にするりと大きな手を添えられて、一つ二つと口づけられた
「…こんな場所じゃ、他の人に見られてしまいます」
「誰も見てねェよ、雨だし」
ぐいっと抱き寄せられてhjktさんの腕の中に閉じ込められる
「今日…雨でよかったですね」
「ああ、そうだな」
このまま雨が私達を朝まで隠してくれたらいいのに
私も立ち止まって顔を見上げると、いつもより優しい眼差しで見つめ返された
「仕事が落ち着いたら、お前と過ごす時間是が非でも作るからよ。…今はこれだけで我慢してくれ」
雨で冷えた頬にするりと大きな手を添えられて、一つ二つと口づけられた
「…こんな場所じゃ、他の人に見られてしまいます」
「誰も見てねェよ、雨だし」
ぐいっと抱き寄せられてhjktさんの腕の中に閉じ込められる
「今日…雨でよかったですね」
「ああ、そうだな」
このまま雨が私達を朝まで隠してくれたらいいのに
「そうか…。お前も普段忙しくしてるしゆっくり休めよ」
「ふふ、ありがとうございます。…hjktさん、は」
「俺はもう暫くは休めねェな。悪い」
「っ、いえ…仕方ないですよ。hjktさんがいないとsnsn組の皆さんも大変ですし」
hjktさんにそう言いながら自分にも言い聞かせる
本当は今日だってhjktさんとずっと一緒にいたいと思ってるけど、そんな事は叶わない事も分かってる
鼻の奥がつんとして泣きそうになるけど、hjktさんに心配させないようにと無理やり微笑んで堪えた
するとhjktさんが急に立ち止まった
「そうか…。お前も普段忙しくしてるしゆっくり休めよ」
「ふふ、ありがとうございます。…hjktさん、は」
「俺はもう暫くは休めねェな。悪い」
「っ、いえ…仕方ないですよ。hjktさんがいないとsnsn組の皆さんも大変ですし」
hjktさんにそう言いながら自分にも言い聞かせる
本当は今日だってhjktさんとずっと一緒にいたいと思ってるけど、そんな事は叶わない事も分かってる
鼻の奥がつんとして泣きそうになるけど、hjktさんに心配させないようにと無理やり微笑んで堪えた
するとhjktさんが急に立ち止まった
街中から離れて人気が少なくなってくると、歩みをゆっくりにしてぽつりぽつりと会話する
「急に来てすみません。迷惑でした?」
「いや、そんな事ねェよ。今年は珍しく雨だし、いつもより人出も少ねェからそこまで忙しくなかったしな」
「そうでしたか…。クリスマスに降る雨って十年振りらしいですね」
「ああ、そうらしいな」
もっと色んな事を話したいのに出てくる話題はありふれたものばかり
次はいつ会えるんだろうと予定を尋ねようとしたらhjktさんに「休みいつからだ?」と先手を打たれた
街中から離れて人気が少なくなってくると、歩みをゆっくりにしてぽつりぽつりと会話する
「急に来てすみません。迷惑でした?」
「いや、そんな事ねェよ。今年は珍しく雨だし、いつもより人出も少ねェからそこまで忙しくなかったしな」
「そうでしたか…。クリスマスに降る雨って十年振りらしいですね」
「ああ、そうらしいな」
もっと色んな事を話したいのに出てくる話題はありふれたものばかり
次はいつ会えるんだろうと予定を尋ねようとしたらhjktさんに「休みいつからだ?」と先手を打たれた
「え?いえ…hjktさんのお顔を見たら帰ろうと思ってました」
「…送って行く」
「…!いいんですか?」
「市民の安全を守るのが仕事だからな」
「あー、hjktさんまた仕事を私物化してやんの。やーいサボり野郎ー」
oktさんにからかわれて赤くなりながら「うるせェ!サボり野郎はテメェだらうが!…俺がいない間頼んだぞ」とぶっきらぼうに言うhjktさん
その様子をにやにやしながら見守っていたら「…行くぞ」と自分の傘に入るように言われた
クリスマスに相合傘だなんてロマンチック…とときめきながら傘を閉じて「お邪魔します」とhjktさんの傘に入れてもらった
「え?いえ…hjktさんのお顔を見たら帰ろうと思ってました」
「…送って行く」
「…!いいんですか?」
「市民の安全を守るのが仕事だからな」
「あー、hjktさんまた仕事を私物化してやんの。やーいサボり野郎ー」
oktさんにからかわれて赤くなりながら「うるせェ!サボり野郎はテメェだらうが!…俺がいない間頼んだぞ」とぶっきらぼうに言うhjktさん
その様子をにやにやしながら見守っていたら「…行くぞ」と自分の傘に入るように言われた
クリスマスに相合傘だなんてロマンチック…とときめきながら傘を閉じて「お邪魔します」とhjktさんの傘に入れてもらった
それをoktさんを追いかけながら見てたhjktさんも釣られてぶわああっと赤面する
「なーに気色悪ィ面してんですかィhjktコノヤロー。やっぱもう一回閉じ込めた方がいいみたいですねィ」
「なッ!ふざけんなテメェを閉じ込めてやろうか!!」
それをoktさんを追いかけながら見てたhjktさんも釣られてぶわああっと赤面する
「なーに気色悪ィ面してんですかィhjktコノヤロー。やっぱもう一回閉じ込めた方がいいみたいですねィ」
「なッ!ふざけんなテメェを閉じ込めてやろうか!!」
「んじゃ、じゃねェ!!テメッ、俺らを閉じ込めた上に堂々と仕事サボって昼ドラなんざ見やがって!!オイ聞いてんのかsugコラァァ!!」
蝋燭の火を消してから蔵を出て、hjktさんとoktさんの追いかけっこをぼんやり見つめながら先程の夢のような瞬間を何度も脳内再生してしまう名前ちゃん
「んじゃ、じゃねェ!!テメッ、俺らを閉じ込めた上に堂々と仕事サボって昼ドラなんざ見やがって!!オイ聞いてんのかsugコラァァ!!」
蝋燭の火を消してから蔵を出て、hjktさんとoktさんの追いかけっこをぼんやり見つめながら先程の夢のような瞬間を何度も脳内再生してしまう名前ちゃん
「「?!?!」」
扉を開けに来たoktさんが慌てて離れる二人を見てニヤニヤしだす
「すいやせんねェ、イチャついてたとこ邪魔しちまったみてェで」
「じっ、邪魔じゃねェし寧ろ開けてくれて感謝してるしつか俺ら何もしてねェし蝋燭の火見てただけだし、はァ?」
捲し立てるように言うもoktさんには全部お見通し
「「?!?!」」
扉を開けに来たoktさんが慌てて離れる二人を見てニヤニヤしだす
「すいやせんねェ、イチャついてたとこ邪魔しちまったみてェで」
「じっ、邪魔じゃねェし寧ろ開けてくれて感謝してるしつか俺ら何もしてねェし蝋燭の火見てただけだし、はァ?」
捲し立てるように言うもoktさんには全部お見通し
「!」
咄嗟にぐいっと名前ちゃんの肩を抱き寄せると勢い余ってお互いの顔も近くなってしまう
「っ…!」
「ッ…」
再びぱちりと目が合う二人
名前ちゃんの吸い込まれそうな丸い瞳やほのかに感じる石鹸の香りによって更に高まる鼓動にああもうどうにでもなれ、と唇を重ねようとしたその時
「!」
咄嗟にぐいっと名前ちゃんの肩を抱き寄せると勢い余ってお互いの顔も近くなってしまう
「っ…!」
「ッ…」
再びぱちりと目が合う二人
名前ちゃんの吸い込まれそうな丸い瞳やほのかに感じる石鹸の香りによって更に高まる鼓動にああもうどうにでもなれ、と唇を重ねようとしたその時
薄暗い空間にそんな名前ちゃんと二人きりという事実に今更ながら恥ずかしくなってきて、膝の上に置いた手を忙しなく閉じたり広げたりを繰り返してしまう
「…すみません、嫌ですよね…私なんかに…」
苦手な暗所に居るせいでいつもよりネガティブになっている名前ちゃんがhjktさんの様子に気づいて離れようとする
薄暗い空間にそんな名前ちゃんと二人きりという事実に今更ながら恥ずかしくなってきて、膝の上に置いた手を忙しなく閉じたり広げたりを繰り返してしまう
「…すみません、嫌ですよね…私なんかに…」
苦手な暗所に居るせいでいつもよりネガティブになっている名前ちゃんがhjktさんの様子に気づいて離れようとする
耳が赤くなってしまったけど、この暗さなら多分気づかれてない筈だと思い込むhjktさん
「…構わねェよ。それでお前の不安が無くなるんなら」
「…!ありがとうございます…。失礼します…」
「ん、」
おずおずとhjktさんの側に密着するように座った名前ちゃん
じんわりと体温が伝わってきて心拍数が上がりだす
この頃冬の気配がしてきて気温が下がってきた筈なのに額にはうっすら汗も浮かぶ
耳が赤くなってしまったけど、この暗さなら多分気づかれてない筈だと思い込むhjktさん
「…構わねェよ。それでお前の不安が無くなるんなら」
「…!ありがとうございます…。失礼します…」
「ん、」
おずおずとhjktさんの側に密着するように座った名前ちゃん
じんわりと体温が伝わってきて心拍数が上がりだす
この頃冬の気配がしてきて気温が下がってきた筈なのに額にはうっすら汗も浮かぶ
「…蝋燭、あったぞ。これで多少は明るくなるだろ」
「そうですね…ありがとうございます…」
「おう」
燭台に蝋燭を立ててライターで着火すると、薄ぼんやりと辺りが明るくなった
名前ちゃんと並んで荷物が入った段ボールの上に腰を下ろそうとしたら「あ、あのっ…」と声を掛けられる
「ん?」
「その…失礼を承知で申しますが…」
「何だよ」
「…くっついても、いいですか?」
「……」
「…蝋燭、あったぞ。これで多少は明るくなるだろ」
「そうですね…ありがとうございます…」
「おう」
燭台に蝋燭を立ててライターで着火すると、薄ぼんやりと辺りが明るくなった
名前ちゃんと並んで荷物が入った段ボールの上に腰を下ろそうとしたら「あ、あのっ…」と声を掛けられる
「ん?」
「その…失礼を承知で申しますが…」
「何だよ」
「…くっついても、いいですか?」
「……」
「すみません…ちょっと、暗い場所があまり得意じゃなくて…。でっ、でも大丈夫です…!ご心配なく…!」
強がって無理やり笑顔を見せる名前ちゃん
全然大丈夫じゃねェだろ…と上着を脱いで名前ちゃんに掛けてあげた
「ちょっと待ってろ。灯りになりそうなモン探してくる」
ライターで照らしながら蔵の中を探ってみると何本かの蝋燭と燭台を見つけたhjktさん
心許ねェが無いよりはマシだろ、と蝋燭と燭台を持って名前ちゃんの元に戻ると、名前ちゃんがhjktさんの上着をきゅっと握りしめながら微かに震えていた
「すみません…ちょっと、暗い場所があまり得意じゃなくて…。でっ、でも大丈夫です…!ご心配なく…!」
強がって無理やり笑顔を見せる名前ちゃん
全然大丈夫じゃねェだろ…と上着を脱いで名前ちゃんに掛けてあげた
「ちょっと待ってろ。灯りになりそうなモン探してくる」
ライターで照らしながら蔵の中を探ってみると何本かの蝋燭と燭台を見つけたhjktさん
心許ねェが無いよりはマシだろ、と蝋燭と燭台を持って名前ちゃんの元に戻ると、名前ちゃんがhjktさんの上着をきゅっと握りしめながら微かに震えていた
「ど、どうしましょう…」
二人とも自室に携帯を置いてきているので連絡手段も無し
その上曇ってきたのか蔵の中も更に薄暗くなってしまう
名前ちゃんを少しでも安心させようとhjktさんが「し、心配すんな。ymzkか誰かすぐ気づくだろ」と言う
「そっ、そうですよね…!oktさんもきっとすぐに戻って来てくれるでしょうし…」
「いやアイツは二度と戻らねェと思う」
苦々しくそう言うと名前ちゃんの顔色がどことなく悪くなっているのに気づく
「ど、どうしましょう…」
二人とも自室に携帯を置いてきているので連絡手段も無し
その上曇ってきたのか蔵の中も更に薄暗くなってしまう
名前ちゃんを少しでも安心させようとhjktさんが「し、心配すんな。ymzkか誰かすぐ気づくだろ」と言う
「そっ、そうですよね…!oktさんもきっとすぐに戻って来てくれるでしょうし…」
「いやアイツは二度と戻らねェと思う」
苦々しくそう言うと名前ちゃんの顔色がどことなく悪くなっているのに気づく