5年前の最初の緊急事態宣言下、営業自粛の流れの中でも営業継続した小売店はなくはなく、山下書店も羽田店以外は営業を続けた（羽田の自分は行き場がなくなり、大塚と半蔵門へ出向となった）が、大塚はそのうえ24時間営業をも貫いたのであった。池袋の書店が全て閉まり大塚も旭屋が閉まって、この周辺の読書子の需要は勢い山下大塚へ集中し、雨の日以外は毎日が戦争のような忙しさだった。鬼滅20巻の発売日はそのピークで客数90/hを叩き出した時間帯もあった。40秒に1人のペースを1時間休まず捌き続けるとこういう数字が出るのであり、退勤後には口から煙とエクトプラズムが出た。これを超えるきつい仕事は未だ経験していない。

AIの発達よりも、安くて簡単で楽で手軽な刺激物で満たされるようになった人間がちょっと質が高かったりちょっと面倒だったりするものを求めなくなる方が問題で、そういう傾向は今に始まったことではないけど、今はぎりぎりまだ昔の価値観の中で人生の大半を過ごしてきた人がまだしばらくは生きているからまだ希望があるというか猶予があるとおもわれているというか…だけど、この先はその流れに抗って生きるという選択肢はかなり取りづらくなりそう。
こういう流れだからこそ「本物」が価値を持つという意見を聞くけどそれはあまりに楽観的だと思う…みんなやすい家具買って使い捨てしてるじゃない

応用

キャストも、魔女役にケイト・フリートウッド、パン屋役にジェイミー・パーカー、パン屋の妻役にケイティ・ブライベンなど、ミュージカルやストレート・プレイの数々で活躍する実力派がずらり。まだプレヴュー中だが、既に延長が決まっており、2026年5月30日まで上演。なお、記事には過去のプロダクションの写真もあり。