いったい、どんな立場の誰が、人々の視線をどこから外させたくて、そういう言説を広めているのだろうね？

そして、そのような世論が高まることで、この社会に生きる誰のことを「次なる殲滅作戦」の標的に仕立て上げるのにうってつけなムードが意図的に作り出されているのだろうね。

わたしは心底恐ろしいよ。

たとえば「熊」に関しては、わたしも動物好きとして・北海道民として関心が特に高いトピックなので情報を積極的に追っているのだけれど、

最近たくさん流れてくる熊害に関するネットニュースは、タイトルも書き口もずいぶんセンセーショナルな割に、内容をよく読むと何十年も昔の出来事で、検証しようもない（し、熊の生態的知見から見ても相当に怪しい）ただの個人の武勇伝みたいなクオリティのものも散見されるし、

そこにつく読者コメントも、あっこれ「熊」を「トランス女性」とかに置き換えたらドブSNSのヘイターの戯言と同じ論理飛躍だ、という様相のものが無数に並んでいるんだよね。

フェミニズムとは一体なんなんだろうね…フェミニズムを諦めたくないなぁ…🫂

Discriminatory rhetoric seems to be similar all over the world... Even so, I don't want to give up on living on this planet 🫂

差別言説って世界中で似たものが出てくるのかもしれないですね…それでもこの地球で生きることを諦めたくはないけれど🫂

女性の総理大臣ならどういう人物でも支持する／賛成だ、なんて言うことができないのと同じで、「高市政権に抵抗する女たち」といっても、「女」ならどういう人物とも共闘できるなんてこと、あり得ないです。

もちろん「自分は見知らぬ客のために厨房に立ちたくない、家族のためだけに料理を作りたいんだ」とか「ほんとは飲食店なんかで働きたくないけど生きるために嫌々エプロン着けてニコニコ注文取ってるんだよね」とか、

いろんな者がいるし、全員の権利や尊厳や意思がそれぞれ尊重されるべきなんだけれど、

（特に性的な側面を含む）他者の生き方に「女性ならこうであるべき」という規範ありきで介入するのはパターナリズムだしアンチフェミニズムでしかないよ〜

「パス度」なんてただのルッキズムとジェンダー規範なので従う義理ねぇ〜って思ってるのでべつに「ノンパス」であることそれ自体はどうでもいいんだけど、

「パス」できないことで殺される・自殺に追い込まれるトランス当事者がいくらでもいる社会状況において、わざわざ悪意あふれる邪悪な文言で「パス度」の低さを嘲笑われるのはふつうに傷つくし、よりによってそういう加害欲求が、苦しみを共有できるはずの「同胞」から向けられまくるのは、ちょっとそういうことする方々とは連帯無理かな、て思っちゃうな

みんながみんなそうではないと思うけど、「パス度」とか「埋没」とか「RLE」とかを重視するタイプのバイナリーなトランス当事者に「ノンパス」扱いされてゲートキーピングされること多すぎてつらい