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流れる
著: 幸田文(本書で新潮社文学賞受賞のほか読売文学賞など受賞歴あり、幸田露伴の次女
戦後に斜陽となった花柳界、"しろうと"世界から芸者屋の女中となった中年女性から見た"くろうと"世界の生活を慌ただしくも観察的に描いた1957年の作品。中高年女性達の逞しく意地悪くもそれぞれどこか華のある様子が惹きつけられる
子供の頃少し風変わりな小さな町の花柳の一番片隅のような女性中心の一角に住んでいて、何度か近所の芸者さんにお年玉を貰ったことを思い出した。彼女達は凛として峻厳で快活であり、近寄り難いのにいつも信頼感が滲み出ていた。裏では気苦労も多かったのかもしれない。読んで良かった
流れる
著: 幸田文(本書で新潮社文学賞受賞のほか読売文学賞など受賞歴あり、幸田露伴の次女
戦後に斜陽となった花柳界、"しろうと"世界から芸者屋の女中となった中年女性から見た"くろうと"世界の生活を慌ただしくも観察的に描いた1957年の作品。中高年女性達の逞しく意地悪くもそれぞれどこか華のある様子が惹きつけられる
子供の頃少し風変わりな小さな町の花柳の一番片隅のような女性中心の一角に住んでいて、何度か近所の芸者さんにお年玉を貰ったことを思い出した。彼女達は凛として峻厳で快活であり、近寄り難いのにいつも信頼感が滲み出ていた。裏では気苦労も多かったのかもしれない。読んで良かった
コーヒーが冷めないうちに
著: 川口俊和(劇作家
2010年に演劇用に書かれ2011年に舞台公演、2015年に小説化されたタイムリープ作品。4人の女性を軸に展開する4連作物。喫茶店の店主はその風貌から恐らく川口本人がモデル
構成はシンプルで分かりやすく、舞台を観ているような感覚で一気読みできる。辛辣な海外レビューも散見されたが、文化や個人的な期待等の差の問題な気がする。元が劇作品なのでそれを念頭にあまり深く考えず勢いで読むのがこの作品の楽しみ方だとは思うが、この手の作品は鏡のようなもので、思い当たる経験等の読み手としての背景が無いと何も感じられない本だと思う
読んで良かった
コーヒーが冷めないうちに
著: 川口俊和(劇作家
2010年に演劇用に書かれ2011年に舞台公演、2015年に小説化されたタイムリープ作品。4人の女性を軸に展開する4連作物。喫茶店の店主はその風貌から恐らく川口本人がモデル
構成はシンプルで分かりやすく、舞台を観ているような感覚で一気読みできる。辛辣な海外レビューも散見されたが、文化や個人的な期待等の差の問題な気がする。元が劇作品なのでそれを念頭にあまり深く考えず勢いで読むのがこの作品の楽しみ方だとは思うが、この手の作品は鏡のようなもので、思い当たる経験等の読み手としての背景が無いと何も感じられない本だと思う
読んで良かった
法の精神 下
著: モンテスキュー
訳: 野田良之、稲本洋之助、上原行雄、田中治男、三辺博之、横田地弘
1748年の原著の全訳。原著は20年、訳書は23年の歳月を費やされた全3巻の内の下巻
下巻は宗教や各王制での身分や慣習と万民法・公民法との関係、相続による自然法の変遷を受けての公民法の変遷、その他アベ・デュボスの著作批判等を古代の資料に基づき論述
上中下巻通読したが3割くらい分からなかった。時代を錯綜しながら1300ページほど史実を列挙し続けているので読みながら迷子になることが多かった。モンテスキュー本人も本書で自虐している通り"死ぬほど 退屈な三巻"だが、読んで良かった
法の精神 下
著: モンテスキュー
訳: 野田良之、稲本洋之助、上原行雄、田中治男、三辺博之、横田地弘
1748年の原著の全訳。原著は20年、訳書は23年の歳月を費やされた全3巻の内の下巻
下巻は宗教や各王制での身分や慣習と万民法・公民法との関係、相続による自然法の変遷を受けての公民法の変遷、その他アベ・デュボスの著作批判等を古代の資料に基づき論述
上中下巻通読したが3割くらい分からなかった。時代を錯綜しながら1300ページほど史実を列挙し続けているので読みながら迷子になることが多かった。モンテスキュー本人も本書で自虐している通り"死ぬほど 退屈な三巻"だが、読んで良かった