ネクリバの企画でペアになってしまったてんいお。ご都合設定なので天が免許を持ってます。てんいお企画でドライブします。レンタカーに乗車するところから撮影が始まっているので、キスするくらいの近さで助手席に座る一織のシートベルトを引っ張って閉めてあげる天は居ると思います。

丸まった背筋をぴんと伸ばして、僅かに開いた天との距離を小走りで縮める。決して隣を歩くことはせず、後ろをついていく。一瞥する天も、それを咎めることはしなかった。一歩、また一歩と進むたびに、小さく振られる天の腕。ほんの少し手を伸ばすだけで、その指先に触れられるだろう。腕を振るふりをして、手を伸ばしてみた。それは空を切るだけで、小さく拳を握ることしか出来なかったけれど。

四季てんいお
桜もそうだけど雪もそう。春と冬は景色と天の輪郭が混ざって溶けて朧気になるから、このまま溶けて消えてしまうのではないかと不安になる一織はいるだろうし、夏の花火が咲く夜空とか夏祭り神社の雰囲気に一織が攫われるんじゃないかって不安になる天もいる。秋は平和においしいもの沢山食べてほしい。

星の糸、天を織る