→成熟したベアトリス
彼女にベタ惚れなラウノ、それを絶対に見せてないつもりなのが可笑しみ
普段はとても幸せなベアトリスだが、過去の記憶に苦しめられたり悲しんだりする姿に同情してしまう
愛する家族を一晩で奪われ逃げ惑った少女カティアの恐怖と悲しみを想うと、涙が出る亡き家族への想い、亡き叔父への憎しみと思い出…
真実と、事実と、複雑に交錯する愛憎、その中で手を取り合って未来へ一歩ずつ歩んで行くベアトリスとひねくれ者のラウノがとても素敵だった！
真実も嘘も丸ごと抱えて生きていく2人に心からのエールを送りたい‼️

→ステキ✨
ダラスはとても意思が強い(原題の由来かな)のだけど共感し応援できるヒロイン
シャロンサラ作品のH/ Hはそこが良い💕

→人生においてたった独り愛した女性キャル
彼女と最期に一目会いたい！
アクション映画のような手に汗握る話だった
さらに50代でもハーレH/Hはとても元気！
夢を体現してるね🕺
これまでのデヴィッドとサイモンの戦いもぜひ読みたい！が、残念ながらこのシリーズは電子書籍はないので諦めた(古本で手に入るよ)
ハーレクイン ラブストリーム ラブ&ミッションシリーズは複数作家による競作シリーズとして2000年から順次発行され、多分全7冊
1と最終巻がシャロン・サラ先生
これから壮大な話が始まる感じと、宿命の戦いがようやく終わった…、と思わせるのが凄すぎ！

→勿論、最終的にワイリックと結ばれることはわかっていたが、強い抵抗感を感じてしまったのは仕方ないと思う
ストーリー上もくっつきそうでくっつかない、そんな相棒感が好きだったから、くっついたら終わる気がした
せめて死者と話せるワイリックの能力を活用し、亡き妻の意思を感じさせるシーンをたった1P作ってほしかった

とても面白いシリーズだが
大好き！とはならず、最終章は
その能力は都合良すぎでは？
と思ってしまった

以下ネタバレと批判めいた感想
だがここまで語りたい物語だと思ってほしい
嫌な方はスルーで🙏

今作中も起こるおぞましい誘拐殺人事件
周知のワイリックの超常能力によってあっさりと解決する
チャーリーの元レンジャー部隊な活躍をもっともっと見たかったのでガッカリ
探偵業が簡単になってしまった
また
最終章なので2人は結ばれるが、読んでいてとても祝福などできない複雑な心境を抱えてしまう
前巻で妻が亡くなった喪失感の描写が凄くてそれまでも妻の介護施設に行き事細かにDr.に聞く描写が何度もあり…
多分私は、チャーリーの妻への大きな愛情とそれから引き起こる哀しみが好きだったのだと思う→

→前半は山で行方不明になった青年を救い、彼を陥れた仲間達に正当な裁きを与える
ここもとても面白かった
後半はｼと別れ、さらに超常者のワイリックを苦しめ続けてきたサイラスとの対決となる
私は2人の探偵業を無限に見たかったなぁと思う

母性本能をくすぐるキャラ
原題は『Second sight』

以下は独り言
著者のどんでん返しに毎度ド肝を抜かれるのだが、今回のどんでん返しは小さめだった(ホッ)
毎度ラストまで気が抜けない😅
主役が信用するキャラは、特に用心して読んでしまう😰
今回も、ザックが信用するあるキャラのことを、
こいつがOverkillの奴か？
とずっと疑ってた、スマン

ラストに注意しつつ読み進めた再読時も、やっぱり騙されるしさらに面白かった
ギフとマイク、刑事の2人もとても良い味出してて好き💕
欺きの仮面／サンドラ・ブラウン／林啓恵 | 集英社　―　SHUEISHA　―

ちょっとヒーロー像がよくわからず…
リサ・マリー・ライス作品のヒーローぽさを感じた。
リサ・マリー作品はそれが持ち味だからいいんだが、浅いというか衝動的すぎるというか…？
そのかわり、ヒロインは翻訳モノにしては珍しく共感しまくれる人柄だった！これは本当に珍しい！！！