春夏秋冬の四編で構成されてるんだが、最後の『‹冬› 眠れぬ夜のあなた』が抜群に良い。
春~秋の主役達が揃うだけではなく、冬の主人公晴一の不甲斐なさをこれでもかと作者は描写する。
こんなにやることなす事報われない主人公がどうしろというのか。
そう思わせといて最後はあの着地点に落ち着けるんだからこの作者はすごい。
私も似たような人間だから
『もっと当たって砕けろ』という同僚の言葉に
『当たって、当たってきた奴の台詞や。あたる前から砕かれまくってきた人間の気持ちなんか想像つかへんやろ』
という主人公の独白が刺さる。
春夏秋冬の四編で構成されてるんだが、最後の『‹冬› 眠れぬ夜のあなた』が抜群に良い。
春~秋の主役達が揃うだけではなく、冬の主人公晴一の不甲斐なさをこれでもかと作者は描写する。
こんなにやることなす事報われない主人公がどうしろというのか。
そう思わせといて最後はあの着地点に落ち着けるんだからこの作者はすごい。
私も似たような人間だから
『もっと当たって砕けろ』という同僚の言葉に
『当たって、当たってきた奴の台詞や。あたる前から砕かれまくってきた人間の気持ちなんか想像つかへんやろ』
という主人公の独白が刺さる。