一宮 俊介/Ichimiya Shunsuke
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一宮 俊介/Ichimiya Shunsuke
@138s.bsky.social
▼弁護士ドットコムニュース記者←新聞記者▼実験場の1つと考え、記者としての姿勢や考え、取材の過程などを書きます▼1990年、宮崎県延岡市生まれ▼誰にも言えず墓場まで持って行くつもりの過去をお持ちの方は話を聞かせてください▼連絡は「ichimiya@bengo4.com」へ
北九州市の中学生2人死傷事件。

複数の報道機関が逮捕前、「(被疑者が)店の前の国道を徒歩で北の方向へ逃げていったとみられる」と報じていましたが、今日の逮捕後には「車で移動していたことがわかった」と報じられています。

福岡県警が逮捕後に明らかにした「車による逃走」の方が事実なのだとしたら、では「徒歩で逃走」という当初の報道の根拠は何だったのかということになります。

僕も新聞社にいたことがある一人なので自分の問題でもあるのですが、個人的にはこうしたところにマスメディアの深刻な問題があると考えています。

これが日本の事件報道の現在地です。こんなことを続けている限り信頼を得られないと思います。
December 19, 2024 at 3:30 PM
2024年8月28日投稿

本日の堀井学氏を含めると、2024年に議員辞職した国会議員は、柿沢未途、谷川弥一、宮澤博行、広瀬めぐみーーの4氏に続く5人目か。
(表は2024年8月28日更新)
November 19, 2024 at 3:11 PM
2024年8月17日投稿

最近国会議員の不祥事が多い気がするので、処分や判決を受けた議員をまとめてみたら2020年以降だけでも想像以上でした。

問題を最初に報じた媒体に週刊誌が多いのも考えさせられます。

調べきれていないので、間違いや見落としに気づいた方はソースとともにリプライで書いていただけると助かります。
November 19, 2024 at 3:11 PM
2024年6月9日投稿

多くの方にリポストしてもらったようなので追記を。
鹿児島の事件の告発先が北海道の小笠原淳さんになった理由は、この本「見えない不祥事」を読めば分かる気がします。
おかしいと感じたことを感情的にならずに取材して報じ続けています。
(お酒に溺れる描写が出てきて少し心配になりますが...)
November 19, 2024 at 2:58 PM
なお、小池知事の記者会見の問題については、元都庁幹部の澤章さんが「ハダカの東京都庁」という本で触れていて、知事会見の準備にどれだけの職員の労力が費やされているのかが分かります。
「会見開始まで残り5分を切るまで、知事執務室の中では想定問答の資料に加筆訂正等が行われる」(同書P43)
November 19, 2024 at 2:56 PM
2024年4月25日投稿

記者になった方に特にお勧めしたい3冊。
配属先で上司や巡り合う事件に恵まれなくても、本に書いてある手法を日々実践していけば数年で取材の幅がかなり広がると思います。
僕も今さらながらあれこれ試してますが、取材が楽しくなります。
しかもこれ3冊で2200円。いやほんとに買わない理由がない。
November 19, 2024 at 2:52 PM
2024年2月1日投稿

<ご報告>
1月末で毎日新聞社を退職し、本日から弁護士ドットコムのニュース編集部で記者を続けることになりました。
今後は刑事司法の取材により力を入れつつ、新たなメディアの形を求めて試行錯誤します。
これまでお会いした方々全てに伝えきれていませんでしたが、引き続きよろしくお願いします!
November 19, 2024 at 2:49 PM
更なる感情的両極性を抱かせて『いじめ問題』を大きな問題へと発展させることとなった」P126
「端的に言えば,敵対する相手に対して敵味方に関する判断から敵に関する『悪』のイメージを共有することで連帯意識が高まる」P121
取材中は目の前の事象に追われるのでこうした客観的な分析は勉強になる。
November 19, 2024 at 2:46 PM
を図り,その動員された者たちの『負の感情』によって新たな『攻撃的行為』が生みされるというフィードバックループが『大津いじめ問題』において認められることがわかる」P128
「情報の『正確性』は『負の感情』に影響を与える際には重要ではない。『自殺の練習』という行為が,いじめと自殺の

因果関係を結びつけ,連想させる要因であること,その行為自体が残虐なことであることが,人びとに『脅威』,『怒り』,『不安』などを創発させる有用な『レトリック』として作用したことが重要であり,『自殺の練習』という情報そのものが『攻撃的行為』として作用し,『立場の両極性』を拡大し,
November 19, 2024 at 2:46 PM
2021年2月18日投稿

2013年の論文ですが、これも参考になります↓
<社会問題に対する社会的反作用のエスカレーションする過程分析─新聞報道における大津いじめ問題による検討─>(大澤卓也)http://ritsumei.ac.jp/ss/sansharonshu/assets/file/2013/49-3_02-07.pdf
「『攻撃的行為』が『立場の両極性』を生み出し,更に『マスメディアの報道』を通じて『資源動員』
November 19, 2024 at 2:46 PM
この事案を全国に広める大きなきっかけになった「自殺の練習」という表現は最近出てきません。
この点がいじめ報道の問題を考える上で重要だと個人的に感じています。
このことに関心のある方には「『いじめ自殺』の社会学」北澤毅(世界思想社)という本を紹介したいです。

2021年2月14日投稿

日本社会病理学会の機関誌「現代の社会病理」35号に載っている今井聖氏の論文も参考になります
「『自殺の練習』という<新たな概念>の下で過去の出来事や経験が再構成されたこと、少なくともその可能性がメディア報道によってもたらされ、同時にそうした実践にメディア報道自体が関与していた」P94
November 19, 2024 at 2:46 PM
記事から一部引用

「1980年代にいじめ自殺が社会問題化し、私たちはいじめと自殺を結びつける物語を語ることで、無意識にいじめで苦しむ子どもたちを死の世界に誘い込んできたとも言えます」
「囚われのいじめ問題」(岩波書店)を読むと、いじめに関するニュースの見方が変わること請け合いです。
November 19, 2024 at 2:42 PM
2023年1月28日投稿


時々、マスコミの専門家取材の方法が問題視されることがありますが、「『専門家』とは誰か(晶文社)」という本の中で、元新聞記者の瀬川至朗さんがその原因の一端を説明しています。
僕も似た経験があり課題だと感じているので、以下、少し長いですが同書から引用します。


<新聞社のような組織ジャーナリズムの取材には、外部からは見えていない構造がある。私自身が企画記事の担当記者だったとして、私の上に「キャップ」と呼ばれる企画統括の記者がいて、さらにその上に企画担当のデスクがいる。
November 19, 2024 at 2:35 PM
宮崎には民放が2局しかありませんが、逆にケーブルテレビの契約世帯が多いと聞きます。
また、まちづくりに関わる人が自分たちの地域のニュースを自ら発信しようとする動きもあります。
こうした地域情報の偏りや新たな試みの現状を可視化できないかと、関連する調査や研究を探しているところです。
November 19, 2024 at 2:17 PM
写真部の同僚から教えてもらうまで知りませんでしたが、今回の記事につけた動画がTikTokで50万回以上再生されていると(https://tiktok.com/@mainichi_news/video/7032819120269692162?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id7034022427404666370)。
僕はTikTokを一度も使ったことがなかったので、ニュースを10~20代に届ける方法として新たな発見でした。文字ばかりにこだわってちゃいけないなと。
November 18, 2024 at 5:32 PM
今回の記事では
▼宮崎県えびの市▼宮崎市▼栃木県日光市▼北海道音更町
の4地域(グーグルマップ上に印をつけたのが下の写真)を取り上げましたが、同様の事例は他の自治体にもありました。
実際に現場に行けたのは宮崎県内の2カ所で、日光市と音更町の事例、明治大教授への取材は電話でしました。
November 18, 2024 at 5:32 PM
2022年12月14日投稿

テレビ宮崎(UMK)と選挙ドットコムが制作した宮崎県知事選の投票マッチングサイト(https://votematches.go2senkyo.com/miyazaki_governor_2022)。
質問の一つに「県立高校の朝課外の是非」が盛り込まれていました。
宮崎にあるメディア各社には朝課外を経験している記者が多くいるので、社を超えて問題意識が広がっていると感じます。
November 18, 2024 at 5:26 PM

▼いま死刑制度を考える(井田良、太田達也 編)慶應義塾大学出版会
▼はじめての行政法(畠山武道、下井康史 編)三省堂
▼裁判の非情と人情(原田國男)岩波新書
▼死刑絶対肯定論ー無期懲役囚の主張(美達大和)新潮新書
November 18, 2024 at 5:14 PM

▼増補版 ドキュメント死刑囚(篠田博之)ちくま文庫
▼Q&A日本と世界の死刑問題(菊田幸一)明石書店
▼死刑と向きあう裁判員のために(福井厚)現代人文社
▼受刑者の人権と人間の尊厳(澤登文治)日本評論社
▼受刑者の法的権利 第2版(菊田幸一)三省堂
November 18, 2024 at 5:14 PM

今回の記事は宮崎への異動が決まった3月から下調べを始めました。参考文献などは以下の通り。
<参考文献>
▼波紋ー奥本章寬と歩んだ十年のキセキ(オークス 奥本章寬さんと共に生きる会)
▼ゆれる死刑ーアメリカと日本(小倉孝保)岩波書店
▼元刑務官が明かす死刑のすべて(坂本敏夫)文春文庫
November 18, 2024 at 5:14 PM

名称が長いので記事には書けていませんが、法務省が改正した訓令は
「被収容者に係る物品の貸与、支給及び自弁に関する訓令」
といいます。
改正された訓令は法務省HPに載っておらず、情報公開請求で入手しました。
取材で得たこうした資料をもっと簡単に記事に組み込められるといいのですが…。
November 18, 2024 at 5:14 PM

河野さんの講演録がここに載ってます→https://npa.go.jp/hanzaihigai/kou-kei/houkoku_h22/chiba_giji_kicho.html
「記者の人がいろいろなところへ行っていろいろな情報をとって記事を書いてきても、そこの新聞に載る記事、それは選択されていくということです。この男はこんなに黒い部分を持っていて、こんなに怪しいという記事しか載ってこない」
November 18, 2024 at 5:09 PM
2021年7月10日投稿

九州南部で大雨が降っています。
特別大雨警報が出た地域もあり、すでに災害が発生している可能性が高いです。
災害発生に備えた情報を得る時に個人的によく見るのが、国土交通省の「川の防災情報」というサイトです。
エリアごとの各情報が分かりやすくまとまっています→https://river.go.jp/portal/?region=89&contents=multi
November 18, 2024 at 5:04 PM

⑦原稿を地域面デスクに送り、後で修正された原稿が送り返されてきて、間違いがなければOKを出す。原稿は編集担当に送られ、紙面に組み込まれた見出し付きの原稿(ゲラ)が再度送られてきて、間違いや修正がなければOKを出す。こうしてできた記事が翌日の地域面(福岡面)に載る(下の写真を参照)

以上が一通りの流れです。
仕事の進め方は記者個人やその時の場合によって違いますが、この日の僕はこの流れで動きました。
この時は結局、予定よりも行数が増えて353字の記事になりました。
福岡県警の日勤は17時45分が仕事終わりなので、発表に関する問い合わせはそれまでにする必要があります。
November 18, 2024 at 4:58 PM
発表モノは記者クラブ制度のもとで生み出されることが多く、僕も今福岡県警の記者クラブに登録されています。

まず、1月4日午後3時に福岡県警本部の記者室に「令和2年中の福岡県における交通事故死者数(速報値)」という題名の紙1枚が配られる
(県警HPにも出てます→https://police.pref.fukuoka.jp/data/open/cnt/3/535/1/20210104.pdf?20210104152500)
November 18, 2024 at 4:58 PM