でも結局、口付けを落としたのはあの時と同じほっぺで
ずっと好きだったよ、と呟いてすぐに音も立てずに部屋に戻り、静かに涙を流す
※兄カップルのお宅にお裾分けしに行った際に3Pに誘われ、初恋セカンドシーズンが始まります
でも結局、口付けを落としたのはあの時と同じほっぺで
ずっと好きだったよ、と呟いてすぐに音も立てずに部屋に戻り、静かに涙を流す
※兄カップルのお宅にお裾分けしに行った際に3Pに誘われ、初恋セカンドシーズンが始まります
兄弟の身長が同じくらいになった頃、長男が家を出てやげ…くんと暮らすことが確定
実さんの幸せそうな顔見て、ああもう無理なんだなって悟っちゃうしょっきり
リビングのソファから白く華奢な手足がはみ出てるのを発見
兄の荷造りを手伝いに来たやげ…くんが疲れてリビングのソファで寝ているのだ
まだ恋もよく分かっていなかったあの頃より、少し大人びた寝顔に無意識に引き寄せられる自分の手より小さい顔を掌で包む
兄弟の身長が同じくらいになった頃、長男が家を出てやげ…くんと暮らすことが確定
実さんの幸せそうな顔見て、ああもう無理なんだなって悟っちゃうしょっきり
リビングのソファから白く華奢な手足がはみ出てるのを発見
兄の荷造りを手伝いに来たやげ…くんが疲れてリビングのソファで寝ているのだ
まだ恋もよく分かっていなかったあの頃より、少し大人びた寝顔に無意識に引き寄せられる自分の手より小さい顔を掌で包む
傍にいるだけでも幸せだった
でも、人間の近くにいるせいで思考まで似てしまったか
あるいは、誰よりも人間に心を寄せていた彼の影響だろう
あの桔梗の様な美しい瞳をもう一度見たいのだ
体躯からは想像もつかない程低く落ち着く声で呼んでほしいのだ
贅沢になったものだ
それももうすぐ終わる
ごうごうと燃え盛る部屋
熱い、助けて、消えたくないと逃げられない物達の悲鳴が断末魔が響き渡る
とうとう目を覚まさなかったね
残念とは思えど、実さんは自身でも驚く程穏やかだった
だって行き着く先は同じなのだから
そうして今度こそ、二人一緒に歴史の表舞台から去っていった
傍にいるだけでも幸せだった
でも、人間の近くにいるせいで思考まで似てしまったか
あるいは、誰よりも人間に心を寄せていた彼の影響だろう
あの桔梗の様な美しい瞳をもう一度見たいのだ
体躯からは想像もつかない程低く落ち着く声で呼んでほしいのだ
贅沢になったものだ
それももうすぐ終わる
ごうごうと燃え盛る部屋
熱い、助けて、消えたくないと逃げられない物達の悲鳴が断末魔が響き渡る
とうとう目を覚まさなかったね
残念とは思えど、実さんは自身でも驚く程穏やかだった
だって行き着く先は同じなのだから
そうして今度こそ、二人一緒に歴史の表舞台から去っていった