ほぼ読書垢
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昭和2年生まれの筆者が戦前戦中を過ごした東京下町での思い出を綴る。
昭和の文化史や世相を知るという意味で、とても興味深い本だった。戦前から戦争が始まってすぐまでの、庶民ののんびりした雰囲気が伝わってくる。
昭和の時代は、ラジオや演芸が盛んだったんだなあ。
吉村さんも書いているが、江戸時代から続く日本の様々な習慣が昭和で消えているのを感じます。昭和の初めはまだ江戸時代の名残りを感じるのは、池波正太郎の食エッセイを読んでもよくわかるので。
#読了#読書
昭和2年生まれの筆者が戦前戦中を過ごした東京下町での思い出を綴る。
昭和の文化史や世相を知るという意味で、とても興味深い本だった。戦前から戦争が始まってすぐまでの、庶民ののんびりした雰囲気が伝わってくる。
昭和の時代は、ラジオや演芸が盛んだったんだなあ。
吉村さんも書いているが、江戸時代から続く日本の様々な習慣が昭和で消えているのを感じます。昭和の初めはまだ江戸時代の名残りを感じるのは、池波正太郎の食エッセイを読んでもよくわかるので。
#読了#読書
面白い。さくらさんの独特なユーモアと言葉選びに感心してしまう。
「週刊誌のオナラ」での書きぶり、珍しくさくらさんの怒りがにじみ出ていて笑ってしまう。「女性器隠語名週刊誌」って…。
家族のことや友人のこと、さくらさんの周りに面白い人が集まるのか、さくらさんがその人の面白い部分を見つけるのが上手いのか。
#読了#読書
面白い。さくらさんの独特なユーモアと言葉選びに感心してしまう。
「週刊誌のオナラ」での書きぶり、珍しくさくらさんの怒りがにじみ出ていて笑ってしまう。「女性器隠語名週刊誌」って…。
家族のことや友人のこと、さくらさんの周りに面白い人が集まるのか、さくらさんがその人の面白い部分を見つけるのが上手いのか。
#読了#読書
大学生時代のあれこれやら痔の話など。あやうく噴き出しそうになるエッセイが23編。
自分自身の姿を冷静に、そして面白おかしく捉えるセンスと文章力、もっともっと読みたくなります。
朝井リョウさん、今年デビュー15周年だそうで。デビュー作の『桐島、部活やめるってよ』が面白くて何度も読み返した記憶があります。
#読了#読書
大学生時代のあれこれやら痔の話など。あやうく噴き出しそうになるエッセイが23編。
自分自身の姿を冷静に、そして面白おかしく捉えるセンスと文章力、もっともっと読みたくなります。
朝井リョウさん、今年デビュー15周年だそうで。デビュー作の『桐島、部活やめるってよ』が面白くて何度も読み返した記憶があります。
#読了#読書
『黄泉のツガイ』は展開が…。それぞれの関係が複雑だったのが、最近やっと理解できるようになりました。
『ブルーピリオド』は八虎の原点である、森先輩との話がひと段落。
佐伯先生の「プロになりたいと思う才能がなかった」という言葉、いろんな業種に言えることで、突き刺さるなあ。
#読了#読書
『黄泉のツガイ』は展開が…。それぞれの関係が複雑だったのが、最近やっと理解できるようになりました。
『ブルーピリオド』は八虎の原点である、森先輩との話がひと段落。
佐伯先生の「プロになりたいと思う才能がなかった」という言葉、いろんな業種に言えることで、突き刺さるなあ。
#読了#読書
朝井リョウさんのエッセイでこの本について言及されていたので、また読み直しました。
読んでいると、父ヒロシや母の台詞がアニメの声で脳内再生される…。そして、さくらさんの冷静なツッコミに笑ってしまう。
エッセイや日記って、その時代の流行や世相が反映されるから大好きなのですが、この本でも「だんご三兄弟」とか出てきて、懐かしい気分になりました。
#読了#読書
朝井リョウさんのエッセイでこの本について言及されていたので、また読み直しました。
読んでいると、父ヒロシや母の台詞がアニメの声で脳内再生される…。そして、さくらさんの冷静なツッコミに笑ってしまう。
エッセイや日記って、その時代の流行や世相が反映されるから大好きなのですが、この本でも「だんご三兄弟」とか出てきて、懐かしい気分になりました。
#読了#読書
Gシリーズの12作目。後期三部作第三弾。
これでシリーズ最後かと思ったが、よく考えたらZに当たるギリシア文字はζなのだから、もう一作あるはず。
舞台は『F』に近いけれど、事件発生から解決まではとても古典的な雰囲気が漂う。オーソドックスなミステリーになっていて、それがまた面白い。(古城や館などで招待客が次々と…なんてシチュエーションがもう既にミステリーの定番のような)
犀川先生への違和感がラストで明かされて、やっぱりか〜となった。
#読了#読書
Gシリーズの12作目。後期三部作第三弾。
これでシリーズ最後かと思ったが、よく考えたらZに当たるギリシア文字はζなのだから、もう一作あるはず。
舞台は『F』に近いけれど、事件発生から解決まではとても古典的な雰囲気が漂う。オーソドックスなミステリーになっていて、それがまた面白い。(古城や館などで招待客が次々と…なんてシチュエーションがもう既にミステリーの定番のような)
犀川先生への違和感がラストで明かされて、やっぱりか〜となった。
#読了#読書
『ゆとり』シリーズと呼ばれるエッセイ。
朝井さんのエッセイ、初めて手に取ったのですが、めちゃくちゃ面白い。前作と前々作も買って読みたいと思います。
朝井さん自身がさくらももこさんのエッセイが好きだと書かれていて、影響されている部分もあるのでしょうが、私はどちらかというと、三浦しをんさんに近い感じを受けました。
どちらにしろ、面白い小説を書く人は、エッセイを書いても面白いということは変わりません。
#読了#読書
『ゆとり』シリーズと呼ばれるエッセイ。
朝井さんのエッセイ、初めて手に取ったのですが、めちゃくちゃ面白い。前作と前々作も買って読みたいと思います。
朝井さん自身がさくらももこさんのエッセイが好きだと書かれていて、影響されている部分もあるのでしょうが、私はどちらかというと、三浦しをんさんに近い感じを受けました。
どちらにしろ、面白い小説を書く人は、エッセイを書いても面白いということは変わりません。
#読了#読書
訳者のあとがきによると、多本面に活躍された著者が人生に幕を下ろす三日前までをメモに綴った日記
癌と闘うことで、生きることについて考える著者にすごく共感できた。健康な心身は当たり前にあるものではない。
「生」が中心にあって、思索に富んだ言葉も、日常の風景を綴った描写もキラキラと輝いて見える一冊。
・静けさとは寛容で、寛容とは堂々とした様である
・思えば文字とは、誰もがそれを初めて覚えた場所に戻るための地図を描くことだった
・わたしはこの世を最後まで愛するだろう。それだけがわたしの存在かつ真実であり義務だ
#読了#読書
訳者のあとがきによると、多本面に活躍された著者が人生に幕を下ろす三日前までをメモに綴った日記
癌と闘うことで、生きることについて考える著者にすごく共感できた。健康な心身は当たり前にあるものではない。
「生」が中心にあって、思索に富んだ言葉も、日常の風景を綴った描写もキラキラと輝いて見える一冊。
・静けさとは寛容で、寛容とは堂々とした様である
・思えば文字とは、誰もがそれを初めて覚えた場所に戻るための地図を描くことだった
・わたしはこの世を最後まで愛するだろう。それだけがわたしの存在かつ真実であり義務だ
#読了#読書
Gシリーズの11作目。後期三部作第二弾。
これは、ミステリーなのかSFなのか。前作より更に未来の話になっている。途中途中に、あれ、もしかして?という描写が入っていてオチを知って驚きつつも、やっぱりか〜という納得も。
人工知能と人間の頭脳、そして容れ物である肉体。この作品のような技術はもう近い未来のことなのだろうか?
#読了#読書
Gシリーズの11作目。後期三部作第二弾。
これは、ミステリーなのかSFなのか。前作より更に未来の話になっている。途中途中に、あれ、もしかして?という描写が入っていてオチを知って驚きつつも、やっぱりか〜という納得も。
人工知能と人間の頭脳、そして容れ物である肉体。この作品のような技術はもう近い未来のことなのだろうか?
#読了#読書
Gシリーズの10作目。後期三部作の始まり。
今回の主人公&探偵役は島田文子。凄腕のプログラマーである彼女がメインだからか、全体的な雰囲気は『すべてがFになる』に近いものを感じました。
「信じられないような馬鹿馬鹿しさ」の犯人と事件の真相。読む人によっては、ふざけるなと怒り出すかも知れませんが、私としてはストンと腑に落ちた感じでした。
ラスト、色々衝撃的だったのですが、これは…前作からどれだけの年月が経っていたのでしょう?なんだか事件よりも恐ろしい事態に発展しているような…。
#読了#読書
Gシリーズの10作目。後期三部作の始まり。
今回の主人公&探偵役は島田文子。凄腕のプログラマーである彼女がメインだからか、全体的な雰囲気は『すべてがFになる』に近いものを感じました。
「信じられないような馬鹿馬鹿しさ」の犯人と事件の真相。読む人によっては、ふざけるなと怒り出すかも知れませんが、私としてはストンと腑に落ちた感じでした。
ラスト、色々衝撃的だったのですが、これは…前作からどれだけの年月が経っていたのでしょう?なんだか事件よりも恐ろしい事態に発展しているような…。
#読了#読書
著者が子供の頃の風景を思い出すように綴った食エッセイ。
九州の味だから食べたことがないし、時代的にも違うはずなのに、なんだか懐かしく感じるのは、日本人に刻まれた遺伝子によるものなのでしょうか。
食エッセイは池波正太郎さんのものも大好きなんですが、石牟礼さんのはそれと比べると、素朴で大地と密接している感じです。
#読了#読書
著者が子供の頃の風景を思い出すように綴った食エッセイ。
九州の味だから食べたことがないし、時代的にも違うはずなのに、なんだか懐かしく感じるのは、日本人に刻まれた遺伝子によるものなのでしょうか。
食エッセイは池波正太郎さんのものも大好きなんですが、石牟礼さんのはそれと比べると、素朴で大地と密接している感じです。
#読了#読書
Gシリーズの9作目。
建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届き、更にその夜、学長が射殺される。学会に参加する犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、海月及介、加部谷恵美と山吹早月。取材にきた雨宮純らが謎に挑む。
大筋とは関係ないところですが、加部谷さんの論文発表のシーン、『キシマ先生の静かな生活』を彷彿とさせて面白かった。指摘を受けて、まだこんな課題があったなんて、と喜ぶ。これが学者のメンタリティなのか…。
トリックに関しては、今巻は結構オーソドックスな解決だったと思います。(主要人物が揃った割には)
#読了#読書
Gシリーズの9作目。
建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届き、更にその夜、学長が射殺される。学会に参加する犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、海月及介、加部谷恵美と山吹早月。取材にきた雨宮純らが謎に挑む。
大筋とは関係ないところですが、加部谷さんの論文発表のシーン、『キシマ先生の静かな生活』を彷彿とさせて面白かった。指摘を受けて、まだこんな課題があったなんて、と喜ぶ。これが学者のメンタリティなのか…。
トリックに関しては、今巻は結構オーソドックスな解決だったと思います。(主要人物が揃った割には)
#読了#読書
Gシリーズの8作目。
宗教団体の施設(表向きは芸術家の集まる芸術村)でていねいにラッピングされて棺に入れられた遺体が発見される。クローズドサークルものというのでしょうか。
シリーズが進むにつれて真賀田四季の存在感がどんどん強くなっている。
そして、今作は特に哲学的に感じる。「異常を平均したものが常識という幻想だといっても良い」「異常という言葉で片付けることは、人間か安定した存在であり、それに反する状態であってはならない、と無理に思い込むことと等しい。その思い込みから脱するためには、問い続けなければならない」
#読了#読書
Gシリーズの8作目。
宗教団体の施設(表向きは芸術家の集まる芸術村)でていねいにラッピングされて棺に入れられた遺体が発見される。クローズドサークルものというのでしょうか。
シリーズが進むにつれて真賀田四季の存在感がどんどん強くなっている。
そして、今作は特に哲学的に感じる。「異常を平均したものが常識という幻想だといっても良い」「異常という言葉で片付けることは、人間か安定した存在であり、それに反する状態であってはならない、と無理に思い込むことと等しい。その思い込みから脱するためには、問い続けなければならない」
#読了#読書
Gシリーズの7作目。
全国で起きる目薬への異物混入事件。一方で加部谷は目薬を握りしめた遺体に遭遇する。
犯人の匂わせはずっとあって、私は新人刑事さんが犯人と同一人物なのかと思っていたら…ミスリードに騙されました。
海月くんの意味ありげな言葉、これからその真意や海月くんの正体が明かされるのでしょうか?
最後、赤柳探偵がしっかり敵の裏をかいていてニヤリ。
#読了#読書
Gシリーズの7作目。
全国で起きる目薬への異物混入事件。一方で加部谷は目薬を握りしめた遺体に遭遇する。
犯人の匂わせはずっとあって、私は新人刑事さんが犯人と同一人物なのかと思っていたら…ミスリードに騙されました。
海月くんの意味ありげな言葉、これからその真意や海月くんの正体が明かされるのでしょうか?
最後、赤柳探偵がしっかり敵の裏をかいていてニヤリ。
#読了#読書
Gシリーズの5作目。
建設技術研究所の建物内で発見された4人の死体。それぞれ歯が抜かれていて…。
密室トリック。何度も建物の構造について言及されていて、そこら辺を専門にしている方ならすぐにネタがわかったのでしょうね。私は全く専門外なので、トリックが明かされても、へえーと感心していましたが…。
森作品は、哲学的な表現が多いと感じているのですが、今作も「そもそも、自分という存在を、しっかりと認識できていない、それが普通だ」「人間って、結局は自分の人生しか知らない。自分の時間しか経験していない」などなど、考えさせられる言葉がたくさん。
#読了#読書
Gシリーズの5作目。
建設技術研究所の建物内で発見された4人の死体。それぞれ歯が抜かれていて…。
密室トリック。何度も建物の構造について言及されていて、そこら辺を専門にしている方ならすぐにネタがわかったのでしょうね。私は全く専門外なので、トリックが明かされても、へえーと感心していましたが…。
森作品は、哲学的な表現が多いと感じているのですが、今作も「そもそも、自分という存在を、しっかりと認識できていない、それが普通だ」「人間って、結局は自分の人生しか知らない。自分の時間しか経験していない」などなど、考えさせられる言葉がたくさん。
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江國さんの飼い犬「雨」と一緒に聴く音楽の、日々のエッセイ。
「雨」に話しかける江國さん。それにさまざまな反応を見せる「雨」がかわいい。
エッセイに出てくる音楽は洋楽が多くて、懐かしいものもあれば、聴いたことのないものも。
雨の降る日に、部屋で好きな音楽をかけながら飼い犬と過ごす。カッコいいなあ。のんびりした時間をこのエッセイを読むことで共有させてもらった気がする。
#読了#読書
江國さんの飼い犬「雨」と一緒に聴く音楽の、日々のエッセイ。
「雨」に話しかける江國さん。それにさまざまな反応を見せる「雨」がかわいい。
エッセイに出てくる音楽は洋楽が多くて、懐かしいものもあれば、聴いたことのないものも。
雨の降る日に、部屋で好きな音楽をかけながら飼い犬と過ごす。カッコいいなあ。のんびりした時間をこのエッセイを読むことで共有させてもらった気がする。
#読了#読書
Gシリーズの4作目。
今度は叙述トリックもの。
山吹早月と加部谷恵美が乗り込んだ中部国際空港行きの高速バスが、ジャックされてしまい、犯人グループからは都市部とバスに爆弾をしかけたという声明が出される。乗客名簿には「εに誓って」という団体客名。
西之園萌絵たちが見守る中、バスは走り続ける。
きれいに、見事に騙されました。もう、全然違和感なく読み進めていたので、トリックがわかって膝を打ちました。
乗客それぞれの視点で語られていたのがトリックに気付くヒントだった…。
#読了#読書
Gシリーズの4作目。
今度は叙述トリックもの。
山吹早月と加部谷恵美が乗り込んだ中部国際空港行きの高速バスが、ジャックされてしまい、犯人グループからは都市部とバスに爆弾をしかけたという声明が出される。乗客名簿には「εに誓って」という団体客名。
西之園萌絵たちが見守る中、バスは走り続ける。
きれいに、見事に騙されました。もう、全然違和感なく読み進めていたので、トリックがわかって膝を打ちました。
乗客それぞれの視点で語られていたのがトリックに気付くヒントだった…。
#読了#読書
Gシリーズの三作目。
今作は館もの。
“超能力者”神居静哉の別荘で『伽羅離館』と呼ばれる建物。この屋敷に探偵・赤柳初朗、山吹、加部谷ら七人が訪れる。館から外に出るためのドアが開かなくなり閉じ込められた状態で事件が起こり…。
なかなか力技での密室づくり。(犀川先生は簡単そうに言ってましたけど)
館に着いた早々トリックを見破る犀川先生の天才っぷり。そして、トリックが判れば犯人の動機なんか知ったことではないというスタンス。最高です。
真賀田四季に関して、いろんな人間関係が絡み合っていくようで楽しみ。
#読了#読書
Gシリーズの三作目。
今作は館もの。
“超能力者”神居静哉の別荘で『伽羅離館』と呼ばれる建物。この屋敷に探偵・赤柳初朗、山吹、加部谷ら七人が訪れる。館から外に出るためのドアが開かなくなり閉じ込められた状態で事件が起こり…。
なかなか力技での密室づくり。(犀川先生は簡単そうに言ってましたけど)
館に着いた早々トリックを見破る犀川先生の天才っぷり。そして、トリックが判れば犯人の動機なんか知ったことではないというスタンス。最高です。
真賀田四季に関して、いろんな人間関係が絡み合っていくようで楽しみ。
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