わんころもち
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子宮体がんII期 TC療法6クールが終了 経過観察中
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吉村昭さんの『昭和歳時記』読了。
昭和2年生まれの筆者が戦前戦中を過ごした東京下町での思い出を綴る。
昭和の文化史や世相を知るという意味で、とても興味深い本だった。戦前から戦争が始まってすぐまでの、庶民ののんびりした雰囲気が伝わってくる。
昭和の時代は、ラジオや演芸が盛んだったんだなあ。

吉村さんも書いているが、江戸時代から続く日本の様々な習慣が昭和で消えているのを感じます。昭和の初めはまだ江戸時代の名残りを感じるのは、池波正太郎の食エッセイを読んでもよくわかるので。
#読了#読書
November 24, 2025 at 9:54 PM
さくらももこさんの『もものかんづめ』読了。

面白い。さくらさんの独特なユーモアと言葉選びに感心してしまう。
「週刊誌のオナラ」での書きぶり、珍しくさくらさんの怒りがにじみ出ていて笑ってしまう。「女性器隠語名週刊誌」って…。

家族のことや友人のこと、さくらさんの周りに面白い人が集まるのか、さくらさんがその人の面白い部分を見つけるのが上手いのか。
#読了#読書
November 24, 2025 at 4:19 AM
朝井リョウさんの『時をかけるゆとり』読了。

大学生時代のあれこれやら痔の話など。あやうく噴き出しそうになるエッセイが23編。
自分自身の姿を冷静に、そして面白おかしく捉えるセンスと文章力、もっともっと読みたくなります。

朝井リョウさん、今年デビュー15周年だそうで。デビュー作の『桐島、部活やめるってよ』が面白くて何度も読み返した記憶があります。
#読了#読書
November 22, 2025 at 10:43 PM
『黄泉のツガイ』11巻と『ブルーピリオド』18巻をKindleで読了。

『黄泉のツガイ』は展開が…。それぞれの関係が複雑だったのが、最近やっと理解できるようになりました。

『ブルーピリオド』は八虎の原点である、森先輩との話がひと段落。
佐伯先生の「プロになりたいと思う才能がなかった」という言葉、いろんな業種に言えることで、突き刺さるなあ。
#読了#読書
November 21, 2025 at 2:18 PM
さくらももこさんの『さくら日和』再読。
朝井リョウさんのエッセイでこの本について言及されていたので、また読み直しました。

読んでいると、父ヒロシや母の台詞がアニメの声で脳内再生される…。そして、さくらさんの冷静なツッコミに笑ってしまう。

エッセイや日記って、その時代の流行や世相が反映されるから大好きなのですが、この本でも「だんご三兄弟」とか出てきて、懐かしい気分になりました。
#読了#読書
November 20, 2025 at 10:21 PM
森博嗣さんの『ω城の惨劇』読了。
Gシリーズの12作目。後期三部作第三弾。
これでシリーズ最後かと思ったが、よく考えたらZに当たるギリシア文字はζなのだから、もう一作あるはず。

舞台は『F』に近いけれど、事件発生から解決まではとても古典的な雰囲気が漂う。オーソドックスなミステリーになっていて、それがまた面白い。(古城や館などで招待客が次々と…なんてシチュエーションがもう既にミステリーの定番のような)

犀川先生への違和感がラストで明かされて、やっぱりか〜となった。
#読了#読書
November 18, 2025 at 10:01 PM
朝井リョウさんの『そして誰もゆとらなくなった』読了。
『ゆとり』シリーズと呼ばれるエッセイ。

朝井さんのエッセイ、初めて手に取ったのですが、めちゃくちゃ面白い。前作と前々作も買って読みたいと思います。

朝井さん自身がさくらももこさんのエッセイが好きだと書かれていて、影響されている部分もあるのでしょうが、私はどちらかというと、三浦しをんさんに近い感じを受けました。

どちらにしろ、面白い小説を書く人は、エッセイを書いても面白いということは変わりません。
#読了#読書
November 15, 2025 at 11:51 PM
qpさんの『花の絵』
フォトエッセイ『喫茶店の水』で知った、qpさんの作品集。筆を極力用いずに、スポイトや紙の切れ端を用いた独自の手法で描かれています。

まんまるくてかわいい花がたくさん。
#読書
November 14, 2025 at 10:26 PM
キム・ジニョンさんの『朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』』読了。

訳者のあとがきによると、多本面に活躍された著者が人生に幕を下ろす三日前までをメモに綴った日記

癌と闘うことで、生きることについて考える著者にすごく共感できた。健康な心身は当たり前にあるものではない。

「生」が中心にあって、思索に富んだ言葉も、日常の風景を綴った描写もキラキラと輝いて見える一冊。

・静けさとは寛容で、寛容とは堂々とした様である
・思えば文字とは、誰もがそれを初めて覚えた場所に戻るための地図を描くことだった
・わたしはこの世を最後まで愛するだろう。それだけがわたしの存在かつ真実であり義務だ
#読了#読書
November 12, 2025 at 9:54 PM
森博嗣さんの『ψの悲劇』読了。
Gシリーズの11作目。後期三部作第二弾。

これは、ミステリーなのかSFなのか。前作より更に未来の話になっている。途中途中に、あれ、もしかして?という描写が入っていてオチを知って驚きつつも、やっぱりか〜という納得も。

人工知能と人間の頭脳、そして容れ物である肉体。この作品のような技術はもう近い未来のことなのだろうか?
#読了#読書
November 10, 2025 at 10:04 PM
森博嗣さんの『χの悲劇』読了。
Gシリーズの10作目。後期三部作の始まり。

今回の主人公&探偵役は島田文子。凄腕のプログラマーである彼女がメインだからか、全体的な雰囲気は『すべてがFになる』に近いものを感じました。

「信じられないような馬鹿馬鹿しさ」の犯人と事件の真相。読む人によっては、ふざけるなと怒り出すかも知れませんが、私としてはストンと腑に落ちた感じでした。

ラスト、色々衝撃的だったのですが、これは…前作からどれだけの年月が経っていたのでしょう?なんだか事件よりも恐ろしい事態に発展しているような…。
#読了#読書
November 9, 2025 at 9:50 AM
石牟礼道子さんの『食べごしらえ おままごと』読了。

著者が子供の頃の風景を思い出すように綴った食エッセイ。
九州の味だから食べたことがないし、時代的にも違うはずなのに、なんだか懐かしく感じるのは、日本人に刻まれた遺伝子によるものなのでしょうか。

食エッセイは池波正太郎さんのものも大好きなんですが、石牟礼さんのはそれと比べると、素朴で大地と密接している感じです。
#読了#読書
November 8, 2025 at 5:53 AM
ずいのさんの『税金で買った本』17巻読了。
本の修理ってこんなふうにするんだ〜とか、代替本の選定基準は複雑そうだな、とか図書館の裏側が知れて面白い。
#読了#読書
November 7, 2025 at 10:34 AM
森博嗣さんの『キウイγは時計仕掛け』読了。
Gシリーズの9作目。
建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届き、更にその夜、学長が射殺される。学会に参加する犀川創平、西之園萌絵、国枝桃子、海月及介、加部谷恵美と山吹早月。取材にきた雨宮純らが謎に挑む。

大筋とは関係ないところですが、加部谷さんの論文発表のシーン、『キシマ先生の静かな生活』を彷彿とさせて面白かった。指摘を受けて、まだこんな課題があったなんて、と喜ぶ。これが学者のメンタリティなのか…。

トリックに関しては、今巻は結構オーソドックスな解決だったと思います。(主要人物が揃った割には)
#読了#読書
November 7, 2025 at 8:50 AM
森博嗣さんの『ジグβは神ですか』読了。
Gシリーズの8作目。

宗教団体の施設(表向きは芸術家の集まる芸術村)でていねいにラッピングされて棺に入れられた遺体が発見される。クローズドサークルものというのでしょうか。

シリーズが進むにつれて真賀田四季の存在感がどんどん強くなっている。

そして、今作は特に哲学的に感じる。「異常を平均したものが常識という幻想だといっても良い」「異常という言葉で片付けることは、人間か安定した存在であり、それに反する状態であってはならない、と無理に思い込むことと等しい。その思い込みから脱するためには、問い続けなければならない」
#読了#読書
November 5, 2025 at 8:36 AM
届いた雑誌を読む。
本棚の写真が好きなので、この本はうれしい。
#読書
November 3, 2025 at 8:53 AM
森博嗣さんの『目薬αで殺菌します』読了。
Gシリーズの7作目。
全国で起きる目薬への異物混入事件。一方で加部谷は目薬を握りしめた遺体に遭遇する。

犯人の匂わせはずっとあって、私は新人刑事さんが犯人と同一人物なのかと思っていたら…ミスリードに騙されました。

海月くんの意味ありげな言葉、これからその真意や海月くんの正体が明かされるのでしょうか?

最後、赤柳探偵がしっかり敵の裏をかいていてニヤリ。
#読了#読書
November 3, 2025 at 3:43 AM
森博嗣さんの『ηなのに夢のよう』読了。
Gシリーズの6作目。
今回の探偵役は紅子さん。現れたと思ったらすごい速さで解決していかれた…。

いくつか謎が残っていてモヤモヤしますが、西之園さんの環境が大幅に変化しそうでそちらの方に気が取られてしまいました。
#読了#読書
November 2, 2025 at 10:38 AM
森博嗣さんの『λに歯がない』読了。
Gシリーズの5作目。
建設技術研究所の建物内で発見された4人の死体。それぞれ歯が抜かれていて…。

密室トリック。何度も建物の構造について言及されていて、そこら辺を専門にしている方ならすぐにネタがわかったのでしょうね。私は全く専門外なので、トリックが明かされても、へえーと感心していましたが…。

森作品は、哲学的な表現が多いと感じているのですが、今作も「そもそも、自分という存在を、しっかりと認識できていない、それが普通だ」「人間って、結局は自分の人生しか知らない。自分の時間しか経験していない」などなど、考えさせられる言葉がたくさん。
#読了#読書
November 2, 2025 at 1:25 AM
江國香織さんの『雨はコーラがのめない』読了。

江國さんの飼い犬「雨」と一緒に聴く音楽の、日々のエッセイ。

「雨」に話しかける江國さん。それにさまざまな反応を見せる「雨」がかわいい。
エッセイに出てくる音楽は洋楽が多くて、懐かしいものもあれば、聴いたことのないものも。

雨の降る日に、部屋で好きな音楽をかけながら飼い犬と過ごす。カッコいいなあ。のんびりした時間をこのエッセイを読むことで共有させてもらった気がする。
#読了#読書
October 31, 2025 at 10:58 PM
19冊でした。
今月はあまりマンガを買わなかったな。
#10月の読了本
October 31, 2025 at 8:29 AM
#あなたの本棚のどくしょのあき

ど 読書の腕前
く クヌルプ
し 車輪の下
よ 夜に星を放つ
の のっけから失礼します
あ アクロイド殺し
き きのうのオレンジ
October 29, 2025 at 1:34 PM
森博嗣さんの『εに誓って』読了。
Gシリーズの4作目。
今度は叙述トリックもの。

山吹早月と加部谷恵美が乗り込んだ中部国際空港行きの高速バスが、ジャックされてしまい、犯人グループからは都市部とバスに爆弾をしかけたという声明が出される。乗客名簿には「εに誓って」という団体客名。
西之園萌絵たちが見守る中、バスは走り続ける。

きれいに、見事に騙されました。もう、全然違和感なく読み進めていたので、トリックがわかって膝を打ちました。

乗客それぞれの視点で語られていたのがトリックに気付くヒントだった…。
#読了#読書
October 29, 2025 at 10:38 AM
森博嗣さんの『τになるまで待って』読了。
Gシリーズの三作目。
今作は館もの。

“超能力者”神居静哉の別荘で『伽羅離館』と呼ばれる建物。この屋敷に探偵・赤柳初朗、山吹、加部谷ら七人が訪れる。館から外に出るためのドアが開かなくなり閉じ込められた状態で事件が起こり…。

なかなか力技での密室づくり。(犀川先生は簡単そうに言ってましたけど)

館に着いた早々トリックを見破る犀川先生の天才っぷり。そして、トリックが判れば犯人の動機なんか知ったことではないというスタンス。最高です。

真賀田四季に関して、いろんな人間関係が絡み合っていくようで楽しみ。
#読了#読書
October 28, 2025 at 9:07 AM