大東先生から「何で読んでないの?」という圧を感じて年始一発目のバルガス=リョサはこの作品にしたのですが、もう圧巻でした。士官学校の箱庭世界で胸が悪くなるほど濃密な弱肉強食の生存競争が繰り広げられ、だけど時には少年らしい純朴さや素直さが煌めく瞬間もあって、でもその一瞬の光を卑劣な大人が摘み取ってしまう。こうして「ペルーなるもの」が再生産されていくのだなと。二つの会話のオーバーラップや激しい時系列の乱れはいつものバルガス=リョサだけど、少年達の目配せや息遣い、繊細な心理描写はこの作品固有ではないか?「ジャガー」と「奴隷」が全く隔絶された存在だったのが、最後に渾然一体となるところに鳥肌が立った。
大東先生から「何で読んでないの?」という圧を感じて年始一発目のバルガス=リョサはこの作品にしたのですが、もう圧巻でした。士官学校の箱庭世界で胸が悪くなるほど濃密な弱肉強食の生存競争が繰り広げられ、だけど時には少年らしい純朴さや素直さが煌めく瞬間もあって、でもその一瞬の光を卑劣な大人が摘み取ってしまう。こうして「ペルーなるもの」が再生産されていくのだなと。二つの会話のオーバーラップや激しい時系列の乱れはいつものバルガス=リョサだけど、少年達の目配せや息遣い、繊細な心理描写はこの作品固有ではないか?「ジャガー」と「奴隷」が全く隔絶された存在だったのが、最後に渾然一体となるところに鳥肌が立った。