Ichiro Kishimi /岸見一郎
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Ichiro Kishimi /岸見一郎
@ichirokishimi.bsky.social
Philosopher, Author of “The Courage to be Disliked”
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(ダイヤモンド社)など著書多数、最新刊は『自省のすすめ - ひとりで考えるレッスン』(ちくま新書)
戦争は「進歩と文化を救うために、廃止しなければならない人類最大の災い」であるとアドラーはいっている(『教育困難な子どもたち』)
1年前の今日にも、次の小田実の言葉を引いた。
「ものごとには、「する」側から見るのと、「される」側から見るのとではまったくちがって見えて来るものがある」(小田実『市民の文(ロゴス) 思索と発言1』)
戦争は「される」側から見れば、一方的な殺戮と破壊でしかない。政治家は戦争を「する」側だが、自分が戦うつもりはない。
January 4, 2026 at 6:38 AM
今回、ブリスベンに滞在中、一番印象に残っていることは何かと帰国の前日、息子にたずねられ、Inala Plazaと答えたら喜んでくれた。朝Oxley Creek Commonnへ野鳥を見に行った後訪れたInala Plazaはアジア系の店が多く、アジアの人がたくさん集まっていた。息子は移民の研究をしている。
January 4, 2026 at 4:07 AM
戦争について、プラトンは次のようにいっている。
「すべての戦争は財貨の獲得のために起こる」(『パイドン』)
「財貨の獲得」というようなあからさまな理由を隠すために正義というような大義名分が必要である。政治家は戦争を起こすことを正当化する理由をいつも探している。
January 4, 2026 at 3:04 AM
息子が8月から滞在しているブリスベンにきました。こちらは夏ですが、今日はそれほど暑くありません。
December 28, 2025 at 2:06 AM
私の指導教官だった藤澤令夫先生の記事。毎年出版した本を年末に妻のみほ子さんに送っているのだが、電話があって教えてもらった。
www.kyoto-np.co.jp/articles/the...
京都・ギリシャ哲学泰斗の肖像生誕100年、101歳妻が語る遠い西洋古典に駆り立てたのは…|THE KYOTO|京都新聞
京都大学教授として科学技術の功罪など現代の課題を論じ、ギリシャ哲学を通して「よく生きるための知恵」を探求した藤沢令夫。生誕100年の肖像を求めて関係者をたどった。
www.kyoto-np.co.jp
December 26, 2025 at 3:25 AM
日記を読むのが好きでよく読むが、最近はキム・ヨンスの日記(『시절일기』)を読んでいる。
「セウォル号という名前が残酷に聞こえるのは、昔から家族を失った人々に『歳月』(セウォル)が薬だ』とか『歳月(セウォル)が経てば全て忘れられる』といってきたからだ。しかし、歳月は過ぎ去らないでくれ、まだ忘れる時ではない」(2014年5月19日)
December 15, 2025 at 6:38 AM
古賀史健さんと対談をしました。『嫌われる勇気』が出版されたのは2013年12月12日。二人の対話を撮影した動画はこれが初めてです。
youtu.be/vWQ_yPIh9ZU
あなたが変われない本当の理由とは?|岸見一郎×古賀史健(全2回・前編)【『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』公式動画】
YouTube video by ダイヤモンド公式チャンネル
youtu.be
December 12, 2025 at 2:47 PM
amzn.to/3XG4lff
12月10日に出ます。人生の困難に対処するためには、何ができ、何ができないかを考え抜かなければなりません。これまでの自分を振り返り、これからどう生きていくか考える時、何か指針がほしい。編集者からの依頼に応えるべく書き始めました。
自省のすすめ: ひとりで考えるレッスン (ちくま新書, 1890)
私は私の人生を肯定する! 人生の中盤戦になり、これからどう生きていこうか悩んでいませんか? でも、ただ悩んでいても何かを決断することはできません。 だからこそ、自分を見つめなおして、よりよく生きるための術をたった一人で考え切る。 マルクス・アウレリウスなどの哲学者たちの言葉には、人生のヒントが詰まっている。 これまでもこれからも私は私のままで生きていくために必要なことがこの一冊にある。
amzn.to
November 28, 2025 at 1:04 AM
「よい意図を持っているだけでは十分ではない。われわれは、社会において大切なことは、実際に成し遂げていること、実際に与えていることであるということを教えなければならない」(アドラー『個人心理学講義』)
「よい意図を持っている」とは、何かをするという決意を表明するというようなことだが、決意表明で終わってしまうのは、「やればできる」という可能性の中に生きたいからであり、可能性の中にある限り結果が出て評価されないからである。
November 25, 2025 at 12:09 PM
湖北野鳥センターに行った後、長浜で泊まり、昨日は竹生島へ。船で三十分。船を降りると、急勾配の石段が百六十五段が目に入った。ここで引き返すわけにいかず、時間をかけて宝巌寺へ。昼食後、金剛輪寺。紅葉がきれいだったが、竹生島よりもきつかった。日頃、心臓に負担がかからないように生活しているので、山頂を目指して歩くことを躊躇したが、達成感があった。
November 24, 2025 at 2:54 AM
問題解決のための対話を避ければ、その成果は評価されない。よい結果を出せないことを恐れて試験を受けないのと同じである。試験を受けなければ評価されないが、試験を受けないことの結末は本人だけ降りかかる。外交の場合はそうではない。
November 24, 2025 at 2:49 AM
「ソウルの家から大企業に通うキム部長」というドラマで、部長が自分の鞄の方が部下の鞄より高いことを知ってガッツポーズを取る場面を思い出した。
November 23, 2025 at 12:04 PM
優越コンプレックスのある人は、自分が優れていることを誇示し、実際よりも自分をよく見せようとする。
なぜそうするのか。本当は優れているわけではないことを知っているからである。優越コンプレックスは、劣等感が根底にある。
期待を裏切ることになるのではないかと恐れ、過剰に努力をすることもあるが、優れていることを誇示するために、アドラーの言葉を借りると、仕事とは関係のない「第二の戦場」で競い、他者の価値を貶めし、相対的に自分の価値を高めようとする。
本当に優れた人はただ優れているのであり、優越感すら持たない。
November 23, 2025 at 11:53 AM
今日は湖北野鳥センターにオオワシを見に行った。29シーズン連続飛来。「山本山のおばあちゃん」と呼ばれる。
November 22, 2025 at 6:33 AM
「締切が目前なのに、一行も書けない場合がある。今は一行でも書いたのでそういう場合ではないが。もう二つの文を書いたね。おや、三つの文も!」(キム・ヨンス『いつか、おそらく』)
note.com/kishimi/n/ne...
書けるかどうかは、書いてみないとわからない|岸見一郎
キム・ヨンスは次のように書いている。 「私はもともと文章を書く才能がなかった人間なので、才能がないという事実を嘆いたことはなかった」(『青春の文章+』)  一度も文章を書いたことがない状態から始めたので、最初は書くたびに実力が上がったという。  作家が原稿を書くことに呻吟しているところは見ないで、いわば完成形だけを見てしまうので、自分には書けないと思ってしまうことがある。自分は書けないと思ってしま...
note.com
November 18, 2025 at 6:33 AM
『自省のすすめ——ひとりで考えるレッスン』(ちくま新書、12月10日刊行予定)を書き始めたのはずいぶん前のことである。編集者から手紙が届いたのは、2023年の6月だった。今年は4冊本を出すという話を過日古賀さんとしていたら、三ヶ月に一冊ですね、といわれたが、もちろんそうではなく、どの本も書き上げるまでには何年もかかる。正しく考えるためには、何をどう考えればいいか、思考の道筋を明らかにした。最終的には、この人生をどう生きるかという話に行き着く。
November 6, 2025 at 10:39 AM
『自省のすすめ——ひとりで考えるレッスン』(ちくま新書)の校正(3校)をやり終え編集者に贈る。これで私の手を離れた。いつものことながらあまり開放感はない。何度も何度も読み返すので、本当にこの本を読んで面白いと思ってもらえるのだろうかと心配になる。
November 5, 2025 at 1:18 PM
このメモは後に有用になるだろうかというようなことを考えないで書く。後になって何かの役に立つかもしれないし、立たないかもしれない。役に立つかなど今はわからない。役に立たなくても書く。
私の孫は絵が好きで、私の部屋にくるとコピー用紙に2、30枚次々止まることなく描く。これくらい描かないと上達しないのだろうが、上手に描けるようになりたいから描いているようには見えない。
写真を撮る時も、この写真を撮っておけば後から何かの役に立つだろうと考えて写真を撮らないだろう。そんな人もいるかもしれないが。
November 5, 2025 at 1:03 PM
「不安は人間を焦燥せしめ、そして焦燥は人間を衝動的ならしめる。その時人間はいかなる非合理的なものにも容易に身を委せ得るのである。かくて嘗て多くの独裁者は、人民を先ず不安と恐怖とに陥れることによって彼等を自己の意のままに動かそうとしたのである」(三木清「時局と学生」一九三七年九月二十日『三木清全集』第十五巻所収)
  震災時の噂が引き起こした不安は、災害発生時の失策から国民の目を逸らさせた。
November 5, 2025 at 2:42 AM
「私が「絶えず書く」ということを自分に課したのはいつ頃からであったか、いまは正確に記憶はない。ともあれピアニストが絶えずピアノをひくように、自分は絶えず書かなければならない——かつて私はそう考えそれを実践していたのであった」(辻邦生『パリの手記』1)
辻邦生は相当な「書き魔」で、片時も文字を書いていないと生きていけない人だったという。自分の力ではどうすることもできない天性のものだと、半ば諦め、覚悟を決めた、と辻佐保子は書いている(辻佐保子『辻邦生のために』)。
November 5, 2025 at 2:41 AM
『誰にも支配されずに生きる』の重版が決まった。今日は朝から校正している。昨日はコーヒーが飲めないほど不調だったが、今日は快復。
November 5, 2025 at 2:40 AM
「攻撃される危険があるので自衛しなければならないと、何百万もの人に信じ込ませることは困難ではない」(Erich Fromm, The Heart of Man)
自分で考えず政治的指導者に依存している人は、力と確信を持って示されたことを本当のことだと受け取ってしまうからだとフロムはいう。フロムは「生産的に生きる」という言い方をする。「生産的」というのは、自発的、創造的という意味である。他者に依存するのとは真逆の生き方をしなければ、容易に他者の言説を信じてしまうことになる。
November 3, 2025 at 4:50 AM
「ヒトラーの征服が始まってからヒトラーに抵抗を始めるのでは、始める前にすでに負けている」(エーリッヒ・フロム、Interview mit Hans Jürgen Schutz)
抵抗するためには、自分を信じ、批判的に考えることができ、自立した人間でなければならないとフロムはいう。
November 3, 2025 at 4:44 AM