散歩、写真、読書が好きで、大阪、京都、奈良をうろついてます。
面白い、楽しみながら読むことができた。
特に何か大きな事件が起こるわけでもなく、メインとなるストーリーがあるわけでもないのに、700頁超える大作を飽きずに読むことができる不思議。
青果市場にある「いちば食堂」、お客さんは市場関係者か近所の人ばかり。食堂の料理人、従業員、年中レインコートを着てる老人は始めとした常連客などそこにまつわる人々のお話。
内容のほとんどは登場人物の会話だが、他人の会話を聴いたり、会話した内容を他人に話したりという、ワンクッション置いたものが多く、そこがポイントのようにも思う。
#読了
#yonda
作者が得意とする現場小説だと思って読みだしたが、確かにその通りなのだけど想像はるかに上回って面白い。どういう仕掛けがあるとかはネタバレなので書かない。
大手デベロッパー社員だった浜地は事情により退職し、中堅ゼネコンでショッピングモール建設工事現場の安全衛生管理責任者となる。現場経験のほとんどなかった浜地だが、その教育担当となった松本の安全指導のバカ真面目さを目にし驚く。
現場ならではの人間関係とその緩さ、安全管理と工事の進捗、などがとても面白く語られ読み進めてしまう。後半部分の展開が見事。
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大学を中退し10年間も引きこもり生活を続ける宗也、たまに出かけるのは近所のコンビニくらいで家族とも顔をあわさずに生活を送っていた。そんなある日大雨の中、猫の鳴き声が気になり、側溝にはまってた子猫を救出した。
子猫を世話することがきっかけで、宗也は外に出て人と話すことが徐々にできるようになる。また、そんな宗也に向いた仕事を紹介してくれる人も現れる。
実に見事にお話がつながっていくのがとても楽しい。作者は、世の中には善意の人ばかりではないことも書きたがったようだが、いい人ばかりのお話でも十分楽しめるのではと思った。
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読みだしてしばらくは、現実離れしたファンタジーかと思っていたが、読み終わってそうでないことに気づく。楽しい勘違いというか、いい意味で裏切られた。
夏休みに入った直後に朝目覚めると見知らぬところにいた。そこは体育館のような場所で同年代らしい中学生が8人集められていた。着ぐるみを着た座長と呼ばれる男が、みんなで劇をするように指示する、その出来が良ければ解放されるという。
このお話がどこに着地するのか、残りのページ数を気にしながら読んでしまう。
個人的には読後感がいいとは思えなかったが、後を引く感じ。
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#yonda