がんちゃん
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がんちゃん
@gamchan.bsky.social
大阪府在住のおじさんです。

散歩、写真、読書が好きで、大阪、京都、奈良をうろついてます。
【読んだ本】白雪姫と五枚の絵 ぎんなみ商店街の事件簿2(井上真偽/小学館)
前作は、姉妹編と兄弟編の2冊構成だったが、今回はまとめて1冊になってる。それでも、「見立て絵」の謎という大きなストーリーに沿った連作短編が、それぞれ重なりながら違う側面を見せて語られていくところは継続している感じ。
謎解き自体は少し無理やり感も感じるが、登場人物の面白さで楽しく読める。
#読了
#yonda
January 18, 2026 at 9:54 AM
【読んだ本】Tシャツの日本史(高畑鍬名/中央公論新社)
下着ではなく、それ自体を見せて着る「Tシャツ」に関して、その変遷が書かれてる。単独の服として着用されるようになったのはいつなのか、米国での事例も含めて紹介されてるが、思ったより最近のことで驚く。
この本で特に着目してるのが、Tシャツの裾をインするのかしないのか。どうでもいいことのようにも思うが、時代背景と同調圧力に関して興味深い。また、特定のキーマンが歴史を変えていくことも面白い。
#読了
#yonda
January 17, 2026 at 10:05 AM
【読んだ本】千年のフーダニット(麻根重次/講談社)
壮大なタイトルだと思ったら、その通りのお話だったので驚く。
舞台は未来、コールドスリープの技術が発達し、千年後の世界へと眠りについた7人。予定通り千年後に目覚めた際にその中の一人が殺されてたことが分かる。
現代では未確立の技術などを前提とはしているが、よく読めば本格ミステリ。近未来の冒険小説としても楽しめた。
#読了
#yonda
January 16, 2026 at 9:46 AM
【読んだ本】アフター・ユー(一穂ミチ/文藝春秋)
いったい何が起こったのかと、登場人物同様に困惑し少し混乱しながらお話を読み進めた。そしてとても切ない物語、と言葉にしてしまうとよくあるお話になってしまうが、なかなか味わえない読書体験をした。
青吾が家に帰ると、同居していた恋人がいなかった。どうしたのか心配してると、見知らぬ男性と五島列島で事故に遭い行方不明になっているとの連絡を受ける。どういうことなのか全く理解できないままに、その男の妻と一緒に現地に行くことにする。
二人して現地で調査し、徐々に明らかになっていく事実。
#読了
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January 15, 2026 at 10:04 AM
【読んだ本】リデルハウスの子どもたち(佐原ひかり/東京創元社)
全寮制の名門校リデルハウスを舞台にした青春小説。その学校には特殊な能力を持った生徒だけを集めた「ラヴ」と呼ばれる場所があり、一般の生徒とは完全に隔離されている。またいくつか特別なルールがある。
そんな不思議な学校で学ぶ生徒たちを描きながらリデルハウスという特殊な学校の秘密を解き明かしていくのがスリリング。
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January 14, 2026 at 8:58 AM
【読んだ本】芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記(関口尚/集英社)
奥の細道の道中を、芭蕉に同行した曾良の視点で描く。
必ずしも秀でた俳人としては評価されていなかった曾良が、なぜお供に選ばれたのか。一門の中での曾良の立ち位置が分かって面白い。また、微妙な師弟関係が心地よい緊張感を醸し出している。
私でも知ってるほどの名句誕生の瞬間が描かれてくのも面白い。
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January 13, 2026 at 8:10 AM
【読んだ本】タクジョ! あしたのみち(小野寺史宜/実業之日本社)
タクジョ!シリーズ三作目、すっかり仕事にも慣れた夏子とその同僚たちが今日も街を走る。同じパターンのはずなのに飽きることなく面白い。
東京の地理は全く分からないが、なんとなく街の雰囲気も分かってくるような気がする。
お客さんの中には他の作品の登場人物も出てきてるが、他のお客さんもまた別の小説(シリーズ?)になるのかなと期待。
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January 12, 2026 at 9:48 AM
【読んだ本】二月のつぎに七月が(堀江敏幸/講談社)
面白い、楽しみながら読むことができた。
特に何か大きな事件が起こるわけでもなく、メインとなるストーリーがあるわけでもないのに、700頁超える大作を飽きずに読むことができる不思議。
青果市場にある「いちば食堂」、お客さんは市場関係者か近所の人ばかり。食堂の料理人、従業員、年中レインコートを着てる老人は始めとした常連客などそこにまつわる人々のお話。
内容のほとんどは登場人物の会話だが、他人の会話を聴いたり、会話した内容を他人に話したりという、ワンクッション置いたものが多く、そこがポイントのようにも思う。
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January 11, 2026 at 7:53 AM
【読んだ本】リレーとしての建築: リノベーションの実践と思想(宮部浩幸/学芸出版社)
著者は「再開発は外科手術、リノベーションは漢方薬」だという。単なる保存か再開発課ではなく、あくまで建物を活用する道を探る『建築のリレー』。
まちの文脈を読みとる、という表現がでてくるが、これを実践すれば新築であっても『建築のリレー』は可能とのこと。
建築を単なる一つの箱ではなくまちの一部としてとらえ、関わってきた人たちの思いを受け継ぎ活用していくことが語られてると感じた。
建築を見に行くのは好きだったが、新しい観点を得たと思う。
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January 10, 2026 at 9:45 AM
【読んだ本】名探偵再び(潮谷験/講談社)
私立の女子高に入学した時夜翔には、30年前に同じ学校に通っていた大叔母がいた。その大叔母は、在学中に発生した難事件を次々と解決し名探偵として名をはせたが、悪の元締めMと対決し滝に落ちてなくなってしまった。
そんな有名人の大叔母を持つ時夜翔だが、入学したとたんに次々と不可解な事件が起こり、解決を求められる。名探偵の素養などない時夜翔は困って、、、
連作短編だが、どの事件の謎もなかなか手ごわく読んでいて楽しい。その割には全体として軽い感じがするのは登場人物のキャラのせいかなと。
#読了
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January 9, 2026 at 10:04 AM
【読んだ本】旅行屋さん 日本初の旅行会社・日本旅行と南新助(河治和香/実業之日本社)
一応、小説という体をとってるのでそのつもりで読もうとしたが、実際にはノンフィクションとして楽しんでしまった。
日本で最初の旅行会社である「日本旅行」の創業の物語。どういう経緯で旅行会社ができたのか全く知らなかったが、お話として読んでもとても面白い。
一つの会社の社史であるだけでなく、日本の団体旅行の歴史も知ることができる。
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January 8, 2026 at 10:05 AM
【読んだ本】抹殺ゴスゴッズ(飛鳥部勝則/早川書房)
平成と令和の、父と息子それぞれの物語が交互に語られる。それぞれ、怪奇的だったり空想的だったりと、やや現実離れした展開でどうなるのかと少し心配しながらも600頁超を読み切った。
読みながらも、この2つのお話がどう着地するのか気になったが余計な心配だった。エログロでバイオレンスなお話でもあるが、基本の軸は青春小説なのかと。
読み終えて心地よい疲労と満足感。
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January 7, 2026 at 10:06 AM
【読んだ本】世界はきみが思うより(寺地はるな/PHP研究所)
読み終えて改めて考えてみると、かなり重い物語のはずなのに、なぜか優しい気になれるから不思議。
出てくる登場人物が、それぞれ何か問題を抱えていたり、考えられないほどひどい奴だったりと、暗いお話のはず。必要以上に物事を悪く考えてしまったり落ちこんだり。
それでも、という作者の優しい目線が感じられて、何か救われる気がする。気がするだけで現実は厳しいのかもしれないが、それでも と思えてくる。
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January 6, 2026 at 11:07 AM
【読んだ本】エレガンス(石川智健/河出書房新社)
戦時中に戦禍の状況を撮影する警察官というのをみて突飛な設定と思ったが、実在の人物としり驚く。ちょうどこの本を読んでいるときに、石川光陽写真展のニュースをみてさらに驚く。
女性の首つり自殺が相次ぐが、みな洋装でなくなってる。その現場写真を見た警察官が他殺と判断し捜査が始まる。
空襲の続く戦時下でもパーマや洋装の女性がいたなど、植え付けられたたイメージとはちょっと違う東京が描かれる。
独特の雰囲気をまとったミステリー。
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January 5, 2026 at 8:53 AM
【読んだ本】緑十字のエース(石田夏穂/双葉社)
作者が得意とする現場小説だと思って読みだしたが、確かにその通りなのだけど想像はるかに上回って面白い。どういう仕掛けがあるとかはネタバレなので書かない。
大手デベロッパー社員だった浜地は事情により退職し、中堅ゼネコンでショッピングモール建設工事現場の安全衛生管理責任者となる。現場経験のほとんどなかった浜地だが、その教育担当となった松本の安全指導のバカ真面目さを目にし驚く。
現場ならではの人間関係とその緩さ、安全管理と工事の進捗、などがとても面白く語られ読み進めてしまう。後半部分の展開が見事。
#読了
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January 4, 2026 at 7:47 AM
【読んだ本】変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館(樫永真佐夫 (監修), ミンパクチャン (著)/CEメディアハウス)
民博には何度も行ったことはあるし、その生い立ちも知ってるつもりだったが、読んでみて知らないことばかりで実に楽しく読んだ。
博物館という名称ではあるが実際は研究所で、研究者がそこにはいる。その方々が実にユニークでそのエピソードが面白い。
研究者たちの民博にくるまでのいきさつは、へたなフィクションよりよっぽど面白い。また行きたくなってきた、ウォーキングシューズで。
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January 3, 2026 at 10:09 AM
【読んだ本】ネコの手を借ります。(山本甲士/小学館)
大学を中退し10年間も引きこもり生活を続ける宗也、たまに出かけるのは近所のコンビニくらいで家族とも顔をあわさずに生活を送っていた。そんなある日大雨の中、猫の鳴き声が気になり、側溝にはまってた子猫を救出した。
子猫を世話することがきっかけで、宗也は外に出て人と話すことが徐々にできるようになる。また、そんな宗也に向いた仕事を紹介してくれる人も現れる。
実に見事にお話がつながっていくのがとても楽しい。作者は、世の中には善意の人ばかりではないことも書きたがったようだが、いい人ばかりのお話でも十分楽しめるのではと思った。
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January 2, 2026 at 10:02 AM
【読んだ本】いちばんうつくしい王冠(荻堂顕/ポプラ社)
読みだしてしばらくは、現実離れしたファンタジーかと思っていたが、読み終わってそうでないことに気づく。楽しい勘違いというか、いい意味で裏切られた。
夏休みに入った直後に朝目覚めると見知らぬところにいた。そこは体育館のような場所で同年代らしい中学生が8人集められていた。着ぐるみを着た座長と呼ばれる男が、みんなで劇をするように指示する、その出来が良ければ解放されるという。
このお話がどこに着地するのか、残りのページ数を気にしながら読んでしまう。
個人的には読後感がいいとは思えなかったが、後を引く感じ。
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January 1, 2026 at 10:14 AM
【読んだ本】午前零時の評議室(衣刀信吾/光文社)
とても面白く読んだ。作者は現役の弁護士とのこと、その専門知識を活かした設定だが専門的過ぎず素人にも読みやすい。
裁判員裁判の裁判員が事前オリエンテーションとして判事に集められるが、そこで思ってもいなかった状況に巻き込まれる。設定された期限までになんとか事態を解決しようとあがく人たち。また、そんな状況を知らずに動く人たち。
意表を突くスリリングな展開、一筋縄ではいかない謎解きなど読み応えあった。
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December 31, 2025 at 8:44 AM
【読んだ本】刹那の夏(七河迦南/東京創元社)
ジャンルとすればミステリなんだと思うし、実際に謎解きな短編集ではある。
ミステリとしての謎解き部分がつまらないわけではない、けれどそれ以上に一つ一つの短編がお話として素晴らしいと思い、謎解きがおまけのように感じてしまうほど。
素敵なお話を読んでるうちに、いつの間にか謎解きもされてる感じ。
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December 30, 2025 at 9:59 AM
【読んだ本】夜と霧の誘拐(笠井潔/講談社)
前作のあるシリーズものとは知らず本作から読んでしまったが、その世界観は楽しめた。ただ、登場人物の個性の把握に少し時間を要してしまい最初は少し読むのがきつかった。
誘拐事件と殺人事件が同じ夜に発生する。捜査が進むにつれて関連があることが分かってくる。誘拐事件に関しては読みながら犯人に振り回される感じがすごいし、殺人事件は一見シンプルな現場でありながら謎だらけ。
謎解きに至る過程も楽しんだが、それにしても個性的すぎる探偵役だった。
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December 29, 2025 at 8:14 AM
【読んだ本】オーロラが見られなくても(近藤史恵/KADOKAWA)
とっても素敵で、しかも食べ物がとても美味しそうな海外旅行が詰まった短編集。
旅の動機・きっかけ、目的地、みどころ・食べ物、実にバリエーションがあって読んでて飽きない。
こんなお話が書けるなんて、作者は日ごろから旅慣れてるのだろうか、それとも本作のために取材したのかな、どちらにしてもうらやましい限り。
基本的に出不精で海外旅行なんて行きたくもないと思ってる私でも思わずそう感じてしまう。
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December 28, 2025 at 7:59 AM
【読んだ本】特薦いいビル 千日前味園ビル: 別冊月刊ビル(’BMC,髙岡伸一,岩田雅希,夜長堂,川原由美子,阪口大介,西岡潔 (写真)/大福書林)
すでに解体が始まってるらしい味園ビル、その歴史・変遷を取材と写真でまとめてる。
著者の一人でもある髙岡さんの案内で見学させてもらったことも何度かあり、宴会場での宴会に参加したこともあり、地下のユニバースでのうベントに参加したこともあり、のなじみのあるビルだが、知らなかったことも多い。こんな化け物みたいに成長していったビルはもう出てこないのかなとも思う。
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#yonda
December 27, 2025 at 7:40 AM
【読んだ本】小麦畑できみが歌えば(関かおる/KADOKAWA)
歌うことが大好きだけど、本格的な訓練は受けてこなかった18歳の唯吹が、ふとしたことで地元のオペラハウスのオーディションを受けたことからお話がはじまる。
実力のあるものばかりが集められた場で、さらに選抜されていくという残酷な状況がとてもよく描かれてるように感じた。素人同然の少女がそんな世界に突然飛び込んでやっていけるのかと余計な心配。独特の魅力ある歌声というのが、文章だけでは分からずにもどかしい。
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#yonda
December 26, 2025 at 8:48 AM
【読んだ本】睡蓮(白石一文/新潮社)
何でもできるスーパーマンだった兄は幼稚園時代からの幼馴染の智子と結婚した。問題なく暮らしてたはずなのに突然離婚し、智子は別の幼馴染と再婚する。
妹の櫻子は、そんな元義姉と久しぶりに会うことになる。
愛の「リスタートと終活」を描く恋愛長編 とあるが、これが恋愛小説なのかどうかはかなり悩む。登場人物の年齢からして「終活」であることはわかるが、いままでに読んだことのないパターンのような気がして少し戸惑う。
ただ、作者のここ最近のお話に比べると素直に楽しめた気がする。
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#yonda
December 25, 2025 at 6:52 AM