なみが言うように川の向こうには何か楽しいことが待っているかもしれない。スキップは楽しいからするのか、楽しくなるためにするものなのか。いずれにしても楽しいはずのスキップが楽しくない。いや楽しいのはわかっているのだが、いまはやりたくない。そんなサワの心象風景。
#ばけばけ
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なみが言うように川の向こうには何か楽しいことが待っているかもしれない。スキップは楽しいからするのか、楽しくなるためにするものなのか。いずれにしても楽しいはずのスキップが楽しくない。いや楽しいのはわかっているのだが、いまはやりたくない。そんなサワの心象風景。
#ばけばけ
ヘブンと錦織がともだちであるように、トキとサワもともだちである。錦織が校長にならなくとも、サワが教員試験に合格できず、天国町にとどまろうとも、ヘブンとトキの彼らに対する友情は変わらない。
福間に裏がなく正直に話しているのなら、福間となみはヘブンとマーサの変奏である。人種や身分に関係なくヘブンはマーサに惚れた。ヘブンとマーサが手を握り合ったように、福間が握った手をなみが握り返すかどうか、たぶん明日わかる。
箸が落ちたままなら、フミのように新しい箸を買えばいいのである。川の向こうからこちらに渡るための新しい橋を架ければいいのである。
#ばけばけ
ヘブンと錦織がともだちであるように、トキとサワもともだちである。錦織が校長にならなくとも、サワが教員試験に合格できず、天国町にとどまろうとも、ヘブンとトキの彼らに対する友情は変わらない。
福間に裏がなく正直に話しているのなら、福間となみはヘブンとマーサの変奏である。人種や身分に関係なくヘブンはマーサに惚れた。ヘブンとマーサが手を握り合ったように、福間が握った手をなみが握り返すかどうか、たぶん明日わかる。
箸が落ちたままなら、フミのように新しい箸を買えばいいのである。川の向こうからこちらに渡るための新しい橋を架ければいいのである。
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ヘブンの日本滞在記は"海の向こう"で出版される。それを読む"海の向こう"の人たちは極東の人々の暮らしをどのように思うだろうか。川の向こうに暮らすサワのようにトキとは住む世界が違うと思うだろうか。それとも公平さを持つヘブンのようにどこに暮らそうとも同じ人間の暮らしがあると思うであろうか。
#ばけばけ
ヘブンの日本滞在記は"海の向こう"で出版される。それを読む"海の向こう"の人たちは極東の人々の暮らしをどのように思うだろうか。川の向こうに暮らすサワのようにトキとは住む世界が違うと思うだろうか。それとも公平さを持つヘブンのようにどこに暮らそうとも同じ人間の暮らしがあると思うであろうか。
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ヘブンとトキは庭にある飛び石の橋をわたり、祠に手を合わせる。
トキは橋の上でスキップをし、橋の下で三之丞に10円を渡す。さらに橋の下には小豆洗いが待ち構えている。松野家は彼岸と此岸をつなぐ橋を危うげに渡りながら暮らしてきたのである。トキがこれからの生活に不安を抱くのもこの危うさのせいであろう。ところで錦織は「危ない橋」を渡ってまで松江に戻されたのだが、その「危ない橋」はいつか語れるのだろうか。
#ばけばけ
ヘブンとトキは庭にある飛び石の橋をわたり、祠に手を合わせる。
トキは橋の上でスキップをし、橋の下で三之丞に10円を渡す。さらに橋の下には小豆洗いが待ち構えている。松野家は彼岸と此岸をつなぐ橋を危うげに渡りながら暮らしてきたのである。トキがこれからの生活に不安を抱くのもこの危うさのせいであろう。ところで錦織は「危ない橋」を渡ってまで松江に戻されたのだが、その「危ない橋」はいつか語れるのだろうか。
#ばけばけ
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以前、ヘブンはリヨに対し「恋人でも友人でも深い関係にならない」と言っていたが、言い換えれば建前の付き合いしかしないということである。ヘブンと本音で語り合う関係になれると期待した錦織はこれを聞き落胆した。マーサとの失敗に懲りてヘブンは本音を隠して人付き合いを続けたということになる。マーサとの婚姻はヘブンにとって「平等」を意味していた。本来は、誰かと「特別の関係」になるから婚姻に至るのだが、ヘブンの場合は裏表のない「平等」な関係を築くことが婚姻あるいは家族になるということである。だからヘブンは「隠し事」「建前」で家族になることはできない。
#ばけばけ
以前、ヘブンはリヨに対し「恋人でも友人でも深い関係にならない」と言っていたが、言い換えれば建前の付き合いしかしないということである。ヘブンと本音で語り合う関係になれると期待した錦織はこれを聞き落胆した。マーサとの失敗に懲りてヘブンは本音を隠して人付き合いを続けたということになる。マーサとの婚姻はヘブンにとって「平等」を意味していた。本来は、誰かと「特別の関係」になるから婚姻に至るのだが、ヘブンの場合は裏表のない「平等」な関係を築くことが婚姻あるいは家族になるということである。だからヘブンは「隠し事」「建前」で家族になることはできない。
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ちなみにヘブンは以前「サムライ、ナリタイ」と言っており、トキと婚姻することでサムライになれる。
#ばけばけ
ヘブンはトキと結婚して養子となり家督を継げば望みどおりサムライになれる。雨清水家の家督をヘブンに渡せば三之丞は当主としての重圧から解放されて自由になれる(当主としての責任があるから社長になれない三之丞は石を積むことしかできない)。タエはトキが女中であるのは認めないだろうが、結婚して幸せになることは認めるだろう。ヘブンが去ってしまえば松野家の借金を返すあてもなくなり、雨清水家を支えることもできなくなる。トキの人生ってトキの意思とは関係なく状況に迫られて決まっていくんだけど、それをトキの意思であるかのように見せる。そのへんがとてもうまいと思う。
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ちなみにヘブンは以前「サムライ、ナリタイ」と言っており、トキと婚姻することでサムライになれる。
#ばけばけ
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ヘブン(八雲)と同時期に英語教師だった漱石が"I love you"を「わたしはあなたを愛してる」と直訳せずに「月が奇麗ですね」とでも訳せと言った真偽不明の逸話があるが、今週の「散歩しましょうか」も同じく"I love you"の婉曲表現である。
ちなみに昨日もヘブンはトキに「あなたの言葉、あなたの考え」で怪談を語れと言っていたが、これは初めての授業におびえるヘブンに錦織が言った「あなたが話す言葉を、あなた自身を生徒たちは待っています」と同じである。なので、ヘブンとトキ、2人だけの言葉である「散歩しましょうか」が"I love you"の意味を持つ。
#ばけばけ
ヘブン(八雲)と同時期に英語教師だった漱石が"I love you"を「わたしはあなたを愛してる」と直訳せずに「月が奇麗ですね」とでも訳せと言った真偽不明の逸話があるが、今週の「散歩しましょうか」も同じく"I love you"の婉曲表現である。
ちなみに昨日もヘブンはトキに「あなたの言葉、あなたの考え」で怪談を語れと言っていたが、これは初めての授業におびえるヘブンに錦織が言った「あなたが話す言葉を、あなた自身を生徒たちは待っています」と同じである。なので、ヘブンとトキ、2人だけの言葉である「散歩しましょうか」が"I love you"の意味を持つ。
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一方、トキが銀二郎と袂を分かったのは松江の家族(松野家)を放っておけないからだった。あのときトキが望んでいたのは夫(当主や労働力)というより同志である。お金がなくて辛くとも一緒にいてくれる、その経験を分かち合う同志である。銀二郎は一度「おトキ」と言うのだが、すぐに「おトキちゃん」と言い戻す。銀二郎は4年の歳月が止まっている。
#ばけばけ
一方、トキが銀二郎と袂を分かったのは松江の家族(松野家)を放っておけないからだった。あのときトキが望んでいたのは夫(当主や労働力)というより同志である。お金がなくて辛くとも一緒にいてくれる、その経験を分かち合う同志である。銀二郎は一度「おトキ」と言うのだが、すぐに「おトキちゃん」と言い戻す。銀二郎は4年の歳月が止まっている。
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怪談を語るトキはまるで精神科臨床医であるのだが、しばしば臨床医と患者と間に転移が起きるように患者の経験を自分の経験と重ねて感情移入していく。父に捨てられたヘブンは物心つく前に養子に出されたトキである。どちらも親に捨てられた子である。
ちなみに子捨ての話はあちこちにあって、トキと同じく物心つく前に養子に出された漱石の夢十夜を思い出した人もいるだろう。
#ばけばけ
怪談を語るトキはまるで精神科臨床医であるのだが、しばしば臨床医と患者と間に転移が起きるように患者の経験を自分の経験と重ねて感情移入していく。父に捨てられたヘブンは物心つく前に養子に出されたトキである。どちらも親に捨てられた子である。
ちなみに子捨ての話はあちこちにあって、トキと同じく物心つく前に養子に出された漱石の夢十夜を思い出した人もいるだろう。
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ちなみに昨日の話の続きをすれば、部屋を閉め切るのは怪談の作法でもあるが、胎内空間でもある。
#ばけばけ
ちなみに昨日の話の続きをすれば、部屋を閉め切るのは怪談の作法でもあるが、胎内空間でもある。
#ばけばけ
怪談を母にせがんだトキ
大雄寺に伝わる怪談は子を想う母の話
ここにきて母と子の話をつなげてくる。近いうちにトキのもうひとりの母タエが大事な役割として再び出てくるのかもしれない。怪談がヘブンと松江をつなぎとめる最後のピースになるのはわかっていたものの、帰る場所を失ったヘブンが帰る場所として母(母体=胎内回帰)を思い出す。そういえば第1週でトキが耳なし芳一を語った後、ヘブンはトキを「シジミさん」ではなく「ママさん」と呼んだ。今日ヘブンはトキに自分の言葉で話せと言ったが、トキが憑依するのは母(ママ)なのであろう。
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怪談を母にせがんだトキ
大雄寺に伝わる怪談は子を想う母の話
ここにきて母と子の話をつなげてくる。近いうちにトキのもうひとりの母タエが大事な役割として再び出てくるのかもしれない。怪談がヘブンと松江をつなぎとめる最後のピースになるのはわかっていたものの、帰る場所を失ったヘブンが帰る場所として母(母体=胎内回帰)を思い出す。そういえば第1週でトキが耳なし芳一を語った後、ヘブンはトキを「シジミさん」ではなく「ママさん」と呼んだ。今日ヘブンはトキに自分の言葉で話せと言ったが、トキが憑依するのは母(ママ)なのであろう。
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