気になる方は #鑑賞 #読了 (長押し)から当方の短評・感想を遡ってみてください。
#全話鑑賞
#青空アニメ部
アプリゲームは未プレイだが、戦略を組んで進行するシステムであればその組み込みが甘い。戦闘シーンにだけ重きを置け、とは言わないがチーム戦であれば各々の役割分担をはっきりさせて活路を開く展開があっても良かったのではないか。
各登場人物に焦点が当たっているものの、アイディアや展開に飛躍が見られないのはシナリオの甘さが原因ではないか。
鬱々とした展開のまま最終話を迎えてしまったのは次シーズンに繋ぐという自信もあったのだろうが、もう少し捻りが欲しかった。
#全話鑑賞
#青空アニメ部
アプリゲームは未プレイだが、戦略を組んで進行するシステムであればその組み込みが甘い。戦闘シーンにだけ重きを置け、とは言わないがチーム戦であれば各々の役割分担をはっきりさせて活路を開く展開があっても良かったのではないか。
各登場人物に焦点が当たっているものの、アイディアや展開に飛躍が見られないのはシナリオの甘さが原因ではないか。
鬱々とした展開のまま最終話を迎えてしまったのは次シーズンに繋ぐという自信もあったのだろうが、もう少し捻りが欲しかった。
#鑑賞
#青空映画部
困った事に背景がまるで分からないまま進行しそのまま終わるというある意味で挑戦的な作風だ。背景を掘り下げると2016年米大統領選への介入を題材にしている。
主人公であり、疑惑の人であるリアリティがやった事は一歩間違えたらデジタルテロリストだが、義憤に駆られる気持ちは多少理解できる。
主人公が義憤の人に見えるか、あるいは自己中心的な考えで情報のリークを行った愚か者に見えるかは判断の割れるところ。
極端に情報を排して会話劇にのみ絞ったのはなかなかだが、もう少し背景を見せても良かったのではないか。悪くはないが雲を掴むような印象が強く、また観ようとは思えない。
#鑑賞
#青空映画部
浪人、というタイトルがいい。東西冷戦終結後、かつて仕えた国家、あるいは組織に手放された彼らを表わす言葉としてこれ以上のものがない。
アクション映画である事に間違いはないのだが、デ・ニーロの挙動と観察眼、相棒となるジャン・レノとの共闘、謎だらけのストーリーが次第に少しずつ真相に近づいていく様が最高なのだ。職人が作り上げたスパイ小説でも読んでいるかのような気分になる。追跡劇はフリードキンの傑作に比肩するし、スマートにまとめた結末に胸を打たれる。何度観ても面白いし、観る度に入念に練り込まれたプロットに、巨匠が力を入れたアクションシーンの虜になる。
#鑑賞
#青空映画部
リーアム・ニーソン主演作品だから派手なドンパチのあるアクション映画……かと思いきやこれが全く違う。渋い。ただ、どこかで知っている展開があったと思えばジャック・ヒギンズだった。思えば女テロリストの行動は『死にゆく者への祈り』ではないか(ちょっと違うか)?
殺しを遂行した後の彼の行動がいい。ファッション的なカッコ良さ、ではなくて自身へのけじめが見て取れる。芯が通っているのだ。
クライマックスの対決こそもう少し捻りが欲しかったしキャラクターを立てた展開が観たかったが、結末が近年にない良作なハードボイルドを彷彿とさせ悪くない。
#鑑賞
#青空映画部
リーアム・ニーソン主演作品だから派手なドンパチのあるアクション映画……かと思いきやこれが全く違う。渋い。ただ、どこかで知っている展開があったと思えばジャック・ヒギンズだった。思えば女テロリストの行動は『死にゆく者への祈り』ではないか(ちょっと違うか)?
殺しを遂行した後の彼の行動がいい。ファッション的なカッコ良さ、ではなくて自身へのけじめが見て取れる。芯が通っているのだ。
クライマックスの対決こそもう少し捻りが欲しかったしキャラクターを立てた展開が観たかったが、結末が近年にない良作なハードボイルドを彷彿とさせ悪くない。
#あそびのかんけい2
#読了
#青空読書部
あーーーー、と言っていた。どことは言えない。あーーーー、としか言えなかった。
これ本当にラブコメなんですか? と訊かれて、確かにラブコメではある。ただし、色々とトリッキーなのでもうこれは読んでみてくださいとしか言いようがない。
前作の短評にも書いたが、本当にビリヤードのブレイクショットなのだ。動きが全く読めない。どこでこうなったのか? と訊かれれば最初から、と言いたいところだが……。手が止められないとはこの事だ。
#あそびのかんけい2
#読了
#青空読書部
あーーーー、と言っていた。どことは言えない。あーーーー、としか言えなかった。
これ本当にラブコメなんですか? と訊かれて、確かにラブコメではある。ただし、色々とトリッキーなのでもうこれは読んでみてくださいとしか言いようがない。
前作の短評にも書いたが、本当にビリヤードのブレイクショットなのだ。動きが全く読めない。どこでこうなったのか? と訊かれれば最初から、と言いたいところだが……。手が止められないとはこの事だ。
#継母の連れ子が元カノだった昔の恋が終わってくれない
#読了
#青空読書部
よくある同居ものかと思いきやこれが面白かった。二人ともすれ違いの果てに結局まだ未練タラタラで相手を意識しまくる故に地雷を踏んで次々にドツボにハマっていく。
展開の上手さはもちろんだから頁をめくる手が止まらないのはあるが、構成や設定も活きていた。ストーカー事件と、その恋人の顛末には答えはわかりきっていながらも楽しく読んだ。言葉のやりとりやチョイスに抜群のセンスがある。上手い人がラブコメをやるとこうなるのかと目を見開かされた。
#継母の連れ子が元カノだった昔の恋が終わってくれない
#読了
#青空読書部
よくある同居ものかと思いきやこれが面白かった。二人ともすれ違いの果てに結局まだ未練タラタラで相手を意識しまくる故に地雷を踏んで次々にドツボにハマっていく。
展開の上手さはもちろんだから頁をめくる手が止まらないのはあるが、構成や設定も活きていた。ストーカー事件と、その恋人の顛末には答えはわかりきっていながらも楽しく読んだ。言葉のやりとりやチョイスに抜群のセンスがある。上手い人がラブコメをやるとこうなるのかと目を見開かされた。
#人類滅亡小説
#読了
#青空読書部
何のこっちゃ、というタイトルが結末に至りじわりとその重みを増してくる。感動とは何も人との絆や愛情の形に涙するだけではない。人としてのあり方、未曾有の危機にどう向かったか? にもそれは現れている。
世界規模の危機を何とか乗り越えたが、未だに危機はそこにある。物語は当然フィクションだが、危機の時に様々な意思が右に曲がっていれば世界はこの小説と同じ運命にあっていたかもしれない。
本書はSFである。だが、単なるパニックものとは一線を画す小説でもある。生きる事とは何か? 一人の人生が、人としてのあり方がどうあるべきなのか? それを問いかけてくる。
#虚構推理短編集岩永琴子の出現
#読了
#青空読書部
前作同様、実在しないもの、あるいはその存在しない、あるいはするかもしれないピースを埋めるために虚構を推理する、というアイディアが面白い。個人的な嗜好からするとちょっと奇を衒いすぎの作品もある。
すぐそこに当たり前のように怪異がいる世界観は面白いし、岩永琴子の推理も冴えに冴え渡っている(これが冴え渡らなかったらどうするんだという話だが)。普通の推理小説とは少し違う、変則的な展開が面白い。
#虚構推理短編集岩永琴子の出現
#読了
#青空読書部
前作同様、実在しないもの、あるいはその存在しない、あるいはするかもしれないピースを埋めるために虚構を推理する、というアイディアが面白い。個人的な嗜好からするとちょっと奇を衒いすぎの作品もある。
すぐそこに当たり前のように怪異がいる世界観は面白いし、岩永琴子の推理も冴えに冴え渡っている(これが冴え渡らなかったらどうするんだという話だが)。普通の推理小説とは少し違う、変則的な展開が面白い。
チョ・ナムジュ著
#読了
評判もなにも知らず、ただ、私と同年代だということに惹かれて手に取った。(私は81年生まれ)
最初から、なんだなんの話だ、と気になって一気に引き込まれた。
女性が経験した話としては、日本では、私より姉世代の方が重なるところが多いのではないだろうか。
あぁわかる…と胸が切なくなったり、それでも周囲に恵まれる主人公に安堵したり、そうなるよね…と、いつしか、身動きできないやわらかいツタに絡まれるような、出口の見えないものに困惑したりもした。
言わなかった想いは、声に出さなかった想いは、読み手の胸とつながっていて。
私の声は、いまどうなってる。
チョ・ナムジュ著
#読了
評判もなにも知らず、ただ、私と同年代だということに惹かれて手に取った。(私は81年生まれ)
最初から、なんだなんの話だ、と気になって一気に引き込まれた。
女性が経験した話としては、日本では、私より姉世代の方が重なるところが多いのではないだろうか。
あぁわかる…と胸が切なくなったり、それでも周囲に恵まれる主人公に安堵したり、そうなるよね…と、いつしか、身動きできないやわらかいツタに絡まれるような、出口の見えないものに困惑したりもした。
言わなかった想いは、声に出さなかった想いは、読み手の胸とつながっていて。
私の声は、いまどうなってる。
#鑑賞
#青空映画部
SFに触れる時に楽しみにしているのがセンス・オブ・ワンダーである。これがあるかない、で作品への評価が大きく変わる。一見直線的な動きしかしなそうなメカが明らかに奇妙な軌道で動き出したり、考えた事もないギミックが出てきたり、あるいは目を見張るようなアイディアが出てきて、それがわかりやすく解釈されている時。
この全てを揃えているのが本作で、今回観られて良かったと心底思った。
あらゆるシーンの音楽センスが良く、活劇シーンはテンポが異常なまでにいい。いや、良すぎる。
→
#鑑賞
#青空映画部
SFに触れる時に楽しみにしているのがセンス・オブ・ワンダーである。これがあるかない、で作品への評価が大きく変わる。一見直線的な動きしかしなそうなメカが明らかに奇妙な軌道で動き出したり、考えた事もないギミックが出てきたり、あるいは目を見張るようなアイディアが出てきて、それがわかりやすく解釈されている時。
この全てを揃えているのが本作で、今回観られて良かったと心底思った。
あらゆるシーンの音楽センスが良く、活劇シーンはテンポが異常なまでにいい。いや、良すぎる。
→
#全話鑑賞
#青空アニメ部
週に一度の癒しが終わってしまった。何を楽しみに生きていけばいいんだい?
この二人と過ごす時間があまりに心地よくて観始めるとドップリと浸かってしまう。オープニングで流れるボサノバも雰囲気にマッチしていて良い。自分は雨の日が嫌い(走りに行けない、洗濯物は乾かない)だが、こういう過ごし方もアリかもしれないと思わせてくれるほどに印象が変わった。
「君」の挙動や喜怒哀楽が溢れるアクションが楽しい。動物なのだろう……けれど人語を理解する不思議さは置いといて観ているとクスクスと笑いが漏れてくる。観終えて藤の小説を読んでみたいと思っていた。
#鑑賞
#青空映画部
面白いとは思えなかった。
少年少女の頃こんな事あったでしょ? と言わんばかりだが、ねぇよ、とはっきり言っておきたい。
主人公が被害者で不運な存在のように描かれているけれど、男性と関係を持つ、その目的でこの場に飛び込んだのは自分自身では?
主人公にコンプレックスを燃やす友人(と言っていいのかどうか)の一人はフレネミーだろうか。彼女の存在感だけはどこから引っ張ってきたのかと思えるほどリアルで嫌な感情が沸き起こった。悪くはないのかもしれないけれど、延々パーティーと落ち込む少女、その背景を見せられただけでいい映画とは思えない。
#鑑賞
#青空映画部
面白いとは思えなかった。
少年少女の頃こんな事あったでしょ? と言わんばかりだが、ねぇよ、とはっきり言っておきたい。
主人公が被害者で不運な存在のように描かれているけれど、男性と関係を持つ、その目的でこの場に飛び込んだのは自分自身では?
主人公にコンプレックスを燃やす友人(と言っていいのかどうか)の一人はフレネミーだろうか。彼女の存在感だけはどこから引っ張ってきたのかと思えるほどリアルで嫌な感情が沸き起こった。悪くはないのかもしれないけれど、延々パーティーと落ち込む少女、その背景を見せられただけでいい映画とは思えない。
#八月の六日間
#読了
#青空読書部
上手いよなぁとため息が出た。山に登る、それだけの話なのに面白い話にできるのが凄い。
山に登るのは自分の人生と向き合う事ではないか。以前、登山をした時に何故か昔の事ばかり考えた事を思い出す。ゆっくりゆっくり一歩ずつ登る作業がちょうどいいのかもしれない。
時折スっと入ってくる主人公の過去や日常の瑣末事、それらの描写が巧みで油断すると目が濡れている。「ほら泣け! おら泣け!」と感動を山盛りにせず、小出しにしてくる。それを確実に当ててくる、そこに北村の上手さがある。
……ところであの、以前から疑問なんですが本当に北村先生、男なんですよね……?
#鑑賞
#青空映画部
骨太な描写に痺れた。ハードボイルド的、あるいはドキュメンタリータッチと言ってもいいだろう。個人的にはウィリアム・フリードキンの作品を連想した。
本作はテロリズムに批判的でもなければ寄り添うこともしない。何が起きてどうなるのか? を始めから終わりまで映し続けるだけだ。
テロリストたちが犯行に至る経緯はフラッシュバック形式で挿入されるが、「他に方法があるのでは?」と思わされる。しかし誰も反論せず、爆弾作りに奔走する。
荒野の乾いた空気、失敗は許されない場面での失敗など、あくまで実録風に仕上げたところに監督の手腕の高さがある。
#鑑賞
#青空映画部
骨太な描写に痺れた。ハードボイルド的、あるいはドキュメンタリータッチと言ってもいいだろう。個人的にはウィリアム・フリードキンの作品を連想した。
本作はテロリズムに批判的でもなければ寄り添うこともしない。何が起きてどうなるのか? を始めから終わりまで映し続けるだけだ。
テロリストたちが犯行に至る経緯はフラッシュバック形式で挿入されるが、「他に方法があるのでは?」と思わされる。しかし誰も反論せず、爆弾作りに奔走する。
荒野の乾いた空気、失敗は許されない場面での失敗など、あくまで実録風に仕上げたところに監督の手腕の高さがある。