冬コミ(C105)、お席いただきました。
「ホラーシナリオを書くための恐怖の研究」として、言語学や民俗学の理論を紹介したり、有名なホラー映画の脚本分析を書いたりする予定です。
いいね、ちょっと考えてみよう。
ホラーの基本要素は、おおむね恐怖と嫌悪感の2つだ。
恐怖は何らかの危険があること、嫌悪感は何らかの秩序侵犯があることが前提である。これは解決・解明という枠組みに適用できそうだね。(続く)
x.com/machi_trpg/s...
いいね、ちょっと考えてみよう。
ホラーの基本要素は、おおむね恐怖と嫌悪感の2つだ。
恐怖は何らかの危険があること、嫌悪感は何らかの秩序侵犯があることが前提である。これは解決・解明という枠組みに適用できそうだね。(続く)
x.com/machi_trpg/s...
衣装・美術の絢爛さに舌鼓を打ったのは言うまでもないけど、ストーリーも意外に分かりやすくて高評価。
高尚なテーマや難解で抽象的なストーリーだったらどうしようかと。
お話の主軸は、腕を折った少女と足を折ったスタントマン青年が入院する病院で、青年が少女に語る御伽噺が、宣伝でよく目にする美麗なシーンたち。
コメディのテンポもいいし、青年が御伽噺を通じて自らの心の傷を語り直していく流れも普遍的なテーマで良い。
これはマニア以外も広く楽しめる良作ですよ。
eiga.com/movie/104560/
衣装・美術の絢爛さに舌鼓を打ったのは言うまでもないけど、ストーリーも意外に分かりやすくて高評価。
高尚なテーマや難解で抽象的なストーリーだったらどうしようかと。
お話の主軸は、腕を折った少女と足を折ったスタントマン青年が入院する病院で、青年が少女に語る御伽噺が、宣伝でよく目にする美麗なシーンたち。
コメディのテンポもいいし、青年が御伽噺を通じて自らの心の傷を語り直していく流れも普遍的なテーマで良い。
これはマニア以外も広く楽しめる良作ですよ。
eiga.com/movie/104560/
脚本の良さについては語るまでもないが、本作ならではの美点はやはり狂気の芸術にまつわる恐怖を扱っているところだろうね。
秩序ある社会において、狂気とは病的であり隔離・治療されなければならない状態とされるものだけど、例外的に狂気が許容、ときには称揚される分野の一つが芸術。本作においても、レニャーニが遺した作品は社会に組み込まれつつも狂気の痕跡を色濃く残す、異物としての存在感を持っている。
それに魅入られ、深く足を踏み込んでしまった主人公が、やがて本当の狂気を目の当たりにするのは大変納得がいくストーリーなんだ。
eiga.com/movie/104617/
脚本の良さについては語るまでもないが、本作ならではの美点はやはり狂気の芸術にまつわる恐怖を扱っているところだろうね。
秩序ある社会において、狂気とは病的であり隔離・治療されなければならない状態とされるものだけど、例外的に狂気が許容、ときには称揚される分野の一つが芸術。本作においても、レニャーニが遺した作品は社会に組み込まれつつも狂気の痕跡を色濃く残す、異物としての存在感を持っている。
それに魅入られ、深く足を踏み込んでしまった主人公が、やがて本当の狂気を目の当たりにするのは大変納得がいくストーリーなんだ。
eiga.com/movie/104617/
一応、古来から「異なるもの・危険なものを制御下のもと呼び込む」行為は祝祭として存在しているね。
現代においては、それが特別な日のみ起こることではなく日常化していることが特異的なのではないか。
(→資本主義はあらゆる伝統をその力動のもとで破壊する)
つやちゃん|Ado、ちゃんみなからシーシャ、CBDまで——コンプラ社会をサバイブするカギは「グレーを嗜む美学」【伝染するポップミュージック】
ashita.biglobe.co.jp/entry/column...
一応、古来から「異なるもの・危険なものを制御下のもと呼び込む」行為は祝祭として存在しているね。
現代においては、それが特別な日のみ起こることではなく日常化していることが特異的なのではないか。
(→資本主義はあらゆる伝統をその力動のもとで破壊する)
つやちゃん|Ado、ちゃんみなからシーシャ、CBDまで——コンプラ社会をサバイブするカギは「グレーを嗜む美学」【伝染するポップミュージック】
ashita.biglobe.co.jp/entry/column...
要素としては「異界との交わり」「判断の留保(to be or not to be)」など好みの要素に満ちてるらしいと気づいた
要素としては「異界との交わり」「判断の留保(to be or not to be)」など好みの要素に満ちてるらしいと気づいた
前日くらいの感覚なんだけれど、最近は生きるペースがそれくらいになってしまっているんだよね。
前日くらいの感覚なんだけれど、最近は生きるペースがそれくらいになってしまっているんだよね。
複数の研究領域を縦断しながらホラーの分析を進める内容はとてもよいのだが、既存の研究にけっこうケンカ腰な言い回しが意外にも読みづらい……原著もこういう書き方なのかな?
複数の研究領域を縦断しながらホラーの分析を進める内容はとてもよいのだが、既存の研究にけっこうケンカ腰な言い回しが意外にも読みづらい……原著もこういう書き方なのかな?
「失われた何か」は突き詰めると元から存在していなかったという点も含めて、なんかスムーズに精神分析理論に繋がりそうだけど、いったん保留中。
「失われた何か」は突き詰めると元から存在していなかったという点も含めて、なんかスムーズに精神分析理論に繋がりそうだけど、いったん保留中。
澁澤龍彦の人形論への拡張を試みるのが大変興味深くて、しかし読み進めるほど、こういう実践的に近い内容は先に理論を抑えるべきでないかという思いも強まる。
まずは読みかけの『フェティシズム研究1〜3』、次に金森修『人形論』かな〜。
澁澤龍彦の人形論への拡張を試みるのが大変興味深くて、しかし読み進めるほど、こういう実践的に近い内容は先に理論を抑えるべきでないかという思いも強まる。
まずは読みかけの『フェティシズム研究1〜3』、次に金森修『人形論』かな〜。
誰かに「美味いお茶が呑みたい」と聞かれたらまずこれ勧めるくらい美味い
誰かに「美味いお茶が呑みたい」と聞かれたらまずこれ勧めるくらい美味い
これが法と欲望……!
これが法と欲望……!
▼ツタンカーメンの3番目の棺を調査する考古学者、ハワード・カーター氏
▼ツタンカーメンの3番目の棺を調査する考古学者、ハワード・カーター氏
お金いくらあっても足りなさそう……
お金いくらあっても足りなさそう……
もっと広範に適用できそうで助かる。
心霊現象のようなインデックス(物理的因果関係)における欠如ではなく、「街があるんだから人もたくさん居るよね」という社会的法則、つまりシンボル(文化的対応)の欠如に対応するんだね、リミナルスペース。
もっと広範に適用できそうで助かる。
まあ確かに蛇足かもしれない。
まあ確かに蛇足かもしれない。
序文。
リミナルスペースにおいては「舞台の場所自体に恐怖の主役を演じさせるようになった」とな。
なるほど、直近の『8番出口』(=怪異が登場する異界)のイメージが強かったけど、本来はもっと場所自体の不気味さを楽しむジャンルなのかな。
となると、具体的な脅威が存在する「恐怖」というより、まだ脅威が存在しない「不安」の領域に属するのかも。
読む前に自分の考えをまとめておこう。
書名に美学とあるから、伝統的な崇高さ(山岳・渓谷・廃墟など)との比較検討があるかもしれない。
こういう対立軸を持ってリミナルスペース(地下空間・通路・どこまでも並ぶ団地など)を眺めると、そこには神・自然の不在が際立つね。
伝統的な崇高さは、人間のスケールを遥かに超えた概念によって人間の矮小さを際立たせるものだ。
一方のリミナルスペースは人工物による茫漠とした空間であり、神や大自然の雄大さとは異質であることがわかる。
www.filmart.co.jp/liminal/
序文。
リミナルスペースにおいては「舞台の場所自体に恐怖の主役を演じさせるようになった」とな。
なるほど、直近の『8番出口』(=怪異が登場する異界)のイメージが強かったけど、本来はもっと場所自体の不気味さを楽しむジャンルなのかな。
となると、具体的な脅威が存在する「恐怖」というより、まだ脅威が存在しない「不安」の領域に属するのかも。
別に消費社会批判だけでゾンビが語りつくせることはないが、消費社会批判なしにゾンビを充分語ることもできないわけですよ。
www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN978...
別に消費社会批判だけでゾンビが語りつくせることはないが、消費社会批判なしにゾンビを充分語ることもできないわけですよ。
www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN978...