#歴史学
【新刊】『恐怖症・偏執狂辞典 世にも奇妙な99の妄想の歴史』(ケイト・サマースケイル/田内志文 訳) x.gd/pwfpm 生き埋め恐怖症、舞踏病、風船恐怖症──などなど、恐れと執着にまつわる99個の症例を取り上げ、心理学と文化史の視点からユーモアを交えて読み解く。
December 16, 2025 at 5:54 AM
19世紀欧米の医師,骨相学,人類学の学者たちがヒトの頭蓋骨を「科学的に」計測して,人種差別を正当化した歴史はこちらに詳しい。古い本だが幸い絶版になっていない。本棚に必要な一冊です。

人間の測りまちがい 上 :スティーヴン・J・グールド,鈴木 善次,森脇 靖子|河出書房新社 www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...
人間の測りまちがい 上 :スティーヴン・J・グールド,鈴木 善次,森脇 靖子|河出書房新社
人間の測りまちがい 上 人種、階級、性別などによる社会的差別を自然の反映とみなす「生物学的決定論」の論拠を、歴史的展望をふまえつつ全面的に批判したグールド渾身の力作。
www.kawade.co.jp
December 15, 2025 at 12:00 PM
アイヌ遺骨:アイヌ遺骨収集、謝罪 差別「自覚乏しく」 人類学会 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/202...

〈日本考古学協会も15日、人類学と連携して調査研究してきた歴史的経緯などを謝罪する会長声明を公表した。また文化人類学会を含む3学協会長は連名で、アイヌ民族に向けられるヘイトスピーチに反対する声明も発表。「誤解・曲解した研究成果がヘイトの『学術的根拠』として利用されている」として「他者に対する不当な誤解や偏見を正し、差別を是正するために努力していく」と強調した。〉
アイヌ遺骨:アイヌ遺骨収集、謝罪 差別「自覚乏しく」 人類学会 | 毎日新聞
日本人類学会(会長、海部陽介・東京大総合研究博物館教授)は15日、過去に一部の研究者が行った遺骨収集や保管、研究のあり方がアイヌ民族を傷つけてきたとして、「真摯(しんし)に反省し、心よりお詫(わ)び申し上げる」とする声明を発表した。
mainichi.jp
December 16, 2025 at 12:07 AM
國學院大學博物館の「性別越境の歴史学」を見てきた
明治以降の男女二元論の強まりによって廃されてしまったけど、性別は古くから多元的で、文化的にもその居場所があったんじゃないかなと思った。
最後は大正?昭和?時代のあるトランス女性の人生についての展示だったけど、結局徴兵されて戦地で亡くなったというもので、戦争がいかに性的マイノリティーを排除するかよくわかって悲しかった
December 13, 2025 at 12:41 AM
オススメのYouTubeチャンネルは山田五郎のオトナの教養講座です🐯🐾絵画ってこんなに面白かったんだってなるし歴史についてもかなり学べます🐯🐾
December 17, 2025 at 2:17 AM
オタクを降りた。何も残ってない anond.hatelabo.jp/20251125192426 たぶん,サブカル系のオタクだからじゃないかな.数学/数理科学とか計算機科学とか気候学/気象学とか地学/地質学とか生物学/進化科学とか歴史/郷土史とか,そういう学術系なら一生オタクを続けられるんじゃないかな.死ぬまで長いからね.
オタクを降りた。何も残ってない
健康も!容姿も!家族も!何もだ!技術も!資産も!友人も!何もないんだ!コミュ力!職歴!特技!話のネタ!俺には何もない。何もないんだ。…
buff.ly
December 12, 2025 at 3:08 AM
時々勘違いして人類学をロマンチックに彩って考える人もいるが,
欧米の帝国主義の植民地支配の尖兵となって,白人よりも遅れた「未開人」を「科学的」に研究し,差別を作り出して合理化した歴史を忘れちゃいけない。人類学の中でも骨格とくに頭骨の研究はその最たるものになった。
明治の日本人は「脱東亜」の推進とともに周辺の民族の研究に励んだわけで,帝国大学の学者たちが恥知らずにも墓あばきをやらかしていたのだ。なんと今になってようやくその罪を認めたか。
December 15, 2025 at 9:33 AM
アイヌ遺骨に関する日本人類学会の声明
自然人類学の主たる研究テーマの1つに、遺跡発掘人骨の分析から人類の壮大な歴史を読み解くというものがあります。しかし近年、その一環として、一部の人類学者が過去に行ったアイヌ遺骨の収集とその保管のあり方、さらに研究成果の共有等に倫理上の問題が認識されるようになりました。このたび、この重要な課題について本会の見解を示し、アイヌの方々にお詫びの意を示すとともに、自然人類学者によるこれまでのアイヌ遺骨の研究を振り返り、現代を担う学術団体及び研究者としての責務を問い直すべく、本声明を発表いたします。

anthropology.jp/assets/docs/...
anthropology.jp
December 15, 2025 at 10:42 AM
竹沢尚一郎, ママドゥ・シセ 『アフリカ史を書きかえる 西アフリカの帝国の考古学と歴史学』
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...
アフリカ史を書きかえる 竹沢 尚一郎(著・訳・原著) - 東信堂
www.hanmoto.com
December 11, 2025 at 10:32 PM
"戦後日本は「日本人」と「混血児」の境界をいかに設定してきたか。ある歴史的・社会的文脈のもと、人種が他の属性や制度と結びつくことで、「混血児」はいかに包摂/排除されてきたのか。人種という境界が人々の経験を形づくる仕組みを明らかにする"

有賀ゆうアニース 『「混血児問題」の歴史社会学 戦後日本の人種的境界』
comingbook.honzuki.jp?detail=97847...
『「混血児問題」の歴史社会学』
戦後日本は「日本人」と「混血児」の境界をいかに設定してきたか。ある歴史的・社会的文脈のもと、人種...
comingbook.honzuki.jp
December 11, 2025 at 6:39 AM
『日本人のための台湾学入門』

「台湾入門」ではなく「台湾“学”入門」という部分が肝で、単なる歴史解説ではなく、「台湾(らしさ)とは何か」を、かつて支配していた側の日本人がどう考えるのかを丁寧に掘り下げた一冊。

著者は在台日本人としてそのテーマをじっくり考え抜いていて、私自身も台湾にまつわる“もやもや”を感じることはあったけど、ここまで深く考えてなかったと反省しました。

台湾の政治史は多少知ってるつもりだったけど、文学や音楽の領域で「台湾」をどう捉えてきたのかという流れはほとんど知らず、勉強になりました
新書なので読みやすいけど、内容はかなり深い。何度か読み返した方が良さそう。

#本感想
December 12, 2025 at 4:41 PM
ネクトカリスの旧復元、「絶対こうだったはずなんだああ」みたいな感じではなく古生物学の歴史上の産物として好き フクロコウモリ(プテロダクティルス)も同じ
December 11, 2025 at 11:13 PM
歴史小説のウソ
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
>なぜ私たちは、歴史エンタメから「歴史に学んで」しまうのか。
>歴史小説を読んで、「自分もこんなふうに生きよう」とか「この過ちを繰り返してはいけない」と思ったことはありますか?
なぜ私たちは、創作物の中に歴史の真実があると感じるのでしょうか。
その秘密は、歴史と歴史学と歴史小説のもつれた関係にありました。
『歴史小説のウソ』佐藤 賢一|筑摩書房
筑摩書房『歴史小説のウソ』の書誌情報
www.chikumashobo.co.jp
December 12, 2025 at 6:13 AM
本日は名古屋大学国語国文学会のシンポジウム「女院文化の中世」へ。美福門院、後白河院周辺の女院、そして宣陽門院を中心とする発表と講演で、中世の文芸や宗教が女院の周辺で醸成されていた様がうかがえた。印象に残ったのは、「女院自身が前に出て自身で何かするというより、周囲の者たちが集まってきて行うことが多い」ということ。院の近臣がいるように、女院にも近臣や近しい女房が活躍するという状況があるらしい。歴史学の人が聞いても面白い発表だったのでは。大いに刺激を受けて帰宅すると、猫が甘えてお出迎えしてくれた。
December 13, 2025 at 2:05 PM
『ガンダム』や『火垂るの墓』見て反戦思想にはならんやろ。きっかけとしても怪しい。『はだしのゲン』で核兵器反対を学ばせるてゆうのもおかしいやろ。『ターミネーター2』見た人が核兵器反対しないからて『ターミネーター2』がダメな映画なわけじゃない。これは『オッペンハイマー』も同様。
そうゆう教育をしたいのなら歴史的事実に基づいた資料でやるべきで、物語に教育を丸投げするのも、物語を「事実に基づいているか、教育的か否か」のみで評価するのもおかしい。
December 14, 2025 at 4:44 AM
今日は日雇い(搬入)からの大学図書館、からの日雇い(搬出)へ……という予定だったのだが突然思い出した國學院大學博物館の企画展示「性別越境の歴史学」ミュージアムトークに行ってしまったので月曜日の大学院ゼミ発表の進捗はゼロです。でも三橋順子先生のトークめちゃくちゃ面白かったし、終了後に沢山の人が先生と一言話すために列を作っていてよかったな。異性装からヒジュラやシャーマンへ、「神は異形である」みたいな話に広がっていくのはめちゃくちゃ大学時代のいろんな講義を思い出したな……戦地から送られてきた「おいらんの清ちゃん」の手紙が絵葉書として流通するというエピソードは戦中にこんなことがあったのかと驚きでした。
December 13, 2025 at 9:13 AM
女子大や女子多めリベラルアーツ系私学に史学科と哲学科がないところが多い問題とも繋がります。宗教系で史学科と哲学科がない学校では宗教関連科目に歴史学と哲学と宗教学もカヴァーする科目があり、私がこれまで多く担当してきたのはそのような科目です。必要だけれど非常勤に託される科目というところがまた悲しい。そのうち新書書こうかな……。
December 16, 2025 at 1:49 AM
やらかしの大半は無知から生じるから、若い子ほど歴史を学ばないとあかんで。石器時代からじゃなくて、近代史から遡る形で教えたほうがいいと思うな。

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ひめゆり学徒隊写真を無断使用のV系バンド・グランギニョル、活動終了を発表「表現者としての判断、配慮、認識のすべてが未熟」 資料館へ直接謝罪したことも報告(オリコン)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/ba2...
ひめゆり学徒隊写真を無断使用のV系バンド・グランギニョル、活動終了を発表「表現者としての判断、配慮、認識のすべてが未熟」 資料館へ直接謝罪したことも報告(オリコン) - Yahoo!ニュース
ビジュアル系バンド「グランギニョル」が17日、公式Xを通じて活動終了を発表した。同バンドをめぐっては、太平洋戦争時、沖縄戦に動員された『ひめゆり学徒隊』の写真をライブの宣伝に使い、SNS上で批判の
news.yahoo.co.jp
December 17, 2025 at 10:42 AM
あと姫路文学館普通に平常展めちゃくちゃ面白いです。
播磨風土記から始まり、姫路城、赤松氏、泉鏡花の天守物語、和辻哲郎に柳田國男に司馬遼太郎!建物は安定の安藤忠雄です(でも今回の忠雄はめちゃ歩きやすい!!)。
姫路という土地が過去にどれほど重要で発展した土地かがインスタントに分かります。
姫路は兵庫県立歴史博物館も面白かったです(こちらはどちらかというと民俗学好き向け)。
December 12, 2025 at 11:32 AM
小山聡子『もののけの日本史 死霊、幽霊、妖怪の1000年』(中公新書)を読み終えました。「もののけ」といえば、宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」を思い出しますが、本書は古代から現代までのもののけについて、歴史学の視点で記した通史です。
古代から中世にかけては病や死をもたらす死霊でありますが、近世になると幽霊や妖怪と混淆するなど、もののけの性質は時代により変遷します。著者はもののけは、その時代に生きた人間の精神世界を映し出す鏡である、と指摘しています。とても興味深い論考でした。 #小山聡子 #もののけの日本史 #中公新書 #死霊 #幽霊 #妖怪 #宮崎駿 #もののけ姫
December 12, 2025 at 9:29 PM
まぁここまで材料揃ってきちゃうともう言い逃れできる状況ではないだろうなーという感想

第三者視点でこれを見てて、マルチビジネスとかカルトとかの類ではない、関係ない、根拠なく悪と決めつけるのは良くないとか言っている人たちは、学がないor人を陥れることを知らないのどっちかであることがほとんどだろうな、と
どちらであったとしても容易に騙されるタイプ、しかも騙されたことに気付かないままのタイプ

歴史上いくらでも勉強材料はあるんだから、まずは歴史に学ぶところからですよね
自分は自分のやり方で行くみたいなタイプもこの辺を疎かにしがちなので非常に脆くて危ない
「学ぶ」の語源を今一度考えるべきタイミング
December 13, 2025 at 4:12 AM
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December 14, 2025 at 1:30 AM
私は日本語の方言学には全く詳しくないんだけど、やっぱり自分の母語の中の変種だからある程度勉強はしてみたいんだよなぁ。すると日本語の歴史的変化なんかについても勉強する必要がある。もう少し色々と落ち着いたら本など読み漁りたいなぁ。
でもまずは自分の子どもたちがどんな風に日本語とドイツ語を習得していくのか、どんな風に両言語を混ぜるのかなどをきちんと記録していかないとだ。
December 15, 2025 at 11:33 AM
講談社選書メチエ
ケルトとは何か
著: 原 聖

《…ある時は近代のナショナリズムに活用され、またある時はヨーロッパ統合の象徴となり、さらに近代文明を批判する「癒し」の精神性も期待される「ケルト」の虚像と実像とは。「ケルト人」と「ケルト文化圏」は、なぜ一致しないのか? 言語学と考古学、美術、文芸、民俗学などを総合したヨーロッパの「ケルト学」の成果と議論から、歴史と文化の深層がみえてくる。》

www.kodansha.co.jp/book/product...
『ケルトとは何か』(原 聖) 製品詳細 講談社
妖精が戯れる神話の世界、美しい文様の装飾写本、大きな輪を重ねた石造の「ケルト十字架」、騎士や魔術師が活躍するアーサー王物語群など、ヨーロッパの古くて不思議な魅力がある文化――ケルトをこのように思い浮かべる人は多いだろう。 しかし本書によれば、アイルランドやスコットランドで特徴的なダンスや音楽、民族衣装をはじめ、ケルト美術の優品「タラ・ブローチ」「ケルズの書」なども、古代ケルト人に伝統をさかのぼるの...
www.kodansha.co.jp
December 11, 2025 at 12:22 PM
國學院大學博物館企画展「性別越境の歴史学」を見てきた。
性を転換させることによって、吉凶や生死の反転を目論む双性原理。前近代では、大人の男性/それ以外というジェンダー。異性装の男性に召集令状が届き戦地へ。
常設では、中世の日本の神々番外編も。

館内で女装する祭礼の動画が流れ、浅間神社の「おみゆきさん」が紹介されていた。800年以上の歴史というから、戦国期にも?と思って調べた。武田晴信判物に「一年之内両度之祭礼之日并御幸已後年始、合三度之館江之出仕」とあり、この”御幸”がそうなのかな?

#國學院大學博物館 #性別越境の歴史学
December 9, 2025 at 10:34 AM