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海水

@kaisui231219.bsky.social

旬が春名と自販機のアイス食べたりする話　1/2
※「ｽｰﾊﾟｰﾗｲﾌﾞﾌｪｽ2015」時点での話です

先日のP〆にて展示したものの再掲です
https://privatter.me/page/6741b3045eda1

印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「海が誘えども」、「@kaisui231219（Bluesky）」と記載されています。
以下は本文の内容です。

「じゃーなー！」と三人に手を振る春名さんに合わせて、僕も手を振る。発車時間が近いことを知らせるアナウンスに、ハヤト達は反対側のホームの階段へとバタバタと駆けていく。
　三人はこれから、冬馬くん達とのレッスンのためにスタジオに向かうのだ。彼らがプロダクションの代表として選出された大型のＬｉｖｅフェスに向けて。
…………春名さんはずいぶん長々と手を振っている。僕もそれに合わせる。三人にはもう見えていないのに、意味のない動作を続ける。駅構内には僕たち二人が残された。
「……さて、と」
　春名さんは手を振るのをやめて、ふぅ、と息を吐く。
「今から話すことはヒミツなんだけどさ」
「？」
　振り返った春名さんは妙に真面目そうな表情をすると、
「アイス、食わね？」
　にかっと身内向けの笑顔で僕に耳打ちした。

◇

ガコン！
　取り出し口に何かが落ちる音がする。ペットボトルの自販機と変わらないのか。
　何食わぬ顔でアイスを取り出すと、それは円錐のような妙な形をしていた。
　春名さんは自販機のボタンを眺めながら、ああでもないこうでもないとずいぶん長考している。
「うーん、ジュンのもうまそうだな……早く食わ

ないと溶けるぞー」
「……それでは、お先にいただきます」
　春名さんに断ってアイスに貼られたフタを剥がす。パッケージを剥くと、丸のままのアイスが出てきた。
　思った以上にいろいろと種類があったので、つい「人気Ｎｏ．１」なんて書かれたよくわからない味を選んでしまった。アイスの自販機、というものがあるのは知っていたけど、僕にとってそれは日常の中に溶け込む背景でしかなかった。おごってくれた春名さんには悪いけど、プラスチックの棒が刺さった安っぽいアイスを僕はなんだか持て余してしまっている。もちろん、食べるけど。
　思い切ってかぶりついたアイスは、いかにも人工的なミルク味だった。でも、なんだか意外と美味しい。日がよく照る暖かい日だから、妙にそう感じるのだろうか。
「はー、駅のホームで食うアイス……最高！」
　人が少なかったので、僕も春名さんに倣ってベンチに座る。こんなに日の高いうちからベンチでだらだらアイスなんて食べて、一体何をやっているんだろうという気持ちになる。どかっと座った春名さんがチョコアイスをかじる。その様子がすごく美味しそうで、つい隣に目が行く。
「春名さんのも、美味しそうですね」
「おかわり行く？」
　そう言って、春名さんは財布の中の小銭をちゃりちゃりさせる。
「なっ……！　悪いですよ」
「ジョーダン、ジョーダン」
　へへ、と笑うと涼しい顔でアイスにかぶりつく。食べるのが早い。僕も手に持ったアイスが溶け落

ちてしまわないように、春名さんに倣ってそれにかぶりつく。冷たくて甘いのが、喉にやさしく沁みた。
　食べ終えたアイスのゴミを一緒にゴミ箱へ捨てに行った。なんだかすごく名残惜しい。アイスの味だけでなく、食べていた時間も。
「……ごちそうさまでした」
「いいってことよー」
　電車を待ちながら、することもなくてなんとなくホームの向かいを眺める。春名さんは、はーっ、と息をつくと「海行きてー」などと独りごちる。
「けど、バイトだー」
……それもそうか。その一言に、なんだかがっかりしている自分に気づく。
　ホームの向かいには広告の海。抜けるように青い空と海をバックに、夏服のシャツを着たふたりの学生が駅のホームに佇んでいる。
「海を見るなら、あなたとがいい。」
「旅に出よう。大切なものだけ連れて。」
…………僕たちみたいな暇を持て余した若者を、「旅に出よう。」などと誘う広告だ。
　くだらない。……くだらないはずなのに、ただの広告写真の海が、今日は妙に胸に来る。
「あの、春名さん」
　ぼんやり同じ広告を見ていた春名さんに声をかける。
「アイス、ありがとうございました」
「おっ、そーかそーか。そんなにうまかった？」
「そうじゃ、なくて……！　あっ、アイスは確かに美味しかったですけど……」
　一呼吸。恥ずかしいけど、これはちゃんと伝えなくちゃと思ったから。

「その、なんだか……食べてる間はうやむやになるじゃないですか」
「ん？」
「悔しい気持ちとか、全部……」
　震えそうな声を隠しているのは、きっとすでにばれている。
「そうだな」と、返す春名さんの声色にやさしさが込もっていたから、それが余計に苦しい。
「少なくとも、僕は悔しいです」
「うん。オレだって本当はさ、あのステージに立てるなら、立ちたかった」
「このままには、しませんから」
「……そうだな。ジュンがその気なら、オレも負けてらんないな！」
　春名さんの笑顔はからりとしていて、その声色はまっすぐだった。
　確かにこの人は、僕よりも年上だ。本気のふりをするのでもなく、本気の心をごまかすのでもなく、ただ本気を素直に口にできる春名さんが、今日は僕よりずっと大人に見えた。
「おっと、オレこっちの電車なんだ」
「えっ」
　４番線に電車が入ってきたのに気づいた春名さんは、僕たちが座っていたベンチの席とは反対側へとすたすた向かっていく。
「あっ、あの」
「ん？　ジュンもこっちだっけ」
　つい慌てて立ち上がってしまった。春名さんにはまだ言い足りないことがあるが、今日はもう時間だ。
「いえ……」
「ついてく？」

November 24, 2024 at 7:26 AM

𝘾𝙃𝙄𝙍𝙄

@c45rim.bsky.social

アスレジャー・スウェットパンツを使ったミラプリいろいろ
#ちりるっく

April 6, 2025 at 3:41 AM

c

@lekodanwt8805.bsky.social

夕、乳首開発してるの無意識でして欲しい〜‼️何度も繰り返してオヂの様子ちゃんと見て、もうとろとろの雌の顔しててね…口離した時に慎ましやかで、可愛いピンク色してた乳首が、真っ赤に腫れてるの、ェチよなあ…そりゃもう、扱けるくらい大きくされるよな⁉️
さっき触ってたスリット触れたら↑みたいにぬめってる巨根人外ちんぽ出てくるけど、もうそれみた途端に釘付けになっちゃうし、軽く甘イキしろ💢旦那様の匂いが濃ゆいちんぽ嗅いで💢息飲んで両手そっと添えて優しく上下に動かして、扱いてくれるよおぢ…(これ挿れてほしい…早く…早く…っ♡)てえっちなこと考えながら、ぬちゅ♡ぐちゅ♡て勝手にちんぽ扱きしてる💢

December 20, 2024 at 4:31 AM

imagawayaki-otya.bsky.social

@imagawayaki-otya.bsky.social

day after day
#ぼっち・ざ・ろっく

※なんでもあり意訳

かび臭い「箱」の中でかき鳴らす
電子の海を漂う亡霊のよう
鳴らせど鳴らせど　憂鬱な朝が来る

何か変わるかもと
夢を想い駆ける
ふと我に返り気付いてしまった
だれも私に興味がないんだ

天才だって信じてた私は逃げ隠れる
遠くから誰かに呼ばれている気がする
どれほど遠くから？　
遥か遠くから
私なんかのために・・・？　

紙の「箱」の中からかき鳴らす
まるでそこにはいないような亡霊でも
暗く狭い場所に居られるように

変われることがわかって
新しい夢を想い駆ける
私の新しい「箱」を見つけたんだ
少し遠いけどね

変われたと信じてた私はまた逃げ隠れる
輝ける場所から　立つべき場所から遠くへ
どれほど怖ろしいか
もっと遠くへ
望んでいたはずなのに・・・

最初から敵なんていなかったんだ
恐怖に押し潰されようとも
何度でも何度でも　かき鳴らすんだ
私は決意したんだ
舞台の上に立つんだ
そこで目指す夢への道が見えた

脳裏へ鮮明に焼き付いていく
息の音しか聞こえないみたい
またこんな景色をみんなで見れたらいいな・・・

来る日も来る日もかき鳴らす
転がる私にまた朝が降る

November 17, 2024 at 6:18 AM

メルシ〜ポット

@nazahanazumari.bsky.social

ッアーめのみちっぅおー‼️
はーってるどがげー‼️
みーたいにー‼️
きーっとどごがでー‼️
やーむのをまってー‼️
いーっる↑っの↑っさー‼️
きーっどぼくをー‼️

December 27, 2024 at 4:18 AM

naco

@nacom008.bsky.social

七マリ。2人で雑誌よく見てるから『あ、あの2人仲良いんだな〜』くらいに思っていたモブ。なんなら地味目な七ツ森と結構可愛い小波さんが仲良いの意外。

翌週、Nana特集が組まれた雑誌が発売されて購入している生徒が多い。当然あの2人も買ってるだろうと休み時間に何気なくそちらを見た。
いつもなら席に座る彼女と横に立って雑誌を覗き込む彼がいるのだが…
『……いや、ちっっか！？』
どこかから椅子を持ってきて彼女の横に密着するように座る七ツ森。そして彼女が何か話す度に背を丸めて耳を傾ける。え…付き合ってんのか？

しかしそのまた翌週は通常の位置に戻っているから余計に混乱するモブだった。

April 27, 2024 at 3:39 PM

まこと

@makotomusica.bsky.social

あくりるぶろっく買っちった〜〜〜〜ちでの画質がよかったから

May 2, 2025 at 1:07 PM

y 焼き上がった洋菓子の匂い

@ssb230522.bsky.social

ご機嫌で小躍りしながらミさんち向かってたら、たまたま買い出しに出てたミさんにみっかっるんだけど、ミさんが無言でズンズンダンスに参加してくるから、リョも特に何も言わず2人で2人でズンズン踊りながらアパート入ってく

サザエさんなみりょ

February 15, 2025 at 10:34 AM

𝘾𝙃𝙄𝙍𝙄

@c45rim.bsky.social

#ちりるっく

March 18, 2025 at 11:54 AM

ちよ

@chiyosan1.bsky.social

３１日　２１．臀／水父（9/9）

はぁ、とゲゲ郎が息を吐いた。
「……ゲゲ郎？」
「……体の内側まで、響くようじゃった」
　右足の甲を左足の裏に乗せて、もじもじと動かす。
　その顔には困惑が滲みつつも、ほんのりと赤らんでいて。
　……………………………………………………。
　誘ってんのか？
　そんな言葉が脳裏に浮かぶ。
　なんだこれ。むしろ俺への罰なんじゃないのか。ていうかゲゲ郎、おまえ、ちょっとだけ喜んでないか。
　そんな俺の邪念を知ってか知らずか、目の前の男は、変わらず切なげな表情のまま懇願する。
「水木、あと二回じゃ。頼む……」
「……思い切り行くぞ」
　雑念を払うように、頭を振って話しかけると、ゲゲ郎はただ頷く。
「……っ！」

力を込めて、またもその臀部を叩く。
　バチン、と明らかに痛そうな音が響き、少し遅れて右手に痺れるような痛みがやってくる。
　ゲゲ郎の体も、無意識にか痛みから逃げるように背中が撓う。
　浅く早く紡がれる呼吸は、どこか湿度を伴っているように聞こえた。
「……もう一度、」
　肩を竦めたままのゲゲ郎の背に声を掛けて、渾身の力を込めて臀を叩く。
　ひときわ大きくゲゲ郎の体が震えたかと思うと、ゲゲ郎はそのままその場にうずくまるようにして転がった。
「……ゲゲ郎、？」
「……痛いのじゃ、水木」
　顔を真っ赤にしたゲゲ郎が、はっはっと、浅い息を吐きながら涙目で言う。
「全力で叩いたからなぁ」
　言いながら自分の手を見る。その掌は真っ赤に腫れて、ビリビリと痺れていた。
「そうか……お主の手も……」
　自分の尻の痛みから、相応の痛みがこちらにもあったのだということに気づいたのか、

ゲゲ郎は俺の右手を取ると、すまんかったの、と掌を指で優しくなぞった。
「おまえも、大丈夫か。俺の掌に軟膏塗るついでに、おまえにも塗ってやるよ」
「⁉︎　水木？　儂はよい！　みずきっ！」
　焦るゲゲ郎を（尻だけに）尻目に、帯を解いて、ついでに半股引の紐も解いて、その臀を露出させた。
　その白い臀には、三回叩いた、掌の痕が可哀想なまでにくっきりと赤く残っていた。
　すぐそばにあった軟膏を指で掬い、その柔らかい皮膚の上を滑るようにして塗りつける。
　自分の掌も摩擦熱による軽い火傷のような状態になっているのか、薬を塗った時特有のヒリヒリとした微弱な刺激があった。
「みず、き……」
　ふと気づくと、ゲゲ郎が自身の着流しを握りしめたまま、ひどく頼りなげな目でこちらを見ていた。
　その顔を見て、少しだけ悪戯心が芽生える。指でつい、と患部を強くなぞると、ゲゲ郎は唇を戦慄かせた。
　気持ちいい、のだろうか。今、自分を見ているゲゲ郎の顔は、明らかに微かな欲を滲

ませていた。
「……悪ふざけが過ぎたな」
　半股引の紐を結び直すと、少しだけホッとしたような、それでいて少し寂しそうな表情をして、ゲゲ郎は目を閉じて俯せになった。
　自分はというとすっかり油断しきったゲゲ郎の尻の割れ目の上、尾骶骨の辺りにちゅっと音を立てて口付けた。
「ひゃんっ……！」
　完全に油断していたのだろう、素っ頓狂な声を上げたゲゲ郎に、声を殺して笑うと、ゲゲ郎がボソリと言った。
「お主、覚えておれよ」

September 15, 2025 at 10:27 AM

カイン

@krzoy8.bsky.social

🐯のとんでもなく甘い声が耳に流し込まれて、⚔️はもうそれだけでイきそう。いやいやというふうに首を振る⚔️を逃さず、ずっと🐯は愛を囁き続けて、⚔️が何をいっても止めずに、とっろとろに蕩けさせる。

「俺の…俺だけの、⚔️屋だ」
「お゛ッ♡きもちっ♡♡イぐ、まりゃ、イ゛ぐぅうう゛♡♡」
「何度でも気持ちよくなるの、可愛いな⚔️屋」
「じ、ぬぅ…っ♡も、ごわ゛れ゛りゅぅ゛♡♡」
「大丈夫だ、俺がいるから♡」

死ぬほどイかされた上に、結腸まで抜かれて、⚔️大激怒。初めて気持ちが通じ合ったというのに、翌日⚔️にそっぽ向かれる🐯がいたという。

なお、和国で別れた後も、🐯の部屋には純白の百合が飾ってあったとか。

September 2, 2025 at 6:07 AM

𝘾𝙃𝙄𝙍𝙄

@c45rim.bsky.social

いつかのカラフルニーア #ちりるっく

September 17, 2025 at 4:27 AM

まる

@malyru.bsky.social

キャベツ、玉ねぎ、長芋を好む我が家で
「キャベツが高いよぅ😩」
「高いのか(´·ω·`)」
「あっキャベツ安い！！」
「そんな株価みたいに変わるもんなの？」
「いや違うスーパーでね」
「なるほど🤔」
という会話を経て仕事終わりに安いキャベツを買いに行ったのにキャベツちっっさいし持ったらかっるいしでお前………お前………って悲しみながら白菜買ってきたよ…

February 24, 2024 at 11:33 AM

𝘾𝙃𝙄𝙍𝙄

@c45rim.bsky.social

#ちりるっく

March 11, 2025 at 3:36 AM

𝘾𝙃𝙄𝙍𝙄

@c45rim.bsky.social

学者 #ちりるっく

May 15, 2025 at 3:17 AM

🐰🐻

@ganrina.bsky.social

🐻いーつもがんばーるっ
🐰いーつもがんばーるっ
🐻きーみのよきょっがーおっ
🐰きーみのよこっがーおっ
🐻じゅーっと見てーても〜きっじゅっかないーよね
ゆーめのなきゃっなーら
🐰ゆーめのなかっなーら
🐻ふーたりのきょーりー
ちっじーめりゃーりぇりゅーのーににゃ〜〜！！

May 18, 2024 at 4:19 AM

| 壁 | あいる | 壁 |

@airkagatoki.bsky.social

なんかですね、今日から出張で朝電車で出かけたんです。午前からノンストップで働いて（昼ごはん食べる時間勿体ないから食べない）すったもんだはあったけど夕方ようやくキリがついてって時に電話で。
残してきたおじいさんが（正確には私の爺さんではない）徘徊して家に帰れなくなったって。頭はしっかりしてそうだけど記憶が混濁してて…前も夜中に起き出してお風呂入ろうとして止めたら『ここはあいるさんち？』みたいな、場所がわかんなくなってたことがあって。最近夜間せん妄もなくなってたから今日に限って…って。何とかおうちには戻れた（誰かが世話焼いてくれたみたいなんだけど、聞くたびに名前が変わるから本当は誰かわからない）→

December 16, 2024 at 10:01 AM

𝘾𝙃𝙄𝙍𝙄

@c45rim.bsky.social

冬のミラプリ
#ちりるっく

May 15, 2025 at 3:15 AM

シンヒカル

@sinhikaru.bsky.social

私の推しのトキの服を破いたな！？
ありがとうございます（全裸になる）
普段あまり動じないトキが服ビリで照れてるのえっろくてﾊｧﾊｧしまくってるし今までで1番ﾁﾝﾁﾝがそり立っております（ﾑｸﾑｸ）
この時間からトキとえっちするのたまんねぇ～～～～～（ベッドに連れてって押し倒す）

August 15, 2025 at 1:36 AM

涼風

@810suzukaze.bsky.social

#二次創作
スグリ+カキツバタ+ゼイユ
CP要素なし。
スグリが入学したての頃、捏造。

元々、お菓子は好きだったけど、カキツバタからお菓子貰ったのがきっかけで、よくあのお菓子を食べるようになったので、二人の好物が一緒になったとかなら可愛いなと。

「ねーちゃん！！　すごい！　見たことないお菓子さ、いっぱいある！」
　購買部を通り掛かると、そんなはしゃいだ声が聞こえた。
　
　ひょこりと覗いてみると、前髪が垂れ下がった少年がきょろきょろとしていた。
「うるさい、スグ。…………まったく、おのぼりさんだと思われるでしょ」
「うう……、だって……」
　
　そんな少年をぴしゃりとたしなめているのは、三年のゼイユだ。……ということは、はしゃいでいた少年は、ゼイユの弟の一年生の、……名前は確かスグリだ。
　初めて挨拶したときには、姉の後ろに隠れるばかりで、痺れを切らせたゼイユから叱られていたような、気の弱そうな印象だったが、あんなにはしゃぐこともあるのかと思いながら眺めた。
　
　
　叱られたばかりで、少ししょんぼりとしながらも、その瞳はきらきらと輝き、購買に並ぶ棚を物珍しそうに見ている。
　
　ふと、その視線がオイラをとらえた。
　一応、顔は覚えられていたようで、ハッとした表情になったので、よっ！　と軽く手を上げながら声を掛けたものの、スグリはヒュッと息を呑んだかと思いきや、すぐに姉の後ろに隠れてしまった。
　
「おう、悪い悪い。驚かせたかねぇ」
　二人に近づきながらそう謝ると、前に立つゼイユはじとりとした目線でオイラを見た。
「で、何か用？」

「いや、ツバっさん的には、ただ挨拶したかっただけなんだがねぇ……」
　
　オイラたちが話している間、スグリは、ちらちらと姉の後ろから窺うようにこちらを見てくる。
　その様は臆病な野生ポケモンを思わせる。こりゃあ、だいぶ警戒されちまってるなぁ……。
　
　
　どうしたものかと考え、ふと、ポケットに入れっぱなしになっていたものを取り出した。
　青いパッケージのチョコ菓子は、オイラのイチオシのお菓子だ。ちぃとばかし、袋がくしゃくしゃだが、まあ、味には問題ないだろ。
　
「なあ、アンタ、菓子は好きか？」
「えっ……、う、うん……」
　しゃがんで、しっかりと目線を合わせながらそう問うと、おずおずとスグリは頷いた。
「ほい、これ、やる。お近づきの印ってヤツだ」
　軽く投げるように渡すと、スグリは慌ててキャッチした。
　
「ちょっと！　賞味期限とか大丈夫な奴でしょうね！？」
「あー、多分、大丈夫だろ」
「多分って、あんた！！」
　オイラの適当な答えにゼイユはわなわなと震えたかと思うと、スグリから菓子を取り上げ、すぐに賞味期限を確認している。
　
「今回は、大丈夫だったみたいね……」
　そう言いながら、ゼイユはスグリに菓子を渡した。

「ほれ、食ってみ」
　オイラがそう促すと、スグリは恐る恐る、一口、ぱくりと食べたかと思うと、ぱあっと目を輝かせた。
「美味ぇか？」
　オイラの問いにこくりこくりと頷く姿に、野生ポケモンの餌付けが成功したように思えてほくそ笑んだ。
　
　
「ほら、行くよ、スグ」
「う、うん……」
「じゃあなー」
　ひらひらと手を振るオイラには目もくれず、ゼイユは足早に立ち去っていく。その後ろ姿を慌ててスグリは追い掛ける。
　そのまま立ち去るかと思いきや、スグリは慌てて立ち止まり、オイラを振り返ると、ぺこりと頭を下げてから、また去っていった。
　遠くて声は聞こえなかったが、その唇は「ありがとう」と形作っていた。
　
「へっへっへ、素直な新入生ってのは可愛いねぃ……」
　そう、独りごちると、オイラは鼻歌交じりに部室に向かって歩き出した。

March 13, 2024 at 5:12 PM

𝘾𝙃𝙄𝙍𝙄

@c45rim.bsky.social

#ちりるっく

April 6, 2025 at 3:37 AM

sio

@sio-333999.bsky.social

とっても紳士な抱き方がデフォのチヒ君。もちろんそれはにょたしばが全部教えてあげたんだけど、ある日ちょっと喧嘩して雑なおせっせしてたら、やたらとにょたしばが喘いで感じまくるのでにょたしばの被虐性に気付くチヒ君。普段ならにょたしばかねだって二回戦とかするんだけど、その時はチヒ君からすぐ始めるし、イッたばっかの体で辛いのに構わず揺さぶられるからとろとろになっちゃうにょたしば。
「イってぅ！イってるかぁ……っ♡あっ、だめぇ♡♡♡」
「だめって言いながらイってるじゃないですか」
「ふぁんっ♡あぅ、んっきもちっ♡ぁ、ぁ、どうしよっ…chrくん、んぅ、きもちぃよぉ」
「そのままイってればいいでしょ」

September 2, 2025 at 3:40 PM