🌸12/23 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
*
胸の奥の色んなものが溶け出してしまいそうで、大きく吸い込んだ息を吐き出した。
「……私は好きですよ」
指先は少し冷たかったけれど、包帯に巻かれたその手のひらはとてもあたたかい。
「豆だらけでごつごつしていて。皮が厚くって、がさがさしていますし」
胸が締め付けられるのに耐えきれず、言葉を切った。小さく息を吸いこんで、紡ぐ。
「格好悪いくらいがむしゃらで。そのくせ、笑っちゃいたくなるくらい不器用で」
重ねた手のひらから伝わってくる、じわりと染みるようなあたたかさ。泣きたくなるようなあたたかさだ。
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🌸12/23 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
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胸の奥の色んなものが溶け出してしまいそうで、大きく吸い込んだ息を吐き出した。
「……私は好きですよ」
指先は少し冷たかったけれど、包帯に巻かれたその手のひらはとてもあたたかい。
「豆だらけでごつごつしていて。皮が厚くって、がさがさしていますし」
胸が締め付けられるのに耐えきれず、言葉を切った。小さく息を吸いこんで、紡ぐ。
「格好悪いくらいがむしゃらで。そのくせ、笑っちゃいたくなるくらい不器用で」
重ねた手のひらから伝わってくる、じわりと染みるようなあたたかさ。泣きたくなるようなあたたかさだ。
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布面積減ると、自分が人体のこと何も分かっとらん現実が浮き彫りになりますね😭
布面積減ると、自分が人体のこと何も分かっとらん現実が浮き彫りになりますね😭
🌸12/22 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
*
言って、右手をそっと伸ばした。左腕を彼の首に回し、落ちないように体重を預ける。伸ばした方の右手の小指で相手のそれに軽く触れた。伸ばすだけで精いっぱいで、かけ合わせることまではできなかった。だから、祈るように呟いた。
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🌸12/22 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
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言って、右手をそっと伸ばした。左腕を彼の首に回し、落ちないように体重を預ける。伸ばした方の右手の小指で相手のそれに軽く触れた。伸ばすだけで精いっぱいで、かけ合わせることまではできなかった。だから、祈るように呟いた。
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日付を書き間違ってしまった。12月22日です。
布面積が減る≠情報量が減る
なんですね。難しい。
日付を書き間違ってしまった。12月22日です。
布面積が減る≠情報量が減る
なんですね。難しい。
🌸12/21 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
*
それが笑みだと気づいたのは、こちらの目線に合わせて彼が身体を折るようにしてくれていることを知ったのと同時だった。
「だから、おまえも返事を書くこと。宿題だ」
「……しゅくだい?」
初めて耳にする言葉に、少女は首をひねった。
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🌸12/21 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
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それが笑みだと気づいたのは、こちらの目線に合わせて彼が身体を折るようにしてくれていることを知ったのと同時だった。
「だから、おまえも返事を書くこと。宿題だ」
「……しゅくだい?」
初めて耳にする言葉に、少女は首をひねった。
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センシティブ設定必要か怪しい仕上がりですが、例によって例の如くセンシティブな要素且つポーズなんです。私の技術では描けていないだけなんです!
到達したい覚えゲーがたくさんあるから簡単にくたばれないの助かるぜ🔥
センシティブ設定必要か怪しい仕上がりですが、例によって例の如くセンシティブな要素且つポーズなんです。私の技術では描けていないだけなんです!
到達したい覚えゲーがたくさんあるから簡単にくたばれないの助かるぜ🔥
🌸12/20 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
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ずっと先だと思っていた遠くの終わりがついにきたのだった。
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🌸12/20 soeせんぱいご卒業記念に寄せた小品集より掌編を1本公開
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ずっと先だと思っていた遠くの終わりがついにきたのだった。
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ジェスドロパーティ#19とは別のポーズ回。漫画や映画などで何度も見たことあるポーズなのだけれど、描けないのが歯がゆいけれど楽しい
ジェスドロパーティ#19とは別のポーズ回。漫画や映画などで何度も見たことあるポーズなのだけれど、描けないのが歯がゆいけれど楽しい
🍁12/19 秋の小品集より掌編を1本公開
*
秋来ぬと、目にはさやかに見えねども、と、少女は口の中で転がしてみる。
風が涼しい。頬を撫でるそれには湿っぽさも温さも含まれていないのだ。
このところ、ぐんと涼しくなった。今のように陽が高く登っている昼日中はさすがに汗がにじむけれども、朝晩ともなれば冷めた外気が肌を冷やして、日陰に入ると少し寒く感じるほどであった。
とんとん、と本の高さを揃える。受付台に返却されたものだ。
伽夜はぼんやり、窓の外を眺める。風が涼しい、とは言いつつも、今日の風はまた一段と強い。雲が速く流れ、木々がさかんに枝を揺らしている。
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🍁12/19 秋の小品集より掌編を1本公開
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秋来ぬと、目にはさやかに見えねども、と、少女は口の中で転がしてみる。
風が涼しい。頬を撫でるそれには湿っぽさも温さも含まれていないのだ。
このところ、ぐんと涼しくなった。今のように陽が高く登っている昼日中はさすがに汗がにじむけれども、朝晩ともなれば冷めた外気が肌を冷やして、日陰に入ると少し寒く感じるほどであった。
とんとん、と本の高さを揃える。受付台に返却されたものだ。
伽夜はぼんやり、窓の外を眺める。風が涼しい、とは言いつつも、今日の風はまた一段と強い。雲が速く流れ、木々がさかんに枝を揺らしている。
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ジェスドロ用計算用紙4冊目スターート✨️
布面積減ると途端に分からなくなるなあ。描いて見て描いて覚えゲーしていこ💪
ジェスドロ用計算用紙4冊目スターート✨️
布面積減ると途端に分からなくなるなあ。描いて見て描いて覚えゲーしていこ💪
🍁12/18 秋の小品集より掌編を1本公開
*
咲き誇るススキの尾花を道なりに進んでいくと、草の根で繰り広げられている虫の合唱もいよいよ大きくなってきた。
「ひとつ、ふたつ、みっつ」
合唱に交じって、か細く情けない声が聞こえてきた。彼は訝しく思って眉根をぐ、と寄せる。
「よっつ……いつつ、むーっつ。…………ああ、ひとつ足りません」
声はすれども姿はない。
彼はなにやら背筋に冷たいものが通り過ぎるのを感じていた。
落ち着かせるように目を伏せる。呼吸しながら、ゆっくりと開く。
*
🍁12/18 秋の小品集より掌編を1本公開
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咲き誇るススキの尾花を道なりに進んでいくと、草の根で繰り広げられている虫の合唱もいよいよ大きくなってきた。
「ひとつ、ふたつ、みっつ」
合唱に交じって、か細く情けない声が聞こえてきた。彼は訝しく思って眉根をぐ、と寄せる。
「よっつ……いつつ、むーっつ。…………ああ、ひとつ足りません」
声はすれども姿はない。
彼はなにやら背筋に冷たいものが通り過ぎるのを感じていた。
落ち着かせるように目を伏せる。呼吸しながら、ゆっくりと開く。
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一度静止画で書いたことがあるかも? やはり絵は“覚えゲー”を実感できると楽しい。描いたことがあるポーズ・普段からよく見たことがある要素は強い💪
本日付でジェスドロ3冊目の計算用紙が終了しました。途中サボタージュしてしまった期間もありましたが、こうして進みが形で分かるのは良いものですね✨
レベルアップ? うーん...今夜は火星が明るい......
一度静止画で書いたことがあるかも? やはり絵は“覚えゲー”を実感できると楽しい。描いたことがあるポーズ・普段からよく見たことがある要素は強い💪
本日付でジェスドロ3冊目の計算用紙が終了しました。途中サボタージュしてしまった期間もありましたが、こうして進みが形で分かるのは良いものですね✨
レベルアップ? うーん...今夜は火星が明るい......
🍁12/17 秋の小品集より掌編を1本公開
*
ひんやりとした空気に包まれた廊下を通ると、疲れきった体が一気に生き返るような心地がする。
のろのろと床に視線を落とせば、ぼんやりと映る自分の影が、先ほどよりも伸びている。
予定というものがたいていは未定であるいうことは不本意ながら知ってはいたが、それでも内心でため息をついた。
――せめて休んでからにしてくれればいいのに……。
そんなことを考えながら暖簾をくぐれば、食堂の空気は、普段よりもずっとあたたかだった。
*
🍁12/17 秋の小品集より掌編を1本公開
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ひんやりとした空気に包まれた廊下を通ると、疲れきった体が一気に生き返るような心地がする。
のろのろと床に視線を落とせば、ぼんやりと映る自分の影が、先ほどよりも伸びている。
予定というものがたいていは未定であるいうことは不本意ながら知ってはいたが、それでも内心でため息をついた。
――せめて休んでからにしてくれればいいのに……。
そんなことを考えながら暖簾をくぐれば、食堂の空気は、普段よりもずっとあたたかだった。
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🍁12/16 秋の小品集より掌編を1本公開
*
ござの上にずらりと並び、そのひとつひとつが自身を主張するかのように大きく広げられた本は、なかなか壮観であった。
からりとした空気を乗せた風が通り抜け、陽の光から書物を守るように包み込んでいた梢や葉の影が、大きく揺れる。
夏の頃と陽射しの強さはそんなには変わらないものの、肌に当たるそれはさほど暑くはない。むしろ、あたたかくて心地よいくらいであった。絶好の陰干し日和である。
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🍁12/16 秋の小品集より掌編を1本公開
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ござの上にずらりと並び、そのひとつひとつが自身を主張するかのように大きく広げられた本は、なかなか壮観であった。
からりとした空気を乗せた風が通り抜け、陽の光から書物を守るように包み込んでいた梢や葉の影が、大きく揺れる。
夏の頃と陽射しの強さはそんなには変わらないものの、肌に当たるそれはさほど暑くはない。むしろ、あたたかくて心地よいくらいであった。絶好の陰干し日和である。
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楽しかったからヨシ!
楽しかったからヨシ!
今日は早めに時間取れたので。
楽しかった~!
_人人人人人人人人人人人_
> 消しゴムなぞ! <
> 使ってんじゃねえ! <
 ̄YYYYYYYYYYY ̄
とはなるんですが、今日のポーズはラインが取りやすかったです。
全部の要素をまとめて描いたことはないのだろうけれど、一つ一つのパーツやポーズを今までに何度か描いたことがあって記憶していたのではないかと推察します。なるほど覚えゲーじゃねーの…🤔💭
今日は早めに時間取れたので。
楽しかった~!
_人人人人人人人人人人人_
> 消しゴムなぞ! <
> 使ってんじゃねえ! <
 ̄YYYYYYYYYYY ̄
とはなるんですが、今日のポーズはラインが取りやすかったです。
全部の要素をまとめて描いたことはないのだろうけれど、一つ一つのパーツやポーズを今までに何度か描いたことがあって記憶していたのではないかと推察します。なるほど覚えゲーじゃねーの…🤔💭
🍁12/15 掌編を1本公開
*
正門付近の広い道。周りを彩るのは赤く紅く色づき始めた木々だった。華やかに染まる木に囲まれて、正門はまるで夕焼けの中にそびえたつような風情である。落ち葉は地面に色濃く広がり、午後のどこまでも穏やかな日差しに美しく映える。風が渡ると木の葉の山が崩れ、虚空へと舞い上がった。――無情にも振り出しに戻ることを告げる合図であった。
「あのう、先輩……」
「……何だね、少年」
「一向に終わる気がしないのですが」
「同感だ」
本日七度目の後輩の嘆きに、七度目もこれまた同様にしごく真面目な面持ちで彼はうなずき返した。
*
🍁12/15 掌編を1本公開
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正門付近の広い道。周りを彩るのは赤く紅く色づき始めた木々だった。華やかに染まる木に囲まれて、正門はまるで夕焼けの中にそびえたつような風情である。落ち葉は地面に色濃く広がり、午後のどこまでも穏やかな日差しに美しく映える。風が渡ると木の葉の山が崩れ、虚空へと舞い上がった。――無情にも振り出しに戻ることを告げる合図であった。
「あのう、先輩……」
「……何だね、少年」
「一向に終わる気がしないのですが」
「同感だ」
本日七度目の後輩の嘆きに、七度目もこれまた同様にしごく真面目な面持ちで彼はうなずき返した。
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すごく描きやすく楽しい回でした。砂糖先生の動画講座で似たポーズを何度も描いた賜物ですね。絵は“覚えゲー”を実感できると嬉しいし楽しい。
1・2分のジェスドロターンはマジで
_人人人人人人人人人人人_
> 消しゴムなぞ! <
> 使ってんじゃねえ! <
 ̄YYYYYYYYYYY ̄
という感じで消す時間さえ惜しいタイムアタックなのですが、5分のターンでは練り消しが重宝しています
すごく描きやすく楽しい回でした。砂糖先生の動画講座で似たポーズを何度も描いた賜物ですね。絵は“覚えゲー”を実感できると嬉しいし楽しい。
1・2分のジェスドロターンはマジで
_人人人人人人人人人人人_
> 消しゴムなぞ! <
> 使ってんじゃねえ! <
 ̄YYYYYYYYYYY ̄
という感じで消す時間さえ惜しいタイムアタックなのですが、5分のターンでは練り消しが重宝しています
🍃12/14 掌編を1本公開
*
「あ」
灰色だった世界に唐突に緑色が割り込んできた。まばたきを繰り返す。草色の装束に身を包んだ見慣れた長身が立っていた。
「おう。あいつんとこの」
こちらの姿を認め、彼は何の気もなしに近寄ってくる。少女はぴたりと動きを止めた。けれども、すぐにへらへらと笑みを浮かべながら、そのまま後ろへ下がる。
「こんにちは。先輩。さようなら」
驚きを含んだ視線は、すぐに怪訝な色へと変わる。彼は柳眉をひそめた。
「お、おう。なかなかのご挨拶だな。……迷子なら案内するぞ?」
「けっこうです」
ぎこちない笑みを貼り付けたまま即答した。
*
🍃12/14 掌編を1本公開
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「あ」
灰色だった世界に唐突に緑色が割り込んできた。まばたきを繰り返す。草色の装束に身を包んだ見慣れた長身が立っていた。
「おう。あいつんとこの」
こちらの姿を認め、彼は何の気もなしに近寄ってくる。少女はぴたりと動きを止めた。けれども、すぐにへらへらと笑みを浮かべながら、そのまま後ろへ下がる。
「こんにちは。先輩。さようなら」
驚きを含んだ視線は、すぐに怪訝な色へと変わる。彼は柳眉をひそめた。
「お、おう。なかなかのご挨拶だな。……迷子なら案内するぞ?」
「けっこうです」
ぎこちない笑みを貼り付けたまま即答した。
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布面積少ないおねえさんよりも格段にびっくりするほどラインが描きやすかった。ジェスドロは覚えゲー。はっきりとわかりました。
キタキタおやじ、いや、アドバーグ・エルドルにまさか教わる日が来るだなんて想定出来るわけないでしょ
布面積少ないおねえさんよりも格段にびっくりするほどラインが描きやすかった。ジェスドロは覚えゲー。はっきりとわかりました。
キタキタおやじ、いや、アドバーグ・エルドルにまさか教わる日が来るだなんて想定出来るわけないでしょ
🍃12/13 掌編を1本公開
*
おれの疑問にはすぐに答えずに、先輩は面白そうに微笑んだ。机のそばまでやってくると、とっておきの内緒話をするかのように手のひらで口元に筒を作ってみせる。その姿勢のまま彼女は声をひそめた。
*
🍃12/13 掌編を1本公開
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おれの疑問にはすぐに答えずに、先輩は面白そうに微笑んだ。机のそばまでやってくると、とっておきの内緒話をするかのように手のひらで口元に筒を作ってみせる。その姿勢のまま彼女は声をひそめた。
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あまりにも描けなくてベコベコに凹むんだけどそれもまた面白いのよね。布面積少ないひと描きなれていないから覚えゲーできていないことがよくわかる🥲
あまりにも描けなくてベコベコに凹むんだけどそれもまた面白いのよね。布面積少ないひと描きなれていないから覚えゲーできていないことがよくわかる🥲
🍃12/12 掌編を1本公開
*
自分に向けられた無数の視線に気づいたらしい。昼下がりの食堂である。混雑する時間帯を過ぎたとはいえ、この場にいる者は決して少なくはない。彼女は賢明にも受付台というものにも目を向けたようだ。そこには食堂のおばちゃんがいた。――強烈な笑みを浮かべ、こちらを睨みつけていらっしゃる。
*
🍃12/12 掌編を1本公開
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自分に向けられた無数の視線に気づいたらしい。昼下がりの食堂である。混雑する時間帯を過ぎたとはいえ、この場にいる者は決して少なくはない。彼女は賢明にも受付台というものにも目を向けたようだ。そこには食堂のおばちゃんがいた。――強烈な笑みを浮かべ、こちらを睨みつけていらっしゃる。
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満足いくまでまだまだ描けていないのだけれど、今日は砂糖先生の動画でいっぱい描いたヨージさん回だったので楽しかった。知らないのに知ってる筋肉にニッコリ。なるほどこれが覚えゲーって奴ね!
満足いくまでまだまだ描けていないのだけれど、今日は砂糖先生の動画でいっぱい描いたヨージさん回だったので楽しかった。知らないのに知ってる筋肉にニッコリ。なるほどこれが覚えゲーって奴ね!
🍃12/11 掌編を1本公開
*
目の前の男は口からお茶を勢いよく吹き出した。そのまま男は背中を丸め、荒々しく咳を繰り返す。
避けた盆を机に戻し、そっと指摘してやる。
「煩いぞ」
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🍃12/11 掌編を1本公開
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目の前の男は口からお茶を勢いよく吹き出した。そのまま男は背中を丸め、荒々しく咳を繰り返す。
避けた盆を机に戻し、そっと指摘してやる。
「煩いぞ」
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