料理を練習中の夢主にいつも付き合ってくれるフィルスナ。
素直になれないツンデレボーイだから本当は美味しいのに「味は悪くない」だの「……まぁ、いいんじゃないか」と曖昧な言い方で返すが、それにだんだんと夢主が疲れてしまう。
たまには他の人に味見してもらうと一番最初にスナのとこへ向かわなかった夢主にショックを受け、「最初に君の料理を食べるのは僕の役目だろ!?!?」と予想外の独占欲を剥き出しにされ小一時間ほど拗ねられたい
料理を練習中の夢主にいつも付き合ってくれるフィルスナ。
素直になれないツンデレボーイだから本当は美味しいのに「味は悪くない」だの「……まぁ、いいんじゃないか」と曖昧な言い方で返すが、それにだんだんと夢主が疲れてしまう。
たまには他の人に味見してもらうと一番最初にスナのとこへ向かわなかった夢主にショックを受け、「最初に君の料理を食べるのは僕の役目だろ!?!?」と予想外の独占欲を剥き出しにされ小一時間ほど拗ねられたい
「僕、君のことが好きみたいだ」
突然言われた告白に、焚き火で焼きたての魚を食べる直前だった口はピタリと間抜けに止まった。
『 ……ひゃんでひま?』
「ごめんなんて?」
『 なんでいまって言った』
「……なんとなく?」
いやそんな疑問形で言われても。もっとタイミングをずらしてくれたらこんなマヌケ顔を晒さなかったのに。
そう言い返す前にスナは焼き魚を手に取り美味しそうに食べ始めた。
話は終わりだという食べっぷりに、思わず何も言えなくなる。
あまりにも軽いその様子に、先程の告白は親愛としてのもとだと無理矢理納得し、私も魚に口をつけるのだった。
「僕、君のことが好きみたいだ」
突然言われた告白に、焚き火で焼きたての魚を食べる直前だった口はピタリと間抜けに止まった。
『 ……ひゃんでひま?』
「ごめんなんて?」
『 なんでいまって言った』
「……なんとなく?」
いやそんな疑問形で言われても。もっとタイミングをずらしてくれたらこんなマヌケ顔を晒さなかったのに。
そう言い返す前にスナは焼き魚を手に取り美味しそうに食べ始めた。
話は終わりだという食べっぷりに、思わず何も言えなくなる。
あまりにも軽いその様子に、先程の告白は親愛としてのもとだと無理矢理納得し、私も魚に口をつけるのだった。