“インドを旅した折、チャイという飲み物に親しんだ。五感に訴えるこの地上のもろもろをよすがに、これまで私は生きて来た。来たと言うからには、どこに到着したのか承知していても良さそうなものだが、現在ただ今がまだ途上なのだという感覚も否めない。チャイの椀を置いて、私は豪華な夕焼けを子どものように待ち望んでいる。”
“インドを旅した折、チャイという飲み物に親しんだ。五感に訴えるこの地上のもろもろをよすがに、これまで私は生きて来た。来たと言うからには、どこに到着したのか承知していても良さそうなものだが、現在ただ今がまだ途上なのだという感覚も否めない。チャイの椀を置いて、私は豪華な夕焼けを子どものように待ち望んでいる。”
次の展示が望月真理のカンタ。「カンタは、インド・ 西ベンガル州とバングラデシュにまたがるベンガル地方の女性たちによる、家族のための手仕事として生まれた布だ。衣服として使い古された木綿布を何枚も重ね、その全面に刺し子のような地縫いと、文様を表す縫いが施され、布団や敷物、壁飾りなどとして暮らしの中で使われてきた」だそうです。包み込むような柔らかさを感じさせる愛嬌のある美しい布たちだった。
次の展示が望月真理のカンタ。「カンタは、インド・ 西ベンガル州とバングラデシュにまたがるベンガル地方の女性たちによる、家族のための手仕事として生まれた布だ。衣服として使い古された木綿布を何枚も重ね、その全面に刺し子のような地縫いと、文様を表す縫いが施され、布団や敷物、壁飾りなどとして暮らしの中で使われてきた」だそうです。包み込むような柔らかさを感じさせる愛嬌のある美しい布たちだった。
読了後に直木賞候補になった際の選評読みに行ったら視点が全然違ってて笑ってしまった。皆さんめちゃめちゃ真面目に犯罪小説として査定しててそういうカテゴリーだったのかと。イギリスでベストセラーになったおかげで情報を逆輸入して読むことができた成り行きに感謝。
読了後に直木賞候補になった際の選評読みに行ったら視点が全然違ってて笑ってしまった。皆さんめちゃめちゃ真面目に犯罪小説として査定しててそういうカテゴリーだったのかと。イギリスでベストセラーになったおかげで情報を逆輸入して読むことができた成り行きに感謝。