みずうみ
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比喩の採集
自分が、ずしりと重い陶器になって高いところから落とされたような衝撃が全身に走った。いたるところに罅割れが走り、血が滲むのを感じながら、「そうだったんだ」と呟いた。(自)
December 20, 2025 at 1:32 PM
寝起きの格好のまま、化粧もろくにしないでアパートを出た。すっかり空が夕焼けだった。「なんか、夕方に外歩いてると小学生の時思いだす」と思いつくまま言葉にする。「よくわからんけど、めっちゃわかる」と松尾が言った。(自)
December 20, 2025 at 1:29 PM
大声をあげて言葉にならないことを叫びたかった。映画の脚本だったらそうする。手足を思いっきり振ってダッシュして、歩道橋を勢いよく駆け上がって、手すりを掴んで風船をいくつも割るみたいに、喚き散らす。
けれどこの人生は映画でも物語でもない。黙って歩き続ける。無表情でTwitterのタイムラインを流し見して、しにたい、と投稿しようとしてすんでで下書きに保存する。
ばかみたいだ。
この紙屑みたいな人生が、全部やらせだったらいいのに。(自)
December 20, 2025 at 1:27 PM
どんな関係だとしても最初に見られるのは顔だ。心の中身でも、その容れものでもなく、顔。
身体なんか褒められたってしょうがないのに。(自)
December 20, 2025 at 1:25 PM
誰かに執着しすぎることは、怖い。誰かを求めすぎることはその人を神様にするのと同じで、宗教と恋愛の区別がつかなくなることだから。どうしてみんな、恐れもなく人を愛せるんだろう。どうして、同じ熱量で愛し返されるという確信を持てるんだろう。(自)
November 17, 2025 at 9:06 AM
天才。口にしたことは何度もあっても、初めて人から言われた。
差し出される側になってみると、それはずいぶんかがやきに充ちた賞賛だった。あたりに火花が飛び散るような。(自)
November 17, 2025 at 8:58 AM
デザイナーズマンションに住むとかフェティコをプロパーで買うとか、そういう、いいなあとは思うもののちょっと贅沢な選択肢を、いつも、「作家になってから」で先延ばしにしてきたのですが、それだとあまりにも自罰的と言うか、浪人生的嗜好過ぎるので、まずいい服を着る、いい住居に住む、ばんばん海外に行く、を先行でやっていく30代にしたいです
October 30, 2025 at 9:17 AM
殿方を当てにするの金輪際やめようと思って9月から車運転習得を頑張っているが、その過程であちこちの殿方に頼る羽目になっている イソップ童話だね☆
October 29, 2025 at 4:35 AM
あと2年は杉並に住むので車買わないでタイムズ登録して練習したり車持ってる友達に練習させてもらったりしよ~と思ったけど、タイムズは値上がりしたし、車もってる友達は交際を断って気まずくなったので、ふつうに自分でぼろぼろの軽自動車を80万くらいで買って乗り潰した方が良さそう そっちのほうがクールだよな

ペーパードライバーふたたびにならないように、何かモチベーションを見つけられたらいいなあ たべものくらいになってしまいそうでそれはつまんない!
October 24, 2025 at 2:16 AM
消費しかしてないと、ほんとうにほんとうに退屈だ ものをつくらないとね
October 21, 2025 at 12:51 PM
研究職はほぼセミFIREしてるみたいなもの、と言っている人(ポスドク)と会ったが、フリーランスも似たような境遇かも
October 14, 2025 at 6:13 AM
お金がいっぱいあるうちになにかのオーナーになりたいな 場所でもいいし 馬でもいいな
October 7, 2025 at 2:31 AM
一生思春期&反抗期終わらないんだけど芸術家ってみんなこんなもんですか?
October 7, 2025 at 2:22 AM
誰かを「そのままでいいんだよ」などとあまったるく肯定するような、毒にも薬にもならねえ小説は書きたくない、打ちのめされて立ち上がれなくなるような、手加減のない小説が書きたい。22歳の時にくるったように書いたように、わたしはまた、自分が生み出すもので、血反吐吐きながら狂いたい。
August 16, 2025 at 5:32 PM
普段ならプロット立てる作業ってワクワクするはずなのに頭がぼーっと膨れ上がってる感じがして集中できない 夏が終わったらこうじゃなくなるのかな 心配
August 4, 2025 at 1:53 PM
怒り、悲しみ、情けなさ、怖さ、様々な感情が、踏み潰された絵の具のようににゅっとはみ出て混ざり合い、真っ黒になる。(自)
July 14, 2025 at 11:46 PM
山火事になった牧場を、しまいまでぼんやり見ているアメリカのおじいさんみたいにやるせない顔をしている。(自)
July 6, 2025 at 1:51 AM
終電で帰された電車のなかは、自分の部屋にいるみたいな振る舞いをする連中がいくらでもいたので、誰もあたしのことなど気に留めていなかった。(自)
July 6, 2025 at 1:49 AM
メモ:
「とっぽい」は、主に昭和時代に使われた俗語で、生意気で、キザで、不良じみたかっこよさを指す言葉です。また、抜け目がない、ずる賢いという意味合いで使われることもあります。
July 6, 2025 at 1:48 AM
わたしが30になってもぶざまに夢を追って成果を出したり出さなかったり、その過程をつまびらかに実況中継していることが、誰かの背中を後押ししていたら嬉しいけど、いつもうっすらと、恥ずかしい 結果の報告に関しては、始めたからにはみんなもしまいまでみたいんかなっていうサービス精神で続けている…
July 4, 2025 at 2:23 AM
7ちゃんは人を打ちのめす文章を書きますね、と大学時代の文芸部の先輩に言われたことを思いだした まるくなったというか商業主義に走り過ぎるのも考え物だな…
July 3, 2025 at 1:45 PM
どれだけ澄鈴が熱っぽく訴えかけても、どこか先輩の反応はうつろで、風に吹かれる洗濯物のようにどこか力なかった。(自)
July 3, 2025 at 10:31 AM
先輩の表情はわくわくしているというよりも、お墓参りに行く前のおとなのようにひそやかだったから何も言わないでいた。(自)
July 3, 2025 at 10:30 AM
冷静にこれまでの進捗をみるに、32~33歳で賞獲るような予感がある、もっと早く獲りたいけど、獲ったら獲る前に戻れないのであせってはならぬ 

今はアンチエイジングしてたくさん四股を踏んで準備する時間 20代はいろんな人と比較しては僻んで落ち込むことの繰り返しだったけど、今は僻まれる側になりつつあるんだな と大学時代の文芸部の同窓会に出席して考えた
June 24, 2025 at 9:09 AM
憧れのタイトル 井上荒野「悪い恋人」「それを愛とまちがえるから」「もう二度と食べたくないあまいもの」「その話は今日はやめておきましょう」山内マリコ「あたしたちよくやってる」「ここは退屈迎えにきて」朝井リョウ「どうしても生きてる」「少女は卒業しない」「正欲」角田光代「対岸の彼女」「八日目の蝉」、井上荒野のタイトルのセンス、すごい
June 22, 2025 at 7:45 AM