yhc00121
banner
yhc00121.bsky.social
yhc00121
@yhc00121.bsky.social
貨幣収集の趣味を拗らせて同人誌を作成しています。
http://www.guinea-sovereign-shillings.org/
https://yhc00121.booth.pm
Member of Japan Numismatic Society (JNS).
Britain, Spain, Portugal, Netherlands and Japan coins.
地域別に見ると旧共産圏、および海洋諸国などに偏在していますがヴァチカン、ドイツ、イタリアなども長年に亘って発行しています。
基本的には気に入ったデザインで選んでいますが、小額面貨を収集するにあたり状態は厳選、統一感ある収集を目指すとある収納時にとても映えます。
この例では紙製ホルダーに納め、アルバムに収納して管理しています。
・フランス領1フランアルミ貨 頭像・小文字
+収納場所が他になかったので試鋳貨 ESSAI も
・フランス領1フランアルミ貨 頭像・大文字
・フランス領1フランアルミ貨 座像
・西アフリカ諸国1フランアルミ貨
February 13, 2024 at 1:33 PM
貨幣の歴史を紐解けば、純粋なアルミニウム素材の貨幣が模索されるのは 19世紀前半、幾つかの国で試鋳されます。
通用貨に採用されるのは 19世紀後半。
小額貨に使われインフレの波を超えられず、多くの国では単年度。あるいは数度の発行を以て途絶えてしまいます。例外はあるものの全体的に見れば 1枚 100円から 2000円もすれば高いと感じることでしょう。他素材の硬貨に負けず素敵なものが多くあり選び放題。発行時期の短い国や地域によっては年銘別だって夢ではありません。まあ、ここまでなら青銅貨、白銅貨、バイメタル貨など何でも良いでしょう。
February 13, 2024 at 1:02 PM
趣味として収集を楽しみながら目標とする希少品の登場をじっと待つ Hi-Low Mix な戦略。これを意識して収集していますが貨幣収集は金貨や銀貨、その対象によって価格帯はまさにピンキリ。
高価 High price なものじゃなければ楽しめないか?と言えばそんなこともなく、価格差が1000倍だとしても楽しさはそこまで変わりません。安価 Low price なものにも楽しめるものは色々あり、年代や地域、状態や素材などの何を重視するかで収集対象は変わってきます。
予算が潤沢ならば迷う必要はありません。何も気にすることなく我が道を行きましょう。
February 13, 2024 at 9:32 AM
ここ数年で国内でも日用品の何れも単位量あたりの価格があがりました。貨幣収集では何年も前からこの傾向にあり、新たに参入される方も増えているようで、最近は事前の想定を上回るものが多くなりました。金貨や銀貨、特に人気の集中しがちなものを集めよるのは予算的にも難易度的にもなかなか大変です。
この 30年近く、特に貴金属地金に連動する形で取引価格は右肩上がりで推移しています。今後もそうであるか未来のことは誰にも分かりませんが、ひとつ言えるのは予算額が同じなら昔に比べて入手できる枚数はそれだけ減ったということです。長期間に亘って収集している方は実感されているはずです。
February 13, 2024 at 9:27 AM
貨幣には国や地域、年代別にカタログや専門書が存在します。カタログは高いからいらない?好きにしてください。
それは海図なしに出航するようなもので、浅くやる程度なら良いかもしれませんが多額の予算を必要とするものに手を出そうとするなら、金貨1枚くらいの予算を割いたとしても万難を排して入手に努めるべきです。
毎年刊行されるカタログにある評価額は Coins of England にしても半年の差があるので目安でしかありません。それに貨幣カタログを見て気に入ったものが欲しくなると思いますが、評価額は入手の容易さを現わしている訳でないことにも注意が必要です。
February 13, 2024 at 9:24 AM
グレーディングなんて自分には無理だ?
でもよく考えてみてください。取引価格がどうであれ彫刻が施された貨幣極印が判子のように押された金属板に他なりません。いきなり金貨の見極めを目指さずに銀貨や銅貨。
もっと究極的なことを言えば、磨耗状態を判断するための練習はお財布にある硬貨でも十分です。
その後は看破したい硬貨の未使用と磨耗の変化による特徴の「差分」を身に付けるだけ。
どれくらいの期間で看破できるようになのか?
向き不向きの個人差があるので一概には言えませんが 「一万時間の法則」 が割と当てはまるような気もします。少なくとも年単位と思ってください。
February 8, 2024 at 2:23 PM
グレーディング?そんなのはスラブに任せてしまえばよい。まあ、その考え方もひとつの手ですね。
鑑定会社によるスラブは、誤判定に対して申請時の区分に応じた補償額が定められており Webページにもその旨が記載されています。知らない?ぜひ読みましょう。
仮に疑念があれば売買履歴を遡って「申請者」に協力をお願いするという流れになりますが——実際問題としてやれますかね?
厳密な判定は難しいにしてもある程度、昔ながらの区分による磨耗状態判定くらいは研鑽を積んで自分で看破できるようにならないと、とする理由はここにあります。
February 8, 2024 at 2:18 PM
・製造直後の極印、つまり未使用貨の特徴を知る。
・磨耗の変化、未使用から磨り減る過程を知る。
・グレーディング、格付けにおける閾値を知る。
+各鑑定会社のスラブ格付けの特徴。
独力でグレーディングを習得しようとする場合、漫然と貨幣を眺めているだけでは習得できません。抑えるべきポイントはこの 3+1 を常に意識しておきましょう。
習得したいものと同じものを磨耗度別に集めておくのが理想ですが、この数年は何でも高価になり、昔の価格帯を知っていると手が出せる物が少なくなりました。高額なものではそう簡単に揃えるという訳にもいきません。
February 8, 2024 at 1:55 PM
鑑定会社のスラブに封入してもらうには最低数千円かかるので、余程の理由がなければ安価なものを入れない傾向にあります。
スラブに封入されたものじゃないと不安だという方もいるでしょう。その気持ちは良く分かります。趣味としての貨幣収集を 「もっと手軽に」 楽しみたいなら安価でスラブに封入されてないものを対象にすることになるでしょう。
そうなると必然的に手軽に楽しめるものは磨耗状態を自分で看破できないとなりませんが、その習得には幾つかのコツがあります。
February 8, 2024 at 1:22 PM
鑑定会社が提供する洗浄サービスをやったら 「Cleaned」 ですよね?ダブルスタンダードじゃないの?
MS70 で集める?いいですね。将来的に曇りが生じるかもしれませんけど——金貨には赤い金錆、レッドスポット、新規発行の銀貨では白いミルクスポットが浮かぶこともあるでしょう。
人のやることですからミスは付きもの、ラベル記載ミスなんかは割とあります。意地悪な例をあげましたが時期によっては判定度合いにブレもあるので、どの時期の MS63 は別の時期だと MSxx くらいなどのキャリブレーションは欠かせません。
February 8, 2024 at 1:20 PM
磨耗状態は取引価格に直結するので、スラブは磨耗状態に不慣れでまだ自分で判別できない方にとっては安心なものです。
長年の研鑽を積んだ業者や収集家は自分で判断することができますが、磨耗状態は彫刻の何%が失われたかを測るので経験の違いにって同じ物を見ても意見のずれが生じたりする場合があります。スラブは個人差による磨耗度合いの判断の差を平準化するものなので良い面ばかりに思えますが、コインの裏表のように悪い面もあります。
February 8, 2024 at 1:16 PM
おいおい金貨ばかり集めておいて何を言っているんだ?と思われるかもしれませんが、それは最低でも地金価値は残るという理由に他なりません。
8万枚くらい金貨を集めたいですけれど、現在の地金価格では夢のまたゆめ——というのはさておき 「使えるお金を使えないお金に交換」 している訳ですからリスクヘッジを常に頭の片隅に置いておくべきでしょう。
ひとつ言えるのはスプレッド幅は大きすぎて投資と捉えるにはリスクが高いので、繰り返しになりますが始めるなら熱くなり過ぎず「趣味」としてやりましょう。
February 8, 2024 at 1:11 PM
貨幣収集を投資と考えて儲かるのか?でやるとまず失敗します。古銭には希少で高価なものもありますが、過去にはそうでもないのに特別感を煽って相場の数倍で販売している業者が出てきては消えています。厄介な問題ですが、いずれも無知と欲につけこんでいる点で共通します。
価値がゼロになる趣味に比べると現物が残るという点くらいと捉えて、手の出せる範囲で好きなものを好きに楽しむ 「趣味」 に留めましょう。
February 8, 2024 at 1:10 PM
12年前に制作した同人誌 「英国貨幣収集の楽しみ —収集におけるPDCAサイクルとその実践—」 初心者の状態から収集を始めるにあたって知っておくべき用語、用品や事柄などを整理したものですが、当時に比べてガラッと変わった現在の収集環境に合わなくなったので廃判しました。
あの頃に比べるとネットで閲覧できる情報が各段に増えているので基本的な事柄はさておき、英国貨に限定せずに手直しするならば?という観点で綴っていきます。
February 8, 2024 at 7:02 AM