卒業研究で扱おうとしているのは金唐革紙というもので、写真は旧岩崎邸庭園で今展示されているもの。金唐紙研究所が作成した、東京芸術劇場の天井を飾っている図柄らしい。とにかくため息が出るほど美しい。平安時代の料紙装飾のようでもあり西洋の壁紙のようでもあり。これ、東京の工芸品としてのポテンシャルが高そうで、明治時代以降の洋館復元以外に、ホテルのスイートルームを飾ったりもしている。復興させた人が今年亡くなってお孫さんが継いで、新しい試みがなされるんじゃないかと思うところ。

都内9文化庭園巡りの一つ、旧岩崎邸庭園@湯島に行ってきた。この晴天☀️猛暑の中だと、駅近で邸内中心に見回れるここが良さそうだったし、実際とても良かった。財閥系の豪華すぎる洋館は海外旅行の気分にさせてくれたし、続きの和室は京都に行った気になる。しかも深緑豊かで人も少ない庭園を存分に散策できた。さらに和室では、冷抹茶と和菓子（青梅）を堪能。湯島天神などには寄らなかったから、また行きたい。

先日、母と一緒に伊豆へ行ってきた。河津桜はまだあまり咲いていなかったが、菜の花やら温室のカーネーションやらを見る。母はいろいろな所に旅行へ行きたいのだけれども、一人ではやはり足がままならないからと、娘の私についてきてほしい。私もできるだけお供しようと思う。

ようやく新宿のカナレット展を見てきた。「映え」を手元に置きたい、そしてみんなと共有したいというのは古今変わらないのだなぁ、と「映えの絵」を撮って更なる「映え写真」を作っていきながら思ったのだった。あと、話には聞いていた「『ひまわり』は見ましたか？」の連打には笑った。

歴史の教科書に載っていた部分を見ただけで、本阿弥光悦の書は好きじゃないとか思っていたが、ゆったりした装飾的な書風から、ガチに楷書〜草書へと移ろう写経まで、その文字の美しさはまさに天才だった。…何が書かれているのかは全然読めないけどw

会期末に近くなってなんとか間に合ったよ。国立西洋美術館。

はいさー