「いや、私も触れてこなかったが...まあ、私達は死んだものどうし。時間は無限にある。たまには“回り道”をしてみるのもいいんじゃないか?」
みたいな感じで雰囲気もへったくれもない議論の末始めてほしい...
「いや、私も触れてこなかったが...まあ、私達は死んだものどうし。時間は無限にある。たまには“回り道”をしてみるのもいいんじゃないか?」
みたいな感じで雰囲気もへったくれもない議論の末始めてほしい...
VEN×GENは夜の海で邪魔な服を脱いで潜って探索して...海から引っ張り上げる瞬間に押し倒して...ボートの上で「ひっくり返っちまうだろうが...」とか言いながら...
MCR×MINはお酒を酌み交わしながら20世紀の事をMCRが語ってるんだけど、「20世紀には”そういうこと“もここまで進んでるんだぜ?」と言いながら...
SOV×YUGは堕落として嫌悪していたのをこの世界なら...みたいな感じで始めて欲しい...
VEN×GENは夜の海で邪魔な服を脱いで潜って探索して...海から引っ張り上げる瞬間に押し倒して...ボートの上で「ひっくり返っちまうだろうが...」とか言いながら...
MCR×MINはお酒を酌み交わしながら20世紀の事をMCRが語ってるんだけど、「20世紀には”そういうこと“もここまで進んでるんだぜ?」と言いながら...
SOV×YUGは堕落として嫌悪していたのをこの世界なら...みたいな感じで始めて欲しい...
傍らには自ら作ったROM像。大理石で、傷一つなく、美しく。
誰もいない広間でその像に頬をすり寄せ、
「見て、姉さま。私、あのときより美しくなったでしょう?」って囁く。
でも像は何も言わない。ただ沈黙のまま微笑んでる。それが彼女には堪らない。だって否定されないから。自分は間違っていないと思えるから。姉さまが望んでいることだと信じ込めるから。だからキスする。抱きしめる。像に。
傍らには自ら作ったROM像。大理石で、傷一つなく、美しく。
誰もいない広間でその像に頬をすり寄せ、
「見て、姉さま。私、あのときより美しくなったでしょう?」って囁く。
でも像は何も言わない。ただ沈黙のまま微笑んでる。それが彼女には堪らない。だって否定されないから。自分は間違っていないと思えるから。姉さまが望んでいることだと信じ込めるから。だからキスする。抱きしめる。像に。
SLOVはマグカップの縁に唇を寄せるふりをして、BOMの背中を盗み見た。
キッチンで水道の音がする。コップを洗っているのか、それともただ流しているだけか、私にはもう判別がつかない。
「……ねえ」
久しぶりに言葉を出したら、声が自分のものじゃないみたいだった。
彼女は少し間をおいて、振り返らずに「なに」とだけ返した。
その声に感情はなかった。でも、それが今の私たちにとっては、いちばん優しい形の返答だった。
「私たち、少し……言葉を使いすぎたね」
「……うん」
結婚晩期はこんな感じであってほしい。
SLOVはマグカップの縁に唇を寄せるふりをして、BOMの背中を盗み見た。
キッチンで水道の音がする。コップを洗っているのか、それともただ流しているだけか、私にはもう判別がつかない。
「……ねえ」
久しぶりに言葉を出したら、声が自分のものじゃないみたいだった。
彼女は少し間をおいて、振り返らずに「なに」とだけ返した。
その声に感情はなかった。でも、それが今の私たちにとっては、いちばん優しい形の返答だった。
「私たち、少し……言葉を使いすぎたね」
「……うん」
結婚晩期はこんな感じであってほしい。