今年の博物館初めは大倉集古館の志村ふくみ展
草木染めの紬の人間国宝で、この色合いと風合いは印刷の限界を超えているので、やっぱり行って良かったな〜って
源氏物語とか文学を主題にした作品も多くて、キレイなキモノを眺めるだけでない面白さ
今週末1/19（日）までで、金曜夜は7時までやってるから空いてて狙い目です

東京国立博物館「モダンきもの―名門「大彦」の東京ファッション」で印象に残ったもの
訪問着「海底美観」昭和35年

東京国立博物館のハニワ展の混雑時間回避で本館に行ったら「大彦昭和モダン着物」って特集展示をしていて、これがすごく良かったんです
痴人の愛のナオミちゃんに着せたいような超絶モダンから、いいとこ奥様でも無理なく着られそうなちょい辛モダンまで
この写真は色留袖の「饗宴」で大彦の留袖の代表作らしい

昨日が最終日だった国立新美術館の「田名網敬一 − 記憶の冒険」に滑り込んで
田名網敬一を観た、というより
田名網敬一に浸った、そして溺れた

今年は行けました
奈良国立博物館の正倉院展

日曜美術館だかでやってた魚のガラス細工や聖武天皇が肘置きに使った御軾は復元品も展示されていた
復元品の展示は、技術の継承になるだろうし、観る人も当時の姿を知れるしとても好き

奈良博の向かいにある月日星で、大のお気に入りのお漬物ビュッフェランチしたんだけど、外国の方が激増してて驚いた
お漬物は美味しいですからね

やっと行ってきた国立近代美術館「ハニワと土偶の近代」
一番好きになった作品が、主婦の友社が関東大震災の復興記念で企画制作した「万葉百首 繪歌留多」
絵は安田靱彦、前田青邨、野田九浦、小林古径、平福百穂が各20枚ずつで、詞は尾上紫舟による手刷の木版画ってすごい贅沢
全部見てみたいな

新国立劇場バレエは眠れる森の美女でシーズン開幕

リラの精のヘッドピースがやぼっためのボンネット風から、リラの花を散らしたすっきりデザインになったの、地味にうれしい

なんて細かいことに喜んでますが、バレエ自体も大満足です
都さんが現役の頃に足音がしなくてたまげたものだけど、そんな芸監をいただくと団全体のレベルが上がって、あの人数の森の精の足音がオケを邪魔しないのスゴイ

来週からシュツットも来るし、しばらくバレエ三昧で嬉しいなー

Xとの使い分けをどうするか考えて、あちらは情報収集と情報発信で、こちらは日記ぽく国宝鑑賞の感想とか雑多なことでゆるくいこうかと思ってます
…が、そう決めた途端に忙しくて出掛けられなくなってしまった
少ない外出で、日暮里駅前の談話室でプリンアラモード食べた

11月に六波羅蜜寺で国宝の十一面観音がご開帳される（しかも12年に1度！）から弾丸関西ツアー行くんだけど、京博の法然展とか、奈良博の正倉院展とか、大津市歴博の石山寺展とか、奈良の夜の特別拝観とか、他にも色々色々あって途方に暮れる

写真はいつかの京博の夕暮れ

京都の宇治にある萬福寺の大雄宝殿・法堂・天王殿の３棟が国宝に指定されるようです
むかーし行ったなって写真探したけど、このポップな顔ハメ写真しか見つからなかったよ笑

宇治は光る君効果もあるし、この秋は混みそうですね

大津市歴史博物館「石山寺」展は展示替が多くて、国宝『薫聖経』は前後期で1点ずつ、他4件の国宝は1〜2週間で展示替です
10/12〜20 国宝『史記』
10/22〜11/4 国宝『玉篇』
11/6〜17 国宝『延暦交代式』
11/19〜24 国宝『漢書』
どれも公開が稀なので行ける方はぜひ！

この館は、南に国宝『金堂』のある三井寺、北には三井寺の飛地境内に国宝『新羅善神堂』があり、移動する時の県道には写真の大津絵のパネルがあって楽しいんです

有楽町のピエトロが閉店して数年
いつの間にかラクーアにピエトロがオープンしてました！
ランチセットは、パスタとドリンクをチョイスすると、おかわりOKのサラダとドレッシングセットが付いてきます
おかわりは店員さんがまめに補充してくれるし、やっぱりピエトロのドレッシングは美味しいなぁ

出光美術館の「物、ものを呼ぶ」もいよいよ今週末まで
国宝『伴大納言絵巻』
国宝『手鑑 見努世友』
伴大納言絵巻はチラシ表の上部分で、表情がかわいいのですよ

プライスコレクションも加わって、入口付近の1章は江戸絵画の名品ばかり
その奥の2〜4章は全て国宝と重要文化財ってすごい