ケイゾ〜視点から見ると、せっかく体が良くなって結婚も決まった娘が毒で苦しみ死ぬところ見たんだなと思うとつらい
コユキも先に天国に行かずハクジを待って一緒に地獄に落ちるくらいだから最期までハクジの事を考えながら苦しんで死んだのかもしれない

積み上げた幸せを一気に壊すの鬼すぎる

人間っていいな！と人間って最悪！が同時に来る
ギュタロとウメの回想もそんな感じだった

時々泣くコユキが苦手だった的な事言ってたので、ハクジは何度も自然体でコユキに接した上でたくさん救われてたんじゃないか？
病気は気から、とも言うし、どんどん前向きになれて少しずつ良くなって最終的に花火を一緒に見に行けるほどになった事実が本当にやばい

そして、どう生きていけばいいかわからなったハクジがコユキの好意に気付いて未来の事を考えるのがお互いにとっていい事が重なって生み出した結果だよな…人間っていいな…と思う
そのあとまたしてもハクジは大事なふたりを失ってめちゃくちゃになる　ガチで最悪すぎる
上げて落とすのがうますぎる

コユキは両親からうっすらと未来を諦められており、本人も母の死でそれを嫌というほど感じていたと思う
だから世話をしてくれるハクジもケイゾ〜から言われて渋々世話をしてくれているのでは？とか、ハクジさんもきっと諦めている、私のせいでハクジさんは遊びにも行けないし人の時間を奪っている…とか、きっとネガティブに考えてしまっているから「ごめんなさい」が出てしまうんだと思う

だからハクジの本当になんでもないかのように振る舞う姿とか、来年花火を見に行けばいい、とか当たり前のように言ってくれるの、肌で感じて嬉しくてつい泣いてしまうんだろうな〜と思うだけでこっちまで本当に泣ける
ハクジが鈍感なのもいい

健康だった精神がコユキの看病で病んでケイゾ〜さんにも迷惑がかかって娘を手にかけようとした気持ちが芽生え、自責の念に駆られて死を選んだとしたら結構しっくりくる

ケイゾ〜さんも明るく振る舞ってはいるけど妻が亡くなってコユキも病状はよくならないし諦めてたんだろう
だからコユキにもそれが伝わって、コユキ本人も諦めてしまったのではないのか？

そこに体も心も強いハクジが来て状態が変わったのがいい
ハクジ本人も父を亡くし色々諦めていた人だから、父の代わりに良くしてくれたケイゾ〜と犯罪者だからと変な目で見ないコユキと相性がよかったよね