《これまでテーマ別の記事まとめをしてきたため、クラシック音楽（吹奏楽や合唱を含む）とポピュラー、舞台音楽、演劇などが別々になり、その時々に筆者が接してきた数多くの舞台芸術やライブについて、時代の変化やジャンルの変化がたどれなかったのを、時系列順にまとめ直します。 バブル期とバブル崩壊後の日本の舞台芸術シーンと、その後の２０世紀末、２１世紀のゼロ年代、さらに２０１０年代から最近の令和時代の舞台芸術へ...

クラオタというよりフリーの音楽記者という観点から精力的に取材していった。だが、その成果を記事や本という形でものにするのはやはり困難で、クラシック音楽の取材に投資した金額に対して、リターンは限りなく少なかった。クラシック音楽記者としてギャラをもらえる仕事になったのは、知り合いの出る合唱団のパンフレットの楽曲解説を書いたぐらいが、最大の収入だといえる。クラシック音楽記事は、あまりにも狭い業界で、新たに...