保存性高めようとしたのに末端から崩れていく主が理解出来なくて甕に塩と主を詰めて様子見てたら枯れてしまって悲しくてドロドロになった汚い塩を使って本丸最後の食事を用意して皆で食べながら主との思い出話しを沢山してはいせーの、で刀解して資材を回収に来た政府くん達への返礼品代わりに主が溶けた塩で作ったお漬け物が大量に用意されててほしい

弟くんはこんな風に優しくされた事がなかったから嬉しくて自惚れて恋をしてその刀のためにろくに才能もないのにさにわになろうと夜な夜な勉強してても良いしぼんくら兄がさにわになる前からこんな風に見え見えの下心で近付いてきた人間達をあしらってきてても良いしそんな心が擦り切れている弟くんに本気で恋をしてしまった刀が幾ら想いを伝えようともちっとも伝わらなくて最後は兄と一緒か兄の代わりに黒本丸にしてしまった責任をとって絞首台に上がっていく弟くんを引きとめる事も連れ去る事も出来ずに頭陀袋を被った宙ぶらりんの想い人を見つめる事しか出来ない役立たずな刀くんも見たい

両頬を手のひらで挟んでむにむに捏ねるみたいに撫でてめいっぱい甘やかしたいし桜が散ったら外に放り出して障子を締めたい