ウエダダダ
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ウエダダダ
@uedadadadadada.bsky.social
鑑賞家(DTF派、フランシス・派)
広く浅くやがて深くなこの頃
「Chronique de Jazz
Sunday Afternoon」@8LOUNGEにて久々にSmall Circle of Friendsのライブを。先日出たニューアルバム「SLOW」が余りに良いのでコレは絶対に行かなきゃと藤沢まで遠征。勿論新作中心のセットでGazaを歌った「Right」や先行シングル「足に砂」など。特に「バウムクーヘン」は今一番聴きたい名曲で泣きそうになった。来て良かったぁ。

DJ:George/WARA
      MEGUMUSIX
Live:Small Circle of Friends
October 5, 2025 at 9:30 AM
大河原恵監督「素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる」@ポレポレ東中野
恋とカステラの賞味期限はどうやら同じらしい。執念と妄年。素敵が通り過ぎて行き、またやって来過ぎる。
はやしだみきをはじめとする夢に出て来そうな濃いキャラクターたち。大河原恵とその仲間たちの手作り感が色々と過ぎる純度の高い作品。楽しかった。
October 2, 2025 at 12:27 PM
シアターイメージフォーラムで開催中の「イメージフォーラムフェスティバル2025」にKプロ特集6
シャロン・ロックハート監督「GOSHOGAOKA」鑑賞。
御所ケ丘中学校女子バスケ部の練習風景をフィクスで捉えただけなのに、まるでコンテの新しい群舞を観ているような感じになる。その不思議な様式美の発生に立ち会うユニークな作品。似た様な事を私も中学の部活でやってたな。客観が眼差す事で急に立ち現れるアート。面白かった。
ロビーには恒例の伊藤隆介によるインスタレーションが。今回もギミック満載でハッとしてウケる作品で楽しめた。
October 2, 2025 at 6:21 AM
古澤健監督「ラストムービーPART2」@横浜シネマリン
ハルとアキ、冒険に出て、はなればなれになって、それぞれの映画になって、急にたどり着いてしまう。福間健二の叫びと死に様。合わせ鏡の様な廣田朋菜と指出瑞貴。シネマリンでしか観れない29分の最高なトキメキ。併映作品「生き仏2020」「横浜シネマゾン」も面白かった。
September 29, 2025 at 10:20 AM
デヴィッド・ヘルツォーク・デシテス
監督「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」@横浜シネマリン
アカデミー賞3回受賞。200本以上のサウンドトラックを手がけただけでなく、ピアニスト、指揮者、編曲家、そして歌手としても活動した多才な音楽家の貴重な映像の数々。止まる事なく活動を続けた彼の偉大過ぎるキャリアと晩年の疾走を捉えた作品。ドゥミやロジエの登場に涙。そして人生の幕が降りる直前の圧巻のラストコンサート。その緊張と感動。ハンス・ジマー、モリコーネを超える今年一番号泣したドキュメンタリー。爆音でまた観たい!
September 29, 2025 at 9:58 AM
東白楽にある香港家庭料理の聯和墟(レンワキョ)にて
本日は香煎雞扒飯(チキンステーキご飯)を頂きました。サラダ、スープ付き。ボリューミーでリーズナブル。美味しかった。やっぱりこの店のメニューコンプしたい。好味(ホウメイ)!
September 29, 2025 at 5:58 AM
ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」読了。
ウルスラに始まり豚のしっぽで終わる百年の堂々巡り。繁栄と虐殺、誕生と殺戮、愛欲と呪縛。たくさんのアウレリャノ達によるマジックリアリズム。25年振り位に再読したけど面白さ倍増してた。特にレメディオス(小町娘)が昇天する呆気ない迄の美しさのピーク。これは「族長の秋」も再読しないとな。
September 28, 2025 at 11:03 AM
やなせたかし監督「やさしいライオン」録画鑑賞。
やなせの絵本を手塚治虫製作によりアニメ化。やさしい犬のムクムクに育てられたライオンのブルブルの物語を母親が子供に絵本を読み聞かせする形式でボニージャックスによる歌と共に進行。ルッキズムや文明批判のメッセージも込められた作品。これは深い24分だった。
September 26, 2025 at 3:22 PM
鎌田義孝監督「蘭島行」@ユーロスペース
中年のパンクスと死に損なった謎の女、陽気に振る舞う弟、危篤の母親、
深夜の3×3、波打ち際でダンス。北の街での夜間飛行。少ないセリフと設定で繋ぐ空気感。誰1人余計な事していない。映画に愛される男キム兄が贈るど直球の映画らしい映画。ずっと飲んでる作品でもある。

上映後には鎌田監督、主演の木村知貴さん、輝有子さん、ゲストに堤幸彦監督を迎えてのトーク付き。ポルト映画祭で急接近した堤監督とのエピソードやビールじゃなくて発泡酒に拘った監督の撮影エピソードや主演2人の役作りなどを和気藹々と。ポルトビールのスーパーボックが飲みたくなった。
September 22, 2025 at 1:36 PM
ウェス・アンダーソン監督「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」@TOHOシネマズ新宿
神なき裏切りと狂気の世界でのサバイバルから家族の再生という完璧な帰結。美術、構図も緻密で構成もシンプル。期待してなかった分楽しめたが何故か腑に落ちない作品。暴力と父性の終焉という願いが込められていると受け取りたい。ベニチオが三國連太郎に見えて仕方なかった。
登場したアクセサリーや絵画は全て本物を使用しているそうだが全体的に「ウォレスとグルミット」みたいだからな。完璧が過ぎるとそうなるのかな。
September 22, 2025 at 8:53 AM
その後は渋谷の無機質カフェのカフェモノクロームへ。
ウェス・アンダーソンの新作映画「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」とのコラボドリンクを。「サタおま」コラボ飲み逃したので今回は予約入れて早めにゲット。プレッツェルがいい仕事してました。映画はあんまり期待してないけど一応明日観る予定。
September 21, 2025 at 8:14 AM
川上泰徳監督「壁の外側と内側 パレスチナ・イスラエル取材記」@ユーロスペース
2月にツオモリリ書店にて自主編集版を観たが再編集されより内容が明確になっていた。
中東ジャーナリスト川上がiPhoneで撮影した西岸地区とイスラエルの取材記録。ニュースが伝える非日常ではない私達と地続きの日常を捉えた映像に改めて関心を寄せる事の意味を思った。
上映後には川上監督と哲学者の永井玲衣さんによるトーク付。
作品の中で印象的だった洞窟住居にバラの花を飾る女性の豊かさから展開。イスラエルと日本との類似性。日常を伝える事の意義。対話を繰り返す事で獲得する信頼など。殺伐さが加速する世界で疲弊気味の心に色々と刺さった
September 21, 2025 at 7:42 AM
チョン・セラン「私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯」読了。
様々な媒体に寄稿した掌篇小説集。ジャンルを軽やかに横断したシンプルでユーモラスでウィットに富んだ掌篇はどれも楽しく素晴らしくすっかり虜になった。厳しい時代に優しさで抗うような、何度か登場する人物のアラによって一本の作品としても楽しめた。
September 20, 2025 at 7:07 AM
大西諒監督「はこぶね」@シアターギルド代官山
視力を失った西村の元に中学時代の同級生が訪れる。寂れゆく町と人。その先の生き方。見えなくなった事で見えてくるものがある。廃れた漁港を舞台に人生に訪れる何度目かの停滞と再出発を描いた佳作。
この作品観るのは2回目だが、ヘッドフォンで映画を観るのは初。映像よりも僅かな音に敏感に体が反応して西村の感覚を追体験。実は本作はこの劇場に向いていた事を知れた。
終演後には主演のキム兄(木村知貴)による舞台挨拶もありロビーに監督も来てた。しかしオシャレなシアターだったな。
September 18, 2025 at 9:57 AM
エナ・センディヤレヴィッチ監督「テイク・ミー・サムウェア・ナイス」@イメフォ
無防備で隙だらけのオランダ娘が父の祖国ボスニアへお見舞いの一人旅。スタイリッシュな映像とジャームッシュ的オフビート。それで最後はアメリカンニューシネマなエンディング。これ全部夢だろ、と思わせるボンヤリとした作品。全然悪くは無いけど思ってたのと違ったな。
September 18, 2025 at 6:44 AM
Horsegirl Japan Tour 2025 @LIQUIDROOM
SLITSからの女パンクの流れを継承する馬娘たちのワンマン。予想以上にタフで引き締まった演奏ぶりに思わず父性が爆発。自分の老齢ぶりを嘆き乍も最高のパフォーマンスを存分に堪能した。彼女たちの伸び代ハンパないな。今後の活躍に更なる期待が高まるライヴだった。
September 17, 2025 at 12:35 PM
「ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」@東京都写真美術館
展覧会史上嘗てない暗さでお届けするコスタワールド。フォンタイーニャスの暗闇がヴァンダの部屋がコロッサル・ユースがホース・マネーが目の前で展開される没入感。映画よりもこっちの方が断然良い。迷い込む様に吸い込まれずっと居たくなった。
September 17, 2025 at 8:39 AM
ヤニック・ベロン監督「永遠は、もうない」@日仏学院
死んだ俳優のオークション。かつて彼女のそばにいつも居たビュル・オジエが巡る追憶のセンチメンタルウォーク。写真ハガキが語る物語。いつか廃棄される物質。忘れ去られ追加される時間と愛を現在に固定しようと試みた作品。フェルトのラマを落札したかった。
上映後には字幕翻訳と作品選定の竹内航汰さんによるトーク付。作家主義批判のジュヌヴィエーヴ・セリエ本の紹介、母ドニーズと彼女から引き継いだヤニックのキャリア。本特集の趣旨についてなど。リュミエールから始まる映画史をアリス・ギイから始まる映画史に書き換えたいと思ってる私には最高のプログラムだった。
September 15, 2025 at 9:19 AM
植本一子「ここは安心安全な場所」読了。
遠野のとある場所。馬たちが役割を持たないただの馬として居る場所。その場所では自己紹介をしないワークショップが行われる。喧騒と肩書きから解放された場所で1人きりの自分と向き合う。しぃーんとしてきぃーんとした空気感が行間から立ち上り、そこから馬の足音が静かに聞こえて来る珠玉のエッセイ。
September 13, 2025 at 11:08 AM
マノエル・ド・オリヴェイラ監督「カニバイシュ」@目黒シネマ
豪華絢爛な舞踏会。謎の子爵と彼に恋した女性と振られた貴族の緊張感とその後に訪れる壮絶な破綻。血塗れと失笑のオペレッタ。全てのセリフを歌で説明することで生じる間延び感とダラダラとした大団円で何だったんだよと呆然とさせる怪作。
September 12, 2025 at 12:06 PM
マノエル・ド・オリヴェイラ監督「訪問、あるいは記憶、そして告白」@目黒シネマ
死を意識して自身の半生を振り返る様な内容でオリヴェイラが死後の公開を望んだ作品だが、作り終えてから33年も現役バリバリでいたのでなんだろうって感じになるドキュメンタリー。花を摘む奥さんの映像が鮮烈で良かった。
September 12, 2025 at 12:04 PM
レベッカ・ズロトヴスキ監督「わがままなヴァカンス」@日仏学院
ザイア・ドゥハールのわがままな肢体、豪華なクルーズ、富裕層たち。余りの自分との関係なさにどうでも良いやと眺めていたが、ネイマがフィリップに別れを告げる朝のシーンが素晴らしく、この瞬間を刻む為の作品だったのかと思うと急激に愛おしくなった。CHANELのバッグもあんなに可愛く思えた事は初めてだったし、良作だったな。
フィリップ(ブノワ・マジメル)みたいな紳士になれるものならなりたいよ。
September 11, 2025 at 1:30 PM
シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ監督「恋するアナイス」@日仏学院
最初から全力で走りまくり、自分のペースでズンズンと人生を切り開いていくアナイスの何者でもない事の無敵感。野生的でスポンティニアスな忠実な欲望。物語の結末さえ振り切ってしまう様なエンディングも最高でアナイスにエミリーに作品自体にこちらも恋してしまった。
上映後には、シャルリーヌ監督リモート登壇によるトーク付き。アナイスやエミリーのキャラクター像とキャスティング、浜辺のシーンやラストシーンの撮影意図について、影響を受けた作品や次回作についてなどたっぷり伺えた。絶対に新作で来日して欲しいな。
September 11, 2025 at 1:29 PM
気分良かったので「泰陽飯店」で一人飲みして来た。
September 10, 2025 at 1:16 PM
「kOe」vol.19@水性
yk(Hello1103) (弾き語り)
西山友貴(ダンサー)
中野渡拓実(ドラマー・即興演奏家)
米澤一平 (タップダンサー・場づくり)
このメンツが一同に会して面白くないわけがない。水性というロケーションを活かしまくった場の空気とムードに対するリアクションとレスポンスによる純粋即興。その一回性にときめいた。カナキティによるオープニングトークも良かった。
September 10, 2025 at 12:52 PM